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20190228X_0
- 2019/02/28◥
- SYSTEM◥
- 00:52:54
- 様が入室しました。
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- 00:56:20
- 様が入室しました。
- TOPIC◥
- 00:56:32
- 〈星の標〉夜 by
- ◥
- 00:57:08
- ――その日、それなりに人気のある〈星の標〉の一角に、殆ど人影がない場所があった。
- 00:57:59
- その辺りのテーブル席には、一人の長い銀髪の娘が腕を組んで座っている。
- 00:59:00
- その表情は非常に険しく、知らぬ者が見ても明らかに不機嫌であり――彼女を知る者が見れば、ただでさえ普段から愛想の悪い人物であるのに、あんな顔をしている時に近づきたくないと思うのは道理だろう。
- シグネ◥
- 01:00:15
- 「…………」 食事を作る気分でもなかったので、夕食を摂りに此処へ来た。食事を終えてからもずっと口をへの字に結んだまま、表情は一切緩まない。
- 01:02:48
- 「……ふん」 懐から取り出したのは3枚のカードキー。半ば強引にマギテック協会から借りてきたものだ。
- ◥
- 01:04:38
- 長らく冒険者ランクに興味を示さず、いわゆる隠れた実力者だった彼女もいまは大剣級。知名度が上がったことで、図らずもその近寄りがたさまでもが上がってしまっている状況だ。
- シグネ◥
- 01:04:49
- すぐにでもこれらを使って、先に向かった遺跡の更に奥へと向かいたいのは山々だが、一人で行ってもどうにもならない事は理解している。ましてアネットだけを連れていっても、彼女を余計な危険に晒すだけだ。
- 01:05:58
- 思い立てばすぐに行動する事が殆どの娘は、自分だけでは如何ともし難い事態のもどかしさと、その事態を取り巻く様々な存在に苛々を募らせていた。
- ◥
- 01:07:18
- 「寄らば斬る」とでも言われかねないピリピリとした空気が漂う中、いい加減、店主のガルバが声をかけようとした時――
- アネット◥
- 01:07:48
- おんみつー
2D6 → 5 + 3 + 【9】 = 17
- シグネ◥
- 01:08:10
- 苛々MAXの私が気付くのか。
2D6 → 3 + 5 + 【7】 = 15
- 01:08:19
- 出目が仲良し。
- アネット◥
- 01:08:23
- (ツ)
- 01:09:58
- いつの間にか店内に現れるとガルバに向かってシーと口の前で指を立ててみせ、スススと緊張地帯へと忍び込み
- 01:10:47
- 「えい」背後から毛シルから貰った役に立たない毛玉アクセサリでシグネのうなじを撫でた
- シグネ◥
- 01:12:42
- 「――……!」 普段であれば悲鳴じみた声のひとつもあげたかもしれないが、特別気が立っている今はそのぞわりとした感覚に、腕を振りながら振り向いて、相手の首を掴まんと手を伸ばし―― 「……お前か」 触れる直前で手を止めた。
- アネット◥
- 01:14:58
- 「わたしよ」首元に伸びた手には目を向けずにシグネの顔をじっと見つめた。いたずらを成功させた得意げな表情(余人にはほとんど無表情にしか見えない)ではない。
- シグネ◥
- 01:15:47
- 「気付かなかった。お前が殺す気でいたら死んでいたな」 ふう、とため息をついて深く椅子に腰掛け直した。
- アネット◥
- 01:18:19
- 「そうね。さっきのシグネなら簡単にやれたわ」こくりと頷き 「たぶん、わたしじゃなくてもよ」
- シグネ◥
- 01:19:10
- 「……そこまで隙だらけだったか?」
- アネット◥
- 01:20:37
- 「そうよ」基準はあくまでも自分だがそう答えた。
- シグネ◥
- 01:21:45
- 「……そうか。“葉”に狙われなくて幸いだったな」 冗談のようなことを言うが、相変わらず声色はアネットに対しても珍しく刺々しい。
- アネット◥
- 01:25:45
- 「ええ。わたしも出来ればあの子達を殺したくないわ」静かな声音でそう返した。
- シグネ◥
- 01:27:07
- 「優しくなったな」 この前の相手も殺したくないと思っていただろう。 「……まあ、座れ。食事は?」 きちんと取ったのか、と問う。
- アネット◥
- 01:29:29
- 「殺しはするわ、結局」そう言って隣に腰かけた
