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20181021Y_0

2018/10/21
SYSTEM
02:11:18
 様が入室しました。
SYSTEM
02:11:26
 様が入室しました。
 
02:12:58
何時ですか
1D24 → 6 = 6
02:13:02
はっや
 
02:13:08
はっや
 
02:13:59
SDちゃんでもルシアさんでもいいよこいよ
 
02:14:12
まあルシアでいいだろう。
 
02:14:47
キャラ動かしてから技能考えるでもええんとちゃうか
02:14:50
わからんけど
 
02:15:02
それでもええんやがな。
 
02:15:39
6時ははえーよ…
1D24 → 24 = 24
02:15:44
いやいやいやいや
02:15:47
なんだこいつ…
 
02:15:56
6時でも24時でもどっちでもいいよ
 
02:16:01
常識的な時間出せよ
1D24 → 3 = 3
02:16:14
あのさあ…
02:16:17
15時ね
 
02:16:29
02:18:19
さて、やるか。
02:18:21
 
02:18:22
 
02:18:44
午後3時の〈星の標〉。人の姿はそこそこと言った所だ。
02:19:20
早く戻ってきた冒険者たちが管を巻いていたり、暇を持て余している者たちが昼食の後もずっとだらだらし続けていたりする。
シルヴェ
02:19:58
「――……」特に仕事を請けず、何をするでもなく〈星の標〉の店内で管を巻いていた。特に誰かを待つでもなく、手帳に何かを記すでもなく、ただぼうっとしている。
ルシア
02:21:12
「……ええ、はい。こちらが〈星の標〉です」 ドアベルと共に扉が開かれる。
02:21:46
片手で扉を開いたまま、老夫婦を店内へと招き入れたのは黒い神官服に身を包んだ娘。
02:22:36
「さ、どうぞ。あちらに店主様がいらっしゃいますから、彼にその用紙を見せて差し上げてください」
シルヴェ
02:22:54
聞きなれた、しかし今は聞きたくなかった声が店内に響く。最後に会話した際の事を思い出し、気まずそうにそっと頭を伏せる。
ルシア
02:23:38
老夫婦をそのままカウンターまで案内すると、老夫婦は口々にお礼を述べて、それに対してにこりと微笑みを浮かべて礼をすると、後は店主に任せて後ろに引いた。
02:24:23
「……さて、これで一安心ですね」 後は店主が上手くやってくれるだろう。髪を靡かせながら振り返る。……と、見知った顔を見つけた。
02:25:10
「どうしました、随分呆けた顔をされていますが。何かお悩みがあればお聞きしますよ?」 白々しい――という程ではないが、今のシルヴェにはそう思えるかもしれない言葉を投げる。
シルヴェ
02:25:19
机の上に置かれた珈琲のカップに指が触れ、「あちっ」と声を漏らしながら俯いたままに。
02:26:02
「……何か、用かい」小さく返事はするものの、やはり気まずそうにぶっきらぼうに答えては、ゆっくり顔を上げる
ルシア
02:27:13
「随分覇気のない表情をしていましたので。調子でも悪いのかと声をお掛けした次第です」
シルヴェ
02:28:09
人が多い事に眉を顰め 「別に。……そっちこそ仕事中だろ」
ルシア
02:28:40
「今日の私の勤めは午前中で終わっています」
02:29:00
「今の方々は、街でお困りのようでしたので、お話を伺っただけです」
シルヴェ
02:29:17
「……15時だぞ、今。さっき連れてきたひと、……あっそ」ぐぬ
ルシア
02:29:53
「……やれやれ、あの日からずっとそうして不貞腐れていたのですか、貴方は」
シルヴェ
02:30:28
「……」ふん、と鼻を鳴らし 「誰も腐ってない」
ルシア
02:31:23
「不貞腐れていなければ、そのような態度は取らないでしょう」
シルヴェ
02:31:53
「不貞腐れてなくても取ってんの」
ルシア
02:33:20
「…………」 腕を組み、顎に手を当てて考える。
シルヴェ
02:34:01
「……暇なのか」
ルシア
02:34:49
「そうですね。緊急の依頼でも入らない限りは」 腕組みを解いて、対面の椅子を引いて腰掛けた。
シルヴェ
02:35:27
椅子を引いたのを見て、正気かよという抗議の目線を送り 「何さ」
ルシア
02:36:15
「いえ、先日の私の発言について貴方が思い違いをしているのであれば、弁明はしておくべきかと思いまして」
シルヴェ
02:37:14
「……はあ」
ルシア
02:37:55
「不要だと仰るのならば、何も申しませんが」
シルヴェ
02:38:23
