文字:

20190503X_0

2019/05/03
SYSTEM
14:04:44
 様が入室しました。
SYSTEM
14:05:00
 様が入室しました。
シルヴェ
14:05:36
では王都を出発してオルトラント地方に入って行ったくらいの所からでよさそうですかな。
 
14:05:41
はやいね。
クラウディア
14:05:58
いいよ
 
14:06:11
ではでは。
14:06:12
 
14:06:12
 
14:06:31
せめて墓くらいは用意したい。
14:06:36
そう切り出したシルヴェストロと、それに付き添う形で同行すると頷いたクラウディアは、一時的に王都イルスファールを離れていた。
14:06:46
目指す先はオルトラント地方はフェランス、その南東だ。
14:07:01
以前であれば詳細な位置は理解出来なかったが、現在は記憶が回復した事もあり、足を運ぶことは問題はない筈だ――との事。
14:07:28
現在位置はザングス侯国西部、リンブルク。
14:07:49
道程としては、メーヌ砦、ボルダ、スフェンを通り――
14:08:02
そこからフェノイ、リンブルク、と回ってきた形となるだろう。
14:08:40
リンブルクには昨日夜に到着し、休息を取って再出発する。
14:09:13
フェランスまでの距離を考えれば、目的地まではもうひと頑張り、といった所か。
14:10:07
余談だが、南の情勢が悪化するよりも日付として前の段階である。治安が悪化しているなど、今回の騒動での影響はない。
シルヴェ
14:11:55
――と。それじゃあ、行こうか。まだまだ距離はあるから、何か足を見付けられるとよかったんだけど」 苦笑しつつ、出立の準備を終えて、クラウディアへと視線を向ける。
 
14:13:13
そういえばセルゲイル/マルフォード/ザングスの国境はそれぞれ川付近、くらいの認識でよさそうでしょうか
クラウディア
14:13:36
「そうね。まあ、たまには歩いて回るのも悪くないわ」 大して気にもしていない 「──また来るとは思わなかったわね」
シルヴェ
14:14:20
「ここも、リアンに渡るときに通ったの?」 まだ静かな街並みにを緩く見回し
クラウディア
14:15:36
だいたいそんな感じ>川が国境
シルヴェ
14:16:06
了解でっす
クラウディア
14:16:44
「いいえ、入る時は水晶海を渡ったわ。ヴェイルーンに行って、そこからスフェンに。また、というのは、まあ、国自体のことね」
シルヴェ
14:18:29
「そっか。でも、本当に……この道のり、一人で渡るのは大変そうだ」 今みたいに力を持っている訳でもないし、と言いつつ歩き始め
クラウディア
14:18:36
「知ってはいるでしょうけど、マルフォードの領内はナイトメア差別が強い。まあ、うちの国が特殊なだけで、どこへ行っても差別はあるものだけど……それに輪をかけてね」
14:19:57
「まあ、一人と言っても文字通りの一人旅じゃないわよ。隊商に混ぜて貰ったりしたもの」
シルヴェ
14:19:58
「うん。一応隠すものは持ってはきたけど……」 バンダナを示し 「これ以外に何かあったとしても、かっとはならない様に頑張るよ」
14:20:52
「それでも不安だとか、そういうものはあったんじゃないか……って」 「……そういえばさ、クラウを助けてくれた人の名前とかって解るの?」
クラウディア
14:22:00
「それは勿論知ってるわよ?本名かどうかは知らないけど」
シルヴェ
14:22:42
「じゃあ、もし有名な人だったら……探して見てもいいのかも。どれくらい前の事か解らないけど……」
クラウディア
14:23:30
「え、えー」
 