- 01:29:44
- 「きのうたべた」
- シグネ◥
- 01:30:27
- 「それは私も同じだ。殺しはしたくないと思いながらも、そうしてきた回数は多分お前よりずっと多い」
- 01:30:44
- 「…………」 睨むような目でアネットを見た。
- アネット◥
- 01:31:26
- 「それはそうよ。わたしは殺したくないなんて考えたことが無かった」
- シグネ◥
- 01:33:22
- 「お前はそう考えられない状態に陥らされていたのだからな。ずっとそうやって命を奪ってきた私の方が質が悪い」
- アネット◥
- 01:36:26
- 「悪さをくらべても仕方ないわ」
- シグネ◥
- 01:38:06
- 「……ふん。まあ、そうだな」 我ながら下らん話をしたものだ。不機嫌そうな表情のまま片手で頬杖をついた。 「何か食べないのか」
- アネット◥
- 01:39:19
- 「シグネは? 食べた?」
- シグネ◥
- 01:39:46
- 「……」 顎で目の前の食べ終えた食器群を示した。
- アネット◥
- 01:41:39
- 「ひとりで食べたのね」 責める口調ではなく、単に事実を口にしただけだ。
- シグネ◥
- 01:43:10
- 「……いつものように楽しく食事ができそうな気分ではなかったからな。お前だって、食事中にいつも以上に小言を言われたくはあるまい」
- アネット◥
- 01:44:04
- 「そうでもない」
- シグネ◥
- 01:44:40
- 「……何?」
- アネット◥
- 01:46:23
- 「いろいろ言ってくるの、わたしは嫌いじゃないわ。シグネがそれで楽…は駄目ね。楽しくなってくれたら、もっといいけど」」
- 01:47:25
- 「わたしはどうしたら人を楽しくできるか、わからないわ。 あの子達にも伝えられなかった」
- シグネ◥
- 01:49:09
- 「小言を言うのが楽しいなどと言うと、嫌味な小姑のようで微妙な気分だが……まあ、お前とのそういうやり取りは私も楽しんでいない訳ではない」
- 01:49:58
- 「分からなくても、お前は私を楽しませてくれているよ。だからこそ、今の私をあまりお前に見られたくない」
- アネット◥
- 01:52:22
- 「それは駄目。わたしはシグネのいろいろなところが見たい」
- シグネ◥
- 01:53:02
- 「こんな不機嫌でつまらなさそうな顔をしていてもか」
- アネット◥
- 01:53:10
- 「楽しいことばかりじゃないられないからよ」
- シグネ◥
- 01:53:54
- 「それはそうだ。起伏がなければ、それは楽しいではなく楽になってしまうだろうからな」
- アネット◥
- 01:56:00
- 「たぶん、谷なのよ。下り坂は登りより、あぶない」よく分からない事を言った
- シグネ◥
- 01:56:53
- 「……どういう意味だ?」 アネット鑑定士の私にも微妙に掴みきれなかった。
- アネット◥
- 01:57:10
- 「今のシグネは転びそうだから、わたしが支えるわ。やりかたはわからないけれど」
- シグネ◥
- 01:58:24
- 「――……」 一瞬きょとんとした顔を浮かべて。 「どうしたら人を楽しくできるか分からない、というのは嘘だな」
- アネット◥
- 01:58:47
- 「そう?」小首を傾げた
- シグネ◥
- 01:59:37
- 「ああ。私を楽しませる事に関しては、お前の右に出る奴はいないだろう」
- アネット◥
- 02:02:18
- 「右? わたしは別に左でもいいわ。 でも、反対側に誰かはいらない」 隣にはわたしだけ居ればいいのだ
- シグネ◥
- 02:03:18
- 「そういう意味ではない。お前より上手な奴はいない、という意味だ」 予想外の気の抜ける答えに、次第に表情が和らいできた。
- アネット◥
- 02:04:12
- 「そんな奴が他に居たら殺してやるわ」
- シグネ◥
- 02:04:49
- 「そ、そうか……。せめて半殺しくらいにしておいてやってくれ……」
- アネット◥
- 02:05:05
- 「考えておく」
- シグネ◥
- 02:05:48
- 「まあ、そんな奴は居ないだろうし、心配はないな。…………ふむ」
- アネット◥
- 02:05:50
- 「考えてみたけど、やっぱり殺すしかない気がする」
- シグネ◥
- 02:05:59
- 「居ないから殺さなくていい」
- アネット◥
- 02:06:13
- 「本当に?」
- シグネ◥
- 02:06:18
