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20190423Y_0
- 2019/04/23◥
- SYSTEM◥
- 01:37:17
- 様が入室しました。
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- 01:37:47
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- TOPIC◥
- 01:40:57
- 王都イルスファール、とある精肉店の前 by
- ◥
- 01:42:32
- 王都内の商業区ではなく一般住宅などが並ぶ街区で店を構える精肉店がある。その店先で1人の少女が店主と話をしている。
- エナ◥
- 01:44:35
- 「これが寝床に使わせていた布(古いローブ)、これが餌用の皿よ。それから」なにやら雑多な品物を渡している
- 01:46:11
- 「あと、トイレ用の砂はこの袋の中に、それから食事は…」
- 01:46:36
- そう、今ここにいるのはかつて拾った猫を、この肉屋に引き渡す為だ。
- 01:47:28
- 勿論、肉にする為などではない。飼い主を探し、名乗り出た者達を評定し、選別していった結果、この店が候補として最後まで残ってしまったのだ。
- 肉屋のオヤジ◥
- 01:48:31
- 「猫の扱いなら慣れとるから安心してくれ。ミケがあんな事故にあわなきゃなぁ…うぅ…」
- 01:50:05
- 肉屋に限らず食品を扱う店の大敵といえば鼠だ、この王都内にも当然いる。この店でもかつては猫を飼って鼠が寄り付かないようにしていたのだが、先日馬車に引かれて亡くなってしまったのだ
- エナ◥
- 01:52:12
- 「そ、そう…気を落とさないで」柄にもなく励ましの声をかけながら、胸に抱いた白猫を抱え直す。ニャアと鳴き、むずがる様に後ろ髪をひかれる思いだ
- 01:53:44
- こっそりと飼い続けて愛着が湧いてしまったこの白猫を手放すのは正直辛い。が、冒険者を続けながら動物を飼うのは動物にとっても良くないし、この店には猫が必要で、飼い主としての経験も豊富、食料も豊富という事のない相手なのだ。合理的な判断というやつだ
- 01:55:33
- 「それじゃあ、この子をよろしく…」内心渋々と猫を差し出す。猫の方は高い高いでもされている気分なのか機嫌よくニャアと鳴きこちらを見てくる。思わず目をそらそうとそっぽを向く
- シン◥
- 01:56:36
- 「ん……?」 二人がやり取りしている精肉店の通りを歩いてきた人影。フードを被り、物の詰まった紙袋を小脇に抱え、見知った少女へと視線を向けた。
- 肉屋のオヤジ◥
- 01:57:29
- 「おう、任せてくれ。今度こそミケの二の舞になんてさせるもんか」元飼い主の少女から猫を受け取ろうと
- エナ◥
- 01:57:56
- 「………」猫を水平に差し出したままの姿勢で固まった
- 白猫◥
- 01:58:32
- ウミミャア(てしてし
- シン◥
- 01:58:51
- (ようやく引き取り手が見つかったのか) 様子からそう察しつつ、そちらへと近付いていく。別に会話を盗み聞きするようなつもりはないが、少し気にはなるのだ。
- エナ◥
- 02:00:40
- 「(なんで居るの!?なんで来るのよ!?)」固まったままだ。猫がテシテシしてくる。肉屋の店主も受け取ろうとした姿勢でどうしていいのか分からず困惑してるぞ
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:01:56
- 「ああ、ええと、やっぱりやめるかい…? 随分と可愛がっていたんだろう? わかるよ」年もガタイも違うけど波動が同じなんだ
- シン◥
- 02:02:27
- 「む……」 なんかすごい表情をされている気がする。居合わせてしまってはまずかっただろうか。
- 02:04:45
- 「ええと。そちらの方に引き取ってもらう所、じゃないのか」 どう声を掛けたものかと少し悩んで、停止した状況をどうにかすべく、そう声を掛けた。
- エナ◥
- 02:05:06
- 「べ、別に、全然大事にしてるわけじゃないし、引き取り手を探してたくらいだし、なんなら店に並べてくれてもいいわよ!?」
