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2018/12/05
SYSTEM
00:36:07
 様が入室しました。
 
00:37:43
ふわふわ じくじく あたたかくて つめたい
00:38:35
一歩踏み出せば足元から光る毛玉がわいてくる。
00:39:57
視界がとても狭くて遠い。 何かが居ると思って振り向いてみればやっぱり何かがいる。
00:40:44
皮膚の下でざわざわと虫か何かが這いずり回る。掻いても掻いてもいなくならない。
00:41:10
痒いのはよくない。痛みと違って何だか慣れない。
00:41:59
久しぶりに味わう感覚に、”わたし”は――
00:42:02
 
00:43:03
〈星の標〉時刻は――
1D24 → 12 = 12
SYSTEM
00:43:24
 様が入室しました。
 
00:43:57
昼日中、依頼の争奪戦は終えたものの食事時ともなればそれなりに賑やかなものだ。
00:45:00
そんな賑やかさは無縁とでもいうように、窓際の席に茫洋とした表情を浮かべた少女が一人
アネット
00:45:16
「……」
00:46:36
食事を摂るでもなく、依頼を待つでもなく、ただぼうっとそこに座って過ごしてどれくらい経っただろうか
シグネ
00:48:06
昼時の店内に新たな来客が一人。
00:48:34
騒がしい店内を見回し、目的の人物を見つけると足早にそちらへと向かっていく。
アネット
00:49:05
時間の感覚は曖昧で、陽が登っていく様をぼんやりと視界の片隅に捉えながら、とても眩しくて速くて冷たいな、などと思う。
シグネ
00:49:06
「ここに居たか」 アネットの背後から、ぽんと頭に手を置いた。
アネット
00:51:30
ぐにゃりと頭骨が沈みこむような衝撃(さっかく)を受けて、真横(・・)にいる誰に振り向いて
00:51:46
「おはよう?」
シグネ
00:52:40
「……何処を見ているんだ。後ろだ、後ろ」 遠目に見ていた以上に呆けた様子に呆れたように、片手を腰に当てて答えた。
アネット
00:54:04
「?   ああ、」納得する。そのまま首を真後ろに向けようとするが、なんだか引っ掛かって後ろまで行かない。そこでようやく腰を捻ればいいのだと思いだした。
00:55:07
「おはよう?」今日のシグネは何だか遠くて小さい。手を伸ばしてみるとなんだか手が伸びているように見える。すこし、ふしぎ
シグネ
00:55:08
「どうしたんだ? 随分と反応が鈍いが。珍しく考え事でもしていたのか」 アネットが振り向くのに時間を掛けている間に、横の椅子に座った。
00:55:28
「ああ。もうおはようという時間でもないがな」
アネット
00:57:10
「??   こんばんわ?」言われてみればさっきより暗い、とても暗い。いや、やっぱり眩しい。
シグネ
00:58:02
「……本当にどうしたんだ。悪いものでも食べたのか」 怪訝な表情になって、アネットの頬に手を触れてみる。
アネット
00:59:23
肌はおそろしく冷たく、じっとりした汗がひりついている。反応がワンテンポもツーテンポも鈍い。
シグネ
01:01:08
「……調子が悪いのか?」 しばらく頬や額、首元などに手を触れて様子を確かめ、表情を険しくして顔を覗き込む。
アネット
01:01:13
「?  たぶん、あれだわ」"わたし"はこの感覚をよく覚えている。そう、体が覚えている。
シグネ
01:01:20
「あれ?」
アネット
01:03:01
「くすり」偶然見つけた『草』の拠点に合流した際、投薬された魔薬
シグネ
01:03:42
「……先日の薬の後遺症ということか?」
アネット
01:05:01
自我を破壊して操り人形とするもの、痛みを無くし死すら気付かせないもの、肉体を損壊させる程の力を引き出すもの、どれも、薬という範疇を超えた魔法の如き薬物だ。
01:06:19
奇蹟に頼らずその力を人体のみで再現させる劇薬には当然のように反動ともいうべきものが生じる。
01:07:36
「そう」と答えるのに何分かかったのかよくわからない。30までは数えたのだが、なぜ数えたのだろうか
シグネ
01:08:32
「症状が出たのはいつからだ。まさか、あの後街に戻って来てからずっとそうだったのではあるまいな」
