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- 2019/06/18◥
- SYSTEM◥
- 11:14:16
- 様が入室しました。
- SYSTEM◥
- 11:16:17
- 様が入室しました。
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- 11:16:23
- よろしくお願いいたします
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- TOPIC◥
- 11:17:42
- イルスファール王国 某所 街はずれ by
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- 11:18:48
- イルスファール王国の某所、街はずれ。いつ誰が始めたのかは定かではないが、そこはなぜか鍛錬がしやすい場所、として定評を得ている。
- 11:19:26
- 一般人があまり来ない事、を想定しているのだろう。そんな場所、早朝、一人の青年がいた。
- 11:20:01
- いつも通りの基礎トレーニングをし、店主に託した手紙が功をそうするか待っているのである。
- 11:20:35
- 本来ならば店でというのが正しいかもしれないが…最近、勇名を広げた彼女、騒がれることも多いと聞いているため、このような手段をとった。
- 11:21:41
- 『お久しぶりです、息災でありましょうか。明朝、鍛錬でもいたしませんか。お渡ししたいものもあります』と大雑把にこのような内容をしたためた手紙を店主に託した次第である。
- 11:24:15
- もっとうまい手段もあっただろうに、とは思わなくはない。
- 11:25:23
- そんなことを考えつつも、いつもの鍛錬と同じように基礎鍛錬は変わらない。
- 11:27:16
- あのシュラの1件以来、どうにも、何かがひっかかっている。悪い意味ではない、動きのキレが前より上がっているのだ。
- ミカサ◥
- 11:27:52
- 「―――」 ザっとその場に姿を現したのは異装の女性だ。色糸や組紐に綴られた具足は身に着けている自信と同じく、美しくもあり、同時に武威をあらわしている。表情は、やや硬い。
- ◥
- 11:28:10
- いや……上がっている、というよりも………戻っている
- 11:29:14
- ミカサの目にも青年が目に入るだろう。基礎鍛錬、流れるような動き、無駄のないソレは日々の繰り返し繰り返しの結実である。
- ミカサ◥
- 11:29:56
- 何しろ、自らの仇と再会したばかりだ。遺恨は無かった。だが、その為人を知り、憤懣を抱いたままであった。
- ガオナ◥
- 11:31:16
- 「あ、ミカサさん、おはようございます!」彼は雰囲気の変化にはすぐに気づいた、が。ゆえにいつも通りに接した。
- ミカサ◥
- 11:31:51
- そして、この場所である。平静でいろというには無理がある。わざとここを指定したのかと勘繰りたくもなるが、そんな事は無いだろう、と思う事にして招待に応じた。
- 11:32:54
- 「……おはようございます、ガオナ様。お招きにあずかり感謝いたします」 気持ちを切り替え、深々と頭を下げる。平常心、平常心だ。
- ガオナ◥
- 11:34:12
- 「こっちこそ、朝早くありがとうっす」ああ、やはり、初めて見た時から思う、彼女は美しい、と。が…。
- ミカサ◥
- 11:36:20
- 「此度は如何なる趣向にございましょう? 渡したいもの、とございましたが…」主題を問う。鍛錬は無心で行えばよい、むしろ此処で行うのは精神修養になるやもしれない。
- ガオナ◥
- 11:38:07
- 「この前依頼で変わった場所行ってきて…たぶん、ミカサさんも行ったことがあるかもしれないっすけど…。そのお土産っす」包みを2つ、彼女に渡した。
- 11:38:40
- 包装はこのあたりでは見慣れないものであろう、そしてミカサにはその包装の仕方に見覚えがあるだろう。
- ミカサ◥
- 11:38:59
- 袱紗にございましょうか
- ガオナ◥
- 11:40:11
- かなぁ。1つは包まれた箱、1つは千代紙でできた包紙?で包んであるイメージ。
- ミカサ◥
- 11:41:21
- 「これは……修羅の地の品にございますか」 故郷を思わせる地の品であり、同時につい先日相対した仇を強く思い起こさせた。声音に硬さが混じる
- ガオナ◥
- 11:42:32
- 「ああ、やっぱり知ってたっすか。俺初めて行ったんすけど、ミカサさんの服装とかとよく似てるなあ、って思ったっす」
- 11:43:48
- 「俺が仕事下の、たまたま治安も悪くないところで、出歩く時間があったんで…それで、買ってきたっす」最も、その選択はまずかっただろうか?と若干不安になる
