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20190324Z_0
- 2019/03/24◥
- SYSTEM◥
- 17:26:34
- 様が入室しました。
- SYSTEM◥
- 17:26:42
- 様が入室しました。
- ◥
- 17:27:36
- 開幕は汝のなしたいように為すが良い。
- ◥
- 17:28:43
- では夜としましょう。
- 17:30:15
- 大抵の者は寝静まり、人の疎らな夜の星の標。その中庭。
- フィア◥
- 17:31:30
- 「───」 木人に二本の短剣を振るう金髪の女。だが、音は立てないようごく浅く斬りつけ、次の動作に
- 17:33:15
- 人であれば、いずれも浅く皮膚が切り裂かれるであろう程度の攻撃を繰り返している
- シア◥
- 17:34:25
- 「…………」 いつから居たのか、中庭の隅にひとつの小柄な影が立っていた。
- フィア◥
- 17:34:52
- 一度も硬い音がしない辺り、腕は良いなのだろう。どれほど続けているのか、じんわりと汗をかいている
- シア◥
- 17:35:02
- 柔らかく吹く風に銀灰色の髪を靡かせて、金の輪郭に縁取られた赤の伏し目で、ぼーっとその様子を眺めている。
- フィア◥
- 17:36:21
- 「──ふぅ」 やがて動きを止めた。その時は、右手のククリは首を薙ぐ形で止められている。周囲に、白百合の様な香りが漂った
- シア◥
- 17:37:27
- 「終わり?」 小さな、しかし夜の静けさの中にはよく通る声で尋ねた。
- フィア◥
- 17:38:44
- 「ええ、終わり」 突然かけられた声にも動じずゆっくりと振り返る。その瞳は月に照らされ、青と赤に怪しく輝やいていた
- シア◥
- 17:40:27
- 「そう。残念」 とてもそうは思っていなさそうな抑揚のない声を返して、その場に座り込んだ。
- フィア◥
- 17:40:38
- 「こんばんは。綺麗なお嬢さん」 両手に剣を持ったまま歩み寄る
- 17:40:59
- 「残念?」 ふと足を止め
- シア◥
- 17:42:01
- 「危ないわ」 剣を収めずに近付いて来たのを見上げて呟く。 「もう少し見ていようと思ってた」
- フィア◥
- 17:43:26
- 「危ないか。そうね?」 シアを上から下までじっと見て、どちらの意味で言ったのだろう 「ふふ、人に見せるつもりは無かったのだけれど、見られちゃったわね」
- 17:44:43
- それ以上近付く前に、鞘に大型のナイフを収めた
- シア◥
- 17:44:43
- 「当然だわ。こんなところで」 宿の中庭なんて、部屋によっては窓からも見れるし、誰がいつ来たっておかしくない。
- フィア◥
- 17:46:09
- 「ええ。見られちゃダメという遊びだったのだけれど、今日は失敗ね」
- シア◥
- 17:48:05
- 「ふぅん……」 小さく呟き、無表情のまま先程収められたナイフを見つめる。 「隠したかったのね、あの斬り方」
- フィア◥
- 17:52:08
- 「そうね。いい顔しない人が多いだろうし。まあ、人に見られない訓練、という意味でああしたというのもあるけれどね」
- シア◥
- 17:53:04
- 「人を殺す斬り方じゃなくて、嫐る斬り方だわ、あれは」
- 17:53:37
- 「音は無かった。でも駄目ね。漂っていたわ、殺気が」
- フィア◥
- 17:54:22
- 「うん、きっと苦しんじゃうでしょうね」 言いながら無造作に隣に座り込み 「うーん、ダメかー」 肩を竦めた
- シア◥
- 17:55:24
- 「そういう趣味なのね」 隣に座られても特に反応を見せず。 「滲み出てるわ。そういう気持ち」
- フィア◥
- 17:57:37