「聞いてから考えるよ。あの日も言ったけど、僕も考えが足りてなかった」
SYSTEM
02:39:06
 様が入室しました。
ルシア
02:39:55
「ええ。売り言葉に買い言葉――私の言葉も、大人げない部分があったと思います」
シルヴェ
02:40:24
「……」大人げない、という単語にあからさまに反応しつつ、続きを待つ
ルシア
02:42:09
「貴方の種族を貶しめるような言葉を述べた事は、謝罪しましょう。申し訳ございませんでした」
シルヴェ
02:43:13
「いいよ。僕だって、考えが足りてない事を言ったし」謝られるとちょっと気持ち悪そうに
ルシア
02:43:58
「……何ですか、その顔は」
シルヴェ
02:45:00
「……なんでもないけど。それを言いに来たの?」ほんとに暇なのか…?
クラウディア
02:45:06
からんころーん と入ってきたいつもの不健康そうな銀髪。空いてる席は……と見回し、まあ都合的に君達のところなんだなぁ。ため息をつく
シルヴェ
02:46:07
「……や」溜息をついたクラウディアに会釈して返し
ルシア
02:46:40
「浮かない顔で管を巻いている貴方を見かけたから、ですけれどね」
02:46:46
「どうも」
シルヴェ
02:47:28
「僕だって休みたいときはあるんだよ」
クラウディア
02:48:18
「こんにちは、席、あいてないから、座るわよ」
ルシア
02:48:38
「構いません。私は長居するつもりはありませんから」
クラウディア
02:49:10
「ん。そうなの」
ルシア
02:49:14
「言いたい事は既に言いましたしね。……まったく響いていないようで残念ですが」
クラウディア
02:49:49
「なに、喧嘩でも……は、ないわね。貴女に限っては」
シルヴェ
02:49:56
「ん、了解。……響いていない、ってもな」んー、と頭をかき、その拍子に特に隠してもない角が普通に見えるぞ
クラウディア
02:50:40
珈琲を頼みつつ、椅子にもたれる
ルシア
02:50:59
「あり得ませんね」 私は調和を司る神の信徒やぞ。
クラウディア
02:52:04
「ふむ……」 二人を比べ見て 「なるほど」
シルヴェ
02:52:13
「……ん?」
ルシア
02:52:28
「何か?」
クラウディア
02:52:59
「いえ、前後の会話から事情を推察してみただけよ。確かめる気もないから、言うつもりもないわ」
ルシア
02:53:36
「私の以前の発言が、彼を傷つけてしまったようでしてね」
02:53:49
「浅慮であったと謝罪を申し上げた所だったのです」
シルヴェ
02:53:52
「…そっか」 「いや、だからその話はもう終わりでいいって……!」
クラウディア
02:55:45
「ええ、まあ、なんとはなしに」 そういう類の話なんだろうなとは
ルシア
02:57:03
「とはいえ、彼の心の不安、疑念を取り除くには至らなかったのは、私の不徳でしょう」
シルヴェ
02:57:12
「……そっちだって、もう気にしてないだろ?」さっき謝ってくれたのは確り聞いたって…
クラウディア
02:57:53
「………」 やれやれ 小首を傾げると、ポーチをがさごそ
ルシア
02:58:20
「私はもとより、然程気にしてはいませんでしたよ」
02:58:40
「謂れのない批判、罵倒には慣れていますからね」
クラウディア
02:59:33
「始祖神神官が罵倒されるもの?意外ね」  取り出しました。煙管ちゃん 「煙草、吸うわよ」
シルヴェ
02:59:58
「……」「……僕こそ何も知らないのに言って悪かったよ、ごめん」
03:00:11
クラウディアには頷いておく
ルシア
03:01:33
「よくありますよ。逼迫した状態の村を訪れた時などは、実際に村の力となれるまでの間は聞こえの悪い言葉を言われる事も多いです」
03:02:02
煙管に対しては手で軽く「どうぞ」と示して。
03:02:23
「気にしていない、と言ったばかりでしょう。謝罪はあの時にもいただきましたしね」
クラウディア
03:03:24
「ああ、外回りにはよくある事ね。切迫していれば、説法よりもパンが欲しい、と」 やる気無さそうに火を付けた 深々と吸い込み、はーと吐く。一応配慮してるんだかしてないんだか、煙は別の方向に 
シルヴェ
03:03:59
「……僕の整理だよ」 「神官、なあ」
ルシア
03:04:18
「言葉で心を救う事は出来ても、身体は救えませんから、ね」
03:05:19
「まだ神官という存在が掴めませんか?」
クラウディア
03:05:32
「神官に限らず、救いを説くものなら誰しも通る道だわ」 珈琲のんで、煙草すって、こめかみの辺りをぐりぐり