14:23:58
この日の天気は晴れ、春の風は強くなく、心地良い程度に吹いていた。歩を進めるには良い塩梅で、穏やかに話をしながら北東へと歩を進めていく。
シルヴェ
14:24:02
「うん?」
クラウディア
14:24:39
「確かに感謝はしてるけど……意味分かって言ってる? その人達、昔の仕事の上でのお得意様よ?」
シルヴェ
14:25:56
「解ってる、つもりだよ。どういう事かも」 頷いて 「だけど、その人がいなかったら、クラウと会えてないかもしれないんだから。そういう意味では、僕にとっても恩人なんだと思う、んだけど――」 「変かな」
クラウディア
14:27:15
「うーん……その人達の前に恋人連れてくってのもなんというか……」 困った顔をします 「というか貴方、嫉妬しない?」
シルヴェ
14:28:17
「ああ、クラウが困るならいいんだけど……嫉妬は、別に――……するけど」
クラウディア
14:29:04
「するんじゃない」 呆れつつも笑って抱きついた 「まあ、してくれるのは嬉しいわね」
シルヴェ
14:29:36
「そりゃあ……」 ぎこちなく腕を回して返し 「挨拶したかったりとか、しない? クラウは」
クラウディア
14:30:44
「まあ、したくはあるけど、偶然見たらくらいでいいわ。別れる時に済ませたし」
シルヴェ
14:32:05
「そう? なら、いいんだけど……まだマルフォードにいるかも解らないし、探すにしても難しいか……」
14:32:53
「もう少し歩いたら、マルフォードに着きそうだし……何かあったら、ちゃんと言ってね」
クラウディア
14:33:30
「官憲の方はすぐ見つけられるだろうけどね」 「そうね。良い知り合いばかりではないし、ああ……髪が目立つのよね。縛っとこうかしら」
シルヴェ
14:34:21
「そっちは別に見付けなくてもいい、んじゃないかな」 ふんす。 「ああ、じゃあ少し待とうか。歩きながらだとやり辛いだろうし」 歩を留めましょう。
クラウディア
14:35:15
「うん?抜けるのを手伝ってくれたのは、冒険者だけじゃないわよ?」 と言いながら髪を結い始める
シルヴェ
14:35:46
「あれ。……そうだったの?」 結っているのをじーっと見つつ
クラウディア
14:38:32
「ええ。前言わなかったかしら」 ロングポニーになります 「自分が、借金の方のぶんはとっくに稼げてるって分かった時、それでも抜け出すには、それなりに力のある人の助けが必要だったのよ」
シルヴェ
14:38:34
――と。違うや、ごめん。僕がど忘れしてた……」 思い出した様に左手で顔を覆って 「冒険者の人、って印象が強くなってた……」
14:39:25
「冒険者の人が教えてくれて、興味を持って――だったね」
クラウディア
14:40:34
「そう。外の世界に興味を持ったのは冒険者がきっかけ。色々調べて、抜け出す算段をつけたのは自分自身。実行の手伝いをしてくれたのは、馴染みの冒険者と官憲さん」
14:41:34
「……うん、その最後の人達には挨拶はしたけれど、切欠をくれた人には、してないのよね。なんたっていきなり音信不通になったし」
シルヴェ
14:42:12
「うん。……ごめん、大事な話だったのに」 呻きつつ左手を離し 「……会えなくても、無事でいてくれたらいいとは思うけど」 >音信不通
クラウディア
14:43:59
「どうかしら、ああでも」 くすりと笑い 「切欠をくれたのはその人だけど、会ったら割とサイテーな事言いそうな気がするから、いいかな」
シルヴェ
14:44:39
「サ、サイテー……?」 言いながら視線は纏められて揺れる銀髪に向き
クラウディア
14:45:14
「そうねぇ。”教えるんじゃなかった。お気に入りを抱けなくなった”くらいは言いそうな人よ」
シルヴェ
14:46:42
「……」 「……、凄い人だな、色々……」 苦笑して
14:48:06
「王都に来てから名前を聞いたりとかはしなかったの?」
クラウディア
14:48:31
「今考えれば、冒険者らしい冒険者ね。でもまあ、ぱったり来なくなったというのは、何かあったんでしょうね」 「そうね。特には」
シルヴェ
14:49:53
「冒険者らしい……かなあ……? その何か、が悪いものじゃなければいいけど――」 「そっか。生きているなら良いけど……それも確かめる手段がないからなあ」
クラウディア
14:51:15
「どこの店に所属してるのかも知らなかったしね」
14:51:40
「……まあ、昔の男の話はこれくらいでいいんじゃない?現恋人さん?」
シルヴェ
14:52:03
「冒険者、くらいしか解らなかったろうしね」 「クラウの話を聞いてるだけだし……」 ふん。
クラウディア
14:52:48
「ふふ。嫉妬してる嫉妬してる」
 
14:53:26
そうこう話しつつ、歩を進めていく。街道沿いを渡っていけばすれ違う人もちらほらと居り、目立った危険はなく目的地へと近付いていく。
シルヴェ
14:53:45
「何で嬉しそうなのさ」 恨めしそうに見やり
クラウディア
14:54:26
「それだけ、私に惚れてくれている、ということでしょう?うん」 「でもまあ、今の私は貴方のものよ?」
 
