文字:

20190510Z_0

2019/05/10
SYSTEM
00:29:45
 様が入室しました。
SYSTEM
00:30:01
 様が入室しました。
SYSTEM
00:30:09
 様が入室しました。
 
00:30:28
じゃ、とりまほししべで
SYSTEM
00:30:38
様が入室しました。
 
00:30:49
 
00:30:50
 
TOPIC
00:30:59
〈星の標〉夜 by  
 
00:31:25
夕食時を過ぎ、落ち着きを取り戻した〈星の標〉の店内。
00:31:55
とはいえ、まだまだ王都の民が眠るには早い時間帯だ。店内には、それなりの数の客がいる。
ラルカ
00:32:25
ぼんやりとした伏し目がちな眼が特徴的なこの少女も、そんな客の一人。
00:32:53
テーブル席の一つに陣取り、手にした金髪の少女の人形を弄っている。
00:33:40
「…………」 この行為に特に意味はない。人形自体は有用なものでも、それを有効に扱うだけの技術が自分にはまだ乏しいからだ。
ミニメリィ
00:33:41
「………」 https://www.youtube.com/watch?v=iCfnhBQx5WY&t=
フローラ
00:33:49
向かいの席には少女の同行者であり、半ば保護者でもある女性が座って、その様子を微笑まし気に見守っている。
00:34:50
「気に入ったみたいで良かったわ。その子もあのまま置いていかれるよりきっと喜んでいるでしょう」
ラルカ
00:34:57
「……」 急にピアノの旋律が人形から聞こえてくる――というようなこともなく、しばらくそれを弄っていると、満足したのか飽きたのか、それから手を離して顔を上げた。
00:35:20
「……気に入ったとか、そういうのじゃない。あの時も言った」
フローラ
00:36:34
「持ち歩いていればそのうち愛着がわいてくるものよ」
ラルカ
00:37:20
「……」 じ、とフローラを見上げた。 「経験があるみたいな言い方」
フローラ
00:37:52
「それは私だって小さい頃は人形の一つくらい持っていたわ?」
ラルカ
00:39:00
「……そう」
00:39:23
「人形は、気にいるかどうかじゃない。使えるかどうか。私はそう教わった」
フローラ
00:39:29
「エルフの里は子供が少ないから、子供の時に年の近い友人を作るのは難しいの。だから、姉さんによく人形で遊んで貰ったわ」
ラルカ
00:40:21
「そうなんだ。じゃあ、フローラは人形が好き?」
フローラ
00:40:25
「魔術に利用するって意味では確かにそう。でも、それだけじゃないわね」
00:41:37
「流石にもうそういう歳でもないけれど、そうね、その子は可愛いと思うわ? あの時の人形みたいに襲ってこなければ、だけど」苦笑して
ラルカ
00:42:42
「これは襲って来ない」 枕元に置いてても、動く気配もない。 「魔法だけじゃない。私も、使えない人形だった」
フローラ
00:42:45
「名前はもうつけた? 髪を梳かす櫛と、替えの服なんかもあった方がいいわね」そういう歳ではないと言いつつ、割と乗り気だ
ユウゴ
00:43:18
その時、二階へ続く階段から降りて来る。いつも跳ねている髪は、いつも以上の寝ぐせがついていて、首筋をぼりぼりと掻きながら――
ラルカ
00:43:28
「付けてない。櫛はある。服はない」
フローラ
00:43:43
「ラルカ…」使えない人形という言葉に長い耳を少しばかりしおらせて
ユウゴ
00:43:46
何ともだらしのないことに、昼間のうちから寝て、いま起きたらしい。
ラルカ
00:43:59
「あ」 階段を降りてくる音に、つつつ、と視線がそちらを向いた。 
ユウゴ
00:44:55
