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20181220X_0

2018/12/20
SYSTEM
22:54:59
ニルツェ様が入室しました。
SYSTEM
22:55:35
ゾール様が入室しました。
22:57:58
時刻は夕刻。だんだんと日の光が緋色がかってくる頃合い。広場の中心には壮麗なお城が聳え立っている。
22:58:43
それは、イルスファール王国の中枢たる王城であった。
22:59:49
王城を囲む敷地は、かなりの面積が開けた広場になっており、どこにいても王城の威容を眺めることができる。
ニルツェ
23:03:03
そんな広場の片隅、ちょうどよく植えられていた樹の下に腰を下ろしている。
23:03:59
「……むぐむぐ」 ランドラーズで買ってきたと思わしきサンドイッチを紙袋から出して、もぐもぐほうばっている。
23:08:28
「……うーん、やっぱりここのパンはンまい……」
23:08:42
ひとつ食べきって、ぺろりと指を舐める。
ゾール
23:09:50
魔術師ギルドから、商業街の外側に沿って歩いてくる。
23:10:49
王城を見上げることもなく、視線は進路上。時折ちらりと、店の中で何を置いてあるかを見る。
ニルツェ
23:11:28
紙袋を再びごそごそし、ふたつめのサンドイッチ。 「あーん…… んぉ?」
23:11:54
「ゾールんだ。何してるんだろ」 と、向こうに歩く見知った顔を見つけてつぶやいた。
ゾール
23:13:34
なんだか一杯入ってそうな背負い袋を背負い直して、一息。
ニルツェ
23:15:22
「おーい! ぞーるー!!」 と、大きな声を上げて手を振ってみる。何事かと、広場を行く人々の何人かがこっちを向いた。
ゾール
23:18:01
驚いて声のする方向を見た。気を取り直すように小さく咳払いしてからいつもの表情を装い、ニルツェの元へと歩いてきた。
23:18:57
「何かと思った……ここで夕食?」
ニルツェ
23:20:37
こっちへやってきたゾールに、木陰から、や、と手を上げながら、「そんなとこ。……どしたのその大荷物。これから冒険(しごと)?」
ゾール
23:22:34
「ランドラーズか……最近はベーカーズだったから、今度はそっちを買うか」 紙袋を見てランドラーズのサンドイッチだと把握した。
23:23:33
「いや、これは……」 腰を下ろしてる隣にドス、と置いて
23:23:36
「本」
ニルツェ
23:23:42
「どっちも美味しいよね。あの二人に限っては、商売敵じゃなくて完全にライバルだもんなぁ」
23:23:49
「……本? それ全部?」
ゾール
23:25:18
「切磋琢磨もあって、おかげで飽きない」
23:25:35
「そう。流石に借りすぎた」
ニルツェ
23:26:35
――ああ、さすがに全部買ったってわけじゃないんだ? そうだよねえ、本って高いんでしょ……多分」
ゾール
23:28:09
「大抵は借りる。高いものもあるけど、そこは考えてるから平気」
ニルツェ
23:29:26
「ふうん……そうなんだ。そんなにたくさん、知りたいことがあるんだ?」
23:30:02
純粋に感心しているような声で言った。あんまりそういう習慣がないから分からない。
ゾール
23:30:36
「今回は知りたいこと、というか……まあそうだけど。どの言語を学ぶかを考えてて、決まらなくて……」
ニルツェ
23:31:46
「ゲンゴ。言葉かぁ……」 と、ふと気づいたように、――食べる?とサンドイッチを示して。
ゾール
23:33:24
「……今まであまり役に立ってる試しはないけれど。どの言語なら今後使うかなと思っていた」
23:33:45
「また、買いすぎた? 食べてもいいならもらう」
23:34:33
背負い袋を背にして、隣に座る。
ニルツェ
23:35:40
「ん」 そういうわけではないが、自分だけ食べているのも何となく、だ。笑って差し出す。
23:36:02
「んー、ゾールんって、いまどんな言葉を喋れるの?」
ゾール
23:37:19
「貰ってばかりも悪いから、帰りも一緒なら何か奢る」 受け取って、食べた。
23:37:46
何度か咀嚼して飲み込んだあと、「全部?」
ニルツェ
23:38:43
「え? ああうん。気にしないで丸ごと食べていいよ」
23:39:34
全部、という言葉を食べ物のことと受け取ったらしく。
ゾール
23:40:29
「………」 もぐもぐ。
23:40:53
「あ、いや……習得してる言語すべてか、と思って。まあ……」
ニルツェ
23:41:26
「え? あ。あーあー」 そっちか、 「あははは、でも、全部、って。そんなにあるんだ……?」
