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2019/06/14
SYSTEM
00:06:26
 様が入室しました。
SYSTEM
00:06:27
様が入室しました。
 
00:06:38
畑スタートなら描写は任せようかな
00:06:51
ではささっと描写しちゃおう
00:06:52
 
00:06:53
 
00:07:14
イルスファール郊外にある市民農園
フューリアス
00:08:03
昼も少し過ぎた頃、外れの方の畑で精を出すのは白髪の男であった。
00:08:42
――」睡眠不足はある程度解消したのか、眼の下の隈は薄まっている。が、その顔は難しい表情で――
00:08:48
描写おわり
エレナ
00:09:53
お洒落な私服姿。今日は黒を基調とした服だ。以外にもスカートはそれなりに短いが、決して破廉恥ではない。絶妙な具合と言うべきか。
エレナ
00:10:56
いつものように帽子を付けない私は、その畑の周りを歩ていた。おそらくは旅の道中のどこかで聞いたのかもしれない。仲間の1人。フューリアスがここら辺で農園作業に勤しんでいるということを。
00:11:09
「──この辺りだと思うのですが」と、付近を見わたす
フューリアス
00:12:09
農園で畑を弄ると言う格好では無い少女の目には、外れの方の畑で背中をまるめて収穫をしている目当ての男が映るだろう。一方彼は完全に背中を向けているため気付いていない
エレナ
00:12:58
フューリアスの姿を目に留める。少し悪戯的なことを考えていたが、流石にこの服装で畑に入るのはまずい。
00:13:34
「フューリアス…さん?」と、収穫をしている彼に声をかける。聞きなれた声だが、何故だろう。いつもより調子が明るい。
フューリアス
00:15:07
「? ん、ああ、やあ、エレナ君」聞きなれた声に顔を上げ振り向く。いつもと服装は違うが間違うはずも無く、麦藁帽子を上げて立ち上がる。
00:15:46
「珍しい……と言うか畑で会うなんて初めてだね。今日は一人かい」腕の中には採ったばかりの夏野菜が並んでいた
エレナ
00:15:56
「お疲れ様です。やはりこの辺りで農作業をされていたのですね」と、近づこう。
00:17:26
「はい。というより、今までは休暇は1人でしたから……」
フューリアス
00:17:35
「ああ待って、その靴ではいると汚れるかも。そっちの畝は乾いてるから」と水遣りをしたばかりの場所ではなく乾いている畑を指し示して
エレナ
00:18:05
「あ」と、寸前に気づき、そこを離れよう。
フューリアス
00:19:10
「うん? そうなのかい。エナ君やマリヤ君とは年も近いしてっきり一緒にいるかと思ったのだけれど」自分も一度乾いたほうの畝へ移動しながら首を捻った
エレナ
00:19:51
「いえ……恥ずかしながら。というよりプライベートの交流は殆どなくて……」今まではね
00:20:17
「えっと」夏野菜まだ持ってるなら、手伝いましょうか? と提案しよう。荷物運びする筋力はある。
フューリアス
00:20:24
「そうだったんだ……あ、そっち、日陰に入ったほうがいい。今日は日差しも強いし」帽子を被っていないと辛かろうと
00:20:48
「ああ大丈夫だよ、今ので今日の分は大体終わったんだ」と腕の中の籠を見た
エレナ
00:21:08
「ふふ、ありがとうございます。ごめんなさい。こういった作業には疎くて」進められる通り日陰に移ろう。
00:22:18
「……そうだな。どうしよう」と、少し悩まし気な表情を浮かべたが。まず言うべきことを言おうか。
フューリアス
00:22:30
「ごめんね、特に何も用意してなかったから」日陰に籠をおいてから、再び相対して
00:22:54
「うん、先に言いたい事を言ってくれたほうがいい」溜め込むことでもないしね、と。
エレナ
00:23:05
「いえ、私が伝えたいことがあってきただけですから。大丈夫です」と、髪をかき上げる。黒い髪がさらりと流れる
00:23:23
「その。まずは前回はありがとうございました。その庇っていただいて」
00:23:44
「その……感情が高ぶって叩いてしまって。ごめんなさい」と、頭を下げる。
00:24:32
最後のビンタのことだ。多分、女連中の中で一番効いたやつだろう
フューリアス
00:24:40
「ああ……気にしていないから。それにそうだね……君達がきっと正しい」あの件に関しては
00:25:45
