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20190326X_0

2019/03/26
SYSTEM
00:43:13
 様が入室しました。
SYSTEM
00:43:22
 様が入室しました。
 
00:43:31
どこで出会う?
 
00:45:07
(店 , 空き地 , 花街 , 王城前広場 , 街角) → [王城前広場]
 
00:45:26
一体どうして君がそんなところに。
 
00:45:56
お花の香りのする美味しい飴に惹かれて(ない
 
00:46:06
自由にするがいいわ
 
00:46:45
一番近づいちゃいけない場所だったんだよなぁ…
 
00:46:58
大丈夫よ。人目がいっぱいだから……
 
00:47:54
 
00:47:55
 
TOPIC
00:48:12
王都イルスファール商業区 王城前広場 by  
 
00:48:23
ここは王都イルスファールの中心。目の前には王城が聳え建ち、周辺には各省庁の建物が並ぶ紛れもない一等地だ。
00:48:31
北側には大店が軒を連ねる王城前の広場には噴水が設けられ、市民たちの憩いの場になっている。
00:48:43
あちこちに屋台が出ているが、一般住宅街に出店しているものとは一回りも二回りも質が違う。
00:49:01
軽食を扱う店、飲み物を扱う店、切り花を売る店、様々な店が並ぶ。どの店も声高に呼び込みなどせずとも人が集まってくるような知る人ぞ知る店揃いだ。
00:49:17
そんな人気の屋台の隙間にぽつんと小さなカートで店を出す飴売りの老人が一人。
00:49:24
扱っているのは花の蜜から作ったという飴が一種だけ。見た目も地味で客足は遠い。
00:49:31
店主の老人は愛想良く応対するものの、肝心の飴も花の香こそ芳しいもののいかにも野暮ったい味をしているというのもその一端を担っているだろう。
00:49:38
にぎわう周囲から切り離されたような空間がそこに生まれていた。
00:49:53
太陽は中天にあり、省庁の役人たちが昼休みの食事などを求めて屋台に群がるそんな中、が向かった先は――
老人
00:50:24
「いらっしゃい、花の蜜で作った飴はいかがかな。とろけるように甘く、幸せな香りに包まれる飴だよ」
シア
00:51:21
「…………」 人混みの中を抜けて、するするとその屋台へと近付いてきた銀灰色の髪の少女は、何も言わずに小瓶を差し出した。
アネット
00:51:44
「いらない」わたしはこの場所に特に用がないので通り過ぎるだけだ。用があるのは橋の向こう、工房街だった
老人
00:52:36
「おや、瓶を持ってきてくれるとは用意が良いお嬢さんだ。ははは、参ったな、瓶代で儲け損ねてしまった。」老人は朗らかに笑いながら差し出された空の瓶を受け取ると、とろりとした花蜜の飴を柄杓で掬って流しいれた。
00:53:41
「これはオマケだよ。皆には内緒だよ?」固形の飴が入った小瓶がコトリと台の上に置かれた。 「そこのお嬢さんもどうかな、お試し用に一つ」
シア
00:54:08
「ありがとう」 飴で満たされた小瓶を受け取り、代わりに代金を入れた小袋を手渡した。 「……」 小瓶に詰められた飴を指で掬い、口に含む。
00:54:55
「ええ」 もうひとつの小瓶も受け取ると、老人の視線が向いていた少女へと、こちらも視線を向けた。
アネット
00:56:21
「いらないわ」足を止め、振り返り、もう一度同じ言葉を口にし、そこではじめてもう一人の少女を目にした
シア
00:57:47
「いらないの?」 自分とよく似た色の銀灰色の髪を靡かせ、同じく眠たげにも見える伏し目がちな瞳で見つめながら首を傾げた。
アネット
00:58:45
―――」言葉では説明出来ないがにおいで分かる。同じだと
00:59:26
「私には必要ないもの」
シア
01:00:41
「どうして? 美味しいわ?」 ゆっくりとアネットとの距離を詰めていって、その頬に手を伸ばす。
アネット
01:02:12
「もっと美味しいものを知っているからよ」無造作に距離を詰めてくる相手から逃げるでなく、ただその視線の動きにだけ意識を向け、伸ばされた手も避けない
シア
01:03:25
「……」 す、とそのまま体温が通っていないのではないかという程冷たい手を頬に触れさせて。 「美味しいものって、何?」
アネット
01:06:11
「私だけの為に咲く花よ」冷たい手に頬を撫でられながら、ごくごく控えめではあるが温かい笑みを浮かべてそう言った
シア
