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20190225Z_1

2019/02/25
SYSTEM
23:53:27
 様が入室しました。
 
23:54:18
王都イルスファール。〈星の標〉に程近い大通りの一角。
23:56:10
旅の吟遊詩人の一団でも来ているのか、陽気で、楽しげな音楽が鳴り響いている。
23:56:51
音に誘われ、近づいてみれば、通りの脇にできた、ちょっとした人だかり。
スゥ
23:58:35
――♪」 その中心で踊っているのは、年端も行かぬ若き踊り子の少女であった。
23:59:53
のびやかに身体を使い、跳んで跳ねては、くるりとターン。両手に持ったヴェールが、意志を持っているかのように尾を引いて流れる。
2019/02/26
スゥ
00:02:00
男性たちの歓声に応え、ときおり艶めかしい動きを取り入れたりもするも、けして蓮っ葉な感じではない。
00:03:38
やがて音楽はクライマックスに差し掛かり転調、楽団がテンポを一段階上げると、自然とまわりから手拍子が上がりはじめた。
00:04:33
手足につけた鈴をしゃんしゃんと鳴らし、素肌にまぶしい汗をきらめかせながら、少女は最後のターンを決めて――
00:05:06
じゃん、と音楽が終わった。歓声が上がり、拍手が湧き、おひねりが飛ぶ。
00:05:48
少女――スゥは息を整えながら、楽団のメンバーと並んで、陽気に人々へ一礼してみせた。
 
