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20190401Z_0

2019/04/01
SYSTEM
00:38:50
 様が入室しました。
SYSTEM
00:39:15
 様が入室しました。
 
00:39:45
 
00:39:47
 
エナ
00:40:10
あらすじ:きたない猫を拾ったので虐待してやることにした。
00:41:16
洗ったら白猫になったけど痩せっぽだし、やたらと警戒心が強く本当に可愛くない。
00:42:21
生まれつきの穢れのせいか、昔から動物には好かれない方なので引っ掻かれたりフシャアと唸られるのは気にならない。
00:42:44
気にならないけれど気に入らないので私は部屋から退避する事にした。
00:44:05
ただ逃げるわけではない、秘策がある。そう、使い魔の猫だ。あれを置いていけばみまm 部屋を荒らされないか監視も出来るし、人(私)がいなければ所詮は畜生、同じ見た目の猫には気を許すだろう。
00:45:06
問題は使い魔の操作に集中していると身動きが取れない点だが、星の標の隅の席で寝ているフリでもしていればいいだろう。
00:45:58
そう思っていたら、どういうわけか店主並びに実力者と噂される冒険者が揃いも揃って寝ている。傍らには酒瓶が…
00:46:55
「ないわ……」ここで寝たふりなんてしようものなら同類と思われてしまうだろう。冗談ではない。
00:47:19
私は別の居場所を探して街に出るのだった。
 
00:48:17
 
TOPIC
00:50:03
王都イルスファール、魔術師ギルド前運河橋 by  
 
00:50:10
 
エナ
00:52:50
何となく足の向かった先は、あのきたない猫を拾った運河橋だった。魔術師ギルドと工房街を結ぶこの橋は幅も広く、ゴーレムや数頭立ての馬車が通ってもビクともしない頑丈な造りをしている。
00:56:51
「……」それなりに人通りがある橋だが、立ち止まって川面を眺めている者もいる。そんな中に紛れるようにしていればいい。欄干に上半身を預けて意識を――
 
00:57:16
 
使い魔の黒猫
00:59:10
意識を切り替える。ここは宿の自室。こうるさいインテリアニマルサックは備え付けのクローゼットに押し込んである。子猫はといえば…いた。此方の様子を窺っているようだ。
01:00:08
意識が入ったのが分かるのだろうか、だが、人間の身でいた時よりも警戒心が薄いように見える。
01:01:28
「ニャーン」猫の言葉は分からないが、こっちへおいでと声をかけるつもりで鳴いてみると自然に声が出た。通じているかは分からない。
01:02:34
結果、子猫は近づいてきた。恐る恐る、こちらの手がギリギリ届かない距離から少しずつ、少しずつにじり寄ってくる。
01:03:45
「ニャーオ」もう一鳴きしてゴロリと背中を向けて横たわってみせる。一瞬驚いて後ずさった気配があるが、その後さっきよりも大胆に近づいてくる。
01:05:13
背中にてしてしと前肢が触れる感触、成功といっていいだろう。私は再び意識を切り替える――
 
01:05:18
 
エナ
01:07:11
――……」使い魔に飛ばしていた意識を戻す。それほど長い時間ではなかったと思う。
01:09:15
脱力した状態で欄干に上半身を預けていたせいか、若干胸が痛い。こういう時は少しだけ恨めしいと思う。
01:12:04
「……」そんな事はどうでもいい、もう一度意識を使い魔へと戻すことにしよう。
 
01:12:11
 
使い魔の黒猫
01:13:23
――……」意識が再び使い魔へと切り替わる。変わらぬ自室。子猫は…いた、それも正面だ。近い。
01:17:18
「ンー」口をあまり開けずに声を出す。子猫は一瞬びくりとしたあと、ニャーともンーともつかないすれた声で鳴くような仕草を見せた
01:19:19
寝そべったまま子猫が近づいてくるのを見て満足に思いながら、その行動を見守っていると、子猫はこちらの腹に顔を突っ込み――
 