- 「お前がそこまで嫉妬深いとは思わなかったぞ……」
- 02:06:22
- 「本当だ」
- アネット◥
- 02:06:49
- 「他に居ないからよ」
- シグネ◥
- 02:07:10
- 「他にいないから? どういう意味だ」
- アネット◥
- 02:08:47
- 「殺して欲しいと思ったのも。楽しい気持ちを教えてくれたのも。みんなあなた。他の誰でも無いわ」
- シグネ◥
- 02:09:35
- 「……だったら、他にそういう事を教えてくれる相手がいたら、お前の気はそっちに向くのか?」
- アネット◥
- 02:12:02
- 「そうだったのかも?」
- シグネ◥
- 02:12:45
- 「……今後そんな奴が現れたらたしかに私も手が出ない自信がないな」
- 02:13:01
- 腕を組み、むすっとした顔を浮かべた。
- アネット◥
- 02:13:16
- 「わたしの気持ち、わかった?」
- シグネ◥
- 02:13:43
- 「……よく分かったよ」
- 02:14:13
- 「だが安心しろ。お前にとっての私が私だけなように、私にとってのお前もお前だけだ」
- アネット◥
- 02:14:27
- 「うん」
- シグネ◥
- 02:16:00
- 「淡白な反応だな……。まあ、らしいといえばらしいが……」
- アネット◥
- 02:17:38
- 「……え? こういうところでしたらいけないんでしょう?」いいの?と身体を寄せ、顔を近づけてくる
- シグネ◥
- 02:19:43
- 「ああ、そういう配慮だったわけか」 軽く頬をかいた。 「……いやまあ、そのだな。今日はなんというか、ずっと気を張り詰めていたものだから、疲れていてな」
- 02:20:26
- 「……少し甘えたい」 近付いてくるアネットとは反対に視線を流していった。
- 02:20:42
- 「ああいや……ここではいいぞ。流石に無理だ……恥ずかしすぎる……」
- ガルバ◥
- 02:21:28
- 「――…」すっと目線を逸らしたかと思うと厨房へ退避した
- シグネ◥
- 02:21:49
- 「……」 あいつ、この距離で会話が聞こえていただと……
- アネット◥
- 02:24:49
- 「これでいい?」いつも自分がそうされているようにシグネの頭に手を伸ばし撫でた。髪に指を差し入れ、くしけずり、頭皮に触れる。
- シグネ◥
- 02:26:36
- 「撫でられたのは物凄く久しぶりだが、思ったよりも恥ずかしいな……」 視線を逸らしたまま、微妙にバツの悪そうな顔で。
- アネット◥
- 02:27:00
- 膝立ちになってそのままシグネの頭を薄い胸に抱き抱えると 「えーと、次は、なんだっけ」
- シグネ◥
- 02:27:34
- 「っ……お、おい、ここでは恥ずかしいと言っただろう……」
- アネット◥
- 02:29:35
- 「ねん~猫~ ロリよ~ぉおこロリよー? ぼぅゃー、よ、よいコだぁー♪」ものすごく音痴な歌のようなものを歌い始めた
- シグネ◥
- 02:31:03
- 「……ぷっ……く……くく……あ、アネット……それは、卑怯だ……」 突然の気の抜けるような歌に抱き抱えられたまま思わず笑ってしまった。 「……すまん、馬鹿にしているわけではないのだが……お、面白い……」
- アネット◥
- 02:31:54
- 「ごめんなさい、つづきを忘れたわ」
- シグネ◥
- 02:33:22
- 「い、いや……大丈夫だ。歌はもういい……」 このまま続けたら私の腹筋がきっとまずいことになる。一度アネットから顔を離した。 「そろそろ帰ろう。……お前の食事を用意するから、その後、まあ、なんだ。もう一度今のを……」 歌はいい。
- アネット◥
- 02:35:15
- 「良かった」顔を上げたシグネの表情を見て、誰が見てもはっきりとわかる笑みを浮かべた
- 02:36:31
- 「うん、帰りましょう。お腹が空いたわ。食べたらまたやってあげる」たくさん歌うわ、今のフレーズしか覚えてないけど
- シグネ◥
- 02:37:24
- 「……やはりお前は私を楽しませる天才で、私を殺す劇毒だな」 そんな笑顔を見て困ったような、嬉しいような笑みを返した。
- 02:38:01
- 「歌は不要だからな。あったらあったで楽しいが……気を張っていた分、落ち着いて眠りたい」
- 02:38:26
- そういいながら立ち上がり、アネットへ手を差し出した。
- アネット◥
- 02:40:42
- 「そうよ。他の誰にも殺させないわ」手を取り、寄り添って店を出るのだ
- 02:41:09