- ミカサ◥
- 11:44:56
- 「鬼ヶ島と、源流を同じくするのやもしれません……まこと、興味深き地にございます。依頼で訪れられたという事は、シュラに抗う者達への救援にございましょうか」
- ガオナ◥
- 11:45:29
- 「まあ、そんなところっす」仕事の内容なので、詳細は省く。
- 11:45:47
- あ、あけてもらっていいっすよ、と彼は本当に普通である。
- ミカサ◥
- 11:46:22
- 「彼の者達をご支援いただき誠にありがとうございます」深々とお辞儀
- ガオナ◥
- 11:47:24
- 「っと…俺は店主を通して依頼されただけで、あそこが抱える根本的な問題は解決できてないっすし…むしろ、あっちの人たちにいっぱい助けてもらったっす」あせあせ
- 11:47:58
- そう、シノビの対応についてまごついてしまったのは、迷惑をかけたとおもう。
- ミカサ◥
- 11:49:30
- 「そして、お心遣いにも重ねて感謝を…返礼の品と文は日を改めてご用意させていただきたく存じます」 品々を受け取ります、下賜の品であれば目録に目を通すのみで済ませるのですが、立場上、郎党の一員であるので、その場で中身を改めて感謝の意を伝えるのが筋であろう。開封します。
- ガオナ◥
- 11:51:26
- 中身は3つのようである。1つは木でできた櫛、花の彫り物がされている。1つは髪紐。最後の1つは…簪である。
- 11:52:02
- 「そろそろこっちも暑くなってくるっすからね…髪、整える時使ってくれると嬉しいっす」はは…と
- 11:52:33
- 「俺、こんな風に女の人に何か贈るの初めてで…」はは…と頬をかいた
- 11:54:42
- ミカサならばわかるだろうが、どれも上等な品、かつ……仮に簪をさしたとしても、彼女の平素の戦衣装がまとう雰囲気を損ねないであろうことがわかる。
- ミカサ◥
- 11:57:26
- 「まぁ…この櫛は柘植にございましょうか…郷里におりました頃に使っていたものによく似ています。こちらの品々も匠の技が見て取れますね。あの地にも腕の良い職人が多き事」ふ、と笑みを浮かべ
- ガオナ◥
- 11:58:13
- 「あ、すごいっすね」そう、ツゲである。元来あまり贈り物には適さない櫛であるが、古来は魔除けとしての意味合いで使われていた。
- 11:58:32
- 「こっちと全然違うっすよね…俺初めてだったんで、びっくりしたっす」
- 12:02:22
- 「一緒に行った人は武器も買ってたっす」
- ミカサ◥
- 12:02:23
- 「お気持ち、有難く頂戴いたします。忙しき中、わたくしなどの為にお心配りを賜るは、何やら恐縮にございます」
- 12:02:59
- 「まぁ!武具を。どのような品にございましたか? 太刀でしょうか、槍にございましょうか?」
- ガオナ◥
- 12:03:17
- 「はは…お世話になってるのはこっちもっすから。えーっと…たしか、太刀…だったっすかね」
- 12:03:24
- 「一目ぼれしたそうっす」
- 12:05:01
- 「なっかなか行けるとこじゃないっすけど、機会あったら俺もまた行きたいっす」
- ミカサ◥
- 12:05:52
- 「まぁ、それはわたくしも拝見したかったものにございます。どのような業物だったのでしょうか。ああ、懐刀の一つも誂えておくのでした」
- ガオナ◥
- 12:07:52
- 「めっちゃでっけえ刀っすね…アレ振り回せる人、そういないとは思うっす…今度、本人に会ったら聞いてみるっす」
- 12:09:17
- はは、と笑う彼は本当にいつも通り、いつであっても、変わらないソレである。
- ミカサ◥
- 12:09:44
- 「なんと仰る方にございましょうか? ああ、これは不調法にございました。お赦しを」
- ガオナ◥
- 12:10:10
- 「ベルナルドさん、って人っすね」@すごいレアキャラっす…。
- 12:12:03
- 「………笑ってくれてよかったっす」ふ、と違う種類の、ホッとしたような笑みを浮かべた
- ミカサ◥
- 12:12:26
- 「べるな、るど様…縁あらば、お見せいただけるか強請ってみましょうか」 はしたない事ですが、と微笑み
- ガオナ◥
- 12:12:50
- 「いい人だったんで、話せばわかってくれると思うっすよ」俺もまた会ったら言っておくっす、と
- ミカサ◥
- 12:15:05
- 「む」笑ってくれた、という言葉に自分がどのような態度を取っていたかを気付かされる
- ガオナ◥
- 12:15:50
- 「…ミカサさん、実績あげて、魔剣になって、すっげーたくさん冒険してきたと思うっす、雰囲気も、前とちょっと変わ…ああ、悪い意味じゃないっす」
- 12:16:59