――?」 目線があった。ぶらぶらとラルカたちの方へ歩いてくる。 「何やってんだ。二人してお人形遊びかよ」
フローラ
00:45:08
「あなたは人形じゃないし、葉でもないわ。立派な冒険者…」と言葉をかけようとして、少女の視線が動いたのに気づいてそちらを向く
ラルカ
00:45:31
「遊んでない」
ユウゴ
00:45:35
「って……げっ」 顔をしかめて、「そりゃ、こないだの人形じゃねえか」
フローラ
00:45:42
「これから遊ぶところよ」
00:46:21
「大丈夫、しっかり鑑定済みだから」
ラルカ
00:46:26
「……そうだね。私は人形でも、葉でもなかった」 フローラの言葉に、一度人形に視線を落としてから、また上げて。
ユウゴ
00:46:35
「そうかい。……はぁ、まァた動き出しても知らねェぞー」
ラルカ
00:46:38
「そう。魔法を使わないと動かないから大丈夫」
00:47:41
「ゆ、ゆっ……ユーゴ、は、何してたの。寝てたの」 ばかなの?
ユウゴ
00:48:01
「……? そりゃお前は人形じゃねーだろ。何わかりきった事言ってんだよオマエ」
フローラ
00:48:39
「それで、貴方はこんな時間にどうしたの? 見たところ…」じとーっとした目で見上げる。そう、こちらは着席していて相手は立っている。絶景(胸元)がそこにある
ラルカ
00:48:52
「うん。使える人形じゃなかったし、葉でもなかった」
ユウゴ
00:48:53
「いやあ、起きたら昼でよ。面倒くさいから二度寝して―― 腹が減ったから降りてきた」
ラルカ
00:49:07
「寝すぎ」
フローラ
00:49:44
「ラルカ、そんな風に言わないで。使えるとか使えないなんて、ね?」
ユウゴ
00:49:53
「うっ……」 絶景から目を離さずに 「フローラ、お前も元気そうで何よりだな」 どこへ向けて言っているのか
ラルカ
00:50:58
「本当のこと。フローラやユーゴみたいに、剣も槍も上手く使えなかった」
ユウゴ
00:51:19
「歯?」 人形の?
フローラ
00:51:38
「…ありがとう? って、そうじゃなくて、貴方、この時間まで寝ていたのね。鍛錬を怠るといざという時に力を発揮できないわよ」視線には気付かず
ラルカ
00:52:27
「歯じゃない。葉っぱ」 自分の口に指をかけて、いー、と歯を見せた。
ユウゴ
00:53:35
「ご忠告どうも」 と視線を引き剥がして、空いた椅子を引いて、どっかりと腰を下ろす。近くを通りすがったキャロラインを呼び止めて、「酒、と、あと何か食い物! すぐ出来て美味くて腹が膨れるヤツなら何でもいいよ」
フローラ
00:54:03
「…うまく使えるようになりたかったの?」お行儀悪く口に指をかけた手を取る。フローラの指は細くしなやかだが、掌には剣を握るもの特有の硬さがある
ユウゴ
00:55:14
――葉っぱ?」 片眉を上げ、なんだか妙な言い回しだな、と。
ラルカ
00:55:22
「分かんない。ただ、今とは違ってたとは思う」 手を取られると、素直に口から手を離して返す。
00:55:31
「葉っぱ。庭の」
ユウゴ
00:55:44
「………」 机の上に頬杖ついた。
00:55:54
ラルカの顔をじっと見ている。
ラルカ
00:56:03
「?」 首をかしげた
フローラ
00:57:14
「……そうね、私は今のあなたに逢えて良かったと思っているわ。一緒にいて楽しいもの」>ラルカ
ラルカ
00:58:26
「……よく分からない。楽しいっていうのは」
ユウゴ
00:59:51
そうこうしているうちに、酒と料理が運ばれてきて、ユウゴは快哉を上げてかぶりついた。
ラルカ
01:00:23
「美味しい?」
ユウゴ
01:00:54
