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20190416Y_0

2019/04/16
SYSTEM
23:30:58
 様が入室しました。
SYSTEM
23:35:02
 様が入室しました。
 
23:35:08
きたわね。
23:35:13
場所はどうするの
 
23:35:21
標かな
 
23:35:59
よかろう。
23:36:29
最初の描写はしてやるよ――(逆にやりにくくする作戦
 
23:36:40
やったぁ
 
23:36:53
 
23:36:54
 
TOPIC
23:37:05
〈星の標〉 午後 by  
 
23:37:31
やや陽が傾いて来て、あと1,2時間もすれば夕食時になる時間。
23:38:27
人もまだまばらな〈星の標〉のテーブル席で、テーブルに置いた両手に顎を乗せて、何処かをぼんやり眺めている少女の姿があった。
ラルカ
23:39:22
片目が隠れるくらいに前髪を伸ばした銀灰色の髪の少女は、先程、店主だか誰だかに一緒に店に来ていた女性が呼び出されて、暇を持て余していた。
23:42:45
「…………」 マフラーで隠れた口元で、あくびを噛み殺す。別にあくびを隠したりする必要もないのだが、人前でのあくびはちょっと恥ずかしいものらしい。そう聞いた私はとりあえず隠すことを実践してみたのだ。
フローラ
23:44:08
「届け物? 私に…?」当の呼び出された女性はといえば、店主から荷物を手渡されたところだ。細長い包はずしりとした重さを持っている。
ガルバ
23:45:32
「ああ、ルスルリアン王国から、お前宛だ。これもな」更に一枚の紙片を渡す
フローラ
23:46:50
「本国から……」手渡された紙には文字はなく、花をモチーフにした紋章が記されていた。精花騎士団の紋章だ。それだけで中身が何であるか分かった。
ラルカ
23:47:24
「……」 そんなこんなをしていたら、店員が頼んでいたハーブティーを持ってきてくれた。持ち込んだリーフを渡して、試しに淹れてもらったのだ。
23:47:59
体を起こして、カップを手にそれを口に運び、一口啜る。
フローラ
23:49:13
「そう……、ありがとう。」包を取り除けば、現れたのはミスリル銀で作られたレイピアだ。騎士の位を辞退した時に返上した騎士剣、それが再び自分の手の中にある。
ラルカ
23:49:37
「は、ぁ……」 外と内、双方から香りが入ってきて、体を満たして、抜けていく。表情に変化はないものの、少し熱っぽい吐息を漏らして、さらに一口飲んでみた。
ガルバ
23:52:39
「ま、あまり気負わんようにな」その剣が彼女にとってどういう意味を持つものなのかは聞いてはいない。あくまで一冒険者としての彼女に対するアドバイスだ
ラルカ
23:53:28
ハーブティーを半分ほど楽しんだところで、視線をあげてフローラの方を見てみた。なんだか見慣れない剣を持っている。
フローラ
23:54:40
「ええ」この剣に恥じない働きが今でも出来るだろうか。妖精との交信は以前より随分と難しくなった。身体の動きにしても本調子とは言えない。だが、
ガルバ
23:56:23
「……」分かっているのだかいないのだか。それ以上追及はせず「そら、連れが待っているぞ。これでも持って行ってやれ」焼き菓子を渡し、行け、と手を払う
ラルカ
23:56:43
「剣……」 自分には上手く扱えないそれを、じっと眺める。扱えないという事実があるだけで、別に羨ましいとか妬ましいとか、そういうことはないはずなのだが、どうしても視線をそれに注いでしまう。
フローラ
23:57:22
「そうだったわ、ああ、ありがとう。きっと喜ぶわ」焼き菓子を受け取って花咲くように微笑み、連れ、ラルカの元へ向かう
ラルカ
23:57:53
「用、済んだ?」 フローラが近付いて来ると、剣から視線を外して尋ねる。
フローラ
23:57:54
「お待たせ、退屈にさせてしまったかしら。これ、店主さんからよ」
ラルカ
23:58:30
「そうでもない」 ハーブティーもあったし、そう長い時間でもなかった。 「なにそれ」
2019/04/17
フローラ
00:00:03
「焼き菓子みたいね、美味しそうでしょ」おそらくそっちの事ではないのだが
ラルカ
00:00:52