03:05:57
「はぁ……不味」
シルヴェ
03:06:13
「いや。それはもう二人に教えて貰ったし、何人か見てるから理解はしてる。……してるけど、そうまでするのはわからない、ってくらい」
03:06:23
「…まずいならやめておいたらいいんじゃないの」
ルシア
03:06:24
「……自らその組み合わせにしておいて、その言葉はどうかと思いますが」 >クラウディア
03:06:58
「何故神の教えに従い、人の為に尽くすのかが分からない、ということですか?」
クラウディア
03:07:29
「特別不味い葉なのよ。癖でね。少しは頭が冴えるわ」
シルヴェ
03:08:06
「尽くす理由……っていうか、そこまで身を削れるのか、っていうか。 ……まあ、頭を動かすには良いと思うけど」
ルシア
03:09:41
「その先に、喜びが得られるからですよ」
03:11:27
「神の声を聞き、その力を借り受け、人を救済する。その方々が笑顔を見せ、お礼を言ってくだされば、私も幸福を感じられる」
クラウディア
03:11:49
「────」 目を閉じて、紫煙をひと吐き。ルシアの言葉には、ごく僅かにだが頷いた様だ
シルヴェ
03:11:53
「……クラウディアも?」
03:12:19
「……人の為、かあ」
ルシア
03:12:57
「それが全てとは言いませんが、そのような気持ちが大きいですね」 少なくとも自分にとっては。
クラウディア
03:13:22
「私の場合は、知を求めることが主だけれど、まあ、行き着く先は同じではあるのかしらね」
ルシア
03:13:51
「知識を求め、得た先に何を為すかを考えればそうでしょう」
シルヴェ
03:14:14
「僕は自分の事で精一杯なんだけどな」周りの為にって動ける神官は凄いと思うよ、と付け加えつつ、珈琲に砂糖を落とす。
ルシア
03:14:16
「そんな立場の私からすれば――貴方の方こそ疑問です、シルヴェストロさん」
シルヴェ
03:14:30
「うん?」
ルシア
03:15:00
「私は私の幸福にも繋がると言いましたが、先日話を聞いた限りでは貴方は違うでしょう」
03:15:40
「記憶を取り戻したのならば、貴方は元の持ち主に身体を明け渡すつもりだと言った。その先には貴方の幸福どころか、意思もない」
03:16:04
「我々神官より、余程他人の為の考えだと思いますが」
シルヴェ
03:16:35
「だって、元々の持ち主に返さなきゃいけないって、そこに僕の意志は関係ないじゃないか」
クラウディア
03:16:49
「まあ、考えようによっては自己犠牲の極地ね。考えなくてもか。文字通りだもの」
シルヴェ
03:17:06
「借りたものは返すのが正しいことだからね」
ルシア
03:18:15
「重症ですね」
クラウディア
03:18:15
「誰かにそう教わったの?」
03:18:41
「今のところ、つける薬がないわ」
シルヴェ
03:19:08
「僕がそう思っただけだよ。元々の奴を待ってる人だってどこかにいるかもしれないなら、戻してやらなきゃ」
クラウディア
03:20:16
「それに対する私の意見は既に述べたわね。二度言うことでもないのだけれど
03:20:18
ルシア
03:20:22
「先の私の話を用いれば――自分の意志なんて関係なく、神様から力を借りているから人に奉仕しなきゃ、と言っているようなものです」
03:21:11
「私より余程他人の理解を得られない生き方でしょうね」
シルヴェ
03:21:30
クラウディアには頷いて 「僕は奪っているから、返そうって話だよ。二人みたいに、他人を救える訳でもないからね」
クラウディア
03:22:17
「これに関しては曲げないのよね」 肩を落とし
ルシア
03:22:28
「……ああ」
03:23:15
「得心がいきました。何故先日、私はあのようならしくない嫌味を言ってしまう程に憤ったのか」
シルヴェ
03:23:15
「僕になってからできるようになった事なんて、人殺しくらいだからね。それなら、さっさと死んで、返した方がいい。……と、思う」
クラウディア
03:23:33
腰をずらして少しだらしない格好で、天井を向いて煙を吐き出す
シルヴェ
03:23:58
クラウディアから視線を外した>だらしない
クラウディア
03:26:40
「あら、自分の心が少し理解できた?良いことだわ」横目でルシアに
シルヴェ
03:27:02
「……なんで?」>ルシア
ルシア
03:27:19
クラウディアの言葉にはふ、と小さく笑いつつ
03:27:36
「貴方が、過剰に自分自身を卑下しているからですよ」
シルヴェ
03:28:02
数秒逡巡してから 「そう?」>クラウディア
ルシア
03:28:21