――くーっ、旨ぇ。ったく、このメシがあるだけでも此処へ来て良かったって思うぜ」 むしゃり、と骨つき肉から肉をかじり取り
フローラ
01:01:05
「よくそんなに食べられるわね…練技に長けているとそうなるのかしら…」
01:01:32
「例えば、ほら、ユウゴを見て。今、凄く嬉しそうなの、わかる?」>ラルカ
ラルカ
01:01:59
「うん。笑ってる。ちょっと馬鹿っぽい」
ユウゴ
01:02:15
「そりゃあ旨いよ。お前ぇも喰うか?」 へへん、とガキ大将がそのまま大きくなったような笑顔。寛大なところを見ると、だいぶ今は懐があったかいと見える。
ラルカ
01:02:28
「いらない」
フローラ
01:02:41
「彼はこの時間になるまで惰眠を貪った結果、空腹で、それが満たされて幸せなのよ」 言い方
ユウゴ
01:02:48
「ふん! どうせ学はねェし馬鹿だよ」
01:03:07
「姐さん、もうちっと言い方に手心ってもんを……」
ラルカ
01:03:32
「嬉しくて、幸せなのが、”楽しい”?」
フローラ
01:03:41
「楽しいって事は、足りないものが満たされたときに感じるものよ。それ以外の時にもあるけれど」
ユウゴ
01:04:23
「ふん。親切心を起こして馬鹿みたぜ。あーもー全部おれ一人で喰っちまうからなァ!」 ふてくされながら、がぶり。
フローラ
01:04:34
「あら、ごめんなさい、迂遠な言い方だと伝わらないと思ったから」悪戯っぽく笑い>ユウゴ
ラルカ
01:04:34
「足りないものが、満たされたとき……」 道理で、自分には分からないはずだ。
ユウゴ
01:04:50
「フォローになってねぇ…… フォローになってねぇぞ」
ラルカ
01:05:01
「……お腹空いてない。食べても味がしない」
01:05:44
「水だけ飲んでればしばらくは生きられるし、泥水でもどうにかなる」
フローラ
01:06:10
「味が…? 待って、それはずっと…?」味がしない、と聞いて
ユウゴ
01:06:12
「………」 もぐ。
ラルカ
01:06:47
「うん」
01:07:12
「それぞれ、微妙に違うのは分からなくはないけど、大体同じ」
ユウゴ
01:07:21
――どっか悪ィのか?」 と、少し声を潜めて、フローラに尋ねた。
ラルカ
01:07:41
「ユーゴみたいに、笑って食べられない」
フローラ
01:09:23
「……少し、事情があるの。よくない連中に捕まっていた時期があって、その時に使われた薬の影響ね…」声は潜めつつも痛まし気な顔で>ユウゴ
ラルカ
01:09:56
「別に内緒話にしなくてもいい」
フローラ
01:09:59
「ごめんなさい、気付いてあげられなくて……一緒に居たのに、何てこと…」>ラルカ
ラルカ
01:10:43
「言ってないし、仕方ない。あ、でも、匂いは分かる」
ユウゴ
01:11:34
――……」 フローラの言葉を聞いて、もぐ、と肉を頬張りながら、不機嫌そうな仏頂面になった。
ラルカ
01:12:42
「……楽しそうじゃなくなった」 多分、私の話をしたせいだ。口元をマフラーで隠した。
フローラ
01:12:47
「仕方なくなんて無いわ、あなたの事情は分かっていたのに……駄目ね、自分の事ばかりで」
ユウゴ
01:13:16
「それで、か? 姐さんが世話役みたいに一緒にいるのは」 冒険仲間、というには、特殊な関係であることは先に一緒した時に分かっていたし。
ラルカ
01:14:03
「フローラは悪くない」
フローラ
01:14:18
「そうね、ごめんなさい。せっかく”楽しい”を教えようとしてたのに」少し無理をして笑いかけ  「ええ、そうよ。放ってなんておけないでしょ」>ユウゴ
ラルカ
01:14:54
「……そう。フローラは優しいから、私の面倒を見てくれてる」
ユウゴ