14:55:43
「……一方通行じゃないよ、僕だってクラウのものだよ」 だからそんなに虐めないで欲しいなあ、と付け足しつつ
シルヴェ
14:55:48
こっち。
 
14:56:23
野営を挟み(お互い技能がないのでそれなりに手間取ったろうが)、ザングス・マルフォード間の国境へと辿り着いていた。
クラウディア
14:56:30
「ふふ。ごめんなさい?」
 
14:57:59
 
シルヴェ
14:58:42
「ここから先がマルフォード……かな」 国境付近に来ると呟いて、クラウの様子を一瞥する。
クラウディア
15:01:14
「……そうね。面倒にならなければいいけど」 やや表情は堅い
シルヴェ
15:02:27
「……一応、僕がいた場所はフェランスから距離が全くない、って訳じゃなかった思うから……」 「でも、何かあったら、ちゃんと守るよ」
クラウディア
15:03:01
「うん。頼りにしてるわ」
シルヴェ
15:03:35
「有難う」 微笑みながらバンダナを不器用に巻き 「それじゃあ、気を付けて……っていうのもなんだけど。行こうか、クラウ」
クラウディア
15:04:03
「うん」 「………似合わないわね」 笑った
シルヴェ
15:05:32
「酷いな、別に気にしてはいないけど……」 苦笑して歩き始め 「クラウのそれは似合っているよ」 纏められた銀髪を示し
クラウディア
15:06:24
「ふふ。ありがとう。切っちゃった方が、知ってる人がいてもバレにくいでしょうけど、切りたくはないのよね」
シルヴェ
15:07:07
「僕も嫌だな。クラウらしさ、だと思うし」 
クラウディア
15:07:49
「割と自慢なのよ。髪」
シルヴェ
15:08:20
「大事にしてるもんね。……眠る時とか、少し大変そうだけど」
クラウディア
15:09:42
「洗うのも梳かすのも大変なのよね。最近は貴方がいるから随分楽になったわ」
シルヴェ
15:10:46
「二人でしても結構時間かかるし、一人だと大変そうだ。……楽になってるなら良かったけど」
 
15:12:38
――、と」 この日の昼頃まで歩いた頃、ふと歩を留める。目の前にはフェランス南東部の森林が広がっている。
シルヴェ
15:12:43
こっち。
クラウディア
15:13:00
「ん。どうかした?」
シルヴェ
15:13:51
「あそこ……だと思う。その、”家”が」
クラウディア
15:14:29
「家、ね……細々と続いてたりしないでしょうね」
シルヴェ
15:15:10
「……どうだろう。無いとは思うけど、……行ってみよう」
クラウディア
15:15:47
「うん」
 
15:15:54
森林に入って、そこから更に歩いて――見えて来るのは廃墟だ。
クラウディア
15:16:09
「あれ?よね。気を付けないとね……」
 
15:16:39
クラウディアも見覚えがある。シルヴェストロが生み出した魔域の中、〈星の標〉の隣に現れた民家と酷似している。
シルヴェ
15:18:03
「……僕の、”家”だね」 気分が悪そうに顔を歪めながら言って、廃墟へと歩を進めていく。
 
15:19:14
周囲は静かだ。斥候の技能を持っていないとはいえ、音響のイヤリングを持っている二人としても、特に何かを聞き取る事はできない。
クラウディア
15:19:19
「…………そう。あそこで見た出来事は……」
シルヴェ
15:20:03
「うん。……僕がやった事だよ」
15:20:28
気を取り直すように顔を横に振り、廃墟の前に立つ。
クラウディア
15:20:50
「そうね」 目を閉じて後に立った
 
