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2019/05/28
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21:00:55
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TOPIC
21:01:39
修羅の魔域内、旧ゲツメイ領 by
 
21:01:45
はい。
21:02:02
はい。
21:03:06
では導入は適当に頑張る
21:03:11
 
21:03:14
 
 
21:03:14
適当にがんばって
21:03:17
 
21:03:19
 
21:04:10
シュラ、それはとある場所にある国の名前であり、今ではそのとある場所の代名詞ともいえる。
21:06:00
修羅の魔域、数ある奈落の魔域の発見例の中でも特異なこの魔域の中にはなんと幾つもの国が在り、数多の人々が住む。
21:08:44
魔域と言うよりは隣り合う異世界とも云うべきこの地とイルスファール王国が接触し、衝突したのはほんの最近のこと
21:11:34
双方を行き来する術が確立されるようになり、緊張が高まる中で密かに交流も始まってきたところだ。
21:12:39
そんなある日、王都イルスファールの花街から攫われた一人の少女の行方を追って、冒険者たちは修羅の地へと渡る事となった。
21:15:38
攫われた女性が亡国ゲツメイの関係者である事を突き止めた冒険者たちは、そこで”庭”という組織の殺し屋と邂逅し、共闘を持ちかけられる。
21:17:15
相容れない相手と知りながらも、半ばなし崩し的に共闘する事となった冒険者達は、いま、一時の休息を得るのだった……。
21:17:17
 
21:17:18
 
ミカサ
21:19:22
「クリスさん、お身体の方は障りはございませんか?」 ここはゲツメイの一角、修羅の魔域出身だがイルスファールに協力してくれている忍び、セキエイに案内された休息の場だ
クリスティナ
21:20:33
「ん―――ああ、ミカサか。やれやれ、大事無いが、一大事よ」 甲冑を脱ぎ、傷ついた鎧を手入れている薄着の姿でミカサを出迎える
ミカサ
21:22:01
「此度の戦闘、誠に感嘆すべき勇姿にございました。無事で何よりにございます」
クリスティナ
21:23:30
「よせよせ、褒めても何も出ぬぞ」 呵々と笑いながら、ひらひらと手を振る
ミカサ
21:23:50
「ふふふ」こちらも具足は外し、薙刀のみ携えた着物姿だ。気を楽にするため、異貌状態である。これが彼女にとっての通常なのだ。
クリスティナ
21:24:48
「そなたは休まぬでいいのか? 私のように、手入れに追われる苦労はなさそうであったが」
ミカサ
21:25:05
「わたくしが不甲斐ないばかりに、ご負担をおかけしたのではと心配しておりましたが、杞憂にございましたね」
クリスティナ
21:27:15
「なあに。このクリスティナ、あれ程度負担にもならぬわ。――ま、流石に一度は意識を飛ばしてしもうたがな」
ミカサ
21:27:18
「この地とはよく馴染みます故、風景を見ているだけで心が安らかになりまする。それで、こうして見舞った次第にございますが…」薙刀を持つ手とは反対側に風呂敷包みを提げていた
クリスティナ
21:28:14
「ふむ。そなたはこの界隈には良く合う。舞い散らした華も、この場にはふさわしいように見えたしな」
ミカサ
21:28:24
「お倒れになって、障りがあったのではとお持ちしました。修羅産の気付け薬にございます」にこりと微笑み、風呂敷包みを解くと、出てきたのは酒瓶だ
クリスティナ
21:30:13
「ン――おお、何だ。良い物を持っておるでは無いか。そなた、こういう場でそんなものを口にするのは気に入らぬのではないのか?」
ミカサ
21:30:27
「ここに備蓄されていた物を、隻影に譲ってもらいました。米を原料とした(くすり)にございます」
クリスティナ
21:31:25
「はは、薬とな。何とも――いやまて。本当に薬なのか?」 実は物凄い苦い水とか
ミカサ
21:31:37
「これなるは百薬の長と申しますれば、戦場に在って何ら障りはございませぬ」キリッとした、真面目ぶった表情でそう言って
クリスティナ
21:33:03
「ふっ……くく、そなたもそんなことが言えたのだなあ! よいよい、ほれ、そなたも隣に座れ」 ぱんぱん、と野営用の布地を引いた自分の横を叩いて示す
ミカサ
21:35:24
「ふふふ、では、失礼をば」勧められるままに腰を下ろし、あわせて用意していたぐい飲みを2つ
