文字:
20181224Y_0
- 2018/12/24◥
- SYSTEM◥
- 01:08:12
- 様が入室しました。
- TOPIC◥
- 01:08:38
- 王都イルスファール西門外、早朝 by
- ◥
- 01:09:13
- そこはマギテック協会並びに王国鉄道公社の敷地を臨む城壁外の一角にある空き地である。
- SYSTEM◥
- 01:09:51
- 様が入室しました。
- ◥
- 01:10:25
- 鉄道の資材置き場としてならされたその場所は「そのうちまた資材置き場として使うかもしれない」等という極めてアバウトな理由でそのまま捨て置かれていた。
- 01:10:39
- そんな空き地に、いつの頃からか勝手に木製の的やら丸太やら巻き藁が持ち込まれるようになった。
- 01:10:48
- 冒険者の仕業である。街中での刃傷沙汰はご法度、とはいえ、仕事の無い日々に腕を鈍らせるわけにもいかぬ。
- 01:10:55
- 体の良い訓練場として、この空き地は冒険者の間で細々と利用されているのだった。
- 01:11:05
- 此処ならば多少派手な物音を立てても大丈夫――
- 01:11:40
- 住民たちはきっとこう思うことだろう。「ああ、また“ビッグボックス(びっくり箱)”の連中が何かしてやがるんだな」と――
- 01:16:23
- だが、早朝、空き地は静寂に包まれていた。朝もやけぶる中、早起きの小鳥たちが止まるのは――
- ミカサ◥
- 01:17:42
- 「―――」魔術師ギルドにて蘇生された翌朝、異装の少女は日が昇る前にこの場所にやって来ていた。
- 01:18:52
- 「―――」その身を包む重装の具足は、無い。双角と共に少女の異装を現す金砕棒も無い。
- 01:20:38
- 「―――」それらは《荷物》として運ばれる際に、重量を少しでも軽減するため、旅先で外されたのだそうだ。此処には無い。
- 01:22:25
- 「―――」故に、今、少女が金砕棒の代わりに抱えるソレは……《鉄道の枕木》だ。身の丈ほどもあるそれは重厚で、頑丈で、まさに木塊だ。
- 01:23:50
- 「―――」少女はその木塊を金砕棒に見立てて、薙ぎ払いの構えと動作をゆっくりとゆっくりと、数十分をかけて行っている。
- 01:25:54
- 「―――」亀の歩みよりも遅いその挙動は警戒感を抱かせないのか、足元にチュンチュンと小鳥が舞い降りる。
- ◥
- 01:26:40
- プアァ と、駅の方から汽笛が鳴り響いた。一番列車の到着を報せるものだろう。驚いた小鳥がバササと飛び立つ。
- ライカ◥
- 01:27:44
- 「……だめだ……全然、寝れない……。いや、アンスレイさんに任せたから多分大丈夫なはずなのに……」そんな列車の音が鳴る中で1人の神官が散歩をしていた。目の下にクマができている。よく寝られなかったと推測できよう。
- ミカサ◥
- 01:28:50
- 「!?」汽笛の音よりも小鳥の羽ばたきに気を取られ、緊張が緩んだ。姿勢を維持するのにすでに限界近くまで酷使されていた身体が疲労を思い出し、休めと騒ぐ。
- ライカ◥
- 01:29:05
- 彼女はちょうど空き地付近を歩いていた。いつもの神官服ではあるが、仕事をする気はなくとぼとぼと歩いている。
- 01:29:43
- 小鳥が頭上を飛んでいく。ぼやっと、空を眺めた。
- 01:30:43
- 「……空き地か。誰か朝からトレーニングでもしてるのか? ご苦労様だよな……はぁ」先に続く言葉は見当たらない。が、空き地の方を見やろう。
- ミカサ◥
- 01:30:47
- 「っ……はぁ、はぁ…」重たい枕木を取り落とせば、ガランゴロンと思ったよりも大きな音が響いた。
- ライカ◥
- 01:31:24
- 「……ん?」さすがに大きな音で気づく。あれ、あの見目形は……?
