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2019/06/17
SYSTEM
00:41:09
様が入室しました。
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00:41:16
様が入室しました。
00:42:02
さて、
00:42:07
さて
00:42:49
わたくしは逃げも隠れもいたしませぬが、どこぞ、希望の場所はありますか?
00:42:50
多分、会うとしたら星の標だろうから、僕が描写しても大丈夫だ
00:43:01
では、お願いいたしましょう
00:43:09
ああ……
00:43:19
 
00:43:48
<某日 某時刻 星の標前>
00:45:27
待ち人は来ずという言葉はあるものの、尋ね人が見えないという言葉は世の中には存在しない。もっとも、本当に尋ね人になっていたのは彼自身の身なのだが。
ルシウス
00:46:20
聖女の決意を見届けて数日。依頼は適宜こなしながらも、中々、あの時同行した二人に挨拶ができぬ現状が続いていた。
00:47:33
しかし、二人のランクを考えればそれも道理だろう。かたや魔剣。かたや名剣。依頼に関しては引っ張りだこのはずだ。が、やはり見つけるのであればここしかない。
00:48:13
「よし」と、今日も何が起こってもいいようにギルドの扉を開ける。そうだ。いつも通りだ。と、心の中で納得させて。
00:49:00
店内に入れば、掻き入れ時は済んだのだろう。少し落ち着いた。けれどもいつもの調子の星の標内であった。
00:49:49
「──」辺りを見わたす。まずは尋ね人はいるかどうかだ。いなければ店長と会話して依頼の確認。何もなければキルヒアの図書館にでもいって、見聞を広める。そう。いつもの流れだ。
00:53:36
一度、自然な流れでカウンターに席を取る。朝食は既に取った。水を一杯頼む。店主は今は取り込み中であることを確認すると、ゆっくりと座席に。
00:53:54
……その時だ。ざっと背後で足音がした。
00:54:33
ピリリと身が引き締まるような気配を感じる。 店内に残っていた冒険者がそちらを向いて、息を呑み、次いで押し黙った。
ルシウス
00:55:54
「──」なるほどな。と、瞬時に理解する。似たような気配は、おそらく最初の任務でも感じていただろう。しかし、今はそれに加えて相応な”覇気”というものだろうか。それが付与されている。”覚悟”の時かもしれない。
00:57:00
《当の本人》は、場の空気の変化など意にも介さず、ざっざっ、と店内に歩を進める。艶やかな黒髪、白磁の肌、黄金色の瞳にこの地方とは全く様式の異なる具足。異装の女性だ。
ミカサ
00:59:39
「主様、これはどういう事にございますか、何やら大きな仕事があったとの事ではありませんか、シグネさんが向かったと聞きましたが、何故、わたくしにお声をかけていただけなかったのでしょうか?」 彼女は真っ直ぐにカウンターへ向かうとガルバに詰問した。まだ感情的ではない
ガルバ
01:00:47
『お前向きの仕事じゃない、それだけだ。目立ち過ぎるからな、悪い意味で」 店主、にべもない
ルシウス
01:01:46
感情の上下は見えないものの、それでも詰問する態度はどこか威圧感はあるだろう。もっとも、それに平然と返す店主も店主だが。と、水を含んだ。
ミカサ
01:02:19
「ムム…」向き不向きを言い出されれば黙らずにはいられない
ルシウス
01:02:55
そこは言いくるめられるのか……。まあ何とも彼女らしい展開の流れだと感じつつ。
01:04:25
さて幸か不幸か。これはチャンスであろう。もっとも、最後に会った時の自分は言い訳しようもなく、弱者であった。ここで弱い者には興味がありませぬ。と門前払いを食らう可能性は、既に想定してきている。が、フレデリクの一括。そして聖女の決意を見せられた以上。ここで止まるのは男が廃る。
01:05:12
座っていた体を起こす。そして──
ガルバ
01:05:15
「ついでに、今、お前に任せるような仕事はない。大体、まだ帰って来てそう経っていないだろう。そら、店にがいると新米が怯えるから帰れ」 この店主、容赦がない