クリスティナ
21:36:47
「何から何まで用意がいいな」 鎧を一旦小脇に退けて、それを見て呟く
ミカサ
21:36:49
大酒飲みが多いドワーフには小さな陶製のコップは些か量に物足りなさを感じるかもしれない
21:37:40
「炊事、洗濯、掃除、いずれも至らぬ身故、気遣い心遣いだけはせめて人並みに、と」
クリスティナ
21:38:06
「その酒器もこのあたりの物か? あまり見ぬ仕上げだな」
21:39:13
「どうにも女に求められる物はお互い不足しがちのようで何よりだよ。いやまったく、笑えない話なのだがな?」
ミカサ
21:39:43
「この地でもそう呼ばれているかは存事ませぬが、ぐい呑みと申します。その名の通り、ぐいと飲み干すに適した大きさという事にて」
21:40:52
「まったくもって、笑いごとではすみませぬ…」ムムムと太眉を八の字に
クリスティナ
21:41:02
「なるほどな。一息に飲むには確かに都合がいいサイズか。いや、私には少し大きいやもしれぬが……」 まだ満たしてないその器を手で転がして眺める
21:41:54
「ジョークで言ったのだぞ、ミカサ。そなたは腕も良く器量も良い。引く手数多に違いなかろうて」
ミカサ
21:43:02
「さあさ、どうぞご一献」気を取り直し、酒瓶の封を開けると仄かに酒精の香りが漂う。果実のような甘やかな薫りだが、ワインのそれとはまた趣が異なる
クリスティナ
21:44:09
「おっと、ありがたい。……ふむふむ。これは、浴びるように飲むには少々惜しい酒だな。思い出したようにくいっとやっては、少し間を置く吞み方が合いそうだ」
ミカサ
21:45:02
「それこそ冗句にございましょう。引く手と申しましても、数があれば良いというものでも無し、それも、あのような者は……」何とも言えない表情を浮かべ
クリスティナ
21:45:42
「まあ、有象無象に言い寄られるのは困るな。――む? なんだ、言い寄られた後か」
ミカサ
21:47:11
「い、いえ、その…先日、とある仕事の労いだと、食事に……その…」ぐい飲みを手に、目を泳がせ
クリスティナ
21:47:47
「……何だ、言いよどむとは珍しいな」 不思議そうに首を傾げ、くい、と満たされた酒を一息に飲み干す
ミカサ
21:48:30
「は、辱めを受けました…っ」 とんでもない事を言った
クリスティナ
21:48:52
「はず……はぁ!?」 一度ぐい飲みを取り落として、落下する前に拾いなおした
ミカサ
21:50:50
「そ、そうです。約定の刻限に遅れたのはわたくしの不手際にございましたし、呼び名を誤ったのも確か、なれど、あのような扱いは不本意にございます…っ」言いながら不満が燻っていたのか、太眉を吊り上げていき
クリスティナ
21:51:27
「そなた一体何を……、……?」 おや。思った内容とちょっと違うな? と首を傾げた
21:52:22
「……何があったのだ?」 気を取り直して、ゆっくりと聞きなおした
ミカサ
21:52:46
「お聞きください、その者が何をしたのかを!まず、わたくしに、よ、呼び捨てを強要したのです。と、殿方の名をですよ?」
クリスティナ
21:53:08
「……ほう。それで?」 
ミカサ
21:53:26
何やら怒りの勘所がよく分からないが、どうやら相手は男らしい。
21:54:53
「それから、これから向かう店の決まりごとだからと、服を着替えさせられたのです」思い出すだけで恥ずかしいあの格好
クリスティナ
21:55:18
「ほう、服を。ドレスコードにあった衣装か?」 それはとても女性らしい衣装だったんだろうな
ミカサ
21:59:16
「ええ、ええ、それはもう…思い出すだけでも…ああ」 https://sw.tale.blue/tmp/wannya/Ta7jT4.jpg
クリスティナ
22:00:50
「……」 名前で呼ぶように要求してきて、キレイな衣装を用意して出かけることを要求してくる男か。
22:01:16
「そなた付き合ってた男がいたのか?」 そういう風に結論付けて首を傾げながら問いかけた
ミカサ
22:01:52
「羞恥に耐え、忍び、なんとか会席を乗り切った後、あの者はわたくしに装具を渡してきたのです。慰労には過分だと断ったにも拘らず、強引に…!」 https://sw.tale.blue/tmp/wannya/Ta7jT4.jpg
22:02:48
「それは、幾度か死地を共にした仲にございますれば、付き合いという程度には…」
クリスティナ
22:03:02
「……食事会の後に贈り物を」 テンプレート的なデートコースだな……?
