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20181115Y_1

2018/11/15
SYSTEM
21:56:47
アンスレイ様が入室しました。
 
21:57:13
 
21:57:14
 
22:00:16
夜が更ける前、〈星の標〉にて。
22:01:11
人の気配も少なくなりつつある店内に足を踏み入れる者が一人。
アンスレイ
22:02:47
「や~、いつも陽が昇ってるうちに仕事を持って来ますけれど、夜の雰囲気も良いですねぇ」 店の様子を見渡しながら意気揚々とカウンターへ近づいていく
22:03:30
「あ、ガルバさんこんばんは」 ひらひらと手を振って
22:05:15
「いやいやー、今日は仕事を持ってきた訳じゃないんですよ」 へらっと笑いながらカウンター席へ腰掛け
22:06:51
「え?じゃあ何の用事かって?」 わざとおどけたような表情で 「うーん、そうですねぇ」 顎に手を当て視線を天井へ向け
22:07:53
「乙女のヒ・ミ・ツ」 人差し指を口元に当て
22:08:16
「あっ冗談です冗談です」 厨房行かないで
22:09:25
「いやぁ、えーとですね」 こほん、と大袈裟に咳払いし
22:10:42
「ずばり」 人差し指をぴっと立てる 「――此処で、〈星の標〉で冒険者をやろうと思いまして」
22:11:39
「ええ、ええ」 頷いて 「そうですね。その登録に来たんです」
22:15:03
「依頼をこちらへ何度か持って来て、色々な方とお仕事をご一緒する機会があった訳で」 ぐるぐると円を描くように、立てた人差し指を動かし
22:16:07
「私も此処で冒険者をやりたいなーと。……駄目ですかね?」 首を傾げてガルバの眼を視る
22:20:19
「なになに。それなりに仕事はこなせるかどうかって?」
22:20:59
「嫌ですねぇ、それは歴戦の猛者であるガルバさんの眼で視て頂けたら判るんじゃないですか」 ふふん、と腰に手を当て 「え、判らない?」 
22:22:50
「あはぁ、信用するかどうかはお任せしますよ」 ひらひらと手を横に振り 「でも、それなりに仕事は全うするつもりです」
22:23:27
「ま、父が冒険者でして。私も一応その血を継いでますからねぇ」 自慢げに胸に手を当て
22:24:53
「お」 冒険者の登録紙を渡され 「流石、信じていただけるんですね」 ありがとうございます
22:27:42
「さてさて」 腕まくりしてペンを握り、サラサラと書き進めていく
22:29:48
「~~♪」 まるでそれも書き慣れたかのようにペンを走らせ 「はい、これでお願いしますね」
22:32:30
「いやぁ、ありがとうございます」 へらっと笑い 「またこれで毎日楽しめますよ」
 
22:33:38
(少し離席)
アンスレイ
23:15:32
「っと、珈琲ですか」 サービスで貰った 「嬉しいですねぇ、わざわざ淹れてくれたんですか」
23:21:13
「……」 すす、と温かい珈琲を少し口に運び 「んん。王国の夜、人気のないお店で珈琲を啜るのも風情があっていいですね」 
23:26:08
「しかし、ここ何度か仕事を持って来て思ったのですけれど」 んー、と口元に手を当てながら
23:26:27
「このお店、女の子が多いですよねぇ」
SYSTEM
23:28:14
 様が入室しました。
アンスレイ
23:28:21
「や~、仕事を請けてくれた方が皆さん女の子だったり、一人だけ男の人だったりで」
23:28:49
「ガルバさんも正直結構やりづらいんじゃないですかねぇ」
23:29:22
いらっしゃい
23:29:57
「え?そんなことない?」 耳に手を当て、わざとらしく聞き返す仕草で
 