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:06:14
- 「言い方!? いや、看板猫にはなると思うが」
- エナ◥
- 02:08:08
- 「そうよ、今まさに引き渡すところよ、せいせいするわ。はい、どうぞ、持ってって」ヤケクソ気味に猫を肉屋に押し付けた
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:08:48
- 「お、おう。ところで、こいつの名前はなんてんだい?」
- シン◥
- 02:09:02
- 「……」 どうしたものかとひとつため息をついて。 「そんな風に渡されたのでは、彼も困惑してしまうと思うが」
- 白猫◥
- 02:12:12
- フシャー 元野良だった頃の警戒心を思い出したのか親父の手の中で暴れるが猫の扱いになれた親父には勝てない…つょぃ。。。
- エナ◥
- 02:12:59
- 「……リーベ」 Liebe、と猫の名を呼ぶ
- 白猫◥
- 02:13:27
- ミャァ 応えるように鳴いた
- シン◥
- 02:14:18
- (また随分と可愛らしい名前をつけていたんだな) 内心で感想を漏らしつつも、その場では口に出さず。
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:15:19
- 「リーベ、リーベか、聞きなれない感じだが良い名前じゃあないか。それ、こいつをやろう。うちで捌いた鶏のジャーキーだぞ」相好を崩してポッケからジャーキーを取り出して与える。猫用に塩を使っていない、この日のために用意したものだ(ガチ勢
- エナ◥
- 02:17:20
- 「うぅ……」 その名の意味が”好き”とか”愛する”といった意味を持つ事を知っているので他人に呼ばれると猛烈にはずかしい。
- 白猫◥
- 02:18:13
- クルルル ジャーキーに懐柔され、早くも親父に甘えた声をあげる。失われた野生
- エナ◥
- 02:19:32
- 「そ、それじゃあ、引き渡しも済んだから、私はこれで」早くも親父に懐きそうな様子にショックを受けつつも未練を断ち切って、踵を返そうとする
- シン◥
- 02:19:46
- 「……」 あの様子だと随分執心のようだし、出来れば離れさせたくはないと考える。が、自分も仕事に出る都合上、どうしても誰か第三者に協力を仰ぐ必要が出てくる。
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:21:06
- 「おう、待ちな。このまま返したとあっちゃ、肉屋の名折れだ。こいつを持ってきな」ドンドンドドドンと積み上げられるソーセージ、ハム、ベーコンの山
- エナ◥
- 02:22:03
- 「い、いらないわよ、そんなに。どうやって持って帰れっていうのよ」実際持ちきれない程の量だ
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:23:20
- 「ツレのあんちゃんが迎えに来とるじゃないか」フードを被った若い男、シンの方を向いて
- シン◥
- 02:23:51
- 「ふむ」 エナの代わりに、肉屋の親父の前へと歩み寄って。 「すみません。此処まで来て申し訳ありませんが、もう少し彼女に考えさせる時間をあげても構いませんか」
- 02:24:21
- そう言って、肉類ではなく、猫と猫の世話用具の方を見た。
- エナ◥
- 02:24:36
- 「ちょっ、何を勝手な事を言いだしてるのよ!?」
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:25:10
- 「ふむ?」親父は訝しんだ。
- 白猫◥
- 02:25:22
- ウミャ 猫も訝しんだ
- エナ◥
- 02:26:12
- 「十分考えたし、引き取り手も厳選して最適な相手を見つけたわ。どこに文句があるっていうのよ!」
- シン◥
- 02:27:00
- 「君の行動に文句はないよ。ただ、俺が少し納得出来なかっただけでね」
- エナ◥
- 02:28:11
- 「は? 何それ。言っておくけど、アンタが飼い主になるとか論外よ?」 勿論、自分もだ
- シン◥
- 02:29:56
- 「もちろん、そういうつもりは無い――とは言い切らないが、色々と考えていないではないよ」