「そこまで自分を低く見ている者に、信仰心を“下らない”など表現されて私も冷静でいられなかったのでしょう」
03:28:59
「加えて……卑下している割には、己の種族を貶される事には過敏な反応を見せる」
03:30:31
「その歪な心の有り様にも、納得の行っていない部分があったのだと思います」
シルヴェ
03:30:39
「信仰の為に自分を犠牲にするのは、まあまだ頷けないけど」
クラウディア
03:30:47
「───そうね。それは思ったわ。どうせ返すのなら、気にしなくても良いのに。卑下する割には、意固地なところがある、かしらね」
シルヴェ
03:31:32
「なりたくてなった訳じゃない事を理由に、それもただ気味が悪いからって差別されることにはそりゃあ怒るよ」
03:32:25
「…意固地…いびつ……」
ルシア
03:32:49
「……ひとつ問いましょう」
03:33:04
「貴方は、その肉体を奪いたくて奪ったのですか?」
シルヴェ
03:33:22
「いいや。気付いたらこうなっていた、だけだよ」
クラウディア
03:33:58
カン、と灰皿に燃え殻を落として、新しい葉に火をつける
シルヴェ
03:34:13
ちょっとびっくりした。
ルシア
03:34:36
「であれば、奪ったという表現は適切ではないでしょう。返さなければいけない、という意識も正しいとは限らない」
シルヴェ
03:35:41
「元の奴だって、望んで手放した訳じゃないだろう?」
ルシア
03:35:45
「貴方の言葉を借りれば、貴方はなりたくてそうなった訳ではない事を理由に、自分で自分を差別しているようなものですよ」
03:36:16
「いいえ、それは本人に聞かなければ分かりませんよ」
シルヴェ
03:36:29
「……」ぐう。 「それとこれとは話が違う、んじゃない…か……」うーん
クラウディア
03:37:01
「………ああ」 虚ろな目を向けた
ルシア
03:37:52
「自分を犠牲にするということは、引いては自分を卑下、取るに足らないものだと差別しているようなものでしょう」 あえて適切とは言い切れない差別という表現を使い続けて。
03:39:04
「元の身体の持ち主の心さえ、貴方の推測でしかないのに、まるでそうであるかのように断定して、それを理由に自分を貶めている」
クラウディア
03:40:52
「────」
シルヴェ
03:41:33
「それでも、自分を貶めても、返さなきゃ駄目だ」
ルシア
03:41:46
「――で、あれば」
シルヴェ
03:44:43
「生きなくちゃいけないのは、殺す事しかできない僕じゃなくて、もっとたくさんの事をできたはずの、この体の持ち主の方だと思うから」
クラウディア
03:45:43
「………うん」
ルシア
03:46:04
「――であれば、私は貴方を貶めましょう」 ここで言う貶めるとは、軽蔑する、という意味の貶めるだ。切るべきか迷った言葉を紡ぐ。
クラウディア
03:46:48
「ルシア」
ルシア
03:46:55
「何か」
クラウディア
03:47:36
「どこまでも誠実なのね。貴女」
03:48:10
かぶりをふって立ち上がり、会計置いた
ルシア
03:48:34
「……そのような言葉を今言われるとは思っていませんでしたね」 返す言葉に困ったように、小さく肩を竦めた。
クラウディア
03:50:03
「シルヴェストロ、あなた、女でも抱いたら?」 といって、荷物を片付け始める
シルヴェ
03:50:16
「……」「……?」
03:50:43
「……はあ!?」飛び上がって膝を机に強打するぞ
03:51:05
「な、何で今の話からそうなるんだよ……」
クラウディア
03:51:49
「さぁ、世界が変わる、かも知れないわよ」 表情は変わりません
シルヴェ
03:52:15
「え、ええ……?」
ルシア
03:52:49
「大切なものが出来る、という意味では変化は起こるかもしれませんが……」
シルヴェ
03:53:26
「……そんな相手を作る方が無理だって」びっくりした
クラウディア
03:54:02
「でもまあ、そうするにせよしないにせよ、よく考えなさい」
03:54:51
「彼女にそこまで言わせておいて、自分の意見はこうだから、と思考停止は、私は認めない」
シルヴェ
03:55:04
「……僕は、そんなに間違ってるかな」
クラウディア
03:55:05
「そうじゃないと、怒るわよ」
03:56:16
「詰まらない事で話の腰を折って悪かったわね」 「貴女も、真面目すぎるのは考えものよ」
03:56:40
言いたいことだけ言って、後ろ手にひらひらして去っていきます。
シルヴェ
03:57:12
背中を見送って、ぐったりと背もたれに寄りかかる。
 