アネット
01:10:25
「くすりは、ぬけてる」あの後、街に戻る前に名も知らぬ(聞いたような気もする)女性神官に何か言われながら解毒の魔法を受けて体から毒素は抜けている、はずだ。
シグネ
01:11:51
「ならばどうしてそんな症状が出ているんだ。もう一度神殿で診てもらった方がいいのではないか」
アネット
01:13:13
「………」何故だろう、分かるような分からないような、さっきまでは覚えていたような
シグネ
01:13:57
「……はあ。予想出来た事ではあるのにお前を見ていなかったのは私の落ち度だな」
アネット
01:13:59
「ああ、おもいだした…? からだが、そう」
シグネ
01:14:16
「……身体が、なんだ?」
アネット
01:16:50
皮膚の下がじくじくとする。あつい、つめたい。かゆい、かゆい、かゆい。わき腹、あばらの下を右手で描く。ずるりとしていて描きにくい。あたまがハッキリとしてクる。
01:18:34
「…そう、そう。前にはよくあったことよ。久しぶりで、忘れてたのね」痒いのは苦手だ。痛いより痒いはよくない。
シグネ
01:19:56
「……しばらくすれば自然と治まるものなのか?」
アネット
01:22:18
「…うん、たぶん」じゅぐじゅぐとするわき腹を掻きながら応える。段々とかゆみと痺れが抜けて痛みに置き換わっていく。
シグネ
01:23:17
「……あまり触れるものではない。気分は悪いだろうが、我慢した方がいいだろう」 アネットの手を取って制止した。
アネット
01:25:07
「……がまん」我慢、そう、我慢は得意だ。こういう時はいつも我慢をしていたのを、思い出した。
シグネ
01:26:13
「見ていられんな……。こういう時は自分の知識の無さと気の利かなさに腹が立つ……」
アネット
01:26:46
「そうだわ、ええと、みず」
シグネ
01:27:02
「水が飲みたいのか?」
アネット
01:27:25
「ん」
シグネ
01:28:21
「少し待っていろ」 小走りにカウンターまでいって、冷たいレモン水を受け取って戻ってきた。
01:28:42
「ほら」 それをアネットに手渡して、再び自分も席についた。
アネット
01:31:16
「………」しばらく手渡されたコップを眺めていたと思えば、口に運び――唇を通り越して胸元にだばだばと零した。冷たい。これが冷たいという感覚だ。記憶の中からリフレインしてくるソレとは違う。
シグネ
01:32:38
「……ああもう」 コップを取り上げ、ハンカチを取り出してアネットの口元や胸元を拭いてやる。 「そんな状態でよく此処まで一人で来られたな手n」
01:32:44
……、だ。
アネット
01:34:02
「ああ…」視界が、温感が、触感が、戻っていく。元より夢のようなものだ、醒めれば早い。
01:35:06
「治った。」パチパチと左右の目で不揃いにまばたきを数回、次第にタイミングが合っていって
シグネ
01:35:24
「そんなに急に治るものか……?」
01:35:41
疑うようにじーっと横から顔を覗き込む。
アネット
01:36:25
「さあ? 久しぶりに使ったから」
01:36:47
「体が思い出したのよ、たぶん」
シグネ
01:37:26
「……もし今後草と遭遇することがあっても、絶対に薬を使うなよ」
アネット
01:37:46
「もう、持ってない」
シグネ
01:38:02
「奴らが持っていたら奪って使おうとか考えるだろう、どうせ」
アネット
01:39:23
「…なるほど」その発想は無かったという顔だ。そんな分かりやすさが戻ってきたあたり、確かに普段の状態に近づいたようにも思える、
シグネ
01:40:29
「あの時でもいきなり副作用で死ぬなどと言われて肝が冷えたというのに、帰ってきてまでさっきのような様子を見せられたら私の精神が保たん……」
01:40:46
ようやく元の様子に近づいてきたアネットを見て、椅子に深く腰掛け直す。
アネット
01:41:43
「なんで…?」自分の不調とシグネの精神、どんな関りがあるというのだろうか
シグネ
01:42:19
「心配だからに決まっているだろう。お前の行方が知れなくなったと聞いてどれだけ焦った事か……」
アネット
01:44:57
「なんだか、シグネはわたしが好きね」揶揄するでなく、かといって疑問符がつくような様子もなく、淡々と事実を述べるようにそう口にした