01:19:31
 
エナ
01:21:03
――…!」子猫の口が触れたと思った瞬間に意識を切り替えた。思わず身を起こし胸を押さえる。いや、あの体だと腹だが
シン
01:21:58
「やあエナ、そんなところでどうし――……」 知り合いの姿を見つけて、背後から声をかけようと思っていたらいきなり胸を押さえだして少しばかり驚いた。
01:22:05
「どうした、大丈夫か」
エナ
01:23:25
「ふぇ、え…っ!? あ、な、なんでもないわよ…っ」顔が赤い。さっきまでじっと川面を眺めていたと思えばいきなりこれだ
01:24:10
「こ、こんなところで何してんのよ」それはこっちの台詞だと言われそうなものだが先手必勝だ
シン
01:24:19
「ぼうっと川を眺めていたみたいだが……顔が赤いし、熱でもあるんじゃないのか」
01:24:52
「偶々通りかかっただけだよ。この辺りの店に用があってね」
エナ
01:27:47
「そ、そう。私は店に昼間っから飲んだくれて寝てる奴らがいたから退避してきたところよ、部屋にはあの猫がいてうるさいし」
シン
01:29:04
「ああ、そういえば出掛けに数人が飲んでいるのを見かけたな」 まだやっていたのか。 「うん? まだ引き取り手が見つかっていないのか」
エナ
01:30:38
「手でも日記帳でもお構いなしに引っ掻いてくるし、やたらと警戒してくるし本当に……あの様じゃ中々貰い手がつかないわ」
シン
01:31:33
「そう言う割には、何だか少し楽しそうに見えるが」
エナ
01:32:24
「あんなのがいたら仕事にならないじゃない、商売あがったりよ」
シン
01:32:57
「まあ、少なくとも仕事に出る時には誰かに面倒を見てもらわないといけないな」
エナ
01:33:50
「まぁ、その点、私は使い魔がいるからやってやれない事もないのだけれど」
シン
01:34:47
「その分、使い魔の力を現地で借りづらくなるデメリットはあるだろうけどね」 と言った所で思い至って。 「ああ、成る程。今はそのテストでもしていたのかな」
エナ
01:36:17
「……あんたって時々やけに察しが良いわね……」これも第三の目のお陰だろうか
シン
01:37:17
「勘は悪い方ではないが、今のは察しがいいというか、わかりやすいといった方が適切じゃないか」
01:37:38
「君の方こそ、案外分かりやすい性格をしているからね」
エナ
01:39:42
「………」そっぽを向くついでに一瞬だけ意識を使い魔に切り替える。生物ではない使い魔から出る筈がないのだし、もう気が済んでいるだろう。何より気分転換が必要だ。
 