23:29:57
@お一人様をご満喫のところ、失礼いたします。
 
23:30:13
この口調は――
アンスレイ
23:31:07
「ええー、ガルバさんそういう人だったんですねぇ」 にやにやしながら覗き込んで
ミカサ
23:31:38
「失礼いたします――」夜も更けた店内にやって来たのは異装の少女だ。装具もさることながら、何より目を引くのはその双角――異貌である。
アンスレイ
23:31:39
「あっ珈琲取り上げるのはズルいですよやめてください」
SYSTEM
23:32:03
様が入室しました。
アンスレイ
23:32:26
「すみませんって……――と、おや」 見覚えのある、というか印象の強い少女が視界に入る
23:33:23
「や、こんな夜更けに出歩くなんて案外不良少女なんですねぇ。こんばんは」 ひらひら、とミカサに手を振る
ミカサ
23:33:57
「注文した書がこちらに届けられたと聞き、このような夜更けにお訪ねいたしました。夜分遅くに申し訳ございません。」この地の常識を知る為に様々な書物を読み勉強しているところだが、書店に向かったところ、こちらに届けた後であったと知ったのだ。
23:35:22
「貴方は…アンスレイ様、久方ぶりに…ふ、不良…っ!?」目を丸くして慄いた。慌てて口元を指先で隠す。
アンスレイ
23:36:23
「あはぁ、相変わらず可愛らしい仕草ですねぇ」 その動きにふふっと笑う
23:36:52
「冗談ですよ、ミカサさんはとっても真面目な少女ですからね」
ミカサ
23:37:14
「ち、違うのです。書店に立ち寄る前に湯浴みを、と思ったのですが、入店まかり通りませんでしたので、方々を彷徨いまして、」ナイトメアお断り、そんな店は無いわけでない。ましてやこの大角である。」
アンスレイ
23:38:42
「成程成程、そういうことですか」 うんうんと頷き 「貴方も色々な事情をお持ちで大変そうですねぇ」
ミカサ
23:39:24
「それで、あの、書店は閉まっていたのですが、御店主様のご厚意でこちらに届けられたと伺い、決して夜な夜な徘徊しているわけではございません。」
アンスレイ
23:41:00
「ま、どちらにせよミカサさんのその恰好だと夜歩いてる人がびっくりしちゃいますよ、きっと」
ミカサ
23:41:24
わたわたと慌てたように言葉を重ねる。事実慌てているのだろう、青白い肌には朱が散っている。 「その…お見苦しいところを、申し訳ございません…。」
アンスレイ
23:42:22
「ほらほら、そんなわたわたしないで」 隣の椅子に置いている荷物を退けて 「良かったら何か飲んでいかれてはどうですか」 隣の席を空けた
ミカサ
23:44:39
「そ、失礼仕ります。」席を薦められたなら断るのは無礼にあたるので、裾を正しながら姿勢の崩れを見せぬように楚々と腰かけた。
アンスレイ
23:45:24
「あはぁ、気を遣わせちゃいましたかね?遠慮しなくていいんですよ」 ひらひらと手を横に振り 「ミカサさんは何を飲むんですか?」
ミカサ
23:46:04
そのような訳には、と一瞬断ろうと思ったのは秘密である。何しろ殿方と隣あう席に座るというのだから。致し方ない事だろう。
23:48:08
「…お心遣い、痛み入ります…それでは、茶を、一服…」
アンスレイ
23:49:01
「ふふ、何か緊張してるみたいで私まで緊張しちゃいますねぇ」 くすっと笑う
ミカサ
23:50:50
「このような夜更けに、殿方と隣り合って座った事などございませぬ故に、重ねてお詫び申し上げます」深々と頭を下げようとすると角がテーブルに触れそうになり、すんでのところで踏み止まった。
アンスレイ
23:52:09
「あ」 殿方か、と 「……ふふ、成程」 これはこれで面白いな
23:53:07
「いえいえ、私もミカサさんのような可憐な女性と隣合って座れる機会も多くはありませんからねぇ」 明らかに面白がるような、大袈裟な口調で
ミカサ
23:55:28
「た、戯れ事はおやめください、人ならざる夜叉の娘にございます。この地の“ないとめあ”の方々は大層肩身の狭い思いをしておられるとか…」
23:56:08
「そのような地で無遠慮に角を晒し続ける愚か者でございますれば…」
アンスレイ
23:57:02
「夜叉と来ましたか」 興味深い言い回しだ 「確かにこの地ではあまり良い眼で見られていないですよねぇ。……でも」
23:57:37
「私は元々この地の出身じゃないですから、そんなこと気にしませんよ?」
ミカサ