結果論だが、あの閃光は自分がいなくても皆が耐え切れた程度の物だった。万が一あれで死んでいたならばそれは犬死にだったのだし
エレナ
00:26:54
「それでも私はお礼を言いたいです」と語る
フューリアス
00:27:47
「……そっか、それじゃあありがたく受け取らせて貰うよ」一つ頷く
エレナ
00:28:18
「……最初、フューリアスさんと言った任務覚えていますか? あの寄生植物とゴブリンの任務です」と、口火を開く 
00:28:21
切る
00:28:34
「今となっては随分と懐かしい話ですが」
フューリアス
00:29:42
「うん、覚えてる。スゥ君とエナ君と、テンリョウ君の5人」そう言えばティダン信者の彼は元気なのだろうかなどと思いつつ
00:30:22
「ああ、あの時もエナ君に怒られたっけ、壁役の癖に盾の一つも持たないなんてどう言う了見だーって」
エレナ
00:31:04
「そうですね。私もエナさんに怒られました。そのカードををそこで使うのは勿体ない! という感じでしたね」
00:32:02
「本当にエナさんは私たちのこと良く見てくれてますよね……多分、観察眼が鋭いだけじゃなくて」気になって。心配でたまらないのだろう。悪くとるならば人の顔を伺う癖からうまれた賜物か。もしそうであるなら私もその癖はあるから共感できる
フューリアス
00:33:06
「はは……エナ君には怒られて心配かけてばかりだ」苦笑いを浮かべ
00:33:34
「でも今回は、流石に許してはくれないかな」彼女のあんな顔は初めて見た
エレナ
00:34:36
「エナさんも……それにマリヤさんも許してくれると思いますよ。多分、色々と言われると思いますけど」
00:35:02
「だから、私は言いませんね」と、微笑を浮かべて。
フューリアス
00:36:04
「ははは……実の所一番手厳しいのはエレナ君かもね」笑顔でキツい台詞を吐く彼女に冷や汗めいたものを感じて
エレナ
00:36:23
「どうでしょうね──」と、少し間を置いて
00:37:04
「私、実は最初の任務の時、フューリアスさんが怖かったんです。その……果たして一緒に戦えるのかなって」と、バーサーカーモードになってる君の話だ
フューリアス
00:37:40
「ああ、うん……そうだろうね」
エレナ
00:37:43
「でも。一緒に依頼をこなしているうちに。いつの間にか、貴方の戦い方が。咆哮が。聞こえるだけで前を向いて戦える。そんな気分になっていました」
00:38:29
「それは今でも変わりません。フューリアスさんと、シンさんがいるだけで、私は繋げられ……いえ、全力で戦えます。だから──」
フューリアス
00:38:58
「エレナ君――
エレナ
00:39:42
「あの膨大な土のマナが発射される寸前。貴方の声が聞こえた時……庇ってくれるという確信がありました。1人で受けられるはずがないのに。それなのに守ってくれている、と」
00:40:58
「だから、私は貴方のその行いに感謝をしたくて。そのお礼をしっかりと言葉にしたくて──はじめて仲間と任務以外でお話をしようと思ったんです」
フューリアス
00:42:35
――ああ、うん。そうか……そう言う風に思えて貰えてたなら、仲間と思ってもらえてたのなら、うん」
エレナ
00:43:05
「でも、だからこそ、今度は信じてほしいんです。私たちも一緒に戦っている仲間だって」
00:43:37
「フューリアスさんが皆を守る盾であっても。全てを受ける必要がないということを」
フューリアス
00:43:48
――とても、嬉しいよ」じっくり噛み締めるように、一言ずつ口にする。穏かだが空虚さを感じさせる言葉ではなく、実感の篭ったそれを
エレナ
00:44:43
「でも、私も今までその……仲間だという実感が実は薄かったんです」告白するように俯いて述べる
00:45:02
「みんなと一緒にいるのが心地よい。でも、私なんかがいていいのかなと……」
フューリアス
00:45:43
「ありがとう、エレナ君。……すぐには出来ないかもしれない。また君達の想いを踏みにじるような真似をするかもしれない、けど」
エレナ
00:45:57
「戦士としても半端。魔術の才能は、エナさんにも……それにお兄様にもかなわない。私なんかよりもスゥさんの方が明るくて、綺麗で、そして華やかに舞える……」と、ぽつぽつと言葉を重ねていく
00:46:13
「その時はまた殴ってあげます。いえ、氷漬けにしてあげますから」と、フューリアスには
フューリアス
00:46:56