シグネ
01:46:13
「す、好き……?」 本人の口からそう言われるとは思っていなくて、珍しく動揺した様子を見せる。 「……好ましく思っているのは否定しない」
アネット
01:48:54
「わたしもよ」
シグネ
01:49:41
「そうか、お前も――……え?」 どう言葉を続けたものかと考えている所に投げられた言葉に自然に頷き掛けてから、ぽかんと呆けた声をあげた。
アネット
01:50:21
「来てくれて、良かったと思った。」ぽかんとした様子に気付いているのかいないのか、言葉を続ける。
01:51:08
「命令に従った方が楽だって、そう思っていたとしても―――きっと、あなたが殺してくれたわ」」
シグネ
01:51:48
「助けに向かったのは当然だ。お前は私にとって大切な友人。失いたくはない」
01:52:21
「……その予想については、間違っているがな」
アネット
01:52:44
「ちがう?」
シグネ
01:53:10
「お前がもしあちら側に付いていたのならば、私はどんな手を使ってでもお前を引き戻そうとしただろう」
01:53:47
「どんな事情があっても、守りたいと思う相手を自分の手で殺せる程、私は物分りのいい人間じゃない」
アネット
01:54:47
「…シグネはわがままね」
シグネ
01:55:30
「ふん、自分に嘘を吐いて、己の心を殺すくらいならば我儘でも自分らしく在った方がずっといい」
アネット
01:57:15
「わたしは、ずっと殺してきたわ。ずっと、ずっと」
シグネ
01:57:42
「……ああ」 この間の葉たちの様子を見れば、それは想像に難くない。
アネット
01:58:38
「”わたしたち”は、最初に自分を殺す方法を教わったわ。」
シグネ
02:00:19
「……この前に私が言葉を交わした葉も、自我や思考といったものが感じられなかったな」
アネット
02:01:03
「命令を貰って、それをこなすのが一番楽で…そう、それが自然になるの」
シグネ
02:02:47
「だが、お前は自分自身の手でそれを拒絶してみせただろう」
アネット
02:02:54
「考えなくする、楽になる薬(ゾンビメイカー)も自分から使うようになる。どんどん楽になる。」
02:03:54
「あのまま命令に従うのはきっと楽で…楽しくないって思ったの」
シグネ
02:04:51
「ああ。紛れもなくお前はそれ以上自分を殺すのは嫌だ、と人間らしい思いを抱いたんだ」
アネット
02:06:44
「そういうのも……覚えているものなのね」体がなのか、心がなのかはわからないけれど
シグネ
02:07:51
「……何であれ、お前がそう思ってくれた事は、私にとっては何より嬉しい」
アネット
02:08:46
「何か、いいことある…?」自分にではなく、シグネにとって
シグネ
02:10:11
「さっきお前が言っただろう。私はお前の事が好きなんだ、と」
アネット
02:10:48
「なるほど」
シグネ
02:11:24
「あの組織の一員であることを否定したということは、私たち……いや、私と一緒に居られるということだ」
02:11:42
「であれば、私には良いことしかあるまい」
アネット
02:14:37
「わたしが居るのはシグネに良いこと」言われたことを言葉として口にしてみる。自分が思っていたのとは少し違うが、そうだというならそうかもしれない。
シグネ
02:15:29
「前にも言っただろう。お前と居るのは楽しいと」
アネット
02:15:59
「口説いている?」以前にもそんなやり取りがあったような気がする。その時言われた言葉だ。
シグネ
02:17:02
――……」 虚を突かれたようにまた数秒ぽかんとするが、その後にふっと笑みを浮かべた。 「そうかもしれん」 ぽむ、といつものようにアネットの頭に手を置いて、撫でた。
アネット
02:19:04
「なんだか色々な顔をするのね」こいつ、もっとこう仏頂面で殺んのかコラって顔では無かったか、という顔で。
シグネ
02:20:12
「私は自分に正直だからな。怒りもすれば笑いもする」
02:20:30
「いつでも仏頂面で居た方が好みか?」
アネット
02:22:10
「……」言われてこれまでに見てきた表情とその刺突を、斬撃を思い出す。
02:23:39