- 01:31:54
- 「あれ……嘘……?」目をごしごしと、再度確認する。
- 01:32:42
- 思わず駆けだしていた。幻覚でも構わない。だけど、苦しそうにしていた彼女を見ればとにかく走るしかなかった。
- 01:32:56
- 自分の不甲斐なさゆえに守り切れなかった彼女へと
- ミカサ◥
- 01:33:33
- 空き地にいるのは白と赤の風変わりな装束を身に纏う少女だ。艶やかな黒髪から覗くのは一対の角。何とも現実感に欠ける光景だ。
- ライカ◥
- 01:34:21
- 「ミ、ミ、ミ……」走りながらやってくる。目からは涙があふれていた。
- 01:35:04
- 「ミガザぢゃあああああん……」何とも情けない声である。彼女のもとへ駆け寄った
- 01:36:03
- 「ううううぅぅぅ……ごめん、ごめんよぉ……うぁぁぁぁん」といいながら、キュア・ハートを行使してしまう
- ミカサ◥
- 01:36:12
- 「はぁ…はぁ……すぅ…はぁ」呼吸を整え、再び枕木に手を伸ばそうとしていたところに
https://sw.tale.blue/tmp/wannya/pTOVhp.jpg
- ライカ◥
- 01:36:43
- 行使
- 01:36:46
2D6 → 6 + 1 + 【11】 = 18
- 01:36:56
18 = 7 (1 + 6 = 7) + 【11】 威力 : 30
- 01:37:06
- もう一回
2D6 → 1 + 4 + 【11】 = 16
- 01:37:08
21 = 10 (6 + 5 = 11) + 【11】 威力 : 30
- ミカサ◥
- 01:37:35
- 「まぁ、ライカ様。お帰りになら…ら、ライカ様?」
- ライカ◥
- 01:38:11
- 「うぅぅぅぅ……嘘じゃないよね……うぁぁぁぁ……」>そのまま胸に飛び込んでしまった。嗚咽を漏らしながら。
- ミカサ◥
- 01:39:17
- 二度にわたって行使された癒しの奇蹟は鍛錬によって悲鳴を上げていた筋肉たちを容赦なく黙らせた。
- 01:40:28
- 「ライカ様…」泣きじゃくる彼女を抱き留める。具足や金棒に比べればどうという事も無い重みだ。だが、それ以上に重たく感じる。
- 01:41:06
- 「ミカサは、此処におります。恥ずかしながら黄泉還って参りました…。」
- ライカ◥
- 01:41:40
- 「うぅぅぅ、ごめんなざい……神官……しんがんじっがくの私をゆるしでぇ……でも、よがったよがったよぉ……」清楚も、いつもの饒舌もどこへやら。泣きじゃくる子供である
- ミカサ◥
- 01:44:04
- 「あらましは、アンスレイ様よりお伺いいたしました。誰か一人の責任では無かったと…わたくしの力不足だけでもなく、どなたの失策でもなく、ただ、為るようにして為ってしまったのだと」
- ライカ◥
- 01:44:45
- 「ううう……それでも……私は油断してたんだ……これくらいなら、回復できるって……」ようやく泣き止んできて
- ミカサ◥
- 01:46:13
- 「わたくし以外のどなたにも欠けが無かったことは、ライカ様や他の皆様の働きあっての事にございましょう」
- ライカ◥
- 01:46:38
- 「ぐずっ……うん……」
- ミカサ◥
- 01:48:07
- 「こうして黄泉路より呼び戻していただく事が出来たのも、皆様の尽力あっての事にございます。」
- ライカ◥
- 01:48:59
- 「……うん……それだけは本当によかったよ……」目を赤くして見つめる
- ミカサ◥
- 01:49:36
- 「まことにありがとうございました。こうして再戦の機を得ることが出来、ミカサは嬉しく思います。」深々と頭を下げ
- ライカ◥
- 01:50:36
- 「……頭下げなきゃいけないのはこっちなのに……ううう、ああ……いい匂いがする……」安心してきたのか、いつもの調子が少し戻ってきたような気がする
- ミカサ◥
- 01:51:50
- 「ですが……」顔を上げ、眉尻を下げ 「自惚れでなければ、皆様に傷を残してしまったのではないか、と……それだけが口惜しくございます。」