「ははは……そうだね、わからずやのにはそれくらいが丁度いいかもしれない」氷漬け、と言う言葉に思わず噴出して
00:47:42
「それにエレナ君。きっとあの輪の中に一番必要なのは君なんじゃないかな、って俺は思うんだ」
エレナ
00:48:07
「……はい」と、フューリアスの言葉の続きを聞きます
フューリアス
00:48:48
「戦いもそうだけど、そうだな……君が繋げてくれたから、俺達は俺達としてここまでやってこれた。きっとこれからもそうだ」
エレナ
00:49:36
今までならそうですか…?と否定していたかもしれない。けれども、今はフューリアスの紡ぐ言葉を静かに聞いている
フューリアス
00:49:57
「うん、学が無いと言うのはこう言うとき困るね、つまりね……頼りにしてるから、俺たちにももっと頼って欲しい」
エレナ
00:51:15
「私も同じことを言おうと思っていました。でも気づいたのはフューリアスさん貴方が倒れた時です」
フューリアス
00:51:51
「倒れた時に?」
エレナ
00:52:08
「あの時、こう。今までなかった感情がふつふつと湧いてきました。多分、あれは怒りなんだと思います。そして大切な仲間を守らないといけない。繋げるだけじゃない。私ができる全てをぶつけたい。そして貴方を助けないといけない」
00:52:59
「また一緒に戦えるように。そう思った時、ようやく……ただ繋げるだけじゃなく、私にも頼ってほしいし、私も皆さんを頼りにしたいって思えたんです」
00:53:31
「……切っ掛けが少しずれていて恐縮なのですが……」と、恥ずかし気な表情を浮かべ
フューリアス
00:53:59
「ああ……」大人しい、控えめな子だと思っていたが、それは勘違いだったようだ。彼女は強い、これからもきっと強くなる
エレナ
00:55:05
「──だから。今まで皆さんについてきたばかりの自分だったけど。自分から皆さんに頼ろうと思って。そのこうして今日、まずはフューリアスさんに会いに来たんです」
フューリアス
00:55:13
「どんな切欠でも、そう思ってもらえたこと、今こうやって伝えて貰えた事はすごく嬉しいし……ちょっとおかしな言い方だけど誇らしいよ」
00:56:03
「その最初の一人に選んでもらえたならとても光栄なことだよ」
エレナ
00:56:07
「はい。お兄様にこのことを話したら、ようやく気付いたか。鈍感女といわれたので……とりあえず衝撃波を撃ってきましたが」
フューリアス
00:56:21
「えっ」
エレナ
00:56:34
「いえ、気にしないでください」ふるふると首を振り
フューリアス
00:56:55
「あ、うん」ごほん、と咳払いを一つして仕切りなおしと行こう
エレナ
00:57:03
「その、エナさんは落ち込んでいましたし。シンさんは忙しそうでしたし。マリヤさんはその……非常にご立腹でしたので」
00:57:35
でも今日か明日中。少なくとも次の任務までには皆さんに改めて挨拶しておきたいと持っています。スゥにもできたらね
00:58:13
「それに私も自分で交流を広げないといけないと思っています。屹度、他の冒険者の方と合わせることも勉強になると思うから……」と手を胸に当て、誇らしげに語る。
フューリアス
00:58:52
「俺もね、白状すると弟妹達やシスター、先生達以外の物は不要だと思ってた。大事な物はあそこにしかなくて、もう届かない物だって」成長を見せる少女を眩しげに眺めながら、そんなことを
エレナ
00:59:14
静かにフューリアスの言葉を聞こう
フューリアス
01:00:52
「でも、あの時……駄目だって、護らなきゃまた大事な物を失くしてしまうって」本当のきっかけは悪夢だったが、そこは今は伏せておこう
エレナ
01:01:10
「……」
フューリアス
01:01:30
「気が付いたら飛び出してた。今度こそってね」エゴって奴なのかなと付け加えて
エレナ
01:02:11
「人はエゴの塊だと思います。私だって、今こうしてあいさつしてるのもエゴ。お兄様だって、ディニスから休暇を取ってここに来ているのもエゴ。けれども……」
01:02:33
「でも、エゴであっても、それが皆さんと通じ合えるものなら私は良いのだともいます」
フューリアス
01:02:51
「何時の間にか大事な物を、仲間を俺は手に入れてたんだなって、目をそらし続けることは出来ないんだなって、思い知らされた」
01:03:11
「特にみんなの平手とゲンコツでね」すごく痛かったと思い出し
01:04:11