- エナ◥
- 02:32:48
- 「どっちなのよ、そういう玉虫色の回答で煙に巻こうってつもり? こっちだって散々考えたってば。でも、しょうがないじゃない、根無し草で、しかも帰ってこれないかもしれない冒険者が動物なんて飼うものじゃないわ。家にいた頃とは違うんだから」
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:34:40
- 「あー…嬢ちゃんが冒険者をしてるのは聞いてるが、王都で活動しとるんなら、その、あー」譲渡という形ではなく、預かるという形でも構わないぞ、と言うべきか言わざるべきか
- シン◥
- 02:36:23
- 「ああ。本当は知人に依頼しようかとも思っていたんですが、もしよければ、彼女が依頼に出ている間都合が良ければ預かっていただく形で対応してもらえると助かります」 エナにはひとまず答えず、親父に言って軽く頭を下げた。
- エナ◥
- 02:36:53
- 「そうよ、時々店を覗けば様子だって見れるもの。これ以上ない条件だわ。違う?」
- シン◥
- 02:37:48
- 「君はもう少し、自分の気持ちに素直になってもいいと思うよ」
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:39:51
- 「構わんよ、まぁ、この嬢ちゃんの募集文を見た時からなんとなくわかっとったし」
- シン◥
- 02:41:10
- 「預け先として、他の知人にも頼んでみるつもりです。出来るだけご迷惑を掛けないようにはしますので、すみません」 再度頭を下げて。
- エナ◥
- 02:41:21
- 「……嘘も偽りも無い、その子に最適な物件よ。望ましい事だわ」決まりが悪くなると
- シン◥
- 02:41:28
- 「まあ、諸々俺の勘違いだったなら後でいくらでも怒ってくれ」
- エナ◥
- 02:41:37
- 押し黙ったり視線を逸らす、分かりやすい癖だ
- シン◥
- 02:42:21
- 「それが合理的、かい?」
- エナ◥
- 02:43:02
- 「……そうよ」
- 白猫◥
- 02:44:13
- ニャーミャー ジャーキーを食べ終えたのでそろそろ元の位置に戻りたくなってきた。親父の手の中でジタジタしはじめる
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:45:06
- 「うん、どうやらこいつの最適とやらは、まだウチじゃないらしい」ニカッと笑い
- シン◥
- 02:46:02
- 「……」 さて、どう言ったものか。自分の物言いが、こういう時は意図した方向とは別の印象を彼女に与えてしまうことはよく分かっている。
- 02:47:39
- 「……まあ、なんというか」 フードの奥で、珍しく困ったような声を漏らして
- エナ◥
- 02:49:24
- 「そ、そういうわけには」親父の物言いにたじろく。手元に置いておきたいという気持ちは確かにあるのだ 「な、なによ」>シン
- シン◥
- 02:49:38
- 「今みたいな君の表情はあまり見たくない。誰かに譲渡するにしても、君が本心から納得してからにして欲しいと思う」
- 02:50:55
- 理詰めで言葉を並べようと思えばいくらでも出来る。が、此処でそんなことをしても彼女を責めるような形になるだけだ。
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:52:32
- 「おう、それな。 こうも未練たらたらだと引き取る方もちょっと気が引けるもんだぞ」
- シン◥
- 02:52:43
- 「合理的ではない、と自分でも思うけどね。さっき言った通り、そういう状態では俺が納得できないんだ」
- エナ◥
- 02:55:18
- 「な……な、なによ、そんな、私がどう思おうと、アンタが、何で、納得って、そんな……」理詰めではない率直かつ感情に基づく言葉だ。その意味を紐解いていくと段々顔に熱が昇ってくるのを感じる
- 肉屋のオヤジ◥
- 02:57:59
- 「嬢ちゃん、そしたら仕事ん時はウチに預けてきな。1日2日でもいいし、1週間でも1ヶ月でもいいぞ。 その間に俺はこいつをうちの猫として扱う。引き取りに来た時に帰りたがらなくなるかもしれない。その時こそ引き取らせて貰うって事でどうだ?」