ミカサ
22:04:49
「で、ですが、それだけでは無いのです! その装具に合う服を、などと戯けたことを」
クリスティナ
22:05:14
「……服でも贈られたのか?」
ミカサ
22:06:07
「勿論、固辞いたしました。過分な持て成しを受ける道理はございません。だというのに、だというのに…」
クリスティナ
22:06:48
「うむ……そうか。それで?」 コメントは総て聞き終えてからだ。先ずは聞こう
ミカサ
22:07:36
「その後日の事です! あの者は性懲りもなく、わたくしを言葉巧みに操り、弄び、わたくしに服を選ばせました」
22:09:24
「無論、費用はこちらで、そう何度も思うままにはなりません。そう思ったのに…‥ああ、ああ……」まだ飲んでいないのに真っ赤に染まった頬を両手で覆い
クリスティナ
22:09:39
「服を、ねえ……」 言葉にできない難しさがあるな。白熱しているミカサを尻目に、冷静そうな様子で手酌して酒を追加した
ミカサ
22:11:07
「し、支度の間に乗り込んでくるや、街中で目立たぬように等と申して、わたくしに、化粧を…か、髪まで結われ…ああ、なんということでしょう、なんということでしょう……」
クリスティナ
22:11:35
「……距離感おかしくないか……?」 そいつ一体何者なんだ
ミカサ
22:12:30
「その後は、市中や公園を引き回され、た、食べ歩きなどとはしたない真似を……」
22:13:39
「あの者は恥知らずなのです、わたくしを愚弄し、玩弄し、嘲笑うことに精力傾けていたのに違いありませぬっ」
クリスティナ
22:15:18
「……何と言うか。コメントに困る話だな……」
ミカサ
22:16:13
「それから茶房にて故郷の話などを聞かれ、夕餉前にようやく解放されたのです」
22:17:43
「御言葉に詰まるも無理はございません。クリスさんであれば鮮やかに切り抜けておられた筈でしょう。ミカサは、ミカサはあのような非才の者に……」
クリスティナ
22:17:58
「それはまた、苦労したな……」
ミカサ
22:18:54
「まさしく」我が意を得たりとばかりに頷き
クリスティナ
22:19:19
「その……そうだな。私もなんとそなたに言葉をかけていいか非常に困っておる」
ミカサ
22:20:24
「申し訳ございませぬ、勝ち戦の後にこのような失敗談を…」
クリスティナ
22:20:57
「ああいや……それは良いのだ。そいう言った話を聞くことも、私は嫌いではない」
22:22:24
「わららんのは……その。その苦汁を舐めさせられた男は微妙に頭がおかしいのではないか?」
22:23:22
わからんのは、だ。舌が回ってねえ
ミカサ
22:24:30
「そう…!そうにございます!あの者はおかしいのです。このわたくしに、言うに事欠いて…鬼ではなくただの少女だなどと…!」
クリスティナ
22:24:57
「ううん……」 もにもにと微妙そうな顔でミカサの話を聞いている
22:26:56
「なんと言うか……その、大変だったな」 しみじみと
ミカサ
22:27:00
「手妻が豊富なだけの只人がよくもあのような戯言を……」ムムムと太眉を寄せて
クリスティナ
22:28:19
「一体だれの事か分からんが……どうにもイメージが分かんな」
ミカサ
22:28:59
「これで仕舞いとは限りませぬ、また、いつ何時、仕掛けて来るやもしれません…それを思うと、ミカサは夜も眠れませぬ…」
クリスティナ
22:29:47
「……」 ミカサのこの態度も分からんのだよな。微妙な表情で横目に見ている
ミカサ
22:30:16
「ライナス、と申す者にございます。畏れ多くも郎党より大剣の位を授かっておきながら、ああ、あのような者に…」
22:31:25
見た限り、怒っている。この娘は概ね奥ゆかしく遠慮がちだが、戦の時や義憤に駆られた時などは果敢で苛烈だ。
クリスティナ
22:32:19
「ううむ……どう言うか悩むところだな」
ミカサ
22:32:51
「忌憚のない意見を賜りたく存じます」
22:33:24
「わたくしはあの者とどう接するべきなのでしょうか」
クリスティナ
22:34:04
「ふむ? その問いであれば私は答えを用意してやれそうだな」 ミカサの言葉に、肩の力を抜いて苦笑する
22:35:38
「簡単だよ。"したいようにせよ"、だ」 くい、と酒を煽り、そのように伝える