「だからエレナ君、繰り返しになるけど……君と、君達を頼らせてもらうよ」頭を下げた
エレナ
01:05:21
「はい。だから、今度こそ。フューリアスさん」と、真剣なまなざしで見つめる。憂いや自信のなさが晴れた彼女の顔つき。それは涼し気な印象を持つ端正な顔つきあった。
01:05:34
もっとも、瞳にはしっかりとした熱意が込められているが
フューリアス
01:05:46
「変わりにあんな風にしか戦うしか出来ない俺だけど、存分に頼って欲しい。そして行き過ぎた時は止めて欲しい」それこそ凍らせる勢いでね
エレナ
01:06:39
「はい。シラー共和国。氷獄のルーキス。その次女のエレナとして。冒険者六花として、何よりも私の大切な仲間であり、友人として」
フューリアス
01:06:54
「……はは、うん、エレナ君綺麗になったと思うよ」姿形は変わらないけれど、そこにある意思の強さをはっきりと受け止めて
エレナ
01:07:08
「私も全力を貴方を頼り、そしてこの剣と魔法で道を切り開きます」
01:07:45
「……ふふ、仕立て屋さんみたいのことを言うのですね」と、冗談めかして笑って見せた。少し顔が紅いが
フューリアス
01:08:29
「ならば俺は皆の盾となり剣となり、共に戦うことを……うん、約束しよう」右手を差し出し、握手を求める
エレナ
01:08:54
勿論、握手に応じよう。手を差し出した。
フューリアス
01:09:29
「ありがとう……俺のはじめての友人が君だなんてね」
エレナ
01:10:09
「……いえ、はじめてではないですよ。きっと、エナさんも、シンさんも、マリヤさんもとっくの昔に友人と思っていると思います」
01:10:13
「──」
01:10:30
「特にそれ、エナさんの前では言わない方がいいかもしれませんね」と、握手した手を放し
01:11:01
「……ああ、でも改めて友人と言うのも嬉しいのかな……?」と、何か言っている
フューリアス
01:11:07
「ええっ、エナ君また怒るかなぁ」参ったという風に頬を掻いた
エレナ
01:11:57
「でも、私は怒ってるエナさんの方が好きですけれども」ふふっ、と、笑みを浮かべて
フューリアス
01:12:35
「……ふふ、実は俺もだ」これは流石に内緒だね、と顔を見合わせて笑って
エレナ
01:12:46
「……じゃあ、フューリアスさん頑張ってくださいね。”私”からはあの件のことはこれでおしまいです」私からといったのは、これから続くであろう。2大巨塔がいるからだ。
01:13:11
「ええ、その方がエナさんらしいですから」フューリアスの言葉には大きく頷いて
フューリアス
01:13:21
「うっ、が、頑張るよ」立ちはだかる壁は果てしなく高く険しい
エレナ
01:13:59
「多分、マリヤさんの方が……難しいですよ。私の友達は……私が見ている限り、頑固ですから」と、今まで卑屈な分、観察力はあるのだ
フューリアス
01:14:36
「それはよく知ってるよ。意外なことにエナ君が一番打たれ弱いかもしれないんだよね……」
01:15:10
「さて、俺は一度星の標に戻るよ。野菜を届ける約束もしてるし」籠を持ち直し
エレナ
01:15:34
「はい。私もできることをしに行きますね」
フューリアス
01:15:35
「エレナ君はどうする? 今行けばこの野菜で何か作ってもらえると思うけど」
エレナ
01:16:11
「……そうですね。私も。ご一緒させてください」
フューリアス
01:16:35
「うん、英気を養うのも必要なことだ」
01:17:29
「さ、行こう」そう言って並んで歩き出す。
エレナ
01:18:01
横に並んでついていきます
 
01:18:52
私からは終わりだ
01:19:05
街へ向かって二つの影が並んで消えていく。日差しは強く空は高い、夏はすぐそこまで迫ってきていた――
01:19:07
 
 
01:19:18
おつかれさまありがとう!
01:19:21
ありがとうー!
 
01:19:29
次はエナかシンかマリヤだな…
01:19:34
とりあえず撤収だ!
SYSTEM
01:19:41
 様が退室しました。
01:19:53
撤収ー!
SYSTEM
01:20:29
様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)121回89.6%5677文字96.9%
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