00:05:55
 
00:05:56
 
SYSTEM
00:06:08
様が入室しました。
スゥ
00:06:37
吟遊詩人のおじさんがくれた袋には、思ったよりも、ガメルはたくさん入っていた。
00:07:33
勝手に飛び入りで飛び込んだのだし、お金に困っていないからいい、と一度は言ったのだが、結局もらっておいたのだ。何せ向こうもこっちもプロなのだから。
00:08:29
そんなわけで、人が散り、流れが元に戻った大通りの隅にちょこんと座り、もらったお金で買った食べ物を、一人でもそもそと食べていた。「………」
テンリョウ
00:12:09
「……お、いたいた。やっほー♪」 大通りの隅にいた彼女を見つけ、聞こえるように声かけながら手を振り、近づいていく。
スゥ
00:12:31
天下のイルスファールの大通り。他にもっと旨いものは転がっているだろうに、ふかしたイモだとか干し肉という、シンプル極まりない食事。もぐもぐ。
00:12:37
「……ン」
00:12:50
もぐもぐを止めて、少女は顔を上げた。
テンリョウ
00:13:48
波打ち、赤みががかった金の髪を揺らしながら、ご機嫌そうにスゥの眼の前に。
スゥ
00:14:01
「あれ。このあいだのお姉さんダ」
テンリョウ
00:14:10
「や、スゥ。そうそう、テンリョウさんだよ!」
スゥ
00:14:44
以前の冒険で一緒になった、ナイトメアの女性だ。
テンリョウ
00:15:13
「さっきはお疲れ様、いい踊りだったじゃない?」 先ほど楽団で踊っていた彼女を見ていたらしい。
スゥ
00:15:16
腰を上げて立ち上がり、それでも頭一つは低くて、陽気なテンリョウの顔を見上げる。
テンリョウ
00:15:35
「あ、いいよいいよ。ゆっくり食べな?」
スゥ
00:16:00
「あ……」 「見てたんダ。ごめんなさい、気づかなかった」
00:16:14
「ン―― テンリョウも食べル?」 食べかけのイモ。
テンリョウ
00:17:33
「そだなー、でもご飯っぽいから、ウンとは頷きにくい……むしろ更に足したくなっちゃうっていうか」 うむむ。
スゥ
00:18:19
「んン……」 力を入れると、ほくほくにふかされたイモは何とか二つに割れた。ん、と片方を突き出す。
テンリョウ
00:19:58
「んもー、いいのにぃ。そうされちゃうと受け取らないのも何よね。ありがとね、スゥ」 イモを受け取り、スゥの座っていた隣辺りに腰掛ける。
スゥ
00:21:11
「お金は余っているし、気にしないでいいヨ。スゥはお金持ちだから」 どや、と得意げな顔をする。 「あと1年くらいは何もしなくてもおイモが食べられるヨ」
テンリョウ
00:22:28
「お、売れっ子発言か? その年で中々やるわね!」 ふふっ、と明るく笑うが、
00:23:43
「おイモだけじゃ物足りなくないかな。もちょっといいやつ食べてもいいと思うよ? や、イモが悪いってわけじゃないけど」
スゥ
00:23:48
「冒険者は稼ぎがいいからネ。踊りを踊るより、剣で斬って回った方がお金がもらえるなんて、はじめて知ったんだヨ」
00:24:40
「……おイモ、美味しくなイ?」
テンリョウ
00:26:01
「そりゃ、身体張ったお仕事だもん。それ相応の報酬がでなきゃ、割に合わないわよ?」
00:27:04
「好きは好きだよおイモ! そのままでもいいけど、調味料あるともっとおいしいというか」
SYSTEM
00:27:25
様が入室しました。
スゥ
00:28:52
「割りに合わないかナ。テンリョウたちと初めてのボーケン、結構楽しかったかラ」 それだけでも結構満足だった、というような。
00:30:34
「よかっタ! スゥは、おイモ好きだよ」 もぐもぐ。
テンリョウ
00:30:50
「ほら、危険と隣り合わせっていうか。遺跡の中に入るにしろ、蛮族と戦うにしろ、さ」 ほら、と人差し指を立て、くるりと小さく丸を描いて。
スゥ
00:31:52
確かに危なくはあった。苔とかゴブリンとか。
00:31:55
彼女も同時に冒険者登録をしていたことを思い出し、 「テンリョウが冒険者になったのは、おカネモウケのため?」
テンリョウ
00:32:11
「ま、そうね。何もなければ、皆と軽い遠足みたいな気分だったりするから――あ、いけないわねこんなこと言っちゃ」 と、口元を片手で隠すように。
SYSTEM
00:32:46
 様が入室しました。
テンリョウ
00:33:11
「あー、私は違うんだな。修行でこっちに来たんだ」
スゥ
00:33:30
――シュ…ギョウ?」
姿なき者
00:34:18
てくてく、てくてく。
 
00:34:48
姿なき者――
姿なき者
00:34:54
すっ。 すっ。
00:35:05
てくてく、てくてく。
テンリョウ
00:35:14
うん、としっかり頷き、 「一纏めにしてるけど、僧……と、神官として心身を鍛錬、ていうかね」
スゥ
00:35:15
――ン」 何か、気にかかる気配があったような、なかったような。
テンリョウ
00:35:28
技能がないから気づくわけがない!
2D6 → 3 + 3 = 6
00:35:49
「ん? どしたのスゥ」 何か気になるものでもあったのかな? と、大通りに目を通す。
00:35:50
次、君達が食べ物を見れば、干し肉が二人分の肉サンドに変わっていることだろう。
スゥ
00:36:06
「ソ、ウ? ……ああ、神官さんの修行カ」
 