「食べてみないとわからない」 少なくとも、匂いはハーブティーに軍配が上がる。 「そっちは?」 気になっていた比率でいえば、8:2くらいで剣の方だ。
フローラ
00:02:13
「じゃあ、いただいてみましょ。ああ、これ…?」
00:03:42
「本国から届いたの。私の騎士剣……突然呼び出されるから何かと思ったら、ね」複雑な表情で
ラルカ
00:04:18
「うん」 頷きながら、ポットから、空いているカップにハーブティーを注いだ。少し時間が経ってしまっているから、ベストの状態ではないけれど、まあ香りくらいは楽しめるだろう。すすす、とフローラの方にカップを移動させた。
00:04:38
「騎士剣……。大事な剣、っていうこと?」
フローラ
00:06:32
「ありがとう」ハーブティーを受け取り、口をつける前にまず香りを楽しむ。 「そう、大事な物。私が騎士団に入った時に陛下に捧げて、ここに来る前に返してきたものよ」
ラルカ
00:07:40
「美味しい?」 自分は味に拘りはないが、これに関しては少し反応が気になる。
00:07:54
「大事なものなのに、何で返したの」
フローラ
00:10:01
「ええ、とっても。これ、もしかして向こうから持って来たものかしら?」香りを満喫すると一口、どちらも懐かしい味と香りだと感じた。
00:11:47
「大事なものだから、かしら……今の自分には相応しくないと思って。もちろん、いつかは取り戻そうと思っていたのよ?」率直な言葉は胸に刺さるが、逆に自分を見つめ直すには丁度良い
ラルカ
00:12:30
「……」 良かった、とは口にはしなかったが、微かに口元が満足そうに動いた。 「そう。乾燥させたものを持ってきてた」
00:13:14
「今は冒険者だから、返そうとしたんだね」 結局は、また手元に戻ってきたみたいだけど。
フローラ
00:15:34
「ええ、そうね」加えて、あの魔域で使われた薬の後遺症が残っているからだ
ラルカ
00:16:50
「……身体の調子、悪い?」 じ、と体格差から上目遣いになるような形で、目を見つめて尋ねた。
フローラ
00:16:56
「でも、こうして返されたって事は、もっと頑張りなさいって事なんでしょうね」
ラルカ
00:17:26
「頑張ってないの?」
フローラ
00:18:36
「時々、ね…大丈夫よ、早々後れは取らないわ。そうならないように頑張ってるところ」
00:19:30
「ほら、見てこれ。あなたが使っているのを見て、私も勉強を始めたのよ」新品のアルケミーキットを取り出した
ラルカ
00:19:36
「薬が切れると、私も調子が悪かった。……飲んでても、そんなに調子はよくなかったけど」
00:20:11
「……ふじゅつ?」 アルケミーキットとフローラの顔を交互に見た。 「あんまり似合わない」
フローラ
00:23:41
「今は大丈夫?眠りが浅いみたいだけれど、辛くない?」それに気づいたのは自身もそうだからだ。時々、無性に身体が火照って、言葉では言い表せない衝動のようなものに目を覚まされる事がある。そんな時、ラルカも目覚めている気配を感じたのだ。
00:26:21
「私も冒険者になったんだから、臨機応変よ。確かに自分でもちょっと合わないかなって気はするけれど…」アルケミーキットを撫で、微苦笑。
ラルカ
00:26:26
「辛くはない。慣れてるから。……あと、変な薬を飲まされた時よりは、ずっとマシ」 あまりに他の葉たちと比べて出来が悪かった時や破棄される寸前に投与されていた薬。あれはもう幸福感とか万能感が味わえるようなものでもなく、ただ苦痛なものでしかなかった。それを思い出して、少し身を震わせた。
00:27:43
「似合わないのは、私も同じ」 微妙な顔をされたので、言ってはいけないことを言ったかと思って、フォローともいえないフォローを口にした。
フローラ
00:28:24
「ごめんなさい、辛い事を思い出させてしまったわね」席から身を乗り出すと、躊躇いがちに手を伸ばし、少女の細い肩に触れた
00:29:33
「大丈夫よ、あなたは立派な冒険者としてやっていけるわ。私よりもよっぽど皆の役に立てる」
ラルカ
00:29:51
「平気」 そう返しはしたものの、触れられた肩はまだ小刻みに震えていた。 「……これを飲めば、落ち着く」 そう言って、まだ熱が残るカップに手を伸ばして、ハーブティーを口にした。
00:30:12
「それはない。フローラがいないと、多分依頼も請けれない」