01:16:33
「そりゃまあ…… そうかもな」 どこか曖昧に同意して。>フローラ
フローラ
01:17:42
「冒険者としては、どっちが面倒を見られているかっていうところよ。お互い様じゃない」なにかとうつむきがちな少女の頭を撫で
ユウゴ
01:19:23
「はは、確かにな。特にあの獣使いはたいしたもんだった。ちょっとの命令で、まるで手足みたいにゴーレムとダウレスを同時に操ってよ」
フローラ
01:19:37
「私は、あなたが、あなた達がちゃんとやり直せるって事を見届けたいの。あなた達に関わった者としても、私個人としても」
ユウゴ
01:20:11
「………」 達が、ということは、どうやらよくない連中につかまっていたというのは他にもいるらしい。
ラルカ
01:20:34
「……騎獣は、そういう風に訓練を受けてるから、当たり前」
ユウゴ
01:20:48
「ったく。どっこにも、ロクでもない連中ってのはいるもんだな」
ラルカ
01:21:55
「……やり直す? 私、まだ何もしてないのに?」
フローラ
01:22:06
「当たり前じゃない、私だって馬には乗れるけれどあんな風に応えてはくれないわ。あなたを信頼して彼らも力を預けてくれるのよ」
01:22:25
「今、しているじゃない」
ユウゴ
01:22:29
「ふん、さらっと言いやがる。当たり前じゃねェよ。お前にとっちゃそうなのかもしれねえが、誰にでも扱えるもんじゃねェ」
ラルカ
01:23:28
「……違う。元々、何もしてない。できてない」 やり直す以前に、何もやっていないのだ。
01:25:06
「騎獣は、私とそう変わらない。薬の代わりに餌をあげたり、世話をすれば、言うことを聞く」
フローラ
01:25:51
「少し歩き出すのが遅れただけよ。でも、見たいものがあってここまで来たんでしょ?ちゃんと進んでいるわ」
ユウゴ
01:26:50
「じゃあ、お前にゃ何かやりたい事はあんのかよ」
フローラ
01:27:05
「そう、変わらないわ。あの子達にも心がある。 あなたと同じね」
ラルカ
01:27:28
「やりたいこと……」
ユウゴ
01:27:54
「ただ生きるだけなら、この国ならいくらでもやっていきようがあるだろ。別に、好き好んで切った張ったをするこたねェ」
01:28:24
「選べる余裕のある、いい場所だぜ、此処は」
ラルカ
01:28:58
「選べる余裕があっても、私には、選べる自由がない」
フローラ
01:29:00
「そうね、自由で、懐の深い国だわ」
ユウゴ
01:29:43
「何かしらやりてえ事か――やらなくちゃならねえ事が少しでもあるから、冒険者になったんじゃねーのかよ」
ラルカ
01:29:46
「やりたいこともない。楽しいも分からない。できることも、多分、二人が知ってることだけ」
フローラ
01:29:47
「ラルカ、あなたは自由よ。選ぼうと思えばたくさんの選択肢がある」
ユウゴ
01:30:27
「自由がない、だァ?」 どういうこった、と顎を撫でた。
ラルカ
01:31:17
「やらなくちゃいけないこと……」
01:31:41
「やらなくちゃいけないことは、あった、かも」
フローラ
01:32:30
「冒険者になることじゃなく…?」
ユウゴ
01:32:57
「喰うメシ、誰とつるむか、そんで寝る場所。それだけえらべりゃ充分だろ。天気はおてんとさま次第だがよ。お前の選ぶことに口出すヤツがいるのかよ」
01:33:33
「………」 姐さんは確かにちょっくら過保護に見えるが、そういうことじゃねえだろうし。
ラルカ
01:33:36
「……なんだったか、忘れちゃった」
01:33:57
「……ユーゴは、それで楽しいの?」
フローラ
01:34:19
