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2019/04/27
SYSTEM
01:11:20
 様が入室しました。
SYSTEM
01:12:21
 様が入室しました。
 
01:12:42
きたわね。
 
01:12:53
きたわ
 
01:13:02
では適当にやろう。
01:13:05
開始はこちらでやる。
01:13:08
 
01:13:10
 
01:14:08
ライフォス神殿の一室――庭と呼ばれる犯罪組織の幹部との決戦において大きな怪我を負って以降、シグネ・キヴァリはそこに収容されていた。
01:15:01
大分時間も過ぎ、身体も回復してきた。そろそろ元の生活に戻っても良い頃合いではあるのだが、連れの希望もあって、まだ安静にする日々が続いている。
01:15:36
連れは一足先に冒険者活動に復帰し、依頼に出たそうだ。
01:16:19
退屈な日がしばらく続き、今日はその連れが帰還する日となるのだが――
シグネ
01:17:39
「…………」 陽も落ち、ランタンの灯りに照らされた室内に、木刀が空を切る音が響いていた。
01:18:26
安静にとは言われているが、もう傷もほぼ癒えてはいる。こうして身体を少しくらい動かさないと落ち着かないし、鈍ってしまいそうなのだ。
01:20:35
――200、と」 回数を小さく口にして、木刀を下ろす。近くに置いてあったタオルで軽く汗を拭きながら、自分の手元と足元を見た。
01:21:18
「……ふう」 かと思えば、ため息をついて、窓の外を見やる。 「そろそろアネットも戻ってくるだろうか。無理をしていなければ良いが……」
アネット
01:21:27
・) そっと、音をたてないように病室――病とつくのは字面が悪いので回復室と呼ぶのだったか――を覗き込む。出かける時に起き出してこないようにと、寝ている間にこっそりとベッドに括りつけてきたので怒っているかもしれない。だが、仕方ないのだ、放っておくとこのように――
シグネ
01:22:24
アネットの気配には気付いていないのか、木刀を壁に立てかけてベッドに座り込んだ。
アネット
01:23:48
「……」スススと忍び寄り、さっと木刀を奪い取る
シグネ
01:24:09
「……む」
アネット
01:24:28
―――」短く持った木刀をベッドに腰かけるシグネの喉元にピタリと当て  「ただいま」
シグネ
01:24:59
「何だ、帰ってきたのなら――」 口を開いた所で、木刀を突きつけられて。 「……おかえり」
アネット
01:25:59
「うん」何事も無かったかのように木刀をあったところに戻す。ただの確認作業のようなものだ
シグネ
01:27:43
「どうだった。無事に終わったか」
アネット
01:28:57
「クリスがいたから全然平気、ライカもいろいろ出来るようになってたし」
シグネ
01:29:54
「ああ、あいつらも一緒に行っていたのか。それは安心だな」 隣に座れというように、自分の横をぽんぽんと叩いて。 「どんな依頼だったんだ」
アネット
01:30:52
「……」シグネの隣に腰かけ、じっとその顔を見つめた
シグネ
01:31:33
「……うん? どうした?」
アネット
01:32:14
「にいさま」
シグネ
01:33:03
「……ああ、兄様からの依頼だったのか?」
アネット
01:34:05
「そう。ミスリルが欲しいって、なんか地下にある昔の街に行って来た」
シグネ
01:35:20
「……」 相談や依頼を持ちかけたのは、他ならぬ自分なのだが、それは顔には出さないようにして。 「そう、か。そのようなものを取って来るとなると、それなりに危険な場所だったのだろうな」
アネット
01:36:51
「うん、何かおかしな事になてっる人がいたわ。ミスリルにんげん。 何もない、誰もいないのに一人でずっと働いてた」
01:37:04
なってる
シグネ
01:38:28
「それはまた随分と変わった相手も居たものだ。……よく大きな怪我もなく戻ってきてくれたな」 アネットの頭に手を置いて、軽くなでた。
アネット
01:40:06
「怒らないのね、一人で行って来て」しかも後追い防止の策まで講じて