フローラ
00:34:03
「二度仕事をしたけれど、どうだった? 思っていたのと違う?」頼りにされているのは嬉しいが、目標は彼女が冒険者として自立できるようになる事だ。不安に思っている事があれば聞き出して払拭出来れば、と考えた。
ラルカ
00:35:58
「んー……」 言われて考えてみる。この前、色々な痕跡を探したり追ったりしたのは、騎獣の力を借りたとはいえそれなりに出来ていたと自分でも思う。 「出来ることは、なくはなかった。でも、やっぱり人の名前があんまり覚えられない」
フローラ
00:37:40
「ああ、それなんだけれど、時々メモを取っているわよね? 名前もそうしてみたらどうかしら」
00:38:53
「口や耳だけじゃなくて、手で書いて文字として目で見れば少しは覚えやすくなるかもしれないわ」
ラルカ
00:39:30
「ん……うん。今の所、フローラのことばっかりだけど」 彼女が依頼を請けるまでにどう動いたとか、依頼人にどういう質問をしていたか、とか。 「……そう、かも。実は、あなたはそうした」
00:40:25
「寝てる時に、顔を見て。紙に描いて、名前も一緒に書いた。そうしたら、覚えた」
フローラ
00:41:54
「私のだったの…?」瞬きし、照れる。 「ええ?寝顔を見ながら…!?」頬や額、長い耳に熱が籠るのを感じる。これは同性とはいえ恥ずかしい
00:42:27
「ん、ん…。と、とにかく、成果があったって事ね。こうして実例がいるわけだし」
ラルカ
00:43:50
「参考になる」 身近に観察対象がいるの助かるのだ。 「うん、寝顔。……ええと」 もしかしていけなかっただろうか。不満を覚えられているかもしれない。 「可愛かった」 こうフォローしておけば完璧だ。
00:44:44
「そうかも。全員、顔を描くのは無理だけど」
フローラ
00:45:59
「ど、どこでそういうのを覚えたのかしら…もう」思いがけないフォロー?に再び顔が熱く感じる。
00:46:53
「ん…?ちょっと待って、顔を描くって、そういえば私のも描いたって…今、どこにあるの、それ…?」
ラルカ
00:47:09
「『女はそう言えば喜ぶ』って、さっき、その辺に居た人が」 待っている間に私はその辺のモブ冒険者の会話を聞いて学んでいたのだ。
00:47:24
「私の鞄の中」
フローラ
00:48:44
「……」これだから冒険者は…って顔 「ちょっとその人に一言物申したいけれど、覚えてないわよね…」
00:48:59
「ひょっとして、今も持ち歩いてたりする…?」
ラルカ
00:49:09
「覚えてない。もうどこかにいったみたい」
00:49:28
「うん。冒険用のメモと、同じ本に描いてるから」
フローラ
00:51:52
「ちょっと、見せて貰ってもいい……?」絵が美味いのか下手なのかは知らない。後者ならまだ良いが、前者で、口を開けて寝ているような顔だった場合には非常に恥ずかしい。第三者の目に触れる前にどうにかしたいところだ。
ラルカ
00:53:52
「いいよ」 見られて減るものでもない。鞄を漁り、紐で綴じた本を取り出してめくると、あるページを開いてテーブルへと置いた。そこには、すやすやと眠るフローラの寝顔が克明に描かれている。写実的で、意外にも上手い。
フローラ
00:55:21
「あああああぁ…」これは誰がどう見ても私だ。幸いおかしな表情にはなっていないようだが
ラルカ
00:55:43
「……捨てた方がいい?」
フローラ
00:56:35
「これ、まだ他の人には見せてないわよね…? あ、いえ、あの、よく描けてると思うし、捨てなくて良いわ。ただ、その、他の人には見せないで欲しいかなって…」
ラルカ
00:57:18
「見せてないし、話してもないよ。見せるつもりもない」
フローラ
00:57:31
思っていた以上に画才があるように思える。こういう長所を潰すような真似はすべきではない。そうすると、この絵は処分するわけにはいかない。
00:58:24
「そうしてくれると有難いわ…流石にちょっと恥ずかしいもの。ええと、見せてくれてありがとう」
ラルカ
00:59:31
「うん」 お礼に頷いて、本を手元に戻して閉じた。 「でも、多分。フローラは、描かなくてもそのうち覚えたと思う」
フローラ
01:01:09
「そう?だったら嬉しいわ。良かったら、今度、起きている時に描いて貰えるかしら。記念になりそうだわ」