ミカサ
22:36:55
「したい、ように……わたくしの、ですか…?」パチクリと瞬きをして
クリスティナ
22:37:54
「うむ。そなたは他者を尊重するあまり、己の考えを押し込み過ぎる。無論、戦以外の場所では、だがな?」
ミカサ
22:38:07
なお、大剣と申しましたが実際は長剣でした…わたくし、サバを読んでしまいました…
クリスティナ
22:38:41
「気に入らぬ行動をそなたに示す相手に、というよりは、"相手の意図"をつかみ損ねて、返す対応に迷いを持っているのではないかと思うのだ。違うか?」
SYSTEM
22:39:01
様が退室しました。
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22:39:08
ミカサ様が入室しました。
ミカサ
22:40:36
「意図……、意図は明白にございましょう。あの者は、わたくしを嗤い者に……」目が泳いでいる、本心からそう思っているわけではないのだろう
クリスティナ
22:41:17
「笑い物にはしておらぬだろうよ。いや、面白がってはいたのかもしれんがな」
22:42:42
「ミカサよ。例えば私が、ある異性に声を掛けられ、ディナーを楽しみ、終わり際にアクセサリを贈られる。翌日にはそれに見合ったドレスが届く。そんな出来事があったとしよう」
ミカサ
22:43:08
「殿方は何者にも負けない強さが必要にございます。わたくしが添い遂げるべき御方はそのような誠のもののふでなければ……そう、あの方のように…」 思い出すのはガイウスの事だ、彼こそまさに益荒男の中の益荒男であったと言えよう
クリスティナ
22:43:24
「そやつは私に"次はその服でデートをしよう"とアプローチをされているわけだ。それは、私を笑いものにするための行動かな?」
ミカサ
22:43:28
「は…はぁ」たとえ話に
22:44:33
「む、ムム……それは、相手次第では……」
クリスティナ
22:45:15
「まあ、"一般的には"女性と仲良くしたい男が取る行動だな」 相手次第では、という言葉に苦笑しながら頷き
ミカサ
22:45:39
「いえ、クリスさんが夕餉を共に楽しんだ、と仰るなら、きっと、その方は、そのような不埒者ではないのでしょう」 前提(クリスであった場合)を考えて思い直した
クリスティナ
22:46:20
「ハハハ、私も女性らしく扱われれば悪い気はしないが、ガラではないな」 なんて答えてから、
ミカサ
22:46:48
「そ、そのような事は」
クリスティナ
22:47:11
「結局な。"ミカサに"そんな行動を起こした男の意図は、私にもわからんのだよ。そなたに愛を告げたくば、力無くとも男気というものを示すべきだと――惚れた男ならわかりそうなものだ」
22:47:59
「だから、そのライナスだったか? そやつは君に"女性らしさを覚えたらどうか"と遠回しに言われてるのかもしれないし、実は本当に惚れ込んでて良い仲になりたいのかもしれぬ」
ミカサ
22:48:27
男気を示せという言葉には然り然りと頷き
クリスティナ
22:48:43
「或いは単に、そなたの反応を見て面白がっているだけかもしれぬが――だからこそな?」
ミカサ
22:48:57
「な…っ」続く言葉に絶句し
クリスティナ
22:49:06
「そんな態度を取る相手に、そなたが思ったことを」
22:49:19
「感じたままに、そ奴に返してやればいいのだよ」
ミカサ
22:49:22
「ムムム…」面白がっているという言葉に眉根を寄せ
クリスティナ
22:51:01
「どうせ、"私を馬鹿にしているのか?"と聞いたら、"女性らしく扱っているだけなんだけどな"みたいな曖昧な返しをするような輩で在ろうそやつ」
ミカサ
22:51:19
「わたくし、あの者にしかと伝えました。わたくしを軽んじるような真似は我慢ならぬ、赦さぬと」
22:51:44
「そ、そうです、まさに、その通りで…み、見ておられたのですか…?」
クリスティナ
22:52:35
「え? 私がそんな隠れて盗み見するような女に見えるか?」 心外だな、と笑いながら
ミカサ
22:53:26
「も、申し訳ございませぬ、言葉が過ぎました…どうぞ、お許しを」深々と頭を下げ
クリスティナ
22:53:34
「そなたは"いやだ"と思ったら、とりあえず"いやだ"と言える者だ。それなのに未だ引きずってるとなると、暖簾に腕押しの相手なのだろうと思っただけだよ」