- エナ◥
- 02:58:49
- 「わ……分かった!分かったわよ!」
- シン◥
- 02:59:16
- 「君はもう少し厚かましく人に頼ってもいい。少し遠慮し過ぎる所があるからね」
- 03:00:19
- 「すみません。勝手な事ばかりを言ってしまって」
- エナ◥
- 03:00:24
- 「つ、連れて帰ればいいんでしょ。それで文句ないわね!」
- シン◥
- 03:01:22
- 「ああ」 苦笑するでもなく頷いて。 「手伝うよ。連れ帰った後のことも、ね」
- 肉屋のオヤジ◥
- 03:01:26
- 「なに、犬と違って猫には振り回されるもんだ。あんちゃんも猫の扱いには手を焼いとるようだな」
- エナ◥
- 03:02:54
- 「ああ、もう、何なのよ…何よ、まったく……もう…」親父の手から白猫をひったくり、寝床用の古ローブに包んで餌皿とトイレ砂もかき集め
- シン◥
- 03:02:58
- 「……はは。手を焼いているだなんてとんでもない。彼女は優秀な仕事仲間で、いつもこちらが振り回してばかりですよ」
- 03:04:00
- 「エナ、荷物は持つよ。貸してくれ」 有無を言わさずエナの手から荷物を受け取って、残りのものも集めていった。
- 肉屋のオヤジ◥
- 03:04:47
- 「俺は猫の話をしただけだよ、あんちゃん」にやにや笑いを浮かべ、謝礼の山から大振りのベーコンを一つ取り出し 「持ってきな。引き取りの話は保留にする分、そいつは手付だ」
- シン◥
- 03:06:16
- 「……」 そういう話題はどう突っ込むか悩むからあまり得意じゃないんだ。フードを目深に被り直して、ベーコンを受け取った。 「わかりました。いただいておきます」
- エナ◥
- 03:07:51
- 「……勝手にすればいいじゃない。どうしろってのよ」荷物は預けたが猫は渡さない。それがしっくりくる。
- 03:09:09
- 「……アンタ、きっちり責任持ちなさいよ……」
- シン◥
- 03:09:19
- 「既に散々勝手にさせてもらっているよ。ひとまずは、宿に戻ろうか」
- 白猫◥
- 03:09:46
- zZZ
- シン◥
- 03:10:05
- 「もちろん、勝手を働いた分は返すよ」
- エナ◥
- 03:11:04
- 「………借り一つ、ね」手の中で眠りこけ始めた猫に優しい表情を向け、ぼそっと呟いて
- 03:11:28
- 足早に宿に向かいました。
- シン◥
- 03:12:32
- 「早々に返さないとな――」 といったところで、違和感に遅れて気付いて。 「……貸しじゃなくて、か」 しかし、それについて言及することはなく、宿へと荷物を持ってついていった。
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- 03:13:15
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- 03:13:18
-
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- 03:13:27
- 今日はこのくらいで勘弁してやるニャン
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- 03:13:42
- きょ、今日のところはこのくらいにしておいてry
- 03:14:01
- 自分の愚かさに後悔してふるえてねむれ
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- 03:14:11
- 猫を棄てるだなんてそんなひどいことしたらお仕置きされちゃうニャン。
- 03:14:16
- 震えてねむるニャン。
- 03:14:18
- z
- 03:14:18
- zz
- SYSTEM◥
- 03:14:23
- 様が退室しました。
- SYSTEM◥
- 03:14:25
- 様が退室しました。
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発言統計 |
その他(NPC) | 86回 | 89.6% | 4360文字 | 96.4% |
| 10回 | 10.4% | 163文字 | 3.6% |
合計 | 96回 | 4523文字 |