01:07:28
――……」 その笑みを見ても、特に表情は変えずに。 「……そう。良い物を見つけたのね」
アネット
01:10:14
「そうよ。私には触れても良いけれど、あれは私だけのもの」 じっと相手の目を見据え  「触れたら殺すわ――
シア
01:11:45
「……触れたくなっちゃうわ、そう言われると」 口元にほんの少しだけ笑みを浮かべて、冗談とも本気とも取れない様子で返す。 「此処にはいないの?」
アネット
01:15:21
「駄目よ」笑みを消し、伏し目がちというよりは据わった目を向け 「会わせない」
シア
01:17:10
「いいじゃない。減らないわ?」 怒気を孕んだ目を向けられても、こちらの表情はまったく変わらずに。 「駄目よ。我儘は」
アネット
01:21:31
「減るから駄目」怒りを抱いている自覚はあるが、一方で冷静に状況を見定めている自分もいる。今、此処は敵地だ。武器を持って来てはいるがそれだけで切り抜けられる等とは思っていない
01:24:19
「あなたは飴で我慢して」 お試し用だと差し出された瓶に手を伸ばす。ブラッドが付着していない事は確認済みだ
2D6 → 4 + 2 + 【9】 = 15
シア
01:25:35
「……偉いのね。あの子たちと違って」 ちゃんと我慢が出来るなんて。以前始末したできの悪い葉とは大違いだ。 「確かめてみましょうか、減るかどうか」
01:26:24
「……」 小瓶へと伸ばされた手を特に妨害することもなく、その行方を眺める。
アネット
01:28:59
「減るわ。こんな風に」飴の入った小瓶を逆さにする。コロコロと石畳に転がったそれを踏み潰そうとする
シア
01:30:08
「いいの?」 身体で制止することはなく、その足が振り下ろされる寸前に短く問う。
01:31:11
踏み潰しても
アネット
01:35:02
「構わない」そのまま足を踏み抜くとパキンと音を立てて飴玉は潰れた。 内部に仕込まれていた花蜜の薫りが漂う。 ただの飴玉だ
シア
01:37:11
「駄目よ。大事にしないと。食べ物も、命も」 踏み砕かれた飴玉の破片を拾い上げて指先で弄ぶ。 「嫌でしょう? あなたの花が踏み潰されるのは」
老人
01:37:25
「おやおや、お気に召さなかったかね。あまり《粗末にしてはいけないよ」飴売りの老人は試供品い対する無礼な振る舞いに対して、怒りをあらわにするでなく、笑みをうかべたままやんわりと窘めた
アネット
01:39:30
「…私の庭に近づくならそうしてやるわ」
シア
01:41:45
「小さな庭じゃ、すぐに花は枯れてしまうわ」
01:43:09
「大事にしてあげて。あなたの花を。育てて、手折って、愛でてあげるのよ」
アネット
01:45:22
「……私は折らないわ。それは楽しくないやり方だから。」
シア
01:46:10
「きっと愉しいわ。自分だけのものに出来るのだもの」
アネット
01:48:01
「そうして欲しかった。そうしようと思った事はある。 でも、やらない」
シア
01:49:03
「……そう。残念」 少し俯いて、身につけていたマフラーで口元を覆った。
老人
01:50:59
「喧嘩は良くないよ、お嬢さん方。人それぞれの楽しみ方というものがあるからね、にんげんには」
シア
01:51:47
「……そうね。ごめんなさい」
01:52:18
抑揚のない声のまま老人に謝罪を述べる。口元は覆い隠したままに。
老人
01:53:15
「花一輪を大事に育てて見守る。結構な事じゃないか。うちのやかましい婆さんにも見習って欲しいもんだ」ハハハと冗談めかして笑う
シア
01:53:48
「大変そうね、相変わらず」
アネット
01:54:35
「争う気は無いわ。 ごめんなさい」目の前の女性に倣って謝罪の言葉を口にする。口の中がカラカラだ
シア
01:55:39
「戻りなさい、そろそろ。あなたの庭に」
老人
01:55:58
「なに、直に収まるともさ」
アネット
01:57:52
「……いいの?」
シア
01:58:20
「帰りたくないの?」
老人
01:59:13
「飴の事かい? なに、ただのお試し品だって言ったろう? 気にしないでいいんだよ。悪いと思ってくれたら買って行ってくれてもいいがね」
アネット
02:01:22
「帰るわ」
シア
02:02:11
「帰って、花を愛でなさい。あなたのやり方で」
02:02:31
「庭の掃除も、忘れずにね」
老人
02:05:21
「気を付けてお帰りなさい、お嬢さん。なに、君の小さな庭なら手入れも簡単だろう。応援しているよ」
アネット
02:05:56
