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20190407Z_0
- 2019/04/07◥
- SYSTEM◥
- 16:08:17
- 様が入室しました。
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- 16:08:38
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- 16:08:43
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- 16:11:23
- 王都イルスファール、その北西部に位置するティダン神殿。
- 16:12:06
- その付近にある、小さな孤児院にて。
- 16:12:11
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- 16:12:13
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- フレデリク◥
- 16:13:18
- 「うっす。――んじゃ、これも今週分、な」 作業着を纏った、小柄なナイトメアの青年が、小さな包みを孤児院の職員――20歳ほどの人間の女性――へと手渡す。
- 職員◥
- 16:14:13
- 「いつも有難う。私達も、何か貴方に返せたらいいのだけれど」 包みを受け取りながら、困ったように笑顔を浮かべる。
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- 16:15:05
- 既に陽は落ちており、時刻は20時ほど。院内は静かで、大部分の者が既に休んでいると推測できる。
- フレデリク◥
- 16:16:07
- 「俺に返すよりも、ここのチビ達にもうちょっと美味いものでも食わせてやろうぜ。こう見えても頑丈に出来てるんだ、まだまだ心配される程じゃあない」
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- 16:17:03
- 茶化すように笑って返す青年は、傍から見ても細く、冒険者として活動していると聞けば疑われてもおかしくはない様な、そんな体格だ。
- フレデリク◥
- 16:18:50
- 「と……そう。今週はこっちもだな。そっち――髪結いの分じゃ大した額でもないし」 言いながら、もう一つの包み……此方はそれなりに大きく、重量もあるようなそれだ。
- 職員◥
- 16:19:48
- 「頑丈というには、貴方のソレは意地で保っているだけの様に私は思っているのだけれど」 それに頼らざるを得ない事を自覚しているのか、その語調はやや重い。
- 16:20:39
- もう一つの包みもしっかりと受け取って、それを手近な棚に置く。 「――フレデリク、貴方」
- 16:21:22
- 「自分の食事や、お仕事の方にはしっかりと回しているの? 冒険者の収入が多いという事は理解しているけれど……」
- フレデリク◥
- 16:22:22
- 「ったり前だろ、俺だって死ぬつもりなんか更々無いんだから」 やはり茶化すように職員に返し 「俺が食わねえで準備もしねえで死んだら、同僚にもここにも迷惑かかるからな。……ちゃんとしてる、大丈夫だって」
- 職員◥
- 16:24:08
- 「……そう。なら」 いいけれど、とは口には出来ない。そのままやや俯き、口を閉ざす。
- フレデリク◥
- 16:26:47
- 「それにな、こっちに”流れて”から皆には世話になったんだ。恩くらいはきっちり返さないと死んでも死に切れねえよ。……それに」 つま先立ちになり、背伸びをして――青年は女性よりも10cm近く小さかった――俯いた職員の肩に手を当たる。
- 16:28:18
- 「んな簡単にくたばっちまう程弱くもない。……収入はそんなにないけどな」 苦笑しつつ言って、任せておいてくれよ、と続ける。
- 職員◥
- 16:28:55
- 「貴方の腕について、私は何も知らないから……そこには触れないけれど」
- 16:32:36
- 「恩を返せ、だなんていうつもりはないの。それでも、貴方がそうしたいと言ってくれるのはとても有難いわ」
- フレデリク◥
- 16:34:01
- 「邪魔だって言われた日にゃ卒倒するところだよ。……ま、じゃあ渡すもの渡したし、俺はもう戻るよ」 玄関の扉に手をかけ、それを押し開けばまだ冷やりとした春の夜風が院内へと吹き込んで来る。
- 職員◥
- 16:34:43
- 「有難う。……また、ゆっくり話をしましょうか。あの子達もきっと喜ぶわ」 扉を開いた青年に小さく微笑んで
- フレデリク◥
- 16:35:15
- 「勘弁してくれ。ガキの御守は苦手なんだよ」 茶化すように笑って、その扉を閉める。
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- 16:35:24
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- 16:35:56
- 春の夜風に吹かれながら、ぼんやりと空を見上げてみる。空は――
(晴れている , 曇っている) → [曇っている]
- フレデリク◥
- 16:36:29
- 「あれ。――なんだ、知らない間に雲が出てきてたんだな」 空の様子に気付くと、小さく呟いて夜道を歩く。
- 16:38:39
- 目的地は拠点としている〈星の標〉だ。少々……大分遅めの夕食を摂りつつ休む算段だ。
- 16:40:07
- 20時を過ぎている為、既に一日の営業を終えた店がそれなりに増え、やや暗い道を歩く。
- 16:43:32
- 孤児院に持って行っていた貨幣を降ろした事もあってか、行きと違って帰りはそれなりに楽、ではあった。
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- 16:44:05
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- 16:44:16
- 〈星の標〉:店内
- 16:44:17
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- 16:44:50
- 店内に戻ってくれば、客足はそう多くはなかった。
- 16:46:19
- 遅めの夕食――とはいっても、最小限の食事だけであるが。それを摂り終え、ぼんやりと窓の外から見える街並みを眺める。
- フレデリク◥
- 16:47:36
- 「――……チビ達も、”あいつら”も、元気してればいいけどな」 やはりぼんやりと呟いて、そのまま店内で眠りこける。
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- 16:48:01
- 無論、後程店員に起こされるのであったが。
- 16:48:02
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- SYSTEM◥
- 16:48:04
- 様が退室しました。
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発言統計 |
その他(NPC) | 21回 | 55.3% | 1591文字 | 82.0% |
| 17回 | 44.7% | 349文字 | 18.0% |
合計 | 38回 | 1940文字 |