00:36:27
謎の能力――
00:36:39
姿なき職人、だよ。
 
00:36:53
姿なき食品?
00:36:58
00:37:02
???
テンリョウ
00:37:20
「そ。私まだまだ未熟でさ。本当なら、故郷でじっくり……なんだけど、なかなかそうもいかなくて」
00:38:09
「機会があったから、思い切ってこっちに来てみたんだ」 大通りから目を外し、に、と笑んだ顔をスゥに見せる。
00:38:16
食べ物にはまだ気づいていない!
00:38:34
実質コンシール・セルフだから能動的な事すると姿見えちゃうんだけど、まあフレーバーということで。
00:38:48
ほい。
スゥ
00:38:50
「修行って言うわりにハ…… あは。何だかテンリョウ、楽しそうだネ」
???
00:40:10
遠くで「干し肉はやっぱりかたいでありますね」 てくてく。
テンリョウ
00:41:07
「……えへ。違う文化だしさ、面白いもんだからつい楽しんじゃってっていうか……」 後ろ頭を掻いて参ったなーといった感じで笑いながらスゥの手元に目を落とし
スゥ
00:41:12
「ン―― あれ」 イモを食べ終わって、干し肉に手を伸ばしたところで。 「……あれれ……」
00:41:37
「お肉が、おっきくなっタ……」 ちがう。
テンリョウ
00:41:40
「……あれ? スゥが持ってたのって、ただの干し肉だったような……?」
スゥ
00:42:28
「……テンリョウって、手品や芸も使えるノ?」
テンリョウ
00:42:32
「や、やっぱり違うの持ってたよね。あれー? 誰かの悪戯?」
スゥ
00:42:41
いつの間にすり替えたの? と聞いている。
テンリョウ
00:42:45
「いやいやっ、私じゃないよっ!? そんな器用なことできないって!」
スゥ
00:43:14
じ、とテンリョウの目を見上げる。
00:43:51
嘘をついているようには見えなかったので、「ンー……」 3秒ほど考え、 「まあ、いいよネ。あーん」 もぐもぐもぐもぐ。
テンリョウ
00:43:57
「本当だってぇ。そんな風に私を見つめないでよぉ……御天道様の奇跡でもないよ?」 そんなことできないよ、と必死に首を横にふる。胸も一緒に揺れる。
00:44:46
「あっ、普通に食べちゃ…… ここだと日常茶飯事なのかしら?」 んん、と首傾げながら。
スゥ
00:44:47
ぶるんぶるんと揺れる胸の横で。「!」 うぐっ、と口元を抑えた。
テンリョウ
00:45:25
「げっ、大丈夫!? ど、毒だったらまずいわ……」 テンリョウはキュアディジーズの構え。
スゥ
00:45:29
「ウ…… あ、あァ――……っ」
テンリョウ
00:46:02
プレイヤーが間違っています。キュア・ポイズンにございます。
スゥ
00:47:04
「おおぉおぉ……なにこレ……おいじぃヨ……」 泣き出し、かぶりついては泣いている。
00:47:28
ぼろ……ぼろ……
テンリョウ
00:47:37
「お、御天道様(ティダン)っ、迂闊に食べちゃった同胞の毒を消し」
00:47:59
「………ん!?」 お祈り止めてスゥの様子を見る。
00:49:13
「え、毒じゃない。いやこれから? いやいやいや……え、感動してるの?」 スゥの膝を人差し指でつんつん。
スゥ
00:49:30
「………」 ぐす、ひっく、と泣きながら、しかし手と口を休めることはない。
00:50:15
テンリョウのぶんもありますよ。
00:50:35
あるよ。
テンリョウ
00:50:39
00:50:59
「泣けるほど美味しいものなの……?」
スゥ
00:51:40
テンリョウ用だと、いわんばかりに、もう一つのサンドが彼女を誘っている。ゴゴゴ……
テンリョウ
00:51:43
「……」 ごくり。生唾飲んでもう一つのソレを見る。
 