ミカサ
01:07:08
「ム、ムム…」 先日のように婉曲な手管で追い出されるのではなく、直接言われてしまった。しゅんと首を項垂れさせる。そうしていると年相応の少女に見える。
ルシウス
01:07:09
「それはごもっともだけど。冒険者である以上、依頼を確認する権利はあると思いますけどね。ただまあ向き不向きに関してはどうにも」と、店主とミカサの間に入ろう。
01:08:18
「ルシェンカ方面が騒がしいんでしたっけ? 確かにあそこは戦って制すというよりも、どちらかと言えば小回りが利いて、後は斥候の技術に長けた面々のが最適でしょうから」と付け加えて
01:08:38
「久しぶりミカサ」と、しゅんとする魔剣の鬼には告げる。
ミカサ
01:08:39
「……ルシウス様」聞き覚えのある声に顔を上げ、よく知る人物の姿に目を瞠り
ガルバ
01:10:26
「手が空いていればお前を向かわせても良かったんだがな。 確認する権利か、ならこいつでもやってみるか?」 一枚の依頼書を差し出し 『ねこをさがしてくだちい』
ルシウス
01:12:00
「いいのかい? 斥候としての技術は自信はあるんだ。それくらいなら、すぐに済む。といいたいところだけど、以外と猫を探すのって難しいものでね。下積み時代に嫌程経験しているからさ」
01:12:13
「まあ、確かに。ミカサ向きではありませんね。それは」ねこをさがしてくだちい
ミカサ
01:12:20
「主様、これはあんまりではございませぬか…」 畜生風情を探して回るなど、屈辱的だ 『ねこをさがしてくだちい』
ルシウス
01:14:02
「ただ、あんまりにもその依頼。残っているようなら受けさせてもらうよ。初心に帰ることで得られるものがあるかもしれない」残ってはいないだろうけど
01:14:29
「こほん」と、一度咳払いをする
ガルバ
01:15:09
「向き不向きがあるのは理解しているな? 馬任せではなく勘を働かせる訓練だと思っておけ」
01:16:02
「そいつについて回れば多少は何か学べるかもしれんぞ。それに、」
ミカサ
01:17:14
「ムム…、それに…?」八幡抜きでは半人前だと言われているようで、心外であり納得がゆかなくもない
ルシウス
01:18:11
店主の返答を待とう、何かを考えているようだ。そんな雰囲気を感じる。
ガルバ
01:18:31
「ここでゴチャゴチャと話し込まれるくらいなら外でやれ。壁外あたりで見かけたという話もあるぞ」
ルシウス
01:19:13
「なるほど。情報提供感謝するよ。それなら時間はかからなそうだ──」と、少し間を取って
01:19:54
「すまない。ミカサ。少し付き合ってくれるかな……まあ、魔剣の君にとってはいささか屈辱的かもしれないけど……。ドアの相手をするよりかはマシじゃないかな?」と、誘ってみよう。
01:20:05
「いささかじゃないか。相当か」
ガルバ
01:20:07
どうやら猫探しの依頼は口実らしい。彼女を此処から追い出す事と、積る話がある様子の二人への配慮……は、あるかないかわからない。
ルシウス
01:21:21
店主には暗に「ありがとうございます」と、小さく頭を下げておく。
ミカサ
01:22:18
「…主様、ミカサはそこまで愚鈍ではございません。お心遣い、感謝を。仰る通り、此処は相応しき場にはございませんでした」 ガルバの言葉に何かを察した様子で
01:23:17
「ルシウス様、何卒よしなにお願い申し上げます」深々と頭を下げ…はしなかった。
ルシウス
01:24:34
「ああ」と、ミカサの態度についてはある程度織り込み済みだ。そこで躊躇することはない。だが──
01:26:40
「依頼の性質上。軽装の方がいいと思う。僕はこのままでも大丈夫だろうけど。流石にこの太刀は目立つからね。一度おいて来ようと思う」と、ミカサが知っている3本の剣に。更に付け加えられた大きめの太刀を叩き。
ガルバ
01:26:44
「何の事だが分からんが、早く行け」 ミカサの受け答えに、それを口に出して答えたら減点だという顔をして、
ルシウス
01:27:02
「それじゃ行こうか」
ミカサ
01:28:00
「わたくしも具足を脱いできた方がよろしいのでしょうか…」
ガルバ
01:29:20
変装でもしてきたらどうだ?