シグネ
01:40:57
「怒られたかったのか?」
アネット
01:41:29
「ちょっと」
シグネ
01:42:20
「まあ、流石にベッドに括り付けていくのはどうかと思うぞ。ルシアが食事を持って来てくれなければしばらくあのままだったところだ」
01:43:19
「今の身体で付いていっても足手まといになるだけなのは自覚している。お前の心配に対して怒るつもりはないが……まあ、怒られたかったというならこのくらいはしておこう」 ぴん、と軽くデコピンした。
アネット
01:43:51
「大丈夫、ルシアには言ってお――いたっ」
シグネ
01:45:42
「わざわざ縛らずとも、大人しくしていろと言われれば無理はしない」
アネット
01:46:58
「……」指で弾かれた額を押さえる。痛いと口にしたが言うほど痛くはない。額を押さえた手の合間からじっと見上げる
シグネ
01:47:27
「……何だ、まだ言いたいことがあるのか?」
アネット
01:50:10
「……痛み、取れてないんじゃないの?」疑念と気づかわしさの入り混じった瞳を向けながら、口を開く
シグネ
01:51:42
「どうしてそんな事を聞く。痛みはもう殆どないぞ」
アネット
01:52:41
「反応が鈍い」
シグネ
01:53:52
「鈍い、か」
アネット
01:54:50
「前なら部屋に入る前に気付くか、それ(木刀)を取る前に止められてた。  と、思う」
シグネ
01:56:12
「それは単に、気が抜けていただけでもあるが……」
01:58:00
「……痛みはもうないというのは本当だ」 アネットから視線を逸らし、落とし、何かを言い淀むように。
アネット
02:00:05
「本当に……?」この手で槍を突き立てた場所に躊躇いがちにそっと手で触れる。指先は少し震えてしまったかもしれない。
シグネ
02:01:57
「……ああ。本当に痛みはない」 衣服越しに傷口に触れさせた手に、震えを止めるように手を重ねて。 「ただ……少し、身体の動きが鈍いのが治らない」
アネット
02:03:08
「………」傷口に添えた手とは反対の手を硬く握り締める
シグネ
02:04:07
「……そんな顔をしないでくれ」 罪悪感を背負わせてしまうことがわかりきっていたから、今まで黙っていたのだ。
02:04:36
「少し前、お前が居ない時に兄様に付き合ってもらって、模擬戦をして、な」
02:05:26
「その時にはっきりとわかった。……多分、以前のような戦い方は難しい。出来たとしても、長くは保たないだろう」
アネット
02:05:50
「槍は、欠けてなかった。破片が残ってるわけじゃない……疵が残っているのね、中に」
シグネ
02:07:04
「多分、な。兄様には、死に瀕した時の恐怖心が残っている影響もあるだろうと言われたが、それだけでもなさそうだ」
アネット
02:07:57
「庭にいた時、習ったことがあるわ。にんげんの身体の中にはたくさんの糸が詰まってるって」
シグネ
02:08:20
「沢山の糸?」
アネット
02:09:28
「そう。ソレが切れると場所によって手や足が動かなくなったり、痺れたり、痛みを感じたり、感じ無くなったり、いろいろあるって」
シグネ
02:10:36
「……そう、か」 自分の手を見つめて、握っては開いてを何度か繰り返す。 「ならば、幸運だったな。私の糸は、そう大して切れなかったらしい」
アネット
02:12:02
「今はそれで済んでるだけ……かもしれない」
シグネ
02:13:52
「まあ、いずれもっと酷くなる可能性は否定できない。だが、剣を振るう以上、身体が壊れるのは常に覚悟しておかねばならんことだ」
アネット
02:16:21
「……私に壊されるのも覚悟の内に入るの…?」
シグネ
02:18:26
「……難しいな」
アネット
02:19:03
「ごめんなさい。困らせるつもりはなかったの。」
シグネ
02:19:13
「そうなってもお前を恨むつもりなど毛頭ないし、もう二度とそんな事にはならないとも思っているが……」
02:20:21
「別に困ったわけではない。どう答えればお前を傷つけずに済むか、悩んだだけだ」
02:23:46