ゾール
23:42:01
「少ないかもしれない」
23:42:22
「交易共通語とドワーフ語は勿論として」
23:43:46
「妖精語、汎用蛮族語、妖魔語、ドレイク語……と、魔神語が話せられて」
23:44:32
「この中でドレイク語は一応読める」
ニルツェ
23:46:45
はー、と感心した声。 「それだけ読み書きできれば十分じゃない、って思うけど、まだ足りないんだ。ゾールんは勉強家なんだねえ……」
ゾール
23:49:12
「覚えられるなら、それでいいかな、と」
ニルツェ
23:49:35
――言葉がわかるのって、おもしろい?」
ゾール
23:51:54
「ええ、基本的には勿論。意思の疎通を目的としなくても、何を言いたいのかわかるのは、面白いと思ってる」
ニルツェ
23:53:31
――それは少しわかる気がするな。冒険に出ると、いろんな種族やいろんな魔物に出会うしね」
23:53:55
「あーあ。あの魔域みたいに、ぱっと言葉が分かるようになったらいいのになぁ……」
ゾール
23:56:03
「わかった時は、学んだ甲斐があったと思うわ」 
23:58:00
「読文に限れば、真語魔法で読めるようにはなる」
ニルツェ
23:58:29
うーんと伸びをして、頭の後ろで腕を組む。
ゾール
23:58:44
「あとは……話せないけど、通辞の耳飾りでわかるようなる、か」
ニルツェ
23:59:15
「高価っかいんだよねえ…… アレ」
23:59:36
そうぼやくニルツェは、ぼうっとした目で夕焼けに染まるお城を眺めている。
2018/12/21
ゾール
00:00:56
「そのかわり、払えば瞬時にわかるから……勉強に時間を費やさなくていいのは、それはそれでという気も」
ニルツェ
00:02:57
――ここって、ちょっとだけジャンヌと戦ったお城の周りに似てるよね」 ぽつっと。 「……まあ、お城ってだいたいどこもこういうものなのかもしれないけど!」
00:03:24
「真ん中にお城があって、まわりがぐるっと広場になってて、見晴らしよくて、街がよーく見えてさ」
ゾール
00:04:33
「ん? ………わからなくは、ない」
ニルツェ
00:04:43
「うーん、ジッサイちょっと考えてみようかな……」 通辞のピアス。
ゾール
00:05:33
「何語なら知りたいか、使うかを、買うなら考えたほうがいい」
00:06:01
「……向こうの黄昏とこちらの黄昏、違うけど。言われてみれば、そうなのかもしれない」
ニルツェ
00:06:51
「でしょでしょ?」
00:07:24
「気休めっていうか、ばかみたいな考えだけど…… なんかそう思ったら、ジャンヌが居たトコにほんのちょっとだけ近いような気がしてさ。ここでぼーっとしてたんだ、今日はずっと」
ゾール
00:10:45
「……」 口元を拭うと、おもむろに背負い袋に手を突っ込む。そこから取り出したのは本ではなく、不釣り合いなぐらい重厚そうなパイプ。
ニルツェ
00:11:50
――ん……。あれ、めずらしいね?」 煙草を吸っている所はまだ見た事ない、と思う。
ゾール
00:17:10
適当に羊皮紙を手に取り、『燃やして』 と妖精語を呟く。
2D6 → 5 + 3 + 【10】 = 18
00:17:13
もえました。
ニルツェ
00:17:30
もえた。
ゾール
00:18:35
火をパイプにかぶせてる。
00:18:42
この手順は必要なのかどうか
00:18:46
すごく悩んでいた。
00:18:58
はい吸って、
00:21:45
吐いたら当然煙がでて……煙の中に、女性の後ろ姿が現れた。
ニルツェ
00:22:16
「………え」 幻でも見ているのかと、目をごしごし。
ゾール
00:25:46
映像は再生される。女性がこちらを振り向くと、いつか見せた笑顔を向けた。
ニルツェ
00:26:28
「ジャンヌだ……」
00:26:59
腰を浮かせて、ゾールの肩をつかみ、「――これ、これ、どうしたの? いま何をしたの? どうしてジャンヌの姿が見えるの?」
ゾール
00:27:54
「そ、そんな力強く掴まなくても」 映像の中のジャンヌと目が合ったような気がしつつ。
ニルツェ
00:28:17
がっくんがっくん。
ゾール
00:28:26
「まあ、よく見て。煙だから……」
00:30:13
視線を煙に戻すことがあるなら、やがて煙の中のジャンヌは困ったような笑みを浮かべてから、ゆっくりと城へと歩いていく。
ニルツェ
00:31:38
ゾールの肩を掴みっぱなしだが、そう宥められると少しは落ち着きを取り戻し、煙が描きだす光景をじっと見る。
ゾール
00:33:50