15:21:22
この廃墟を中心として、いくつかの廃墟が見受けられる。が、いずれも長く放置されていた為か荒れ果てており、また誰かがこの付近にいた事はないように思える。
シルヴェ
15:21:41
「怒られる、かもしれないけど」
15:22:36
「……クラウも、僕がした事については、許さないでいてくれると嬉しい」
クラウディア
15:23:19
「───」 「ええ、そうね。無かったことには出来ないもの」
15:25:12
「まあ、でも、それ以上に好いてあげるわ」
シルヴェ
15:25:17
「うん、そんな事出来ない。僕はその上で生きて行こうって思うから」
15:25:59
「……有難う。僕も、変わりたい。もう、最初からいなければとか、そうやって逃げるのはやめようって」
クラウディア
15:26:26
「……うん」
シルヴェ
15:27:28
「その為に、こうやってここに来たしさ。……勿論、これで変わるとか、そんな事は思ってないけど」 言いながら廃墟を暫く回ってみるが――何かを見つける事はない。既に終わっている場所なのだろう。
クラウディア
15:28:53
「ケジメの付け方ってのは色々あるわ。貴方にとってこれがそうなら、無駄ではない」
シルヴェ
15:29:26
「ケジメ……の、はじまりかな」 墓標とするべく、付近に適したものを探し
15:29:43
「それが付くのは、僕が死ぬときだと思うんだ」
クラウディア
15:31:42
「──そう。まあ、そう思うならそれもいいわ」
シルヴェ
15:32:33
「ん。……皆からしたら、滑稽かな。全部奪った奴が、もう何も言えない人に、こんな事を言ったって、思ったって」
クラウディア
15:33:13
「まあ、本人達からすればふざけるな、でしょうけど」
15:34:25
「それこそ死人に口は出せない訳だし──どうするかは貴方の勝手よ」
シルヴェ
15:37:38
「ん。決めた事だから、しっかりやり通すよ。……と」 墓標とするべく用意した木標を廃墟の前に立て
クラウディア
15:39:28
「──死者のためになることなんて、生者には出来ない。皆、突き詰めれば自分の満足の為にすること」
15:39:45
「でも、それが悪いこととは思わないわ」
シルヴェ
15:39:53
「……随分遅くなっちゃったけど」 土を掘り、立てた木標を見て 「……自己満足、か。……そうだね、それでも」
15:41:36
「ケジメを付ける為に、先ずはここから始めたかったんだ」
クラウディア
15:45:45
「うん。わかってる」
シルヴェ
15:46:19
「……」 頷いて、祈る様に木標に向き合い、暫く眼を伏せる。
クラウディア
15:46:31
「私が支えてあげるわ」
シルヴェ
15:47:10
「……ん」 「ありがとう。僕も、いつかクラウを支えられる様になるよ」
クラウディア
15:48:28
「十分支えられてるけどね」
シルヴェ
15:49:21
「そうかな、そうは見えないんだけど……」
クラウディア
15:50:07
「そう?昔の私は、こんなに笑わなかったわよ」 くすりと微笑み
シルヴェ
15:50:42
「あ、――っと」 微笑んだ様子を見て、頬を赤らめながら視線を逸らし 「……行こうか。ここであんまり騒ぐのは、きっと良くないから」
15:51:03
言いながら傍に寄って、手を差し伸べる。
クラウディア
15:51:16
「ん……そうね。この後はどこに行くか、決めてあるの?」 手を取り
シルヴェ
15:52:44
「……戻ろうか、と思うけど……ほら、こっちに来たのも、ここに来たくてだったから」
15:52:51
「クラウは、どこかある?」
クラウディア
15:54:15
「ううん……でも、まだ、マルフォードの奥には入りたくないわね。行くならヴェイルーンが良いわ。あそこの王都、クリスタは見事なものよ」
シルヴェ
15:55:15
「ええと……水晶海を渡るんだっけ。じゃあ、折角だからそっちも回ってみようか」
クラウディア
15:56:28
「遠回りになるから、無理にとは言わないけど、たまにはいいものだと思わない?」
シルヴェ
15:57:04
「クラウと一緒なら、僕はどこでもいいんだよ」 行こう、と手を取って歩き始め
クラウディア
15:57:53
「ふふ。女の子が言う台詞な気もするけれどね。じゃあ、リンブルクまで戻りましょうか」
シルヴェ
15:58:35
「そ、そうかな……男の子が言うセリフってなんだ……?」 「……うん!」 頷いて
16:03:09
聞きそびれが何件かあったけれど、切るタイミングとしてはここが良い気がする……
クラウディア
16:03:47
ん、そうだねぇ。キリがいいかな
シルヴェ
16:04:43
この後はヴェイルーンをぐるっと回って、その後はドラスへ戻って列車で王都帰還、かなあ。
16:05:10
少し休んでから南のイベントに駆り出されてる……くらいがちょうどよいかなと
クラウディア
16:05:17
たぶんそんな感じ!
シルヴェ
16:05:41
はーい! では長時間ありがとうございました!
クラウディア
16:06:15
こちらこそー
シルヴェ
16:06:41
お疲れ様でした、またよろしくお願いします-
クラウディア
16:07:17
はーい
SYSTEM
16:07:23
 様が退室しました。
SYSTEM
16:07:25
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)123回83.1%4628文字81.9%
 25回16.9%1025文字18.1%
合計148回5653文字