- ライカ◥
- 01:52:52
- 「ううん、大丈夫……だって今……ここにミカサちゃんがいるから……もう全然大丈夫……」
- ミカサ◥
- 01:54:23
- 「そう、でしょうか……しかし、宜しいのですか…?この地の神々も人々も穢れを厭い、黄泉還りを厭うと聞いております。」
- ライカ◥
- 01:55:30
- 「……そりゃそうなんだけどさ……でも……穢れとか、そんなのとか関係なくてっ……」
- 01:56:00
- 「ミカサちゃんが無事でよかったから……それで私はいいんだよ……次は絶対倒れないように頑張るから……」
- ミカサ◥
- 01:56:24
- 「わたくしのような穢れた鬼と共にいるところを余人に知られるはライカ様にとっても……」
- ライカ◥
- 01:56:54
- 「なーにが穢れてるだよぉ……、可愛ければなんでも許されるのよ……」
- 01:57:43
- 「世間体で私は神官とか、冒険者してるんじゃないのよ……」
- ミカサ◥
- 01:58:52
- 「……ミカサは果報者にございます。ですが、そのような仰り様、いと賢き御神のしもべには些か相応しくないのではと思います」嬉しさと困った、という表情がない交ぜになった顔で
- ライカ◥
- 02:00:45
- 「……ええい、賢神がなんだ……あっ、キルヒア様……見捨てないで……でもだって、ミカサちゃんは知識とか破壊しないもん……」
- 02:01:03
- 「そりゃレブナントになっちゃったなら、私も……覚悟を決めなきゃだめだけど」
- 02:01:25
- 「でもでも……今ならまだ大丈夫……ミカサちゃんとまた、一緒にいられるからさ……」
- ミカサ◥
- 02:02:51
- 「はい。」次に蘇生を受けた時はこの街に居られなくなるそうなのです。とは口には出せませんでした。
- 02:04:30
- 「わたくしも屍人に墜ちたくはございません。再び不覚を取る事なきよう、鍛錬に励む所存にございます。」
- ライカ◥
- 02:04:49
- 「だから……私は気にしないから……また一緒に……依頼受けに行こう?」
- 02:05:13
- 「私も絶対次は倒れさせないように……知識と修行を積むから……」
- ミカサ◥
- 02:05:30
- 「ところで、その……このように抱き着かれていては、あ、あの…汗臭いのでは……」
- ライカ◥
- 02:06:11
- 「ハッ……」
- 02:06:15
- と、飛びのいて
- 02:06:29
- 「い、いえ……いい匂いでした……汗臭いなんてとんでも」
- 02:06:43
- 「ぁぁぁぁあ!?」やばいこと口走ったと意識して
- ミカサ◥
- 02:09:36
- 「お、お戯れはお止しくださいっ」集中が途切れたのか、みるみる角が元の大きさに戻っていき、肌の色が透けるような青白さを帯び――てしまったせいで、かんばせに朱が散った様がありありと見える。
- ライカ◥
- 02:10:36
- 「ああっ、透けて見える!? 透けて見える!? ああ……キルヒア様、クス様……ありがとう……」と、鼻血吹き出して、倒れました
- 02:13:23
- という感じで、たいして透けてもないのに倒れてしまったようだ
- ミカサ◥
- 02:15:10
- 「な、何が見えると仰るのですか…はっ」肌襦袢(下着)と比べれば厚手の水干(着物)が汗に濡れて透けるなどという事は無いのだが。よもや、赤くなった顔の事だなどとは思いも寄らず
- 02:17:59
- 「すぅ……はぁ」襟元の乱れを正し、深呼吸をして異貌状態をどうにか解く。
- ライカ◥
- 02:19:28
- 「ぶへら……ごめん、色々と、色々とありすぎた……」>鼻血を出しつつ
- ミカサ◥
- 02:19:35
- 「……困った人」何やら満足げな表情で倒れているライカ様を抱え起こし、お顔の血を拭い清め
- ライカ◥
- 02:19:52
- あ、このままねてよ
- ミカサ◥
- 02:20:14
- た、狸寝入りを…!?