- 「その分、色々、考えることとか、悩むこととか、迷うこととかもあると思うっす…ミカサさん、まじめだから、自分で解決しちゃうこともあるとは思うんすけど…」
- ミカサ◥
- 12:17:01
- 「ガオナ様、ご無礼をお詫び申し上げます。お招きにあずかり、このような進物を戴きながら、恥ずべき振る舞いでした」
- ガオナ◥
- 12:17:29
- 「俺でよかったら、こんな風に話したり、気晴らしに鍛錬付き合ったり…俺がしたいっす」
- 12:18:17
- 「いっつも真剣なミカサさんも、戦ってるミカサさんも、真っすぐなミカサさんも綺麗っすけど…やっぱ、笑ってくれるのが、一番、いいっす」
- 12:19:12
- 「上上がると…こう、人の注目も浴びやすいっすからね…気、休まってます?もしそうじゃないなら、気晴らし、付き合うっすよ」
- ミカサ◥
- 12:19:58
- 「ガオナ様はまこと気遣いの方にございますね……日頃よりお世話になってばかり……随分とお恥ずかしいところも見せてしまいました」
- ガオナ◥
- 12:20:11
- 「…俺がミカサさんのこと、好きでやってることっすから、気にしないでいいっすよ」はは…と頬をかいて
- ミカサ◥
- 12:21:36
- 「まぁ、ミカサは果報者にございますね」袖で口元を隠し、微笑む
- ガオナ◥
- 12:24:08
- 「あ、ミカサさん、ソレ、かしてもらっていいっすか?」それ、と箱示して
- 12:24:14
- 簪が入った箱である
- ミカサ◥
- 12:28:48
- 「貸すも何も、まだ頂いたばかりにございますから」どうぞ、と御返しして
- ガオナ◥
- 12:29:29
- 箱を受け取り、中身を取り出し。装飾されている控えめではあるが、赤の山茶花である。 https://hananokotoba.com/sazanka/
- 12:30:24
- 「ちょっと、失礼するっすね」と少しミカサに近づき、花が見えるように、簪を軽く挿した。
- 12:31:18
- あまりに普通だったので、近づかれたことに間際まで気づかれないのはこの青年の特技ともいえる。
- 12:32:13
- 平素はこの様子であるので気にもされていないが…彼の体躯は冒険者らしく、鍛え上げられた武の者のソレである。
- ミカサ◥
- 12:32:34
- 山茶花の飾り、葉物枝物と合わせて活けるのも良さそうか、器は……などと考えていたら
- ガオナ◥
- 12:32:35
- 体躯も、背の高さも、ミカサとは異なるのである。 https://hananokotoba.com/sazanka/
- 12:33:21
- 「…ああ、やっぱり」平素より低めに聞こえるかもしれない
- 12:33:50
- 「綺麗だ」声音にはこらえきれない愛しさがあった。
- ミカサ◥
- 12:34:23
- 「―――!」 髪に挿された感触に、何が起こったのかを知る。失態だ、油断だ、嗚呼、嗚呼
- ガオナ◥
- 12:34:55
- すっと引き抜いて、箱に丁寧に仕舞い、果たして彼はなんでもなかったかのように
- ミカサ◥
- 12:35:54
- 「何をするのですか、この無礼者……!!」 即座に角が伸びる。太眉をキリリと吊り上げ、怒りを露わにした。
- ガオナ◥
- 12:36:02
- 「やっぱ似合うっすね、赤」
- 12:36:19
- 「あ…ごめんなさい、突然で驚かせて」そこは詫びた
- 12:37:19
- 申し訳ないと思う声音である。なお、焦りは、ない。
- 12:38:13
- 「突然触ったのはだめっすね…」俺が悪いっす、と反省。
- ミカサ◥
- 12:38:24
- 「突然? 驚かせて…? 謝れば良いというものではありません! おなごの髪に気安く触れようなどとは、どういう了見ですか…!!」
- ガオナ◥
- 12:40:17
- 「さしてみたらどうかなって思って…断りもなく気安く触れたのは俺が悪いっす…申し訳ないっす」
- 12:40:56
- そこに逃げようという気はない。
- 12:41:11
- 言い訳をしようという気もない。
- 12:41:34
- ただただ、この青年も目の前の少女と同様、まっすぐなのであった。
- ミカサ◥
- 12:42:06
- 近頃は心搔き乱される幾つかの事柄が重なり、気もそぞろになりがちであった。憤激には訳がある。
- 12:43:37
- 「枝ぶりが美しいからと断りもなく手折るが如き所業と知りなさい。……次は赦しません」
- ガオナ◥
- 12:43:41
- そう
- 12:44:25
- 「好きな人がどう思うか気持ちを考えなかった俺が悪いっす…了解っす」反省はしている
- ミカサ◥
- 12:45:28
- 「………」
- 12:47:54
- その言葉がが届いたのかどうか、怒りのままに伸びた青白い双角がするすると収まっていく