00:52:37
多分、まあふつうに美味しいよね、くらい――
00:52:49
うん。
テンリョウ
00:53:14
(御天道様(?)「打ち克つのです」 , ちょっとぐらい食べてもいいでしょう , スゥの様子見よう , 二個目もスゥに上げれば良いのでは?) → [二個目もスゥに上げれば良いのでは?]
00:54:04
「……スゥちゃん。もしかして、おイモと干し肉以外の食べ物に疎かったのかな?」
スゥ
00:54:37
「……ンぇ?」
テンリョウ
00:54:39
「二個目も、私に気にしないで、しっかり食べな……!」 力強く頷いて、スゥの背中を優しく擦りました。
スゥ
00:54:53
すべすべです。
テンリョウ
00:55:17
「御天道様もにっこりのすべすべね……」 すべすべ。
スゥ
00:55:38
「そんな…… そんな悪いヨ。二つもなんて―― ふた、つ、も」
00:55:52
肉サンドにするする手が伸びて。
00:56:13
「テンリョウは…… テンリョウはいい人だネ……」 二つ目もいただきます。
テンリョウ
00:56:19
「スゥはしっかり働いたのよ! さ、食べて! あとそれと、また今度美味しそうなところ見つけたら、そこで一緒に食べましょ!」 ね! うん!
スゥ
00:57:10
心底幸せそうに、二つ目も平らげました。
テンリョウ
00:57:42
「いいのいいの。その笑顔が私の糧よ……」 御仏スマイル
スゥ
00:58:16
「はぁ…… お腹、いっぱいだヨ……」 むき出しのお腹をさすりさすり。満ち足りた表情で、ほぅ、と息をついた。
テンリョウ
00:58:29
「……」 でもなんだったんだろう。何故干し肉サンドになっていたのだろう。脳内で謎が迷宮入りしたのだ。
00:58:36
これで一緒になった時の布石ができた──
テンリョウ
00:58:50
でも、目の前の少女の笑顔があるからいいよね! て感じでうんうん頷いてました。
 
00:58:54
これがイルスファール七不思議のひとつ(嘘)
00:58:58
まじかw
00:59:19
いい七不思議ダナー
 
00:59:35
さて、1時だしきりもいいしこの辺りでー
00:59:55
そうか――あばよ、またな
スゥ
01:01:52
少女は幸せそうに息をつくと、「テンリョウは、これからどうするノ?」
テンリョウ
01:02:58
「ん? 私? そうねぇ。たまたまスゥが踊ってるの見かけたから見てたんだけど……もうちょっとこの辺ぶらぶらしてようかな?」
スゥ
01:03:49
それはいい考えだ。 「それじゃ、ついてく。まだこの街のコト、あまり見て回っていないかラ。色んなとこ、行ってみたいナ」
テンリョウ
01:05:26
「スゥもこっちに来たばかり、だったんだっけ。よし、それじゃ私と一緒に行こう! あ、気になるところがあったら言ってね」
01:05:39
すぅも
スゥ
01:07:03
「ウン! じゃあ、テンリョウ、行こウ?」 歩き出したかと思えば、鈴の音響かせて、くるっとターン。テンリョウを振り返って手を取ると、誘うように手を引くのだった。
 
01:07:12
あっ、スゥモ!
テンリョウ
01:08:53
「へへ。一人で見回るのもいいんだけどさ、人と一緒に見るのもいいよね」 にま、と笑みかけ、スゥの手を取って立ち上がり、歩き出した。
 
01:09:48
おつかれさま! さんきゅー
01:10:22
おつおつ~~
SYSTEM
01:10:36
様が退室しました。
 
01:10:40
遊べてよかった。またな!
SYSTEM
01:10:42
 様が退室しました。
他(NPC)
20回
30回
40回
50回
61回
70回
80回
90回
100回
110回
120回
1回平均6.000
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 3
0.00%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 7
0.00%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 61回
100.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 6
0.00%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 11
0.00%
6 + 6 = 12
0.00%
合計1回平均6.000
2d6合計分布
20回
0.00%
30回
0.00%
40回
0.00%
50回
0.00%
61回
100.00%
70回
0.00%
80回
0.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
110回
0.00%
120回
0.00%
1/2d6分布
10回
0.00%
20回
0.00%
32回
200.00%
40回
0.00%
50回
0.00%
60回
0.00%
発言統計
その他(NPC)101回78.3%4067文字89.0%
 14回10.9%315文字6.9%
14回10.9%187文字4.1%
合計129回4569文字