22:54:58
「そんなことで怒らぬから、気にせずとも好い」 謝罪には笑いながら手を振って返す
ミカサ
22:55:32
「分からないのです……」顔を上げぬまま、ポツリと漏らす
クリスティナ
22:55:55
「ん……」 優しく微笑みながら、酒を舐めて空を見上げる
ミカサ
22:57:05
「あのように非才で、小突けば倒れるような弱兵の如きが、わたくしと同じ戦場にあろうとする…おかしな事です」
クリスティナ
22:58:49
「そういう手合いであったか。そなたの言うことは、分からんでもないな」
ミカサ
22:59:57
「驚くほどに多才で、その実、いずれもその道の大家には及ぶべくもない、その程度なのです」 ひどく傲慢で上から見下ろすような物言いだ。だが、”魔剣”である彼女からすれば事実である。
クリスティナ
23:01:42
「クックック……」 彼女のその言葉に、何だか面白そうに抑えきれなかった笑いがこぼれおちる
ミカサ
23:02:05
「わたくしが身を捧ぐべき男(おのこ)にはございませぬ…」
クリスティナ
23:03:06
「だが……"一言に斬って捨てるには出来ない何かがある"、か?」 ミカサの言葉を引き継ぐように、そんな風に返す
ミカサ
23:03:15
「な、何が可笑しいと云うのですか」顔を上げ、友の顔を見やる。やや睨むような視線になっていたかもしれない
23:03:39
「む」言葉に詰まり、目を泳がせた
クリスティナ
23:05:00
「友よ。私は、そなたが良い女だと改めて思ったよ」 ぽんぽんと背を叩く
ミカサ
23:05:50
「それ、は……」返しの言葉が思いつかなかった。自分の胸に、すとんと落ちるものがあったからに他ならない。
23:06:12
「クリスさんまで、そのようなお戯れを…」
クリスティナ
23:07:20
「そなたはきちんとその者を評価している。そなたの美学や矜持にそぐわぬものを"弱者"と切って捨てながらも、"それだけではない"ときちんと感じ、迷いを持てているではないか」
23:09:02
「才無きものは弱者か? 一つとびぬけた何かを持ちえぬから数多くを得て、なお戦場に立つ男のどこが弱者か――とね」
ミカサ
23:09:23
「……」
クリスティナ
23:10:38
「……私を見よ。私は弱いか?」 不敵に笑い、胸を叩く
ミカサ
23:12:10
「クリスさんは強き御方にございましょう。才気煥発、意気軒高にて、なおも努力を忘れぬ御方…弱さとは無縁にございましょう」
クリスティナ
23:13:08
「だがしかし、私は独りでは戦えぬ。私は盾であり砦であると自負しているが――敵を打倒せしめる"剣"だけは持ちえぬ。それは"弱さ"であろう?」
ミカサ
23:14:21
「む……それは……で、ですが、シン殿との戦いの折りは見事なまでの……」
クリスティナ
23:14:59
「それにしたって、そなたには数段劣る。そこはそなたも感じておるであろ?」
23:16:31
「"強さ"とは、きっとそういう物ではないのだ。そして、私はその"強さ"を矜持に、なお強くありたいと進んでいる」
23:17:15
「だから私は"強い"と己を誇れる。――ミカサよ、その男もまた、言葉には示せぬ"強さ"があるのではないか?」
ミカサ
23:17:43
「……わたくしは、強き男(おのこ)に身を捧げ、お家の血を繋ぐべしと教えを受けて参りました……。 強き男(おのこ)、益荒男とはすなわち、武勇に優れ、如何なる敵にも、己の弱さにも挑み、打ち克つ、そのような御方であると」
クリスティナ
23:19:12
「……それも、決して間違いではないな」 うむ、と浅く頷いて相槌を返す。
ミカサ
23:19:51
「わたくしが知る中で最もその域に近かった御方は……あの方は、もういません…」”誰か”のことを想い、哀しげに微笑み
クリスティナ
23:20:36
「……そう、か」 酒を煽り、物悲し気に微笑んで返す
ミカサ
23:20:49
「ライナス、さんは……一つだけです。ただ一つだけ、あてはまっております」
クリスティナ
23:22:42
「それは?」
ミカサ
23:23:09
「あの方はきっと己の弱さを誰よりも、わたくしに言われずとも分かっている筈です。そこに挑み、藻掻く者……そのように思いました。」
クリスティナ
23:24:10