- 「────」 すっと目を細めたが、すぐに力を抜いた 「ううん……初見でそんな事言われるの初めてだわ。随分と、慣れているのね?」
- シア◥
- 17:59:37
- 「知らないわ、慣れてるかどうかは」 姿勢を変えて、両足を手で抱えるような座り方になった。 「大事にしているだけ、命をね」
- フィア◥
- 18:02:29
- 「命を大事に、ねぇ」 どういう意味でしょうね 「私も大事にしているのだけれど」 こちらは寝転び
- シア◥
- 18:03:01
- 「しているの?」 寝転がったフィアを見下ろして問いかけた。
- フィア◥
- 18:03:30
- 「しているわ?基本、一度しか無いものでしょう。大事にしないとね?」
- シア◥
- 18:04:13
- 「駄目よ、自分のだけじゃ。他の命も、みんな、大事にすべきだわ」
- フィア◥
- 18:05:33
- 「勿論、他の生命も大事よ。すぐに終わらせるようなこと、してはいけないわ」 寝転んだまま、そちらの顔に手を伸ばす
- シア◥
- 18:06:42
- 「……そう。それが、あなたのやり方なのね」 伸ばされる手には特に反応を示さないまま頷いた。
- フィア◥
- 18:07:51
- 「嫌われちゃったかしら」 軽く頬や髪に触れる
- シア◥
- 18:08:07
- 「嫌う? どうして?」
- フィア◥
- 18:11:36
- 「あなたの反応が、そうかなと思っただけ。違うならいいのよ」
- シア◥
- 18:12:33
- 「反応……。薄いだけよ。性分」 髪や頬に触れられても逃げたりはしない。
- フィア◥
- 18:14:09
- 「確かに、ちょっと薄いみたいね。あなたみたいな反応する子は、初めてかも」
- シア◥
- 18:15:28
- 「してあげるわ。もっと反応して欲しいなら」 出来ないわけじゃなくて、単に反応の腰が重いだけだ。 「探せばいるわ、どこにでも」
- フィア◥
- 18:18:11
- 「なんだか立つ瀬がないわね」 反応してあげる、には苦笑した 「どこにでも、ねぇ。そうかしら。心を殺してる子とかはちらほら見たりもするけど、そういうのとはなんか違うし」
- シア◥
- 18:19:49
- 「不満? 反応させてみて、の方がよかった?」 こてん、と首を傾げて尋ねた。 「感情はあるわ、ちゃんと。好きなものも、好きなことも」
- フィア◥
- 18:22:57
- 「ああ、いえ、さっきので良かった。そんな誘惑されたら、自制が効かないかも」 戯けた 「うん。確かに、ちょっと表に出ないだけね、あなたは」
- シア◥
- 18:25:08
- 「出す時は出すわ。その方が、悦ぶ人も居る」 髪を撫でていたフィアの手を掴んで。 「誘惑、したつもりはないけれど。興味があるなら、売ってあげる」
- フィア◥
- 18:29:51
- 「あら」 手を掴まれた。じっと瞳を見つめる 「魅力的なお話だけど、売ってあげると言われるのもなんだかねぇ」
- シア◥
- 18:31:03
- 「……」 一見生気の乏しい目で見つめ返して。 「そう。そういうタイプ。じゃあ、売ってあげないわ。私の気が向くまでは」
- フィア◥
- 18:31:21
- 「私には興味がありません、と言われているみたいで、ちょっと悲しいね」 「あ、事実そうだったのね。うん」
- シア◥
- 18:32:15
- 「無い、とは違うわ。まだ分からない、という意味ならそう」
- フィア◥
- 18:35:28
- 「まだ分からない、ねぇ。あなたは何をすれば喜ぶのかしらね」
- シア◥
- 18:36:57
- 「……んー」 小さく唸って考え込む。 「愉しい事をしてくれればいいわ、あなたのようなタイプなら」
- フィア◥
- 18:38:56
- 「愉しいことならいっぱい出来るけど、万人受けしないのよねぇ」 妖しく嗤った
- シア◥
- 18:39:53
- 「大丈夫。嫌いなことは少ないわ、私」