- 「……本当に歌わなくていいの? ねむれるやつらしいわ」
- シグネ◥
- 02:41:39
- 「私には歌はない方が効果的だ」 眠る分には。
- 02:42:16
- そんな事を話しながら、宿に戻ってアネットの食事を作った後、人目がないのを良いことに好きにのんびり過ごしたのだ。
- アネット◥
- 02:42:36
- げんきんなものね
- ◥
- 02:43:02
- アネットパワーならしかたない。
- 02:43:12
- 今日はこのくらいで勘弁してやる。
- ◥
- 02:43:19
- おこロリ め
- ◥
- 02:43:36
- zzz
- SYSTEM◥
- 02:43:40
- 様が退室しました。
- ◥
- 02:43:44
- zZZ
- SYSTEM◥
- 02:43:46
- 様が退室しました。
- ◥
-
他(NPC) |
2 | 0回 | |
3 | 0回 | |
4 | 0回 | |
5 | 0回 | |
6 | 0回 | |
7 | 0回 | |
8 | 2回 | |
9 | 0回 | |
10 | 0回 | |
11 | 0回 | |
12 | 0回 | |
計 | 2回 | 平均8.000 |
2d6分布 |
1 + 1 = 2 | 回 | | 0.00% |
1 + 2 = 3 | 回 | | 0.00% |
1 + 3 = 4 | 回 | | 0.00% |
1 + 4 = 5 | 回 | | 0.00% |
1 + 5 = 6 | 回 | | 0.00% |
1 + 6 = 7 | 回 | | 0.00% |
2 + 1 = 3 | 回 | | 0.00% |
2 + 2 = 4 | 回 | | 0.00% |
2 + 3 = 5 | 回 | | 0.00% |
2 + 4 = 6 | 回 | | 0.00% |
2 + 5 = 7 | 回 | | 0.00% |
2 + 6 = 8 | 回 | | 0.00% |
3 + 1 = 4 | 回 | | 0.00% |
3 + 2 = 5 | 回 | | 0.00% |
3 + 3 = 6 | 回 | | 0.00% |
3 + 4 = 7 | 回 | | 0.00% |
3 + 5 = 8 | 1回 | | 50.00% |
3 + 6 = 9 | 回 | | 0.00% |
4 + 1 = 5 | 回 | | 0.00% |
4 + 2 = 6 | 回 | | 0.00% |
4 + 3 = 7 | 回 | | 0.00% |
4 + 4 = 8 | 回 | | 0.00% |
4 + 5 = 9 | 回 | | 0.00% |
4 + 6 = 10 | 回 | | 0.00% |
5 + 1 = 6 | 回 | | 0.00% |
5 + 2 = 7 | 回 | | 0.00% |
5 + 3 = 8 | 1回 | | 50.00% |
5 + 4 = 9 | 回 | | 0.00% |
5 + 5 = 10 | 回 | | 0.00% |
5 + 6 = 11 | 回 | | 0.00% |
6 + 1 = 7 | 回 | | 0.00% |
6 + 2 = 8 | 回 | | 0.00% |
6 + 3 = 9 | 回 | | 0.00% |
6 + 4 = 10 | 回 | | 0.00% |
6 + 5 = 11 | 回 | | 0.00% |
6 + 6 = 12 | 回 | | 0.00% |
合計 | 2回 | 平均8.000 | |
2d6合計分布 |
2 | 0回 | | 0.00% |
3 | 0回 | | 0.00% |
4 | 0回 | | 0.00% |
5 | 0回 | | 0.00% |
6 | 0回 | | 0.00% |
7 | 0回 | | 0.00% |
8 | 2回 | | 100.00% |
9 | 0回 | | 0.00% |
10 | 0回 | | 0.00% |
11 | 0回 | | 0.00% |
12 | 0回 | | 0.00% |
1/2d6分布 |
1 | 0回 | | 0.00% |
2 | 0回 | | 0.00% |
3 | 2回 | | 100.00% |
4 | 0回 | | 0.00% |
5 | 2回 | | 100.00% |
6 | 0回 | | 0.00% |
発言統計 |
その他(NPC) | 94回 | 90.4% | 3574文字 | 89.3% |
| 10回 | 9.6% | 426文字 | 10.7% |
合計 | 104回 | 4000文字 |