「……そうか」 微笑ましそうにして、頷き、重ねて酒を手酌で注ぐ
ミカサ
23:24:28
「打ち克つ、とまでは言い難いところが、なんとも…」太眉を八の字にして
クリスティナ
23:25:47
「クック……そら、私ばかり飲んでいては勿体ない。酒器を差し出せ」 思い出したようにミカサへ要求して見せる
ミカサ
23:26:37
「は、はい…」両手でぐい呑みを捧げ持ち、差し出す
クリスティナ
23:27:08
「答えはもう伝えたぞ、ミカサ」 ぐいのみを酒で満たしてから、微笑を見せる
23:28:04
「"そなたが思うようにせよ"、だ。やはり理想と違うと拒むもよし、いい男だと懐に飛び込むもよし――その男の生きざまを見定め、決めるもよし――だ」
ミカサ
23:28:08
「……」注がれた酒に映る自らの姿を見つめる。揺らいでいる
23:28:51
「"したいようにせよ"……首尾一貫しておりますね」顔を上げ、微笑む
クリスティナ
23:28:54
「男はそやつだけではない。そもそも求愛されてるかもわからん。なら、そなたの好きにすればいいのさ。そなたの人生であるぞ?」
ミカサ
23:29:46
「ん‥‥」酒器を片手に、もう片手を袖に添えて清酒を飲み干す
クリスティナ
23:29:49
――いい酒に裏も表もない、ただいい酒だ。だが人というのは、良いも悪いも含めて人。ただ安直に答えがでるものではないさ」
ミカサ
23:30:13
「は…ぁ」ほう、と熱い吐息を零す
23:30:42
「まこと、思うままにはならぬものにございますね、人の世も、鬼の世も」
クリスティナ
23:31:11
「思うがままになる世界というのは、実のところつまらんであろうよ」 良い飲みっぷりだ、と笑ってから、空を仰いだ
23:32:20
「……そなたが求めた"答え"を私は返してやれたかな、友よ」
ミカサ
23:32:29
「あなたが男(おのこ)であらせられたなら、この身、この心、すべて差し出しておりますのに」酒気を帯びて艶をました表情でそんな事を語る
クリスティナ
23:33:34
「ハハハ、生憎と私は女であったな。私も私が男であれば、一も二もなくそなたを奪い去っていたであろう。――本当に、ままならんものだ」 カカ、と高らかに笑う
ミカサ
23:35:31
「わたくしのともがらはなんと意地悪な御方にございましょう‥…”己で見い出せ”などという”答え”を返されましては、応えずにおれましょうか」
23:35:58
「そうでなくては、あなたの友を語れませぬ」
クリスティナ
23:37:09
「その意気だとも。なにより……"女々しく悩む"のは、我ららしくあるまい?」 悪戯っぽく返した。
ミカサ
23:37:20
未だ迷いを抱えたまま、だが、訪れた時よりは晴れやかな表情を浮かべ
23:38:58
「ふふふ、殿方にも負けぬ剛の者(まけん)にございますれば、では、今宵は雄々しく酒を酌み交わすといたしましょうか」
クリスティナ
23:40:53
「ハハハ、良い面構えになったな、友よ。派手にやるわけにはいかんのが業腹だが、明日の戦を華々しく飾るべく盛り立てようではないか」
ミカサ
23:42:09
「わたくし、酒の方はからきしの《弱者》にございます故、どうぞお手柔らかに」
クリスティナ
23:43:31
「おっと? それで手加減するようでは"男らしくない"かどうか、悩む所だな」 なんて笑いながら、酒盛りを本格的に始めよう
ミカサ
23:45:08
「まぁ、ふふふ」艶やかに微笑み、友とささやかな酒宴に興じました
23:47:36
 
23:47:38
 
クリスティナ
23:48:07
お疲れ様なんだぜ
ミカサ
23:48:34
善き薫陶をいただき誠にありがとうございました。
クリスティナ
23:48:58
此方こそ感謝感謝。此方は撤退、おつかれだよおー
SYSTEM
23:49:14
 様が退室しました。
ミカサ
23:49:49
お付き合いいただき感謝いたします。またの逢瀬をお待ち申し上げております
SYSTEM
23:49:52
ミカサ様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)132回68.8%6477文字74.5%
ミカサ43回22.4%1807文字20.8%
15回7.8%395文字4.5%
 2回1.0%11文字0.1%
合計192回8690文字