23:58:59
「まぁ…、では、アンスレイ様も彼の怪異(混沌の坩堝)によって……? ご苦労なされたのではございませんか……?」
2018/11/16
アンスレイ
00:00:17
「ええー?」 そうなるのか
00:01:31
「生まれがもっと離れた場所、ということですよ」 そんな深い意味はない
ミカサ
00:03:06
「えぇ、えぇ…わたくしも流れついたるこの地にて身を立てんと努めてはございますが、斯くも勝手の事なる土地とは思いもよらず、調べれば調べる程に………えっ?」同じ異郷の地から流された者同士かと思って己の苦労を訥々と語りだそうとしたが誤解と知り
アンスレイ
00:05:51
「残念ながら、私はモミジさんも言っていたような“流れ”者ではありません」
ミカサ
00:06:02
「ああ、ぁ……わたくし、本当になんて粗忽者なのでしょうか…」両手で顔を覆い己が不明を嘆いた。戦場においては退くことを知らぬ戦いぶりを発揮することが出来るが、今は逃げ出したい気持ちで一杯だ。
アンスレイ
00:06:36
「あはぁ、ミカサさんは本当面白いですねぇ」 くすくす笑って
00:08:01
「ま、その分苦労も絶えないのでしょうが。石とか投げられてませんか?」 大丈夫?
ミカサ
00:10:57
「……」赤面した顔を覆い、うつ向いたままピクリと身を震わせ  「ご心配なく、頑丈さだけが取り柄にございますれば」
アンスレイ
00:12:00
「うーん、嘘は良くないですよ?」 自分も現在進行形で嘘を付いているようなものだが
SYSTEM
00:12:37
 様が入室しました。
ミカサ
00:14:29
「い、偽りは申しておりません。当てるつもりは無かった…と思いますし、仮に当たったとて礫一つ、どうという事もございませんっ」顔を上げ、反論した。
アンスレイ
00:15:21
「当てるつもりも何も、投げてる時点でそれは確信犯では」 思わず苦笑する
00:15:52
「今度からボディーガードが必要ですね。今日は私が夜道を送ってあげましょう」
ミカサ
00:17:07
「このような風体で我が物顔に街を闊歩する鬼が居れば、心弱き者にとって穏やかならざる心持ちになる事は仕方な………はっ?」
アンスレイ
00:18:01
「おや、私ではご不満でしたかね?」 困るのを知った上で含み笑いをし、ミカサを見つめる
ミカサ
00:19:09
「い、いけません、そのような…あらぬ噂を立てられでもすれば、ご迷惑をおかけしてしまいます。どうか、どうかお考え直しを」
アンスレイ
00:20:31
「ふふ、別に良いんですよ」 平気な顔を見せ 「それを否定してしまっては、私は父を否定してしまうことになるので」
ミカサ
00:22:09
「い、いえ、ですから、わたくしのような端女を連れ歩くのは御身の……お父上様、を…?」話の流れが変わった事に僅かばかりの安堵を覚えつつ、その言葉に興味を引かれた。
アンスレイ
00:23:28
「ええ、ええ」 頷き 「私の父もね、穢れてたんですよ。実は」
ミカサ
00:25:49
「では、夜…ないとめあ、であられたのですか…?」
アンスレイ
00:27:02
「いえー、それがですねぇ」 人差し指を立ててくるくると回す仕草をしながら
00:27:36
「蘇ったんです、何度も。そう、何度も」
00:28:00
「ちゃんとした人間様でしたよ」
ミカサ
00:30:21
「黄泉返り…」それは龍人(ドレイク)の祭司様たちが用いる奇跡の技(操霊魔法)の一つだ。屍人になる前に黄泉の国から戦士を呼び戻す常世の法である。
アンスレイ
00:30:55
「ミカサさんの故郷でも、そういうのは厭忌されていましたか?」
ミカサ
00:31:24
「では、お父上はそれを望まれる程のもののふにあらせられたのですね?」
00:32:39
「いいえ、わたくしの故郷、鬼ヶ島においては鬼神様の教えに従い、強き事、戦い続ける事が尊ばれております。」
アンスレイ
00:33:03
「家を支えてくれる程の戦士ではあったと思いますよ。だから命を落としても還ってきてくれたんだと思います」
00:33:44
「そちらのように戦い続ける事、とは少し違うと思いますけどねぇ」
ミカサ
00:34:10
「志半ばで倒れたとしても、死すべき定めに非ずと呼び声がかかればまた戦場に舞い戻るは当然の事にございます。」
アンスレイ
00:35:21
「あ。そういえば、鬼神様というのは一体どういうものなんでしょう?」 以前の仕事の際にもちらりと零していたようだが