「あの時も言ったけれど、冒険者以外にも暮らしの糧を得る手段はあるわ。あなたがそうしたいなら、私は応援するわ」
ラルカ
01:35:26
「……」 フローラにはふるふると首を横に振った。できることがない、する気がない、どちらの意味であるのかは口にはしなかった。
ユウゴ
01:35:49
酒をぐびりと流し込む。けっ、と伏目がちに笑って 「まァ、それなりにはな」 自分はそれだけでは退屈で死ぬだろうが。
ラルカ
01:37:06
「そう。……それで“楽しい”のは、ちょっとうらやましい」
ユウゴ
01:37:52
「少なくとも、首輪のついたクソみたいな暮らしよりゃ随分とマシだ」
フローラ
01:38:00
「貴方は戦いにやり甲斐を求めるタイプに見えるから、退屈な仕事は”楽しくない”んじゃないの?」>ユウゴ
ユウゴ
01:38:56
「分かってるじゃねーか、姐さん。俺はどうせ、真っ当には生きられねえ性分よ」
フローラ
01:39:43
「そういうところ、貴方たち、少しだけ似ているわね」
ラルカ
01:40:06
「……?」
ユウゴ
01:40:10
酒を流し込もうとして、せき込んだ。
ラルカ
01:40:18
「似てる? 私と、ユーゴ?」
フローラ
01:40:30
「そう、”どうせ~だから”ってところ」
ユウゴ
01:40:35
ぐい、と口元を拭って、「……はぁ? 何をいきなりすっとんきょうな事言い出すんだよ」
01:41:31
「俺ァ…… こいつみてーにうじうじ思い悩んでたりゃしねェ」
ラルカ
01:41:41
「……」 ユウゴの顔を見てから、手鏡を取り出して自分の顔を見た。 「……似てない」
フローラ
01:42:04
「自分で思ってもみない、向いている事があるかもしれないわ」
ユウゴ
01:42:36
「……確認しなくても、こんないい男になんてなってやしねーよ」>ラルカ
フローラ
01:42:37
「見た目の問題じゃないわよ、考え方」つんつんとラルカの額を指で突き
ラルカ
01:42:58
「安心した」 >ユウゴ
ユウゴ
01:43:13
「……んだそりゃ」 小声でぼやくようにして。自分で思ってもみない……?
ラルカ
01:43:47
「……うじうじ悩んでる私とは違うって言ってる」 つつかれた額を両手で押さえながら、フローラを見た。 「私、別に悩んでるわけじゃないけど」
フローラ
01:45:27
「そうね、ユウゴは手先が器用だし、食べるのも好き、お酒も好き、コックとか酒場の店主に向いてるかもしれないわよ?」
ユウゴ
01:46:47
――お、おれが、コック?! 酒場の店主だぁ」
01:47:19
目を丸くして言った後、ずるずると背もたれに寄りかかって、「……そんなこと、はじめて言われたぜ」
フローラ
01:48:27
「ラルカだって、魔術を本格的に勉強したっていいし、薬師でもいい、動物に関わる仕事もいいわね」
ラルカ
01:49:34
「勉強……薬……動物……」
01:51:06
「したいかどうかは、分からないけど」
01:51:28
「どれも、冒険者には役に立ちそう」
ユウゴ
01:51:58
――……」
01:52:04
――何だ、けっきょくそこに戻ってくるんじゃねーか」
フローラ
01:52:23
「人間の一生は短いんだから、一つの道を究めるのもいいけれど寄り道したって良いと思うわ」
ユウゴ
01:52:46
「はは。あんたが言うと重みがあるね」
01:52:58
エルフにそれを言われたら反論する余地もなしだ。
フローラ
01:53:13
「女神アステリア曰く、直感を信じよってね」微笑み
ラルカ
01:53:16
「うん」
フローラ
01:55:48
「ねぇ、ラルカ。私はあなたが優秀な冒険者になれると思っているし、皆にもそう紹介してるわ」
ラルカ
01:56:41
「知ってる」 そうやって紹介されることは何度もあった。
