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2019/03/10
SYSTEM
16:52:12
様が入室しました。
SYSTEM
16:52:13
 様が入室しました。
 
16:52:52
ではでは
16:52:54
 
16:52:54
 
16:53:33
王都イルスファール、〈星の標〉。多数の冒険者が登録しており、王都内でも有数の支部だ。
16:55:55
この日も店内には人がそれなりに詰めており、店内はそれなりに騒がしかった。
16:56:26
キリーは店内に来るまでに、〈星の標〉に登録している冒険者が通り魔の被害を受けている、という噂を聞いていてもいい。
16:57:16
記憶喪失の噂は?
 
16:57:21
その被害者である大剣級冒険者が、記憶を失くしてしまっている――という、眉唾物の噂だ。
シルヴェ
16:58:35
人の多い店内で、窓際の席に陣取る青年がいる。見るものが見れば、またそこにいるのか、と認識される定位置だ。
16:59:51
机に置かれているのは、牛乳が過分に入れられている紅茶もどきと、開かれたままの辞書。何かを探しているのか、辞書とにらみ合いながら時折頁を捲っている。
キリー
16:59:59
バン! と大きな音を立てて入り口の戸が開かれる
17:00:43
その犯人は慌てた様子でキョロキョロと店内を見渡すと、シルヴェストロの方へと駆け込んできた
シルヴェ
17:00:48
――……」 その物音にたじろいだ様に視線を向け、音を発した主を見やる。
キリー
17:01:04
「おい、シルヴェ! お前、また記憶なくしたって本当か!?」
シルヴェ
17:01:06
「……」 デジャブだ。クリスティナの時と同じ気配がする、という事は……
17:01:38
「えっ」 呆気に取られた様にその眼を見ながら、その呼び名が自分を指していると気付くのに数秒を要した。
キリー
17:02:03
テーブルにドン、と手を置き、シルヴェの方を注視している
シルヴェ
17:02:07
「……あ、ああ……ええ。そうみたいです」 剣幕に圧されているのか、ぼそぼそと返す。
キリー
17:03:07
「冗談……じゃ、ないんだよな?」 嘘は許さんぞという顔で
シルヴェ
17:04:12
「うぐ」 呻きながら、その視線から逃れる様にそっと机に置かれた紅茶に視線を落とす。 「……はい、冗談じゃ、ないです」 返した声色は怒られて怯えている幼子の様なそれだ。普段キリーに返していたような声色とは全く異なる。
キリー
17:05:18
「うわぁ……マジかよ。お前、実はルーンフォークだったりしないよな?」 正面の椅子に座り頭を抱える
シルヴェ
17:06:15
「し、しませんよ! ……すみません、何て言えばいいんだか」 困惑したように紅茶を一口飲み、キリーの様子を心配そうに眺める。
キリー
17:06:55
「んー……」 頬杖をつきながらシルヴェの方をやぶにらみ
シルヴェ
17:07:28
その視線にはきゅっと口を噤んで、続きを待つ。
キリー
17:09:41
「んー……」 自分の頭をワシャワシャと掻いてから 「あー、暗い! 辛気臭い!」 シルヴェの頭をすぱーんとはたく
シルヴェ
17:10:13
「だっ……!」 眼を白黒させながら、唖然として硬直する。
17:10:20
「えっ……えっ!? 何でです!?」
キリー
17:11:18
「何か見覚えあると思ったらよー。お前、最初にここに来たばかりのときとまるっきり一緒じゃねえか!」
シルヴェ
17:11:59
「そ、そんな事言われても……何が何だかわかりませんよ!」
キリー
17:12:04
「まったく、同じこと何度も繰り返す趣味でもあるのか? ああん?」 頭部にピシピシと軽くデコピンを飛ばし
シルヴェ
17:12:32
「いっ、でっ、ちょっと! ちょっと!!」 慌てて身体を後ろに引いてその手から逃れ
キリー
17:13:11
「そんな簡単にホイホイ記憶なくすなら、ショックで簡単に戻ったりしないかと思ったが、やっぱり駄目か」
シルヴェ
17:13:29
「僕だって、好きでいる訳じゃあないんですよ、気が付いたら何もわからなくて、会う人皆、見る度辛そうな顔をするし、……今は叩かれるし」」
キリー
17:15:55
「あんまり辛気臭い顔してるんで、ついな?」 ハハハ
シルヴェ
17:16:43
「笑えませんって……」 もう、と不満そうな視線を向けて一息。 「……あの。”彼”とは、仲良かったんですか? 今みたいな事するって事は」
キリー
17:17:26
「"彼"? 誰だよ」
シルヴェ
17:17:47
「え、だから……シルヴェストロ、と」
キリー
17:18:01
「……はぁ~~~~~」
シルヴェ