黄昏に照らされながら、城の中へ入っていく……その途中、そよ風が吹いて煙はかき消えた。
ニルツェ
00:34:47
「………」 ぺたん、と腰を下ろした。
00:35:48
「そっか。魔法のアイテムなんだね……それ」」
ゾール
00:36:50
「そう。スモークグラファーと言ってね……煙だから当然白黒のだけど、こうやって煙で映像を再現できる」
ニルツェ
00:38:05
――じゃあ、これはゾールが見たジャンヌの姿なのかな」
ゾール
00:39:13
「そういうことになる」
ニルツェ
00:39:25
「そっか……」
00:40:07
何を思ったのか。少しの間をおき、再び少女は、そっか、と小さくつぶやいた。
ゾール
00:40:24
「そういう風に思い描いた、ようなものだけどね」
ニルツェ
00:40:51
――またジャンヌの姿を見られると思わなかったな。良い道具だね、これ」
00:41:41
「へへ。ありがと、見せてくれて」
ゾール
00:44:42
首を横に振って、「私も、ニルツェの話を聞いて、城の周りに似てるかもと思ったから……見てみたくなった」
00:46:07
「……風が出てきたから、これ以上ここでは見せられないけど。」
ニルツェ
00:46:09
なんとなく、面影を求めて此処に居たのだが、まさか幻とはいえ姿まで見られるとは思っていなかった。
00:46:59
――っと、ほんとだね」 夜の匂いがする風に、小さく肩をすくめて。
00:48:19
うーん、と伸びをして。「もうすっかり日も落ちちゃったし、そろそろ行こっか」 紙袋を片付けて、立ち上がる。
00:49:19
「呆けてるのは今日でおわり! また新しい冒険を探さなくちゃ」
ゾール
00:50:40
灰を容れ物に入れ、背負い袋を持ち、背負う。
ニルツェ
00:50:45
両腰に提げた〈望まれた希望〉をぽんと叩き、「この子と一緒にね」と笑い。
00:51:37
――ってわけで、ニルは 〈星の標〉(おみせ)の方に顔を出そっかなって思うけど、ゾールんはどーするー?」
ゾール
00:52:03
「呆けてたの? ……わかるけど」
00:52:42
「宿もそこだし、寄る場所もないから行く」
ニルツェ
00:52:55
「あはは……。なんか、反動っていうか――ね」 短い時間とはいえ、あれは激動の日々だったから。
ゾール
00:53:06
「……そうでなかったら、買わない」
ニルツェ
00:53:27
「ん。おっけー、じゃあ行こ行こ!」 あ、本持つの手伝おっか? などと声をかけながら、歩いていく。
ゾール
00:55:14
「そう? じゃあ」 と返しながら持たせたりして歩く。
ニルツェ
00:55:41
並んで歩く背中が、だんだんに小さくなって――
SYSTEM
00:55:43
ニルツェ様が退室しました。
SYSTEM
00:55:55
ゾール様が退室しました。
ゾール
20回
30回
40回
50回
60回
70回
81回
90回
100回
110回
120回
1回平均8.000
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 3
0.00%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 7
0.00%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 6
0.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 6
0.00%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 81回
100.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 11
0.00%
6 + 6 = 12
0.00%
合計1回平均8.000
2d6合計分布
20回
0.00%
30回
0.00%
40回
0.00%
50回
0.00%
60回
0.00%
70回
0.00%
81回
100.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
110回
0.00%
120回
0.00%
1/2d6分布
10回
0.00%
20回
0.00%
31回
100.00%
40回
0.00%
51回
100.00%
60回
0.00%
発言統計
ニルツェ54回48.2%2333文字58.6%
ゾール55回49.1%1526文字38.3%
その他(NPC)3回2.7%123文字3.1%
合計112回3982文字