ミカサ
00:35:23
「無論、己が身で扱いきれぬ業(穢れ)を宿し、屍人に堕ちる事はまかり通りませぬが」
00:36:33
「鬼神様は我ら夜叉、修羅、羅刹…小鬼めらも、ですが、鬼達の祖にして主たられる御方にございます。」
アンスレイ
00:38:50
「修羅、羅刹……」 夜叉はナイトメアだと分かるが、ふむ
ミカサ
00:39:17
「猛々しき戦の神であらせられ、同時に、穢れを多く身に宿し冥府魔道に堕ちんとする屍人を浄火にて理のうちに還す御方にございます。」
アンスレイ
00:40:53
「どうも、ミカサさんの故郷……鬼ヶ島と言っていましたか。相当な異郷なんですねぇ」 おそらく想定される蛮族の存在を口には出さず
ミカサ
00:43:50
「はい……これも鬼神様がわたくしに与えたもうた試練にございましょう。」
アンスレイ
00:46:08
「ふふ、ならば私もミカサさんの試練に偶にはお付き合いしますよ」
00:46:52
「困ったことがあったら頼ってくださいねぇ」 自分の胸に手を当て 「私も、“此処の冒険者になった”ので」
ミカサ
00:47:41
「いえ、これはわたくし自らの力によって為さねば……まぁ、(星の標の)郎党の一員となられたのですか!?」
SYSTEM
00:47:50
様が退室しました。
アンスレイ
00:49:01
「ええ、ええ」 頷いて 「元々別の地で冒険者をしながら流れてきたので、荒事には慣れっこですし」
SYSTEM
00:49:19
 様が退室しました。
ミカサ
00:50:19
「それで斯様に見事な業前をお持ちだったのでございますね」
アンスレイ
00:52:24
「いえいえ、あの感じだと私が居なくても大丈夫だったと思いますけどねぇ」
00:52:34
<前回の仕事では
ミカサ
00:52:55
「アンスレイ様程の益荒男であれば、いずれは英雄豪傑と謳われる日も遠からじ、でありましょう。」
アンスレイ
00:53:33
「……ますらお?」
ミカサ
00:54:45
「勇気ある強き男(おのこ)をそのように呼ぶのでございます。」
アンスレイ
00:55:41
「おお……」 そういえば男と思われてるんだった
00:56:11
「ま、そうなった時はミカサさんを石から護ってあげるようにしますよ」
ミカサ
00:59:50
「わたくしとて鬼の端くれ、石など跳ね退けてご覧にいれましょう。」鼻息も荒く、そう告げる。
アンスレイ
01:00:54
「ふふ、その息であれば大丈夫そうですね」 くすっと笑い
01:01:45
「さてさて。ミカサさんも本か何かを取りに来ただけなのに、随分と引き留めちゃいましたね」
ミカサ
01:02:07
「そ、それでは、わたくし、そろそろお暇させていただき……あっ」書の事を忘れていたのでした。
アンスレイ
01:02:46
「おっと、忘れていましたか。言って正解でしたね」
ミカサ
01:03:34
「あ、あああぁ……申し訳ございません、申し訳ございません…」申し開きようのない失態を謝り、こうなっては送るという言葉を否定できる筈もなく
01:04:18
書物を受け取った後、寝所(宿)までの道のりを共に歩くことと相成ったのでございます。
アンスレイ
01:04:32
「ふふっ、じゃあ他に粗相がないように今日は送って差し上げますよ」
01:04:48
お茶代を払って、一緒にお店を出ましたとさ
ミカサ
01:04:55
この時、わたくしは彼の御方が殿方であると信じて疑っていたなかったのでございます。
01:05:15
それが誤りであると気付いたのはまた、別のお話――
アンスレイ
01:05:21
これ判明させるタイミング失うやつだ――
 
01:05:33
 
01:05:39
ともあれお付き合いありがとうございました!
 
01:05:44
お付き合いいただき誠にありがとうございました。
 
01:05:53
それではー
SYSTEM
01:05:57
アンスレイ様が退室しました。
 
01:06:07
不束者ではございますが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
01:06:18
それでは今宵は此処まで…
SYSTEM
01:06:23
 様が退室しました。
発言統計
アンスレイ76回59.4%2898文字53.6%
その他(NPC)48回37.5%2415文字44.7%
 4回3.1%89文字1.6%
合計128回5402文字