ユウゴ
01:56:41
「アステリアねぇ…… 俺の好みは戦勝神の女神さんだが、そっちも悪かねえな」 戦勝神はきっと気が強くて頭のいいすごい美人の女神さまだと思っている
フローラ
01:57:30
「あなたにはいつも助けられているし、正直頼りすぎているくらいだから説得力がないのだけれど」
ユウゴ
01:57:35
――つーか、それは自由って事じゃねえか。さっきお前なんて言ってた。自分には選べる自由がないだって?」 鍛えられた腕を伸ばして、ラルカの額を指でなんどもつきながら
01:58:03
「そりゃお前。気付いてねェだけだろ」
フローラ
01:58:30
「役に立つからというだけで一緒に居るわけじゃないわ。優しいからっていうのも誤解ね」
ラルカ
01:58:43
「……」 何度かつつかれた後、手で額をガードして。
ユウゴ
01:59:20
「俺なんざ……」 と言いかけて――自分の話はやめておいた。
フローラ
01:59:34
「一緒に旅をして、仕事をして、楽しいからこうしているのよ」額をガードする手にそっと手を重ねて
ラルカ
01:59:41
「自由があるって、気付いてないだけ……」 ガードした手をつつかれながら、言葉を反芻して、さらにフローラの言葉に耳を傾ける。
02:00:16
「そう……」 重ねられた手から伝わる熱に、今までとは少し違うニュアンスを込めた声を漏らした。
02:00:49
「……ちょっと、分かったかも。したいこと」
フローラ
02:00:53
「あら、ユウゴも今は自由の身でしょ? それこそ、こんな時間まで寝坊をする自由、働いている一般の人からすれ羨ましいでしょうね」
ユウゴ
02:00:58
――……」 そんな二人のやり取りを眺めて、「ふん」 やがて唇を笑みにひんまげて。
02:01:44
「へへ、根無し草の特権ってやつよ」
ラルカ
02:01:52
「したいことっていうか、ヤなことだけど」
02:02:45
「……役に立てないのはやだ。羨ましがってるだけなのがやだ」
フローラ
02:03:03
「嫌な事? うぅん、ちょっと方向性は後ろ向きだけれど、まぁそれもありね」
02:04:19
「……」言葉に出来ないままずっと抱いていたであろう劣等感を、はじめて口にした少女を優しく見つめ
ユウゴ
02:04:58
――――さてと、腹もくちくなったし、酒もなくなった」 と、静かに席を立って
02:05:40
「寝てばかりも何だしな。俺はちょっとそこいらをブラついてくら」
フローラ
02:05:42
「うん、頑張ろうね」重ねた手を頭へと移動して髪を撫で
ラルカ
02:05:49
「ユーゴ」 立ち上がった姿を見上げて、名前を呼んだ。
フローラ
02:06:09
「ユウゴ」ほぼ同じタイミングで名前を呼んだ
ラルカ
02:06:17
「フローラも」 次いで、髪を撫でる手の主を見上げてそちらの名前も呼ぶ。
ユウゴ
02:06:25
「……」 煙管を咥え、振り返る。「……あんだよ」
ラルカ
02:06:39
「ありがと」
ユウゴ
02:07:04
「………」 わずかに目を大きくして。
フローラ
02:07:25
「『ありがとう』」タイミングを合わせて告げた
ラルカ
02:07:55
「多分、半分以上、まだ理解できてないけど……少しは分かった」
ユウゴ
02:08:37
「………」 しばしの沈黙。
02:08:53
やがて、「――ケッ」 と目を伏せて笑うと、後ろ手に手を振って、ぶらりと歩いて行った。
フローラ
02:09:00
「ふふふ、コックと酒場の主人以外にも、教師か…父親なんて、存外向いているかもね」
SYSTEM
02:09:03
様が退室しました。
ラルカ
02:09:23
「それはないとおもう」
02:10:24