- ガオナ◥
- 12:48:50
- 「怒りはもっともっす…ぶん殴ってくれてもいいっす…ただ、品はいい物で…きっと、ミカサさんにも似合うと思うんで、使ってくれると…」物に罪はない
- 12:50:05
- その言葉に嘘はない。言葉とその目からミカサならばわかるだろう。
- ミカサ◥
- 12:50:13
- 「ガオナ様、諸々のお心遣い、誠に有り難く―――」簪を外し、箱を包んでいた袱紗に包んで箱へとしまう
- ガオナ◥
- 12:51:16
- 「貴方が好きでやってることっすから」
- 12:52:05
- 駆け引きも知らぬ、小賢しく女を怒らせた結果どう許してもらおうとも思わぬ、それがこの青年である
- ミカサ◥
- 12:52:05
- 「なれど、此度はこの品のみ、受け取らせていただきます」 まだ、己の身に触れていない櫛と髪紐を返し
- ガオナ◥
- 12:52:34
- 「了解っす」自分の咎だ、甘んじて受けよう
- 12:53:38
- 謝罪こそすれ、許しまでは請わぬ、なぜなら許す許さないの主導権を握っているのはミカサなのだから
- ミカサ◥
- 12:55:38
- 「身勝手で傲慢な女とお思いになるでしょう。しかし、好きだから、などという言葉を言い訳にするものは、わたくしは好みません」
- ガオナ◥
- 12:56:59
- 「ああ、やっていいことと悪いことも、俺がやらかしたのが悪いことっていうのもわかってるっす」
- ミカサ◥
- 12:57:34
- 「鍛錬のお誘い、ありがとうございました。誠に申し訳ございませんが、此度は之にてお暇させていただきます」
- ガオナ◥
- 12:59:14
- 「わかったっす」それに異はない
- ミカサ◥
- 13:01:10
- 「では、失礼――」 来た時よりも硬い表情でその場を後にしました
- ガオナ◥
- 13:01:52
- 「………んー、やらかしたな」
- 13:02:30
- ミカサが離れてから、彼はそう呟いた。見抜かれてはいないと思うが。
- 13:03:56
- 途中まではうまくいっていたのに、思ったよりも理性があった。侮った、といえばそこまでであるが。
- 13:06:41
- あるいは……簪を挿した時に、……とした事を気取られたか…?いや、それはない。
- 13:07:52
- 彼が積み上げてきたものを利用するのは心苦しくないと言えばウソになるが…ああ、本当に。
- 13:08:56
- 「…またやりたいなあ」でないと本当に腕が鈍りそうだ。
- 13:10:33
- などとつぶやき、返されたソレを包みなおし、再び鍛錬を再開するのであった。
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- 13:11:00
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- 13:11:00
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- 13:11:01
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- 13:11:05
- お疲れさまでした。
- ミカサ◥
- 13:11:23
- ご苦労でした(ツン
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- 13:12:27
- あのような不埒者であったとは…誅滅、誅滅しなければなりますまい
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- 13:12:34
- 今度はイクサバで会いましょう。はは
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- 13:12:53
- 次は容赦しません!
- 13:13:11
- 覚悟の用意をしておくことです!!
- SYSTEM◥
- 13:13:16
- 様が退室しました。
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- 13:13:47
- 学習はする男です。容易にふれれば目的が遠のくことを知った、ならば別の手段を講じましょう。
- SYSTEM◥
- 13:13:55
- 様が退室しました。
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発言統計 |
その他(NPC) | 102回 | 81.6% | 4748文字 | 87.7% |
| 23回 | 18.4% | 668文字 | 12.3% |
合計 | 125回 | 5416文字 |