ルシウス
01:30:48
「変装…」ライナスとの一件は知る由もないので、見当もつかないが。というよりあの一件がどこまで有名なのかは知る由もないが。
ミカサ
01:31:00
「……」店主の言葉に一瞬ぽかんと口を開け、  「承知いたしました」 悄然と項垂れた
01:31:09
 
01:31:13
 
01:32:25
ところ変わって、王都正門。鉄道公社、そして駅へと通じる主要な門の一つだ。そこでルシウスはミカサを待っていた。
01:33:57
市街での調査ということで、鎧を脱ぎ、目立たない装いに着替えてくるといって一旦別れ、西門で待ち合わせという事になった。
ルシウス
01:34:29
「……」私服姿には着替えた。一応武装用の剣は携帯している。本当は兄のソレだけを携帯したかったのだが。あれの扱いは特殊過ぎる。護身用の剣と、兄の一件変哲のないロングソードを持ち。彼女の到着を待っていた。
ミカサ
01:40:25
「お待たせいたしました」 程なくしてやってきたのは洋装に着替えた黒髪の少女だ。若草色のゆったりとしたワンピースにつば広の帽子、靴は走る事を想定してか、ショートブーツだ。街中を普通に歩いている娘と遜色のない恰好と言えよう。
01:41:53
ただ、普段の姿を知っていればいる程、とても同一人物とは思えない。顔つきが変わったわけではないが印象が全く異なる。髪のまとめ方も少し変えてあるようだ。
ルシウス
01:42:10
「……」見慣れない彼女の姿に一瞬、目を瞠ったが。確かにこれは変装だ。印象が全然違う。似合っていることも間違いない。この任務には最適な服装だろう。
01:43:50
「いや、大丈夫だ。僕も依頼の内容を整理できたからね。それじゃ、少し付き合ってもらうよ」と、歩き出す。
ミカサ
01:44:20
「武装は置いて参りましたが、素手でも早々後れは取りません。八幡も控えさせておりますので、ご安心を」ポシェットを開けてみせると、中には化粧品に混じって馬の彫像が見える
ルシウス
01:45:23
「ああ。それなら安心だ。いざという時は、こちらも応戦できる準備は整えてるから」
ミカサ
01:46:26
「もっとも、必要はないと思いますが…主様もお人が悪うございます。 猫など口実にございましょうに」
ルシウス
01:47:16
「流石にね……そういうところは鋭いね」と、歩きつつ
01:47:50
ふう、と、落ち着かせるように。息をつき
ミカサ
01:48:15
「以前なら気付かなかったやもしれませんが、流石にミ…わたくしも、そのくらいは弁えております」
ルシウス
01:49:15
「冒険者稼業をしているとね。嫌でも、そういった勘は身につくものだよ」と一言置いてから
01:49:44
「その……あの任務の後は、心配かけてすまなかった」と、口火を切った。
ミカサ
01:49:59
「……あの訓練場は、今も使われているのでしょうか?」 壁外の方向に目を向けた。西門の外にある鉄道公社内の空き地の事だ
ルシウス
01:50:54
「……新人たちの姿はよく見るよ。僕もたまには初心に帰るために行ったりする」
ミカサ
01:51:34
「ルシウス様、ここでは耳目もございますし、場所を移しましょう。わたくし、久方ぶりにあの場所を見てみとうございます」 謝罪をやんわりと止め、提案する
ルシウス
01:51:55
「……」やんわりと止められたが、彼女の配慮なのだろう。頷いて
01:52:39
「そうだね。ありがとう」と、提案を受け入れた。
ミカサ
01:53:12
「いいえ、話の腰を折ってしまい、申し訳ございません」
01:53:18
 
01:53:19
 
01:54:14
