文字:
20190501X_0
- 2019/05/01◥
- SYSTEM◥
- 01:54:45
- 様が入室しました。
- TOPIC◥
- 01:55:07
- アステリア神殿敷地内 by
- ◥
- 01:56:51
- 王都を縦断する運河の東側の区画、工房街と花街という両極端な地区に挟まれた一般住宅街のただ中に緑豊かな公園がある。
- 01:57:02
- 周囲の自然と調和しつつも壮麗なアステリア神殿を擁するこの公園は王都の人々にとって憩いの場として親しまれている。
- フローラ◥
- 01:59:33
- 「これはもっと早くに立ち寄るべきだったわね…今度、ラルカも連れてきてあげなきゃ」一人で買い物に出かけた帰り、参拝がてらに立ち寄ったのだ。
- SYSTEM◥
- 02:00:35
- 様が入室しました。
- フローラ◥
- 02:03:48
- 「……姉さん」美しく飾り付けられた女神像の前に跪き、祈りを捧げる。国で広く信仰されていたので自然と自分もアステアリアを信奉している。家族もそうだ。自分と同じ騎士で、”庭”との戦いで行方の分からない姉もそうだった
- 02:06:03
- 参拝を終えた後は真っ直ぐに帰路に着くのではなく、公園を散策する事にした。今、南方では蛮族の動きが活発化して戦争状態だ。すでに冒険者として関わっている。
- 02:06:55
- 「……」だが、同時にそんな事をしている場合では無いと思う気持ちがある。自分がここにやって来たのは”庭”に対抗するためだ。だが手がかりは未だ掴めない
- 02:08:32
- 「駄目ね、気持ちを切り替えないと」自分の欠点は把握している、つもりだ。今必要なのは気分転換と休息だ。意識して散策に注意を向ける、すると
- 02:09:38
- 「あれは…?」 公園の一角、木立の合間に小屋のようなものが見えた。東屋かもしれない。そう思って近づいてみる。
- シグネ◥
- 02:11:22
- 公園に面した大通りを歩いていくひとつの人影。長い銀色の髪をひとまとめにし、薄手のジャケットを着込み、タイトスカートにブーツといった出で立ちだ。
- 02:12:00
- 妖精神の神殿など無縁故、いつものように通り過ぎようとして、ちらりと公園内に目を向けてみる。
- 02:12:57
- 「……む」 公園の中に、珍しい人物の姿が見えたような気がして足を止めると、ややあってから敷地内へと踏み込んだ。
- フローラ◥
- 02:13:20
- 「ダリオンの聖印…? 神殿、というよりは社務所、かしら…そう、同じ場所にあるのね」木立を分け入ってみると、東屋ではなく小屋だった。より正確にはダリオン神殿の社務所である
- シグネ◥
- 02:14:50
- その人物を追うように、つかつかと公園内を歩いていき…… 「おい、そこの」 小屋を見上げているフローラの背中に声をなげた。
- フローラ◥
- 02:14:51
- 「……すぅ…はぁ」自然豊かな公園の中でもこの一角は特に緑が色濃い。どこか故郷の森を思わせる。イルスファールの王都にやって来て、ずっと街暮らしになっていたので知らぬ間に気疲れが溜まっていたのかもしれない
- 02:16:31
- 「誰…?」振り返る、腰にさげた自分の騎士剣――ミスリル製のレイピア――に手をかけないまでも意識しておく
- シグネ◥
- 02:17:14
- 「そう警戒するな。手が剣に伸びかけていたぞ」
- 02:17:31
- 苦笑を浮かべ、フローラへと近付いていく。 「それとも、もう私の顔は忘れたか?」
- フローラ◥
- 02:19:36
- 「貴女は……」振り返り、声の主にようやく気付いて目を丸くする。 「シグネさん…」
- シグネ◥
- 02:20:06
- 「久しぶりだな。……いや、それほどでもないか? むしろ、こんなに早く再会するとは思っていなかったな」
- フローラ◥
- 02:20:37
- 「まずはごめんなさい。あなた達がライフォス神殿に収容されている事は知っていたけれど、お見舞いにも行かずに」
- シグネ◥
- 02:20:46
- 「まあ、お前が此方に来ていることは耳に挟んでいた。挨拶に行く機会がなくて悪かったな」
- 02:21:40
- 「何、気にするな。そちらにも都合があるだろう。大した怪我――ではあったが、今はこの通り出歩ける程度には回復したのだしな」
- フローラ◥
- 02:22:24
- 「……そう、良かったわ。アネットさんはどう? その…私よりも強い薬を使われていたようだし…」
- シグネ◥
- 02:24:00
- 「あいつなら、私より一足先に仕事に復帰した。影響が残っていないわけではないようだがな……。薬の後遺症もそうだが、私たちに刃を向けたことが、やはり強くしこりとして残っているらしい」
- フローラ◥
- 02:25:48