「楽しいとか、幸せとか、満たされるとか、よく分からないけど」
フローラ
02:10:29
「そう?なってみたら人が変ったようになっているかもよ?」
ラルカ
02:10:40
「フローラに褒められるのは、嫌いじゃない」
02:11:06
「人が変わったらユーゴじゃない」
フローラ
02:11:40
「あら、責任重大ね。安売りに気をつけなきゃいけないかしら」
ラルカ
02:12:13
「簡単にはしなくていい」
02:12:34
「私が本当に役に立ったらして」
02:14:23
「……」 フローラの行動観察用の手帳に、さらさらと文字を書いた。 「目標にする」 手帳を持ち上げて、『フローラの役に立てるようになる』と書いたページを見せて。
フローラ
02:14:25
「人は変わるものよ、変わっていく課程も含めてその人だから。言葉遣いが丁寧で行儀が良くて優しいユウゴになったとしても、それはおかしい事じゃないわ」
ラルカ
02:14:50
「おかしくなくても、それはおかしいとおもう」
02:15:26
「ユーゴがそうなったら、多分ウケる」 主にネフィー★とかが。
フローラ
02:15:34
「確かに、似合わないとは思うけど」クスクス
02:17:00
「でも、それも一つの成長の形なのよ」
ラルカ
02:17:19
「うん」
02:17:51
「私がそうなっても、おかしくない」 把握した。
フローラ
02:18:10
「じゃあ、もう一つ成長の機会を与えましょう。ペンを貸して」
ラルカ
02:18:20
「? うん」
02:18:33
首を傾げながら、ペンを差し出した。
フローラ
02:19:21
手帳に書かれた目標の脇に花丸を書いて 『フローラの役に立てるようになる』@達成済み
02:20:23
「残念だけれど、これはもう出来ている事だから目標にはならないわね。課題は新しい目標を見つけること」
ラルカ
02:21:04
「……」 むむむ、微かに眉根を寄せた。ように見えた。 「……分かった。頑張って見つける」
フローラ
02:22:02
「そんなに難しい事じゃなくていいのよ。小さい目標を少しずつクリアしていく方がやりがいもあるし」
02:22:31
「じゃあ、最初は私から課題を出してあげる。その子(人形)に名前を考えてあげましょう」
ラルカ
02:23:08
「……」 言われて、テーブルにおいたままの人形を見た。 「分かった。今日中……は無理だから、明日中に考える」
02:24:00
「……慣れないこと考えすぎた。フローラの真似した時くらい、疲れてるかも……」
02:24:29
マフラーの下であくびを噛み殺すと、人形を抱いて立ち上がった。
02:24:54
「今なら寝れるかも……」
フローラ
02:25:24
「じゃあ、部屋に戻りましょうか」
ラルカ
02:26:47
「うん……」 いつも以上に眠たげな目を浮かべて、ゆっくりと階段へと歩いていく。
フローラ
02:28:22
そんな少女に優しい目を向けながら、連れ立って部屋に送っていくのでした。
 
02:28:55
 
02:28:56
 
02:29:07
今日はこのくらいにしておいてあげる。
 
02:29:09
きょうのところは
02:29:28
このくらいで勘弁してあげる
 
02:29:34
お付き合い感謝なの
 
02:29:40
次も負けない…っ
 
02:29:50
zzz
SYSTEM
02:29:56
 様が退室しました。
SYSTEM
02:29:58
 様が退室しました。
SYSTEM
06:11:24
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)223回94.5%8006文字98.3%
 13回5.5%142文字1.7%
合計236回8148文字