西門から壁外区に出て、駅ではなく公社の所有する元資材置き場の空地へと向かう。
01:55:03
幸い、と言っていいのか否か、そこは相変わらず空き地で、冒険者たちが勝手に持ち込んだ訓練用の的などが雑然と置かれたままになっていた。
ミカサ
01:57:24
「まぁ、懐かしい。ここで最後に鍛錬を行ったのは何時だったでしょうか、ふふ」 何度となく足を運んだこの場所も、いつしか来る機会が減っていった。ランクが上がるにつれ、軽はずみな行動を控えるようにと含まれたのもある。
ルシウス
01:57:47
「相変わらずだな……」ざっと風景を眺め。あの後逃げるようにここで両手での剣の使い方をしていたのを思い出す。
01:58:57
「ああ。そうだね。強くなりたい、純粋な気持ちでここを使っていたのは……本当に懐かしいよ」懐かしむミカサに自然とこわばっていた表情が和らいで
ミカサ
01:59:08
「ルシウス様、先に、わたくしのお話をきいてくださいますか?」 帽子を取って、向き直り、金の双眸を向ける
ルシウス
01:59:45
「──」自分から話そうと思っていたので、意外な提案だったが。
01:59:50
「もちろん」と促した。
ミカサ
02:01:09
「……」一度目を閉じ、深く呼吸をする。心を落ち着け、伝えるべき事を精査して、
02:02:25
「彼の魔域から戻った後、あなたが何者かに襲われ、お斃れになったという事を、わたくしは伝え聞き、知っておりました」
02:04:52
ルシウスが担ぎ込まれたのはライフォス神殿、伝手はこれ以上無いほどにある。知らずに過ごせる筈がないのだ。
ルシウス
02:05:34
言い訳しようもない。頷いて静かに言葉の続きを待つ。
ミカサ
02:05:36
知っていながら、見舞わなかったのです。 理由が、おわかりですか?」
ルシウス
02:08:04
一瞬考えるような素振りを見せる。こちらも簡潔に伝える言葉を選ぶべきだろう。
02:10:35
「──あの時の失敗の意味を。僕自身に考えさせるため……かな」
02:11:19
「人から教えてもらうのは簡単だけど……それだけじゃ辿りつけない領域もあると思うから」
ミカサ
02:12:46
「……それも、ございます。 ですが、もっと単純で、愚かな理由なのです」 物憂げに金色の目を伏せ
ルシウス
02:13:14
「……単純……?」物憂げな瞳を見つめて
ミカサ
02:13:32
「……あなたが、ガイウス様の弟君だったから」
ルシウス
02:14:16
「……」その予想もしなかった答えにさすがに驚きの表情を見せた。
ミカサ
02:15:52
「あの方ならば、きっと乗り越えられたはず。あの方の遺志を継ぐ弟君のあなたであれば、きっと乗り越えられるはず……そのような事を考え、憤懣さえ抱いておりました」
02:18:12
「情の薄い、愚かな女と詰ってくださっても構いません。わたくしは、あなたにあの方を重ねて見ずにはいられなかったのです…」」
ルシウス
02:19:53
「……そうか」と、息継ぎをするように一度言葉を吐いて。彼女の表情を見て、繋ぐべき言葉を考える。
ミカサ
02:20:56
「あの方の剣を継いだとして、進むべき道はあなた自身が見出すべきもの」
02:22:42
「あの方そのものになっては意味など無いというのに……わたくしは、それをあなたに期待してしまったのです。身勝手にも…」
ルシウス
02:25:44
「……」ミカサの心中の吐露を静かに聞いている、ただ、彼女に対する返答が心の中で決まりつつあった。
02:26:23
ミカサの様子を見る。切り出すのは彼女の言葉が落ち着いたころ合いだろう。
02:29:05