- 「そう…流石ね、私はまだ……」
- 02:26:46
- 「それは現場の作戦指揮官だった私の責任よ。みすみす敵の罠に嵌まってしまった……連中が一筋縄でいかない事くらい分かっていたのに。本当にごめんなさい」深く頭を下げ
- シグネ◥
- 02:27:33
- 「ふん、罠であることなど私たちも想定して動くべきだった。お前一人の責任だなどというつもりはない」
- 02:27:59
- 「で、その作戦指揮官殿が何故このような所にいる」
- フローラ◥
- 02:30:19
- 「敵の手に落ちて薬で操られ、後遺症で使い物にならなくなったから騎士失格の烙印を押されて放逐」
- 02:31:56
- 「…というのは半分名目で、イルスファールとルスルリアン、両国での"庭"に関する協力や情報交換の為の連絡員というところよ」
- シグネ◥
- 02:32:23
- 「……ふん」 返答を聞きながら、近くのベンチに腰掛けた。 「だろうな。建前にしてもあまりにお粗末だ」
- 02:33:24
- 「建前も、もう少しまともなものを考えた方がいいのではないか。もし庭の残党にでも知れたら、格好の的だぞ」
- フローラ◥
- 02:33:39
- 「半分、って言ったでしょう? 使い物にならないというのは比喩ではないわ……大分動けるようになってきたけど、以前のようにはいかないの」」
- シグネ◥
- 02:34:50
- 「ガルバからは、冒険者として随分活躍していると聞いているがな」
- フローラ◥
- 02:35:57
- 「私一人の力ではないわ。この国の冒険者は皆優秀ね。それと…」
- 02:36:48
- 「頼りになる連れがいるから、かしら」
- シグネ◥
- 02:37:05
- 「あの店の者たちが優秀なのは同意するよ。お陰で、今の私でもまだどうにか冒険者を続けられそうだ」
- 02:37:25
- 「連れ? 精花騎士団の部下か何かか」
- フローラ◥
- 02:39:10
- 「いいえ、アネットさんと同じ、元”葉”の女の子よ……」
- シグネ◥
- 02:40:28
- 「……ああ。ルスルリアンの方にも、保護された“葉”たちが沢山いるんだったな」
- フローラ◥
- 02:41:11
- 「暗殺者としての適性が無かったみたいで、”葉”にはなれなかったというのが正確なところ……ええ、施設で保護していた子よ」
- シグネ◥
- 02:42:08
- 「だが、頼りになるといったからには、それなりの力は持っているのだろう?」
- フローラ◥
- 02:45:23
- 「操霊魔法に賦術、騎獣まで扱う支援のスペシャリストね。それも、どんどん上達していくわ。」自慢げだ
- シグネ◥
- 02:46:05
- 「……ふむ、成る程。アネットとは対照的だが、冒険者としては活躍の場も多いだろうな」
- 02:46:09
- 「ただ……」
- 02:47:50
- 「以前、私たちが保護し、施設に入った……子葉とでも言えばいいか。戦闘能力をろくに持たない葉たちが、庭の暗殺者の襲撃を受けて殺される事件もあった」
- フローラ◥
- 02:48:25
- 「知っているわ……こちらでも、あったから」
- 02:49:35
- 「その子は他の”葉”の子と違って自我を取り戻していたわ。アネットさんのように」
- シグネ◥
- 02:49:43
- 「……そうか。彼女たちになどろくに重要な情報など持たせてもいないだろうに……腹立たしい話だ」
- フローラ◥
- 02:50:23
- 「それで、別の施設に移したのだけれど……元いた施設が襲撃にあって、皆……あの子には伝えていないのだけれど」
- シグネ◥
- 02:51:19
- 「運良く逃れたというわけか。……それは尚の事、気にかけておいた方がいいな」
- フローラ◥
- 02:51:52
- 「見せしめなのよ、恐らくは……奴らは薬や金品で懐柔した人間に、ああして力を示して恐怖でも支配するの」
- シグネ◥
- 02:53:55
- 「……見せしめ、ね。それ以外の理由もありそうだし、厄介極まりないな。……お前やアネットのような手練までああも容易く操ることができるのだ。何処に息のかかった者が潜んでいるか分からん」
- フローラ◥
- 02:55:08
- 「ええ、国の恥を晒すようだけれど、まだ、内部に協力者がいると見ているわ。だからこそ、向こうには置いておけなかったの」
- シグネ◥
- 02:56:49
- 「潜んでいるのは、イルスファールも同じかも知れんがな。あの根も、此方で随分と派手に動いていたようだし」
- 02:57:28
- 「……他にも、気がかりなこともあるしな」 アネットが帰宅した時に、詳しくは話して貰っていないが様子がおかしいことがあった。
- フローラ◥
- 02:58:35
- 「気が付いたことがあったら教えて頂戴、協力するわ」