「……まあ、こうなった以上は出来ることを考えて、今までとは違う形でお前たちに喰らいついていかなければならん」
アネット
02:25:28
「……」私が傷つくとかそういのうは考えなくていい、痛みには慣れていると言いたかったが、それは自分が楽になるだけの道で、きっと意味はない。そう言う事が分かる。分かるようになってしまった。
02:26:29
「うん」
シグネ
02:27:08
「この程度の事で剣を置く気はないし、お前の隣から退く気もない」
02:28:22
「どんな形になるかは分からないが、今までと戦い方を変えるのならば、しばらくはお前にも大きく迷惑を掛けることになると思う。頼むぞ」
アネット
02:30:30
「迷惑じゃないし、頼まれる事でもない」
02:31:08
「隣から退かせる気もないし、剣だって置かないわ」
02:31:33
「だって、私の知ってるシグネは――
シグネ
02:31:58
「……アネットの知っている私は?」
アネット
02:32:54
「『シグネは死なないわ』 どんな形だろうと、生きて、立って、馬鹿みたいに剣を振り続けるのよ」
シグネ
02:34:42
「ああ――」 そう言われて、すとんと地に足がついた心地がした。 「……死にかけてから、しばらくらしくない事ばかりを考えていたからかな。ようやく、以前までの感覚を取り戻せた気がする」
アネット
02:35:55
「きっと眠りすぎてたのよ、私も、あなたも」
シグネ
02:37:39
「そうと決まれば、明日からは鍛錬だ。あらゆる戦い方を考えて、今の私の身体に最も合ったものを探していくぞ」
アネット
02:38:43
「うん。いろいろ試してみましょう」
シグネ
02:39:00
「一筋縄ではいかないだろうから、覚悟しておけよ。何か得られるまで、休むつもりはないからな」
アネット
02:39:40
「大丈夫、薬草を一杯用意するわ」
シグネ
02:40:28
「頼もしい限りだ。……というわけで」 アネットの手を引いて、一緒にベッドに倒れ込んだ。 「今日は久しぶりのアネット分を補充しながら英気を養うことにする」
アネット
02:40:37
「久しぶりに本気でやるのもいいかも」
シグネ
02:41:28
「望む所だ。その方が見えてくることも多いだろうからな」
アネット
02:42:15
「ここでするの?」アネット分という言い方はなんだかライカ的(?)でよくわからないが、なんとなそういう方向性の話なのかと思い
シグネ
02:43:28
「……流石にここでは無理だ。今日の所は、抱き枕にして眠るので我慢しておく」
02:45:12
そういって、横になったままアネットの身体を抱き寄せた。
アネット
02:46:08
「そう。その方がいいかも」さっきから戸口にルシアが居て凄い顔で見てるのだ。夜回りがてら様子を見に来て、先ほどの本気の訓練がどうとかも聞かれたようだ
02:48:32
「今日はもうこのまま寝ましょう」怒られるのは明日でいい。見なかった事にしてシグネに身を寄せて目を瞑った
シグネ
02:48:54
「……」 ちらりとそちらを見た。まあ、殆ど怪我は治っていること自体は彼女にも伝わっている。多分大丈夫だ、多分。 「……本気の訓練をするにしても、前のように死にかけるのは無しにしておかねば、どんな手酷い仕打ちを受けるか分からんな」 苦笑してから、ぎゅっとアネットを抱きしめて目を閉じた。素振りの後故若干汗の匂いがするが、疲労感が優り、そのまますぐに安心したような寝息を立て始めた。
02:49:27
「ん……おやすみ……」 微睡む意識の中、微かにそう口にして、意識が完全に眠りへと落ちていった。
 
02:49:54
 
02:49:55
 
02:50:03
今日はこのくらいで勘弁してやるニャン。
アネット
02:50:10
ニャーン
 
02:50:10
お付き合い感謝だニャン。
02:50:15
ニャーン。
SYSTEM
02:50:21
 様が退室しました。
SYSTEM
02:50:26
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)85回85.0%3821文字92.4%
 15回15.0%313文字7.6%
合計100回4134文字