03:57:42
すす
SYSTEM
03:57:45
 様が退室しました。
ルシア
03:57:53
「……私はただ自分の気に食わない事を気に食わないと述べただけだったのですがね」
シルヴェ
03:58:41
「大切なものができたら変化が起きる、ねえ」
03:59:05
「気に食わないなら言ってくれて構わないけど」
ルシア
03:59:32
「既に言ったでしょう」
シルヴェ
04:00:53
「大切なものは、まあ」持ちたくはないんだけど、と付け加えて
ルシア
04:02:33
「いずれ消えるつもりならばそうでしょうね」
シルヴェ
04:02:49
「ご明察」
ルシア
04:03:55
「貴方は――……いえ、まぁこれ以上は今は良いでしょう」
シルヴェ
04:04:09
「……いや、逆に気になるから言ってってよ」
ルシア
04:04:15
「私から伝えた所で、きっとこの言葉は届かないでしょうから」
シルヴェ
04:04:53
「いいから」
ルシア
04:06:35
「……」 ひとつ、大きく息を吐いて。 「貴方の言動は、今貴方に関わる全ての人々を軽んじているのと同義です」
04:07:01
「少しでも他人を思いやる心があるのならば、表面上だけでも態度を改めなさい」
シルヴェ
04:07:24
「死ぬことを決めてるから、だっけ」
ルシア
04:08:02
「いかなる事情であれ、自殺幇助など好んでする者は早々いません」
シルヴェ
04:08:51
「…聞きたいんだけど」
ルシア
04:08:57
「何をでしょう」
シルヴェ
04:09:03
「ルシアが今の僕と同じ状況ならどうする?」
ルシア
04:10:16
「私は、一度も死にたいなどと思った事はありません」 死んだ方がマシだと思った経験はあるけれど。
シルヴェ
04:10:39
「自分が誰かの人生を成り代わっていたとしても?」
ルシア
04:11:13
「成り代わっていたとしても、事実として意志はそこにあるのでしょう」
シルヴェ
04:11:24
「そうだね」
ルシア
04:11:46
「ならば、元の持ち主に身体を返したとしても、自分もどうにかこの世にあり続けられる、そんな道を探すでしょうね」
シルヴェ
04:13:01
「……」きょとんとして 「……頭いいな」馬鹿にする様子はないまま、くすくす笑って
04:13:16
「それは――浮かんでなかった」
ルシア
04:13:43
「……貴方、もしかして私が考えている以上に馬鹿なのですか」
シルヴェ
04:14:27
「かもしれない。いやあ、盲点だった」一頻り笑って、ぐでっと俯く
ルシア
04:16:31
「まったく……。そんな簡単な事も考えていなかったとは驚きです」
シルヴェ
04:17:15
「呆れられてそうだ」
ルシア
04:17:29
「言うまでもなく呆れています」
04:18:36
「見つかる、見つからないは私には分かりません。ですが、死に向かうよりは、生の可能性を求めて進む方が、余程有意義でしょう」
シルヴェ
04:19:32
「だろうね。……はあ。怒られたくないし、大事なものでも探そうか」
04:20:00
「……本当に思いつきもしなかったな。記憶を戻して自分もそのままか」
ルシア
04:20:02
「……少しでも前向きになることが出来たのなら、怒られる事はないと思いますがね」
シルヴェ
04:20:31
「突飛な発想を貰ったからね」前向きになるんじゃないか
ルシア
04:21:20
「それは結構」
04:22:34
「……ふう。貴方のせいで、らしくない説教をしてしまいました」 冷静さは欠いていないとはいえ、感情的に何かを説くなどしたくないのだ。
シルヴェ