ラルカ
01:02:32
「優しい人は、珍しい」 から、比較的印象に残りやすいのだ。 「? うん。じゃあ、暇な時に」
フローラ
01:04:39
「これからたくさん会えるわ。一緒に仕事をした人達だって優しかったでしょう? 珍しい事じゃないのよ」
ラルカ
01:06:07
「うん。そう、なんだけど」 確かに、他の人たちも別に嫌がらせしてきたり、変なことを言ってくるわけじゃない。蛇なのか豚なのかよくわからない人はいたけど。 「けど、そうじゃなくて。……んん、上手く言えない」
フローラ
01:08:50
「いいのよ。そのうち顔馴染みや仲間、友達も出来るわ。そうだ、そのうち私がお世話になった人達にも紹介するわね……まだ挨拶にも行ってなかったし」
ラルカ
01:10:38
「仲間、友達……」 更生施設でも、どうにも他の落ち葉たちとは馴染めなかった。 「うん。付いてこいっていうなら、付いていく」
フローラ
01:12:14
「あなたと同じ境遇だった人も居るのよ。今は立派に冒険者としてやっているわ。私達の先輩ね、ふふふ」
ラルカ
01:13:48
「同じ……」 葉だろうか。彼女が立派というのだから、きっと本当に立派なのだろう。くい、とマフラーで口元を隠しながら、頷いた。
フローラ
01:16:08
「ところで、そのお菓子…どうだった? 甘いのは好き?」会話の合間にお茶を飲み、貰った焼き菓子を食べてはいたが、表情を見ていてもいまいち分からないので単刀直入に聞いて見た。気に入ったようなら時々買ってみるのもいいだろう。
01:17:14
同じ境遇、アネットの話を振ったのは少し迂闊だってと思っての話題転換だ。あまり庭にいた頃を思い出すような話題は避けるべきだった。
ラルカ
01:18:28
「……ん」 言われて、初めて菓子の味に意識をやった。どんな味だっただろう。会話に集中していて、全然菓子の味に意識を向けていなかった。改めて一口齧ってみて、味覚があまり発達していない舌に意識を集中させてみる。 「……好きかどうかは、わからない。けど、嫌でもない。と思う」
フローラ
01:22:27
「そう、じゃあ、お茶の時にいろいろ試してみましょう。ルスルリアンにはこういうのはあんまり無かったから、私も新鮮だわ」
ラルカ
01:23:14
こくりと頷く。 「お茶なら、私が淹れる。……飲んでみたい葉、いくつかあるから」
フローラ
01:25:42
「なら、私がお茶菓子、あなたが茶葉で役割分担ね。そうだわ、気になる茶葉があるなら、これからお店を探してみましょうか。まだ王都の中も周りきっていないし」
ラルカ
01:27:43
「それでいいよ」 探してみようという提案に、こくこくと2回頷いた。既に目星をつけているのか、どうやら乗り気らしい。
フローラ
01:30:06
珍しく乗り気な様子に満足げに頷き 「じゃあ、行きましょうか」 騎士剣を腰に佩き、立ち上がる。
ラルカ
01:31:56
「……」 こくりともう一度頷いて立ち上がる。まだ手に持っていた先ほどのノートの1ページを開いた。描かれているのは王都のざっくりとした地図のようだ。いくつか記された×印のうちのひとつに指さして。 「ここ。気になるのがあった」
フローラ
01:34:20
「分かったわ。他にも気になるものが見つかったら遠慮なく教えて頂戴。高いものでも良いわ。すぐには買えないかもしれないけれど、そういう目的があった方が仕事も楽しいと思うし」
ラルカ
01:35:40
「ん」 目を惹かれるものはないとは言わない。素直に頷くと、ノートをフローラに手渡して。 「じゃあ、いこう」
フローラ
01:37:03
そうして、連れ立って王都見物と買い物を楽しむのでした。
 
01:37:15
 
01:37:18
 
01:37:27
お付き合い感謝なのだ
 
01:37:29
お付き合い感謝なり( ˘ω˘)
01:37:36
今日はこのくらいで勘弁してやる。
01:37:40
)))
SYSTEM
01:37:46
 様が退室しました。
 
01:37:52
( ˘ω˘ )
SYSTEM
01:37:55
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)94回84.7%5477文字96.1%
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