- シグネ◥
- 02:59:45
- 「ああ。少し気になる事はある。今度アネットにも聞いておこう。必要があればお前にも伝える」
- 03:00:06
- 「……とまあ、随分と堅苦しい話ばかりになってしまったが」
- 03:00:57
- 「訛った身体を鍛え直したら、私も冒険者に復帰する予定だ。同じ店に所属する者同士、共に依頼に出ることもあるだろう」
- フローラ◥
- 03:00:58
- 「そうね…前にアンスレイさんと再会した時もこうなってしまったわ。厭なものね、素直に再会を喜べないというのは」
- シグネ◥
- 03:01:51
- 「何、喜ばしいことであることに違いはないのだから、そこは素直に喜んでおけばいいだろう」 立ち上がって、手を差し出した。
- フローラ◥
- 03:03:03
- 「ええ、借りの立場とはいえ、今は私もあの店の冒険者よ。あなた達と共闘できる事を誇らしく思うわ。 また、よろしくお願いするわね」手差し出された手を硬く握った
- シグネ◥
- 03:04:58
- 「こちらこそ、よろしく頼む」 しっかりと握り返し。 「後遺症に悩まされたり、元“葉”の娘に振り回されたりと、私たちには共通する所も色々あるだろうしな」 冗談らしく言って、手を離した。
- フローラ◥
- 03:06:54
- 「あなたのそれは私のとはまた……あら、私は振り回されてなんていないわ?あの子は素直で、私の言う事をよく聞いてくれるし、ただ従順ってだけじゃなく自分から気遣いも出来る良い子だもの」また自慢…
- 03:08:14
- 「そうだわ、良かったらあの子に会ってみない? ラルカって言うんだけれど…この前なんて、私が別の仕事で外出中の間に自分から仕事を見つけて」
- シグネ◥
- 03:09:25
- 「……む。アネットだって素直だし、私の言う事はちゃんと聞くし、私の作ったものならば好き嫌いせずに食べようとするし、最近はきちんと周囲への気遣いもできるようになってきたのだぞ」
- 03:10:39
- 「いいだろう。ならば私もアネットを連れて来よう。あいつだってこの間は私の代わりに仕事に出て、生活費を稼いで来てくれたぞ」 縛って神殿に放置されたけど。
- フローラ◥
- 03:11:21
- 「ぷっ……ふふ、やだ……私達、本当に共通する所があるみたいね」少しシグネの印象が変わった
- シグネ◥
- 03:12:22
- 「くっ……ふふ、そのようだ。まあ、アネットとしても同じ境遇の者と会えるのは喜ぶだろう。是非会わせてやってくれ」
- フローラ◥
- 03:12:57
- 「ええ、アネットさんともお話したいわ。それにあの子にもアネットさんと会って欲しい。きっと学ぶものがある筈だから」
- シグネ◥
- 03:13:54
- 「ならば善は急げといきたいところだが、フローラ、この後時間はあるのか?」
- フローラ◥
- 03:14:43
- 「ええ、用事は済ませたところだから、むしろラルカを待たせているくらいね」
- シグネ◥
- 03:15:43
- 「わかった。ではその子と合流してから、私たちの家に行こう。多分、そろそろ頼んでいた買い物を終えてアネットも帰ってきている頃だ」
- フローラ◥
- 03:17:28
- 「ええ、それならお言葉に甘えてお邪魔させて貰うわ。まずはラルカが心配して探しに出る前に戻らないと」
- シグネ◥
- 03:18:30
- 「……随分好かれているのだな」 苦笑しつつ、フローラと共にラルカと合流して、そのまま帰路についたことだろう。
- 03:19:06
- 家では壮絶なうちの子自慢が繰り広げられたに違いない。
- フローラ◥
- 03:19:10
- 「だったらいいなっていう願望だけれど」苦笑して
- 03:20:10
- うちの子同士はたぶんハーブティーでも啜ってまったり
- シグネ◥
- 03:20:31
- 親の心子知らず(違
- 03:20:38
- といったところで、今日はこのくらいで勘弁してやる。
- フローラ◥
- 03:20:47
- 仕方ないわね
- シグネ◥
- 03:20:55
- お付き合い感謝だ。
- フローラ◥
- 03:21:18
- お宅の子になんて負けてないけど、お付き合い感謝よ
- シグネ◥
- 03:21:36
- 明らかにアネットの方が賢いし可愛いんだよなあ。
- SYSTEM◥
- 03:21:38
- 様が退室しました。
- フローラ◥
- 03:21:57
- はぁ?(マカブル)
- SYSTEM◥
- 03:22:07
- 様が退室しました。
- ◥
-
発言統計 |
その他(NPC) | 84回 | 97.7% | 4190文字 | 97.3% |
| 2回 | 2.3% | 115文字 | 2.7% |
合計 | 86回 | 4305文字 |