04:23:06
「……僕はさあ、殺し以外に何もできないわけだけど、生きていていいと思う?」
04:23:18
「…だいたいいつも説教してないか……?」
ルシア
04:23:43
「今、貴方と私がしているのは何です?」
04:23:54
大体いつも云々、はスルーした。
シルヴェ
04:24:13
「……それは違くないじゃん。僕が言いたいのはそうじゃない」
04:25:28
違くないじゃんってなんだ。違うじゃん、だ
ルシア
04:26:01
「では、貴方は何をもって『自分は殺す事以外出来ない』と言っているのです」
シルヴェ
04:27:47
「そのままだよ。僕はクラウディアやルシア、アランみたいに誰かを導いたりはできないし、
04:28:15
〈星の標〉のおっさんみたいに店を持てたりするわけでもないし、……もっと言えばイーライくんみたいに受付ができるわけでもない」
04:28:39
「出来ることは、依頼で出向いた先で蛮族を殺す事、くらいだ」
ルシア
04:29:27
「……貴方はとことん馬鹿ですね」
シルヴェ
04:29:40
「……なにが」
ルシア
04:30:17
「生まれた瞬間から、何でも出来るはずがないでしょう。誰も彼も、努力を重ね、その先に“出来る”事を得ているのです」
シルヴェ
04:30:42
「いや、だって僕17歳だけど」
ルシア
04:30:45
「貴方は何も出来ないのではない。何も出来ないと断じて、諦めて、何もしていないだけです」
シルヴェ
04:31:16
「してこなかったのは認めるけどさ」
ルシア
04:32:42
「ならば、努力なさい。貴方が何かを為し、自分で自分が生きていていいのだと思いたいのならば」
シルヴェ
04:33:30
「……二人して難しいこと言うなあ」
ルシア
04:34:32
「……ふう、馬鹿にはもっと直接的に言ってやらねばなりませんか」
シルヴェ
04:34:40
「……なにさ」
ルシア
04:35:36
「私は、貴方は生きていていいと思っている。そう言っているのです」
シルヴェ
04:35:56
「?」 「うん。そう思ってなかったらこうやって話をしてくれてないじゃない」
ルシア
04:36:20
「……だったら何故聞いたのですか」
シルヴェ
04:37:07
「さあ。なんでだったかな」
ルシア
04:37:41
「……真面目に答えて損をしました」 馬鹿みたいだ。
シルヴェ
04:38:08
「そう思ってくれてありがとう、とは思ってる」
04:38:19
珈琲を煽って席を立つぞ。
ルシア
04:39:42
「貴方の意識が、少しでも変わる事を願います」 お礼の言葉には鼻を鳴らして、こちらも立ち上がる。
シルヴェ
04:40:05
「思考を止めるなって口を酸っぱくして言われてるし、考えるよ」
04:40:34
「生きててもいいらしいしな」言いつつ会計をさらっと済ませて、上階の自室にもどっていくぞ。
ルシア
04:40:51
「……」 腕を組んだままその姿を見送って。
04:42:27
「……情けない。あんな説教など、私らしくない」
04:43:41
「――……ええ、そんな私は、もう要らないのだから」 自分のかつての姿を脳裏に浮かべるも、それを払うように髪をかきあげる。
04:44:08
途端、いつものような“神官”の顔になり、店を後にした。
SYSTEM
04:44:11
 様が退室しました。
SYSTEM
04:44:15
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)231回91.3%7100文字96.8%
 22回8.7%237文字3.2%
合計253回7337文字