「……」こくりと頷いて足早に立ち去った
シア
02:07:05
「…………」 その姿を見送ってから、老人に向き直る。マフラーはまだ口元を覆ったままだ。 「ごめんなさい。笑みが堪えられなかったわ」
02:08:05
口元を隠しているのは、思わず浮かべてしまった醜悪とも言える笑みを隠すためだ。
老人
02:10:16
「お嬢さんは枝葉を片付けるのが好きだったね。気に入ったかな?」
シア
02:11:13
「どんな葉でもいい、というわけじゃないわ」 いつもより流暢な口調で
02:11:50
「葉は、大体何も言わないわ。そういう掃除は、そんなに面白くない」
02:12:52
「でも、偶に居るの、ああいう子。私と同じ、命を大事に出来るようになった子」
02:13:51
「そういう掃除は好き。いい表情を見せてくれるから」
老人
02:13:58
「瑞々しく輝く枝葉を見るのは私も好きだよ、お嬢さん。少々ねじ曲がって育つのも愛嬌というものさ」
シア
02:14:51
「寛容なのね」
02:15:05
「……ああ、私を認めている時点で、寛容だったわ」
02:17:14
「そろそろ帰るわ。調べたいことができたから」
老人
02:17:19
「そうとも。変わった枝ぶりを見るのも醍醐味というものだよ。婆さんには理解してもらえなんだが」
シア
02:18:09
「考え方が古いのよ。そうあの人が言ってたわ」
02:18:28
「じゃあね、お爺さん。飴、ありがとう」
老人
02:18:45
「花を摘むつもりならばきちんと枝葉も処理するんだよ。棘に気をつけなさい」
02:19:21
「さようなら、良い休日を」
シア
02:19:46
「分かってる。どのみち、まだしないわ。……もっと、ちゃんと育ってから」
02:20:23
「ええ。お爺さんも。近い内に、お友達にあげる飴を沢山貰いに来るから、用意しておいて」
02:20:39
そう言うと、次の瞬間には人混みに溶け込んで姿を消した。
SYSTEM
02:20:45
 様が退室しました。
老人
02:20:55
「おやおや、お得様が増えるのは大歓迎だとも。ありがとう」
02:21:16
「……」老人は穏やかな笑みを貼り付けたままその背中を見送った。
02:24:14
彼は麻薬・人身売買を扱う非合法の組織、『庭』の幹部、『根』の一人、その中でも暗殺者を育て、使役する事に長けた一派を束ねている。と呼ばれている老人だ。
02:28:09
落ち葉の一人と花であり葉であり草でもある彼女の邂逅を見届け、老人は笑みを張り付けたままその行く末と利用価値を試算する。まだ、泳がせておいて問題はない。彼女が暴発して摘み取ったところでそれはそれで構わない。
02:28:17
「いらっしゃい、花の蜜で作った飴はいかがかな。とろけるように甘く、幸せな香りに包まれる飴だよ」そしてまた何事も無かったかのようにそして日常に戻るのだった
SYSTEM
02:28:20
 様が退室しました。
他(NPC)
20回
30回
40回
50回
61回
70回
80回
90回
100回
110回
120回
1回平均6.000
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 3
0.00%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 7
0.00%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 6
0.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 61回
100.00%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 11
0.00%
6 + 6 = 12
0.00%
合計1回平均6.000
2d6合計分布
20回
0.00%
30回
0.00%
40回
0.00%
50回
0.00%
61回
100.00%
70回
0.00%
80回
0.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
110回
0.00%
120回
0.00%
1/2d6分布
10回
0.00%
21回
100.00%
30回
0.00%
41回
100.00%
50回
0.00%
60回
0.00%
発言統計
その他(NPC)77回81.9%3461文字85.5%
 17回18.1%585文字14.5%
合計94回4046文字