だが、何故だろうか。強張っていた自身の心がとても落ち着きつつあるのを感じる。おそらくそれは……直接ではないが自分の遺されていた唯一の肉親がここまで評価されていたということに関してだろう。思わず兄の遺した剣の鞘を撫でてしまう。
ミカサ
02:30:53
「私は、あの方の心の強さに…挫けぬ意思に、心惹かれていたのだと思います」 その気持ちに気付いたのは全てが終わった後で。こうして振り返ることが出来たのは親友との語らいによるところが大きい。
ルシウス
02:33:14
「ミカサにそう言ってもらえるなら、兄さんも光栄だと思うよ。益荒男だったかな……。君の言葉で言えば」
02:33:57
「肉親がそのように認められるのは、弟として限りなく嬉しい。ありがとう」純粋な感謝の言葉だ。
ミカサ
02:35:45
「ええ、武勇に優れ、如何なる敵にも、己の弱さにも挑み、打ち克つ、そのような男(おのこ)をそう呼び、称えます……あの方は私が会った中で、最もそう呼ぶに相応しい御方でした」
ルシウス
02:37:18
「それに気づけたのは僕も……いや、君より遅かったかもしれない。距離が近すぎたんだと思う」
02:37:32
「失って、ようやく気付けたよ」と、自分の剣に悲し気に視線を落として
02:38:29
「いや、失ってはいないな……今でも兄さんはここに意地を残してくれている」
ミカサ
02:39:45
「はい…」ルシウスの手にした剣を見つめ、頷く。
ルシウス
02:41:30
「だけど、君の言う通りだ。遠すぎるとか、かけ離れているとか、そういった問題ではなく。僕は兄さんになることはできない」
02:41:58
「だけど、あれから考えて……。ちょっとした縁があって、気づくことはできた。この剣と共に足掻くことはできるんじゃないかな、と」
02:43:04
「……倒れてから。そしてフレデリクに一発殴られてから、気づかされたよ」
ミカサ
02:44:31
「身勝手を重ねて申し上げるとするならば……ルシウス、あなたはあなたの強さを見出してください」
ルシウス
02:45:14
「言われるまでもない。当り前さ」呼び捨てにされたことは、とてもうれしく思う。柔らかな表情を浮かべて。
02:46:52
「……。僕は弱い。過信するわけじゃないけど、剣の腕に精神が追い付いていない」
02:47:43
「仲間を信じきれなかった自分。あの時も最後まで足掻けなかった自分。そして、目の前の現実から逃げ出そうとした自分。それは全部含めて、自分の弱さと、相対できなかったこと」
ミカサ
02:47:58
「どうぞ、縁を大切になさってください。ともがらは心を磨く鏨にございます」
ルシウス
02:49:08
「ああ。次は間違えるつもりはないよ。というよりももうこりごりだ」
ミカサ
02:49:42
「いいえ」 首を横にゆっくりと振り
ルシウス
02:49:56
「……ミカサ?」首を振った彼女に
ミカサ
02:50:48
「間違えても良いのです。過ちは人の常なれば、避けようもなくそれは起こり得るのですから」
ルシウス
02:51:43
「……なるほど、1本取られたな。でもその通りかもしれない」
02:52:04
「もし同じように仲間が悩んでいたら、僕も同じことを言ってただろうからね」
ミカサ
02:52:47
「赦し難い過ちを犯した者たちが、赦しを得、過ちを認める様を、私は見て参りました」 修羅の魔域で起こった事を思い出す。暁に夜見、そして名もなき彼岸花(リコリス)
02:57:03
「大切なことは、どんな時でも諦めぬこと。私はそのように思いました」
ルシウス
02:58:50
「ああ。僕もその結論にようやく至ったよ。気づく機会はいくらでもあったのにね」聖女の魔域。竜の嘆き。そして兄の意地。そしてつい先日、聖女が手にした魔剣の事件。