01:39:51
 
使い魔の黒猫
01:41:14
――…!」小さな前肢が腹をぐっぐっと押しながら、ちゅうちゅうと吸われている。これは完全に――
 
01:41:19
 
エナ
01:41:54
「ンンッ」咳払いで誤魔化す。やめだ、今日はもうあのままさせておこう。
シン
01:42:46
「やっぱり熱があるんじゃないのか。大分暖かくなってきたといっても、あまり無理はしない方がいいよ」
エナ
01:43:16
「だから熱なんてないって言ってるでしょ、これはあの猫が…っ」
シン
01:44:23
「使い魔に悪戯されたと。……使い魔を通して様子を見るにしても、何もこんな往来のある場所でしないでもいいんじゃないか」
エナ
01:46:59
「店に居てあの飲んだくれ連中の同類に見られたくないし、公園だと茂みにでも担ぎ込まれたら目も当てられないわ」」
シン
01:47:29
「何処かの喫茶店に入る、でいいんじゃないのか」
01:47:57
「テーブルに伏せて休んでいるように見せていれば、不審がられもしないだろう」
エナ
01:49:30
「お茶一杯で粘って居眠りまでしていたら単に邪魔な客じゃない」
シン
01:50:46
「そう思うなら、何か追加で注文すればいいだけだろう? 少なくとも、こんな場所や公園で意識を手放すよりはマシだと思うよ」
エナ
01:53:24
「そんなに長い時間、そうするわけでもないし別に……あーあー、そうですよ、単純に私がケチなだけですよ」
シン
01:54:29
「いや、別に君がケチだとか、そういうことは言っていないが」
エナ
01:55:50
「多少の出費を惜しまなければ確保できる安全性を怠ったのはケチで間違いないわよ」
シン
01:56:46
「自分にとって都合の悪い所もそうして認める姿勢は好ましいけどね。俺はそういう意図で言ったんじゃないんだ。勘違いさせたのなら謝るよ」
01:57:16
「勘違いさせてしまったから、借りひとつ、といった所かな」
エナ
01:58:33
「私がそうなのは単に事実だし、勘違いも何も……えっ」
01:59:09
「あ、ああ、そうね。まぁ、貸し…になるのかしら」
シン
01:59:35
「どうしてそんなに驚いているんだ。君が以前よく言っていたことだろう」
02:00:30
「この借りを返すのは……そうだな。使い魔を通しての猫の様子確認のテストが終わるまでの護衛、なんていうのはどうかな」
エナ
02:02:29
「そうね、貸し借りは大事だわ。言っておくけど、猫じゃなくて部屋を荒らされたり汚されていないかの確認がメインよ」
シン
02:03:24
(そういう意味を込めての様子確認、という言葉だったんだが、まあこれは言わないでおこう)
エナ
02:05:00
「それから、使い魔との意識の切り替えを素早く行う訓練。そう、これは訓練になるわ。本物の猫の自然な仕草を目にするのも意識を切り替えた時の糧になる」」
02:07:01
「それなりに有意義な訓練の一環で、その手伝いをさせるわけだから……その……お茶の一杯くらいは依頼料代わりに出すわ」つまり、場所を移すという事だ
シン
02:07:44
(結局猫がどうしているかの様子も見る、と) これも口にはダサなかった。 「いや、お金はいいよ。付き合うのは借りを返すためだと言ったしね」
02:08:35
「まだ昼食を摂っていなかったから、何処かで食べようとも思っていたんだ。ついでだし、そのくらいなら此方が出そう」
エナ
02:12:19
「そう、なら近くにそこそこの店があるわ」
シン
02:13:10
「分かった。じゃあそこに行こうか。案内を頼むよ」
エナ
02:14:40
「工房街にある職人向けの店だけど、鍛冶屋の炉の排熱を借りた竈が使い放題…っていうのも語弊があるけれど、とにかく薪の心配もなく使えるから煮込みの類が豊富らしいわ」」
シン
02:15:38
「へぇ。工房街にはそれなりに足を運んでいるんだが、あの辺りで飲食店を探そうとしたことがなかったから知らなかったな」
エナ
02:16:14
「量も多そうだから一人だとそんなに種類も頼めないし、丁度良かったかも」
シン
02:17:11
「俺もそう食べる方ではないしね」 ちょうど良さそうだと頷いた。
エナ
02:17:33
「半分身内向けみたいなところか屋台typeおかだから目立たないのよ」
シン
02:17:40
「それじゃあ行こうか。そんな話をしていたら腹が鳴りそうになってきたしね」
エナ
02:19:30
「(妙な成り行きになったけれど意識を切り替えてる間の安全も確保できたわけだし問題はない、か)」
02:20:21
問題があるとすれば、無防備な自分を預けることが安全だと思っている事なのだが…
シン
02:20:24
「エナ、ぼうっとするのは、店に着いてからで頼むよ」
エナ
02:21:29
「うるさいわね、分かってるわよ」
02:22:41
そう言って飲食店へと案内し、食事を済ませたり使い魔への意識の切り替えなどを試したりしました
シン
02:23:18
俺は食事を終えた後は本を読むなどして、まじまじとエナの様子を観察したりはしなかった。
02:23:25
シグネとかいう変態とは違うんだ。
エナ
02:23:39
シグネ、なんて奴だ
シン
02:24:32
使い魔が時々猫に悪戯されて君が変な声を出しても極力見なかった振りをするよ。
エナ
02:25:35
女連れでやって来て職人に好奇の目で見られてしまえばいい、ざまあみろ
シン
02:26:00
元々この辺りじゃ種族柄そんな目で見られるのは慣れているさ。
02:26:09
つまりお付き合い感謝ということだ。
02:26:11
( ˘ω˘)スヤァ
エナ
02:26:20
お付き合い感謝よ
SYSTEM
02:26:21
 様が退室しました。
エナ
02:26:34
( ˘ω˘ )
SYSTEM
02:26:39
 様が退室しました。
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