- ライカ◥
- 02:20:16
- 「あっ」抱えられて、幸せそうに気絶した
- ミカサ◥
- 02:22:31
- 「はぁ…」本当は、再会したらどのような顔で、どのような言葉を交わせばいいか、迷っていた。
- 02:23:43
- 「……」だというのに、あのように泣きじゃくり、再会を喜ばれてはそんな迷いも吹き飛んでしまう。
- 02:25:34
- 「おかえりなさい、ライカさん」還って来たのは自分の方なのだが、これはこれで誤りでは無いだろうと思う。
- 02:26:21
- この、イルスファールの地こそが今の自分の、自分たちの帰るべき場所なのだから。
- 02:27:59
- 気絶しているのか狸寝入りをしているのか判断のつかないライカを背負い、星の標(帰るべき場所)へと向かうのでした。
- ◥
- 02:28:03
-
- 02:28:04
-
- ◥
- 02:28:33
- ありがとうございます。眼福でした
- ◥
- 02:28:37
- 透けてなどいませぬ><
- ◥
- 02:28:51
- はい;;
- 02:29:01
- ごめんなさい;;
- 02:29:16
- 子奴の幻覚ですね、べしべし
- ◥
- 02:29:26
- 困った人にございますね…
- ◥
- 02:29:27
- こやつ
- 02:29:31
- ええ
- 02:29:58
- ともあれありがとうございました
- ◥
- 02:30:27
- お付き合いいただきありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
- SYSTEM◥
- 02:30:33
- 様が退室しました。
- ◥
- 02:30:37
- よろしくおねがいします! おつでした
- SYSTEM◥
- 02:30:39
- 様が退室しました。
- ◥
-
他(NPC) |
2 | 0回 | |
3 | 0回 | |
4 | 0回 | |
5 | 1回 | |
6 | 0回 | |
7 | 2回 | |
8 | 0回 | |
9 | 0回 | |
10 | 0回 | |
11 | 1回 | |
12 | 0回 | |
計 | 4回 | 平均7.500 |
2d6分布 |
1 + 1 = 2 | 回 | | 0.00% |
1 + 2 = 3 | 回 | | 0.00% |
1 + 3 = 4 | 回 | | 0.00% |
1 + 4 = 5 | 1回 | | 25.00% |
1 + 5 = 6 | 回 | | 0.00% |
1 + 6 = 7 | 1回 | | 25.00% |
2 + 1 = 3 | 回 | | 0.00% |
2 + 2 = 4 | 回 | | 0.00% |
2 + 3 = 5 | 回 | | 0.00% |
2 + 4 = 6 | 回 | | 0.00% |
2 + 5 = 7 | 回 | | 0.00% |
2 + 6 = 8 | 回 | | 0.00% |
3 + 1 = 4 | 回 | | 0.00% |
3 + 2 = 5 | 回 | | 0.00% |
3 + 3 = 6 | 回 | | 0.00% |
3 + 4 = 7 | 回 | | 0.00% |
3 + 5 = 8 | 回 | | 0.00% |
3 + 6 = 9 | 回 | | 0.00% |
4 + 1 = 5 | 回 | | 0.00% |
4 + 2 = 6 | 回 | | 0.00% |
4 + 3 = 7 | 回 | | 0.00% |
4 + 4 = 8 | 回 | | 0.00% |
4 + 5 = 9 | 回 | | 0.00% |
4 + 6 = 10 | 回 | | 0.00% |
5 + 1 = 6 | 回 | | 0.00% |
5 + 2 = 7 | 回 | | 0.00% |
5 + 3 = 8 | 回 | | 0.00% |
5 + 4 = 9 | 回 | | 0.00% |
5 + 5 = 10 | 回 | | 0.00% |
5 + 6 = 11 | 回 | | 0.00% |
6 + 1 = 7 | 1回 | | 25.00% |
6 + 2 = 8 | 回 | | 0.00% |
6 + 3 = 9 | 回 | | 0.00% |
6 + 4 = 10 | 回 | | 0.00% |
6 + 5 = 11 | 1回 | | 25.00% |
6 + 6 = 12 | 回 | | 0.00% |
合計 | 4回 | 平均7.500 | |
2d6合計分布 |
2 | 0回 | | 0.00% |
3 | 0回 | | 0.00% |
4 | 0回 | | 0.00% |
5 | 1回 | | 25.00% |
6 | 0回 | | 0.00% |
7 | 2回 | | 50.00% |
8 | 0回 | | 0.00% |
9 | 0回 | | 0.00% |
10 | 0回 | | 0.00% |
11 | 1回 | | 25.00% |
12 | 0回 | | 0.00% |
1/2d6分布 |
1 | 3回 | | 75.00% |
2 | 0回 | | 0.00% |
3 | 0回 | | 0.00% |
4 | 1回 | | 25.00% |
5 | 1回 | | 25.00% |
6 | 3回 | | 75.00% |
発言統計 |
その他(NPC) | 73回 | 76.8% | 3410文字 | 84.0% |
| 22回 | 23.2% | 649文字 | 16.0% |
合計 | 95回 | 4059文字 |