02:59:13
それらを見て、ようやく気付けた結論がある。それはミカサが言った内容と全く同じだ。
02:59:58
「足掻くつもりだよ。これからは、何があっても。少し道のりは遠くなりそうだけどね」
03:01:54
「──全く、罪な女性だよ。君は。僕が言おうとしていたことを全部言われてしまった。話すことがなくなってしまったよ」やれやれという感じで。といっても、緊張が解けた様子ではある。
ミカサ
03:02:54
「……罪…?」
ルシウス
03:03:42
「感謝と言う意味だよ。気を悪くしたらごめん」
03:04:02
「人のことを良く見ていて、評価している。僕には到底できそうにもないことだ」
ミカサ
03:04:45
「……そういうところにございます」
ルシウス
03:05:19
「え?」
ミカサ
03:05:26
「到底出来ぬ、などと、何故諦めるのですか…」
ルシウス
03:07:10
「ああ……そうか。そうなるか」と、悪気があって言ったわけじゃないが、かなり不服そうな表情浮かべているだろう。
ミカサ
03:08:01
「私は傲慢な女です。本心ではこの地の只人を鬼には及ばぬ弱者と侮り、口では持て囃す、そのような事を平然と行ってきたのですから」
03:09:44
「この角は誇り、周囲に迎合するつもりなどありませんでした」
03:14:37
「このような出で立ちも、そう…私の好みではありません」
ルシウス
03:14:57
「静かに続きを待つ。当然、単純な僕には見抜けなかったことを、彼女が語ってくれているのだ。
03:15:06
「 はいらない
03:15:56
本来なら語る必要もないだろう。むしろ語らなくていいはずのことだ。それをあえて切り出してくれている。ならば傾聴以外に選択肢はない。
ミカサ
03:16:32
「この地で得た縁が、友が、少しずつ私を変え、気付かせてくれたのです。歓迎すべき変化ばかりではありませんが、この鬼も変わるのです」
03:17:54
「齢百と生きぬ只人が呑気な事を申している暇はありません」」
03:19:33
「どうぞ、人の在り様を見、聞き、言葉と心を交わしてください」
ルシウス
03:21:13
「ああ。ありがとう。必ず僕も変わってみせるよ。そうじゃないと、仲間にも、自分にも、そして兄さんにも失礼だ」
03:22:04
「ミカサがそんな風に考えてることは見抜けなかったけどね。ただ、それでも。一番最初に。迷っている君に話しかけたことは今でも後悔していない」
03:22:33
ここまで言い切って、一度、息をつく。
ミカサ
03:23:31
「……」
ルシウス
03:24:37
「そして、大変遅れてしまったけど。改めて言わせてほしい」一番最初に言いかけたことだ
03:25:29
「心配かけてすまなかった。そして、そして今度こそ改めてよろしく頼むよ」シンプルに。けれども力強く。そう告げる。
ミカサ
03:27:43
「……では、私からも一つ
ルシウス
03:28:14
「……ああ」その言葉を待とう。
ミカサ
03:29:54
―――」目を閉じ、大きく息を吸って、意思を確りと持つ
03:31:53
まず、異貌(もとのすがた)に戻り、熊力を用います。次いで、全力攻撃之弐を宣言し、拳を振りかぶります。
03:33:29
ああ、猫目を忘れておりました。しっかりとこの眼で見据えねばなりません。
ルシウス
03:33:30
ああ……僕の周りには拳で解らせるヤツしかいないのか……。なんてことを思うと、思わず苦笑せざるを得なかったが。覚悟を決めた。
03:34:02
熊も忘れているんじゃないのかい?
