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20181206Y_0

2018/12/06
SYSTEM
00:32:45
 様が入室しました。
SYSTEM
00:33:58
 様が入室しました。
 
00:37:23
1D24 → 3 = 3
00:37:30
!?
 
00:37:47
!?
00:38:48
(標 , 街 , 壁内 , 壁外 , それ以外) → [壁外]
00:39:01
把握。
SYSTEM
00:39:12
 様が入室しました。
 
00:39:14
なんてことだ。
 
00:39:27
残像だ
TOPIC
00:40:16
【王都イルスファール西門外】 深夜3時 by  
00:40:22
 
マギテック協会並びに王国鉄道公社の敷地を臨む城壁外の一角にある空き地である。
鉄道の資材置き場としてならされたその場所には、そのうちまた資材置き場として使うかもしれない、という極めてアバウトな理由でそのまま空き地になっていた。
そんな空き地に、いつの頃からか勝手に木製の的やら丸太やら巻き藁が持ち込まれるようになった。
冒険者の仕業である。街中での刃傷沙汰はご法度、とはいえ、仕事の無い日々に腕を鈍らせるわけにもいかぬ。
体の良い訓練場として、この空き地は冒険者の間で細々と利用されているのだった。
此処ならば多少派手な物音を立てても大丈夫――
住民たちはきっとこう思うことだろう。「ああ、また“ビッグボックス(びっくり箱)”の連中が何かしてやがるんだな」と――
00:41:30
しかし、夜も更けに更け、空き地はしんと静まり返っている。
 
00:45:25
否。黎明には遠い暗闇の中、人の息遣いが確かにそこに在る。
00:46:51
佇むのは異装の少女だ。装飾過多に見える重装の鎧を身にまとい、手には身の丈を超える巨大な金砕棒。そして、何より目につくのは額から伸びた二本の角。
ミカサ
00:47:46
「………」もう何分、何十分そうしているだろうか。両手で握りしめた金砕棒を持つ手が震える。
00:49:22
「……っ…」振り上げて、振り下ろす。ただそれだけの挙動を亀の歩みよりも遅く、遅く、止まっているかのような遅さで、繰り返す。
00:51:45
「…………」一種の素振りだ。だが、千回、万回振る時間をかけて一回を振るうそれは、体に一つの挙動を覚え込ませる為の荒行でもある。
00:56:51
「……はぁ、」まだ、振り下ろしの挙動の七分のほどのところだったが、力を抜き、金棒の先端を地に付けた。
レオン
00:58:51
(L , A , I) → [A]
 