- フィア◥
- 18:40:56
- 「ああ──綺麗ね」 その顔、歪ませてやりたい
- シア◥
- 18:42:00
- 「…………」 その呟きと表情を見て、目を細めた。 「……そう。私を綺麗だと言うのね、あなたは」
- フィア◥
- 18:44:03
- 「ええ、とっても。あなたほどの子、なかなかいないわ。ちょっと執着したくなる」
- シア◥
- 18:44:52
- 「止めないわ。好きにすればいい。私は、あなたのその生き方も尊重する」
- フィア◥
- 18:46:46
- 「うん。その余裕、崩したくなる」 すっと剣の柄に触れる
- シア◥
- 18:47:36
- 「余裕……」 余裕なのだろうか、と真面目に考え込み始めた。 「……戦るの?」
- フィア◥
- 18:49:43
- 「──あら、ごめんね。ただの癖よ」 手をひろげてないないした
- シア◥
- 18:50:48
- 「危ない人ね。感謝してね、私がそうじゃないことに」
- フィア◥
- 18:51:33
- 「そうね。この状況だと、もしそうなら一方的にやられちゃうもの」
- シア◥
- 18:52:47
- 「私の表情を歪ませたいなら、オススメしないわ、剣は」
- フィア◥
- 18:56:06
- 「ううん……そっかぁ。なんだか駄目ね」脱力
- シア◥
- 18:56:58
- 「あまり感じないの、痛み」
- フィア◥
- 18:57:51
- 「そうなの?それはちょっと、可哀想」
- シア◥
- 18:58:21
- 「あなたは好きなのね、痛いの」
- フィア◥
- 18:59:11
- 「良いものよ。痛みは、心地よくて。死に近付く感覚も」
- シア◥
- 19:00:16
- 「そう……残念だわ、少し。感じられたら良かったのだけど」
- フィア◥
- 19:05:47
- 「あと少しでそうなる、という感覚、そのぎりぎりを渡るのは、なかなか他には無い感覚」
- 19:07:54
- 「───ちょっと喋りすぎたかしらね」 ひといき
- シア◥
- 19:08:18
- 「危ない人ね、やっぱり」 嫌がっているような素振りはないけど。
- 19:09:01
- 「そうね。そろそろ行かなきゃ。おじ様が待ってるから」
- フィア◥
- 19:09:24
- 「自覚はあるわ。他に人がいる時には、もう少しまともな感じでいるもの」
- 19:09:52
- 「あら、売ってあげる、なんて誘っておいて、先約があったの?」
- シア◥
- 19:11:33
- 「大変ね。分からないではないけれど」
- 19:11:55
- 「うん。他に客が入らなければ来てくれって、言われてるの」
- フィア◥
- 19:12:42
- 「そう。お仕事?頑張ってね」
- シア◥
- 19:13:14
- こくりと頷いて。 「じゃあね。また会いましょう。愉しませてね、その時は」
- 19:13:47
- 立ち上がり、ぱっぱっとお尻の汚れを払うと、艶やかな髪を靡かせながら夜の街へと消えていった。
- SYSTEM◥
- 19:13:52
- 様が退室しました。
- フィア◥
- 19:13:56
- 「努力するわ」
- 19:15:19
- 「───ああ、そういえば、名前」 聞いてなかったな、とか思った。いつも覚える気が無い癖に
- 19:16:29
- 「まあ、いいか……にしても、随分喋ったなぁ」 暫く寝転がったまま、目を閉じていた
- SYSTEM◥
- 19:16:32
- 様が退室しました。
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発言統計 |
その他(NPC) | 78回 | 96.3% | 2962文字 | 98.2% |
| 3回 | 3.7% | 54文字 | 1.8% |
合計 | 81回 | 3016文字 |