ミカサ
03:35:20
「歯を食いしばりなさい、このたわけ…っ!!」 一切の手加減抜きの全力の拳を顔面に叩き込みます(命中
2D6 → 1 + 5 + 【14+1】 = 21
03:35:23
29 = 0 (2 + 1 = 3) + 【14+1+2+12】 威力 : 0
ルシウス
03:36:07
「ぐは……っ!」回避は勿論しないが。嗚呼なんということだ。フレデリクはあれでも加減してくれていたのだろう。
03:37:13
ただの拳の一撃だというのに、吹き飛ばされてしまう。この腕力で、武器を握ってるのだから……流石、魔剣というべきか。
ミカサ
03:37:14
つかつかと歩み寄り、胸倉を掴んで立たせます。
ルシウス
03:37:58
抵抗はしない。そのままされるがままに
ミカサ
03:40:36
「変わると申しましたね?私には失礼と思わないのですか
ルシウス
03:41:19
「……ちょっとまってくれ、理解が追い付かない……嫌、殴られるのは別に構わないんだが……」胸倉をつかまれながら (HP:33/62 MP: 防: )
ミカサ
03:43:31
「言葉通りの意味です。わかりませんか?」
03:45:09
「私を何度も何度もあなたに言い続けました。正体を失くしていた時も、あの魔域でも、変わらず、諦めてはならぬ、負けてはならぬ、と」
ルシウス
03:46:05
「うっ……」そういえば、というか、そういえばじゃない。あの手紙をもらった時もそうだ。魔域でもそうだ。そして今もそうだ。 (HP:33/62 MP: 防: )
03:46:40
当の最初から彼女は導いてくれていたじゃないか
ミカサ
03:47:09
「それを、よくも、今度こそ改めて?」 
ルシウス
03:47:30
「……うぐっ……」気づいてしまったからには、言い返す言葉もない (HP:33/62 MP: 防: )
03:48:32
正直、殴られる痛みよりも、心が痛い。と思いつつ
03:49:14
「も、申し訳ございませんでした……」と、歯を食いしばろう。ああ、これが俗にいう。
03:49:27
堪忍袋の緒が切れた、という奴なのだろう。むべなるかな。
ミカサ
03:49:47
「ええ、ええ、私は確かにあなたの仲間でしょう、ガイウス様には及びません」
03:50:49
「ですが、目の前に居ながら、何故、一括りにされねばならぬのですか…っ」
ルシウス
03:53:47
逆鱗に触れてしまったのだろう。いや、ここでは逆丑というべきなのだろうか。おそらくどんな言葉無駄だ。下手に行動しようものなら、本気で殺されかねない。目が本気だ。 (HP:33/62 MP: 防: )
03:54:18
痛みに耐えつつ、彼女の言葉。あるいは拳の続きを待とう。
03:55:58
1個だけ方法は思いついたものの。これをやると、おそらくそのまま再び神殿送りだろうし、その勇気もない。剣が何をしているんだ、お前はと語り掛けてきそうな気もするが──
ミカサ
03:58:05
「あぁ…」どうして伝わらないのだろう。そんなにも自分は求めすぎなのだろうか? ただ一言、”君にも”とあっても良かったのではないか 「ああ。ありがとう。必ず僕も変わってみせるよ。そうじゃないと、仲間にも、自分にも、そして兄さんにも失礼だ」
ルシウス
03:59:03
「……」と、少し力が緩まったところで (HP:33/62 MP: 防: )
03:59:14
ようやく口を開いた
04:01:51
「訂正するよ。ずっと僕のことを見守ってくれていた……ごほっ、ミカサは。仲間の中でもとりわけ一番大切な……仲間だって……だから、君の横に並び立つためにも。兄さんに並ぶような……男になってみせる……だから……」結構先ほどの拳がきいていたらしい
04:02:49
「後、一発で殴るのは勘弁してほしい……多分、後2回殴られると、またライフォス神殿行きだと思う……ごほっ」と
04:03:57
おそらくこれが現時点での僕の精一杯だろう。検討が外れたら。病院送りだ。半分賭けだ。
ミカサ
04:05:33
「………」 拳をきつくきつく握り締め、力を抜いた。角がみるみる萎んでいく
04:07:44
「私はただ、侮られ、軽んじられた事に激高しただけです。恥ずべき暴力です。そのような拳を二度も振るうは名折れ…」
ルシウス
04:08:59
正直自分の命よりも、どうすればいいのかで必死だったので。出血した口元を押さえながらミカサの話を聞くしかない。
04:09:24
正直、とても恥ずかしいことを言ってしまったのでは…? と、思いつつ
ミカサ
04:09:56
「成程、このように見られているのですね、私は…」
ルシウス
04:11:03