00:59:03
名前ェェ
ミカサ
00:59:16
「……」じっとりと汗ばむ身体を夜気が容赦なく冷ましていく。普段なら鍛錬の後に清浄さすら感じるのだが、晴れない。
アズ・ラース
01:00:47
「眠れぬ夜と、散歩に繰り出していたが――君であったか」 背後から、男の声
ミカサ
01:01:53
「わたくしは…」眠れぬ夜を過ごしていた。鍛錬により体を虐げれば眠れるのではないか、と思ったが、身も心も伴ってなどいなかった。
01:02:54
「!? あなたは…」まさか、このような場所、このような時間に誰かに声をかけられようとは思ってもいなかった
アズ・ラース
01:04:21
「すまぬな、驚かせたか。珈琲を飲み過ぎたのか妙に目が冴えてな。こうして街へと繰り出していた」 眉の無いエルフの男は、きさくに笑い片手をあげる
ミカサ
01:05:47
「……お恥ずかしいところをお見せいたしました。無作法をお許しください、アズ・ラース様」金棒を地に置いて、汗に乱れた髪を手早く整えると居住まいを正して深くお辞儀をする。
01:07:03
「わたくしも…眠れぬ夜を持て余し、つい…」
アズ・ラース
01:07:46
「いいや、謝るのはアズ・ラースの方であるな。声を掛ける手前、少しの間君の様子を見ていた」
ミカサ
01:08:51
「……心技体の伴わぬ、無様な在り様だとお思いになった事でしょう」
アズ・ラース
01:10:21
「うむ…心ここに非ずといった風体であった。…迷い事ならば、アズ・ラースで良ければ耳を傾けよう」
ミカサ
01:12:49
「……ある方の、縁者を、殺めました。」逡巡の後、公の場では口にすべきではないようなことを述べた。
アズ・ラース
01:14:54
「…殺めた、か」 ミカサの言葉に、目を細め 
ミカサ
01:15:25
「魔の者どもの領域での事…その方も魔に捉われ、半ば人では無くなっておりました。故に、その事を悔いてはございませぬ」
01:18:40
「ただ、その方の縁者に末後の様を伝えるべきだと思っておりました。」迷い、あるいは後悔に、表情が曇る。
アズ・ラース
01:19:22
「…伝える事ができなかった、と?」 あるいは術が無かったか、と
ミカサ
01:21:35
「……偶然、お会いする事は出来ました。」小さく首を振り 「ですが、わたくしの言葉はその方には届きませんでした……。」
アズ・ラース
01:24:31
――そうであったか、それは。辛いな」  
ミカサ
01:26:08
「あの方の事情も知らぬまま、その心を踏み荒らすような真似をしてしまいました。」
01:28:16
「御心を閉ざし、現実から目を背ける様を見てはいられなかったのです……」
アズ・ラース
01:29:14
「…優しいのだな、ミカサは。アズ・ラースはその場にいた訳でもなし、そして君の心を汲める訳でもないが」
01:30:41
「その思いは、すこし傲慢とも思うのだ」
ミカサ
01:32:11
「優しさなどではございません。人の心を知らぬ鬼の所業にございました。わたくしは、」傲慢、という言葉に心が痛む、しかし、その通りだ、と思っていた。
アズ・ラース
01:34:01
「他者を思いやるのは尊い物だ。君は、それを知っているし、それを行っている」
01:34:33
「であるからこそ。思いやる余り、己を追い詰めては駄目だ」
ミカサ
01:35:06
「いいえ、わたくしはあの方に赦しを欲していたのだと思います。忌むべき惰弱にございました。」
アズ・ラース
01:37:19
「赦し、か」
01:38:15
「…ミカサよ、重い言葉を許して欲しい、真に己を赦せるのは、他者ではない」
ミカサ
01:39:47
「……はい。」
アズ・ラース
01:40:13
「己を赦せるのは、己自身なのだ。他者からの救いの言葉や思いはある。だが、己がそれを認めなければ赦されぬモノとなってしまう」
01:41:04
「…アズ・ラースは、君にはそのようなモノになって欲しくはない。今はまだ苦悶の時が続くやもしれぬ。だが」
01:42:28
「…己を赦せぬヒトには、ならないで欲しい。それは、悲しい事だ」
ミカサ
01:46:25
「……アズ・ラース様。わたくしは、鬼にございます。」
アズ・ラース
01:48:47
「ヒトに非ず、と。言いたいのか?」
ミカサ
01:49:08
「あの方が、己と向き合う為に"赦されざる者"を欲するならば、討たれるは鬼の役目にございましょう。」
アズ・ラース
01:50:10
「…であれば」
01:51:26
「アズ・ラースは君を討つ者と相まみえるしかあるまいな」 フ、と目を閉じて笑い 
ミカサ
01:53:53
「そ、そのような世迷い事、を…これは、わたくしが果たすべき事にございますれば、どうか、お捨て置きくださいませ」
アズ・ラース
01:54:18
「生憎、アズ・ラースはオニというモノが解らぬ。そして、ミカサのいう役目もな」
01:55:30
「アズ・ラースが解っていることは、ミカサは星の標の同胞であり、共にした仲間であり、得難き存在と言う事だけだ」
ミカサ
01:55:53
「わたくしは…仰る通り、傲慢なのです。あの方の弱さが許せぬのです。強くあって欲しいのです。あのような…迷い子の如き様を晒し続けて欲しくはないのです。」
アズ・ラース
01:59:09
「…フ。ミカサよ、アズ・ラースは傲慢とは言ったが。それを悪だとは言っていないぞ」
ミカサ
02:00:11
「え」虚を突かれた表情を浮かべる
アズ・ラース
02:00:56
「君は優しくもあり、そして傲慢でもある。結構な事ではないか」
02:02:03
「優しき思い、言葉だけでは伝わらぬ言葉、思いもある。なれば、ソレらを押し通す強さも――必要なのだ。アズ・ラースは、それを知っている」
ミカサ
02:06:15
「……わたくしが行おうとしている事は、やはり、悪であると思います。己が傲慢を押し通して、あの方を本当に壊してしまうかもしれませぬ」」
アズ・ラース
02:09:54
「… … …。少し、気がかりであるな。そこまでその者は脆く、崩れやすいというのか?」
ミカサ
02:13:27
「故郷を失い、己が無力に苛まれておられるようでした。いえ、愚かで無力な存在であると己に言い聞かせておられるかのような…」
アズ・ラース
02:16:44
――…そのような事情か。であれば致し方無しと見るが…。いや、詮無き事か」
02:17:47
「ミカサよ、君が、一人で背負い込み、一人で考え、為そうとしているのであれば、その者はそうなるやもしれぬ。だが…二人、三人、あるいは近しい者達…」
ミカサ
02:19:32