17:18:14
「……」 本能的に額を守りつつ後ろに下がる。
キリー
17:18:42
「この馬鹿!」 と、さっきより強めにはたこうとしたら逃げられた 「チッ」
シルヴェ
17:19:25
「……僕と、彼は違いますよ。別人、と言ってもいいくらいに」 その様子に小さくかぶりを振って
キリー
17:19:29
「お前、前もそんなこと言ってたよなぁ。記憶をなくしたら別人みたいなものだとか何とかって」
シルヴェ
17:19:45
「……聞きました。彼もそうだったって」
17:20:06
「でも、僕も同じ意見ですよ。少なくとも、僕はあなた達が知っている人じゃない、筈です」
キリー
17:20:08
「言ってること、まっっったく変わりないじゃねえか。それで別人? ハッ」
17:22:03
「同じだ同じ。今のお前も記憶なくす前も、その更に前もぜーんぶ一緒。まったく、根っこの部分が全然変わらないくせに、別人もへったくれもあるもんかってんだ」
シルヴェ
17:22:54
「根っこが変わらなくても、僕は貴方達を知らないんです。……だから、別なんですよ。思う事も、考える事も同じだったとしても、誰の事も思い出せなくなったなら」
キリー
17:23:28
「その面倒臭さもぜんっぜん変わんねぇな!」
シルヴェ
17:23:56
「ぐ」 人によって印象が違い過ぎないか、”彼”。
キリー
17:24:22
「はぁ。で、そのシルヴェストロと自称別人である目下記憶喪失中の某は、これからどうするつもりなんだ?」
シルヴェ
17:25:07
「……どう、って。今、ここからは出ない様に言われているので、どうにも……」
17:26:12
「もし、出来る事なら”彼”を起こしてあげたい、とは思います」
キリー
17:26:16
「ああ、そういや刺されたんだっけ。ったく、町中ったって油断しすぎだろう」 油断しようがしまいがスカレンなしには同じだって? そんなハハハ
シルヴェ
17:26:45
「……本当ですよね。不用心な人だったみたいだ」まあ君もできないけどなハハハ
キリー
17:28:14
「ああ、そういうの(起こすとか)はどうでもいいや。どうせここで食い扶持稼ごうと思ったら、また冒険者やるんだろ? 腕前まで錆びついてないか見てやっから、ちょいと付き合えよ」 ルールが悪いんですよ、ルールが
シルヴェ
17:28:55
「う、腕前? 何のです?」 首を傾げながら見やる。 
キリー
17:30:09
「まあま、いいからいいから。こんなところでじっとしてるから、景気の悪いことばかり考えて思い悩むんだ。こういうときは体動かして頭空っぽにした方が健康にいいってもんだ」 腕を掴んで外へと引っ張り出そうとする
17:30:24
「あ、ちなみに俺はキリーな」
シルヴェ
17:31:12
「……え、ええ……」 ずるずる引っ張られる。 「……宜しくお願いします、キリー、さん」 名乗りは返さずに、席を立ったらついて行こう。
キリー
17:33:02
「さんはいらねえ! あと今回の分もきっちり勝敗に数えておくからな!」 こうして、強引に引っ張り出して訓練だの模擬戦だのを始めるのであった
シルヴェ
17:33:39
「勝敗……?」 何をするのかいまだに見当がついていない顔だ。 そして武器も防具も無いから多分相手にはならなかった――
キリー
17:34:22
装備は代わりになるものくらい用意するよ!
シルヴェ
17:34:56
ではまあ、結果としてはもう完全に素人な感じだったかな……動きも力の入れ方も、まるっと抜け落ちているような。
キリー
17:35:13
技能レベルまで低下してる……だと
17:35:29
やっぱり本当はルーンフォークでメモリリセットされていません??
シルヴェ
17:36:27
いませんよ!! 闘い方に関するものも抜け落ちているので、まあ本当にファイター2のみの特技無しになってるくらいの……
キリー
17:36:44
しょっぱい……
17:37:06
まあ、キリーはこんな感じで、適当に振り回してるってことで
シルヴェ
17:37:41
キリーらしい(変に考えるよりは連れまわす
キリー
17:38:11
悩ませるのが一番良くないという判断
17:38:16
というわけでお疲れ様でした
シルヴェ
17:38:28
お疲れ様でした。今夜は宜しくお願いしますー
キリー
17:38:37
よろしくお願いしますー
SYSTEM
17:38:40
様が退室しました。
SYSTEM
17:38:44
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)65回89.0%2659文字92.5%
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