無理だ。分からない。女心など分かるはずがない。静かに述べるミカサを見て。
04:12:33
ただ、間違ってしまったような気もする。と心中思いつつ。
ミカサ
04:12:52
「ルシウス、あの日、あなたに声をかけていただいた恩は忘れません」
04:13:23
「寒梅の枝に込めた思いにも偽りはありません」
04:18:24
「ああ、私は傲慢で狭量な女です」
ルシウス
04:19:16
「……」
ミカサ
04:22:29
「ですが、」
04:24:09
「………いえ、止しましょう。失礼いたしました、ご無礼の段、平にご容赦を」
ルシウス
04:26:01
ですが……の後を考える。一つの仮説が浮かんでしまうが。まさか……いや。と思い抑えた。
04:26:19
「……いや、目が覚めたよ」と、立ち上がろう
ミカサ
04:27:17
「どうぞ、あなたの縁を大切になさってください。 申し訳ございません、私はこれにてお暇させていただきます」
ルシウス
04:27:23
ただ大切な仲間っと言った時からどうにも、動悸がしている。
04:28:05
「ああ……あの件は適当に処理しておくよ」ただしく適当の意味合い
04:29:10
「ミカサ。ごめん、行く前に一つだけ聞かせてくれ」
ミカサ
04:29:32
「何でしょうか」落ちていた帽子を拾い、目深に被ってその場を立ち去ろうとする
ルシウス
04:34:35
「……辛抱強く待ってくれるなら。その期待には……応えたいと思う」
04:34:50
「ごめん。今言えるのはそれだけだ。止めてすまなかった」
04:35:25
と、口を切るのにかなり時間がかかっただろう。が、振り絞るように告げて。
ミカサ
04:36:44
「……」立ち止まり、振り返る。帽子のつばに隠れた表情は伺えない。そのまま何も答えずに立ち去った
ルシウス
04:37:30
立ち上がる。殴られた痛みを。鈍痛と言うべきか。今も感じているが、それ以上に心が痛い。
04:38:06
もしかしたら、そういうことなのかもしれない。もしそれが本当なら、今までの発言から何まで。自分がしてきたことの浅はかさが恥ずかしくなるほど馬鹿らしくなってくる。
04:38:39
「……今は、己を高めるしかないな」だが、彼女の理想は知った。彼女の鬼としての真意を知った。そして足掻くことも決めた。
04:38:58
去っていく鬼の娘を見て。今一度、自分の在り方を考え直すのだった。
04:39:04
 
04:39:08
 
04:39:24
こんなかんじでしょうか。長時間すまねえ
04:39:40
どうして殴られたのか明日まで考えてくださいまし、では
04:39:46
では
04:39:55
解散致しましょう! CCありがとうございました! 寝ます!
SYSTEM
04:40:12
様が退室しました。
04:40:27
お付き合いいただき誠にありがとうございました。
SYSTEM
04:40:31
様が退室しました。
他(NPC)
20回
31回
40回
50回
61回
70回
80回
90回
100回
110回
120回
2回平均4.500
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 61回
50.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 31回
50.00%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 7
0.00%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 6
0.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 6
0.00%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 11
0.00%
6 + 6 = 12
0.00%
合計2回平均4.500
2d6合計分布
20回
0.00%
31回
50.00%
40回
0.00%
50回
0.00%
61回
50.00%
70回
0.00%
80回
0.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
110回
0.00%
120回
0.00%
1/2d6分布
12回
100.00%
21回
50.00%
30回
0.00%
40回
0.00%
51回
50.00%
60回
0.00%
発言統計
その他(NPC)204回88.7%9629文字93.7%
26回11.3%650文字6.3%
合計230回10279文字