「そう、でございますね…わたくしの如き粗忽者が独りで難事をこなせるなど、それこそ傲慢の窮みにございます。」
アズ・ラース
02:19:56
「…要するに、友・仲間と力を合わせれば。道は違ってくると思うのだ」
ミカサ
02:20:33
「アズ・ラース様、どうかお知恵をお貸しくださいませ……わたくしは、如何にすればあの方――ー」
02:21:25
「ルシウス・グレイザー様をお助けする事が出来るのかを」
アズ・ラース
02:22:11
―――今、ルシウス、と?」  エルフの目は、見開かれていた。
ミカサ
02:22:59
「御存知…なのですか…いえ、同じ郎党の一員にございましたね」
アズ・ラース
02:23:35
「…彼とは、一度。依頼をともにした」
02:24:30
「…そう、か。彼にそのような過去があったとは、な…であれば…あの言葉も…」 苦い表情。顎を摩り
ミカサ
02:25:13
「わたくしもです。この地に流れ着いて間もなき頃、郎党の一員となる事に助力をいただいた御恩がございます、」」
アズ・ラース
02:25:43
「ミカサよ、どうやら君の抱えている問題は、君一人の問題ではなさそうだ。このアズ・ラース喜んで力になろう」
02:27:09
「彼は、危い。それに――…いや、今は置いておこう。アズ・ラースの知己にも彼を知る少年が居る。一先ずは彼と話をしてみようと思う」
ミカサ
02:28:43
「まぁ…それは、まことに心強き事にございますが……」同時に不安でもある。この雅人が表情を曇らす程の何かをルシウスは抱えているという事なのだろう
アズ・ラース
02:30:24
「…まあ、この問題は根が深い。逸らず事の解決にあたろう」
02:30:57
「それは、そうとして」 ミカサをじい、と見て
ミカサ
02:32:38
「い、いかがなさいましたか」どこか居心地の悪さを覚える視線だ
アズ・ラース
02:33:21
「否何、幾分かは良い顔になったな、と思ってな」
ミカサ
02:36:34
「なっ…」思わず口を開け、驚きを露わにしてしまう。その所作を恥じて口を手で隠すも、白面に散った朱は隠せない。
02:37:33
「そこまで仰るほどに、見苦しき面相をしておりましたでしょうか…」
アズ・ラース
02:39:50
「見苦しい、というか…そうさな。見ていて此方が辛くなるような面持ちであったよ。だが、今は穏やかなミカサの顔であるな」
02:40:24
「ミカサよ、オニであれ、ヒトであれ、悩みは誰しも生まれるし抱える。だが一人ではないのだ。手を伸ばし、言葉を紡げば、君の力となってくれる者が居るのだ。このアズ・ラースのようにな」
ミカサ
02:43:41
「わたくしの信ずる神、鬼神様は己をを鍛え、困難に正面から立ち向かい打ち克つ事を由しとなさっております。故に、己一人でも事を為す覚悟にございました。」
02:46:04
「だというのに、そのような事を仰られては覚悟が鈍りまする……酷い御方にございます」ムムム、と眉根を寄せ、しかし、本当に恨みや怒りを抱いているわけでは無い、そんな表情を浮かべた。
アズ・ラース
02:47:45
「ハハハ、アズ・ラースはこのような性格故にな。同胞であれば助けるのは当然の事よ。…さて」
02:49:50
「夜明けまではまだまだ刻はあるが、このような時間だ。そろそろ宿に戻らねばいらぬ噂、店長に迷惑が掛かるやもしれん。戻るとするか?」
ミカサ
02:51:33
「供に行かば、それこそ御身にあらぬ噂がかけられましょう。どうぞわたくしの事はお気になさらずに。」
アズ・ラース
02:53:25
「ふうむ…相分かった。夜明けまでには戻るのだぞ」 
02:54:19
「ではまたな、ミカサよ」 片手をあげ、眉無しエルフは踵を返してその場を去っていき
ミカサ
02:55:20
「お心遣い、ありがたく――いずれ、また」深々と御辞儀をして見送った。
SYSTEM
02:55:55
 様が退室しました。
ミカサ
02:59:28
「………」しばし、佇んで闇夜に消えて行った雅人の残影を眺め
03:01:02
「……」徐に、地に転がした金砕棒を拾い上げ、振り上げる。
03:01:47
―――!」そして、振り下ろす。 轟、と旋風が巻き起こる。
27 = 10 (3 + 5 = 8) + 【11+4+2】 威力 : 41
03:03:42
その先端は大地を穿つことなくピタリとその手前で静止している。夜気を押し退けて巻き起こった旋風が冷たく、心地よい。
03:04:35
「くちゅん」 が、それは心情的なもの。体はとっくに冷え切っていて、正直な反応を示した。
03:05:01
「……」 急に恥ずかしさを覚えてそそくさとその場を立ち去った。
 
03:05:44
翌日、ミカサは風邪を引いた。文字通りの鬼の霍乱である。
SYSTEM
03:05:49
 様が退室しました。
他(NPC)
20回
30回
40回
50回
60回
70回
81回
90回
100回
110回
120回
1回平均8.000
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 3
0.00%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 7
0.00%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 6
0.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 81回
100.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 6
0.00%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 11
0.00%
6 + 6 = 12
0.00%
合計1回平均8.000
2d6合計分布
20回
0.00%
30回
0.00%
40回
0.00%
50回
0.00%
60回
0.00%
70回
0.00%
81回
100.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
110回
0.00%
120回
0.00%
1/2d6分布
10回
0.00%
20回
0.00%
31回
100.00%
40回
0.00%
51回
100.00%
60回
0.00%
発言統計
その他(NPC)90回91.8%4100文字96.6%
 8回8.2%144文字3.4%
合計98回4244文字