とても、綺麗な突きだと思った。あの突きで一撃のもとに命を刈り取られたなら、どれほど楽だろうと、そう思ったのだ。
02:24:59
あの時は、もっと強くなっていくであろうその先の姿を見たいと思った。
02:25:14
今は、どうだろうか。
02:26:26
「色々な顔が見たいわ」どんな表情なのかは想像もつかないが、それはきっと、わたしに”楽しい”をくれるものだと思うのだ。
02:27:21
いま、わたしはどんな表情を浮かべているのだろうか。
02:28:59
なんだか、そう、口や目や、顔の当たりが ふわふわ じくじく あたたかい。
シグネ
02:29:32
「……そうか」 目を伏せ、口元に浮かべた笑みがより嬉しそうなそれになる。自然と、隣に居るアネットの身体を抱き寄せていて、少し力を込めた。 「ならば、私もお前に喜んでもらえるよう、色んな顔を見せ、お前を楽しませよう」
アネット
02:31:48
「うん」
02:32:54
「ところで、人がたくさんだわ。」何か面白い物でもあるのだろうか(ここは昼時の店の中です)
シグネ
02:32:59
「…………」 抱き寄せてから、はっとなって周りを見た。そういえば今は昼時。視線はこちらに向いていないとはいえ、周りには人が多すぎる。 「……んっ、んん……」 ごまかすように咳払いして、アネットを一度解放する。
02:34:39
「……ひとまず出るか」 流石にいたたまれない。 「昼食は、他の所で取るとしよう。私が作ってもいいしな」
アネット
02:36:04
「ん。」頷いた。 「さっきのは、何だか良かったわ」抱擁の感想だ
シグネ
02:37:19
「そ、そうか。……まあ、今度はもう少し落ち着ける所でな。そういう事にはなれていなくてな……こんなに人が多い所でもう一度する度胸はない」
アネット
02:39:24
「おふろとか?」
シグネ
02:40:02
「ふ、風呂か……。ま、まあ他に人がいなければ……」
02:40:47
(……というか、この間まではどうとも思わなかったのに、何故今は一緒に入浴する事に若干の後ろめたさを感じているのだ私は)
アネット
02:41:10
「寝る時?」
シグネ
02:41:45
「寝る時って……アネット、同じ部屋で寝るつもりなのか?」
アネット
02:42:53
「一緒に居るのがいいって」言ってなかったっけ?と小首を傾げ
シグネ
02:44:27
「……お前はなかなか卑怯な奴だな」 困ったように頭をぽんとして。 「私の今の部屋は狭い。一緒に眠るにしても、まずは新しい宿を探さなければいかん。これから暇ならば、街を回って探してみるか」
アネット
02:46:15
「? わかった」卑怯呼ばわりには、げせぬと思ったが提案に否は無いので素直に頷いてついていきました。
シグネ
02:47:08
「では行こうか」 と、クセで自然とアネットの腕を取ってから数秒硬直して。 「……ま、まあこれくらいなら普通だろう」
02:47:19
そういって、アネットを引っ張って街へと出ていきました。
アネット
02:49:25
「歩きにくい。」そんな事を言いながら押しのけたりはしないのでした
 
02:49:33
 
02:49:35
 
02:49:41
タワー
 
02:49:44
ここにタワーが立ちはじめてしまった……
 
02:50:37
キヴァリのキはキマシのキだったのだ…
 
02:50:57
残ってる家族男しかいないのにな……
02:51:09
男ばかりだったからこそこうなってしまったのか……
 
02:52:07
髪が短く胸も無いので少年にみえるかもしれない
02:52:25
つまり見た目はセーフ風味…
 
02:52:34
髪は長い方が好きだからシグネによるまた伸ばす計画が始まるよ。
 
02:52:47
へ、へんたいだーーー
 
02:52:51
つまりセウトということだ。
02:52:57
おやすみ( ˘ω˘) お付き合い感謝~
SYSTEM
02:52:59
 様が退室しました。
 
02:53:05
おやすみい
SYSTEM
02:53:09
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)121回83.4%4936文字90.8%
 24回16.6%501文字9.2%
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