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20190623X_1

2019/06/23
SYSTEM
15:16:05
 様が入室しました。
SYSTEM
15:16:25
 様が入室しました。
 
15:16:38
何処で何をするかは任せた。
エナ
15:17:08
し、仕方ないわね
 
15:17:21
 
15:17:23
 
15:18:07
前日の事だ。亜麻色の髪の少女はシンの部屋を訪ねてくるなり、明日の予定を尋ねてきた。
15:18:52
以前にもあった流れだが、その時はお互いの関係も大きく変わっている。
15:19:50
そう、今回は紛れもなく、隠しようもない、デートの誘いであった。
15:19:53
 
15:19:54
 
TOPIC
15:20:26
王都イルスファール、王城前広場 by  
 
15:21:17
ここは王都イルスファールの中心。目の前には王城が聳え建ち、周辺には各省庁の建物が並ぶ紛れもない一等地だ。
15:21:25
北側には大店が軒を連ねる王城前の広場には噴水が設けられ、市民たちの憩いの場になっている。
15:21:39
あちこちに屋台が出ているが、一般住宅街に出店しているものとは一回りも二回りも質が違う。
15:22:48
軽食を扱う店、飲み物を扱う店、切り花を売る店、様々な店が並んでいる。
15:24:09
そんな中、噴水の前で1人の少女がそわそわと落ち着かない様子で待っている。
15:27:32
肩口がメッシュになった花柄のワンピースに薄く透けたショールを羽織った亜麻色の髪の少女は、手持無沙汰なのか帽子を手に持ったり被り直したりと忙しない。
 
15:29:42
王城前広場の人の往来は激しい。少女の目的の人物らしき影はまだ見えない。
エナ
15:29:45
「……」ああ、やっぱり帽子はいらなかったのでは。それに料理も用意していない、そもそも何処に行くかも決めていない。ああ、無計画だ、無謀だ。どうしてこんなことに
 
15:31:07
道行く人々の視線が時折少女へと向けられるが、恐らくうつむいている彼女はそれには気付かないだろう。
15:31:51
やがて、俯いたまま自分の行動を悔いている少女の肩に、ぽん、と手が置かれた。
エナ
15:32:44
「……」それもこれも友人たちが悪い。せっかく誂えたのだから見せるべきだ、などと。やたらと褒めて持ち上げるものだから、その気になってしまったが、やはり身内の贔屓目というものもあるし、実際のところは似合っていると言えるのだろうか
15:32:57
「ひゃっ」
シン
15:34:41
「すまない、待たせたね」 肩に置かれた手の主は、少女が驚いたような声をあえた事に、ほんの少しばかり満足げに頷き、いつもと変わらぬ様子で謝罪を告げた。
エナ
15:34:41
こう見えて、少女は白兵戦の心得こそないものの、斥候術に長け、危険への感知能力も高い。その少女がこうも容易く接触を許すという事は、相手が余程の熟練の隠密術を会得しているか、或いは――
15:36:23
あるいは、無意識にその気配を危険と捉えていないか、だ。
15:37:38
「ま、待ってないわよ、別に。それより、先に声くらいかけなさいよね」そろりと振り返り、相手の姿を認めると表情が緩み、すぐに顰められる。どう見ても意図的なものだが
シン
15:37:51
依頼に出る時とは違い、襟付きの葡萄酒色のシンプルなシャツに、黒のロングパンツ。脚には武器として身につけているような脚甲ではなく、ショートブーツと、シンプルかつラフな格好だ。
15:38:24
「普通に声を掛けるのも、芸が無いと思ってね」
エナ
15:39:53
「芸が見せたかったら、そこの噴水に頭から飛び込んでいってどうぞ」
シン
15:40:56
「君に迷惑を掛ける事はしたくないな」 苦笑を返し、改めて目の前の少女の格好を見る。 「いつもと随分雰囲気が変わっているが、よく似合っているね」
エナ
15:43:41
「いかにもって感じでしょ…? まぁ、でも、その…こういうのも、いつかって思ってたし……ありがと…」ありがとうと言いつつ、メッシュ越しに覗く肩口や鎖骨が恥ずかしいのか帽子を持ち上げて隠しつつ
15:44:02
「きょ、今日はあの辛気臭いフードは無いのね。一目を引くわよ…?」
シン
15:45:46
「ああ。いかにもいつもとは違うデートらしくて、少し緊張してきてしまうな」 そう返す表情には、やはりあまり変化はないように思えるのだが。
15:46:30
「君と歩くのにフードを被っていたら、それこそ目立ってしまうだろうからね。それに、今日人目を引くのは俺の方じゃなくて、君の方だと思うよ」
エナ
15:48:55
「い、いつもも何もないでしょ! その、正式な…その、あれは…は、はじめてなんだから」デート、と言葉にするのが恥ずかしくなって帽子を顔のところまで持ち上げる。帽子や服に香水を振りかけているのか、ふわりと甘い香りが漂う。ヘリオトロープだろうか
15:50:41
「ひ、人目? なんかおかしいところある‥?」キョロキョロと周りを見る
シン
15:51:51
「日常、という意味でね」 いつもは切った張ったの依頼に出る身。小洒落た衣服を着て出掛けることなど滅多にない。 「俺も初めてだよ。こうして、意中の相手と出掛けるのはね」 漂ってくる香りに、少し鼻が動く。バニラのような甘い香り、彼女のチョイスではなく、誰かの入れ知恵だろうか。
15:52:21
「おかしいところがないから、人目を引くんだよ。可愛らしい、ということだ」
エナ
15:54:46
「あ、あなたがそう感じるっていうのなら……これで、正解だったかも…えへへ…」ああ、レナ、マリヤ、余計な事をして!だなんて思ってごめんなさい、ありがとう
シン
15:56:40
「ああ、惚れ直したよ」 しれっと、エナが赤面してしまいそうな事を言ってみせる。もちろんわざとだ。 「勿論、見慣れた格好の君も素敵だと思うけどね」
エナ
15:58:11
「一々口にしないで良いってば、う、嬉しいけど……わ、分かってやってるでしょ…っ」
シン
15:59:05
「当然、分かってやっているよ。そういう君の反応を見るのも好きだからね」
15:59:39
「さて、どうしようか。これだけ屋台が出ているんだし、何か軽く食べながら何処に行くか考えてみるかい」
エナ
16:00:39
「趣味、悪い…っ」
シン
16:01:28
「直した方が良いと言われたら、直す努力はするよ」
エナ
16:03:46
「……」直せとは言わない。こういうやり取りが何だかんだと嫌いではないから。けど、直さなくて良い、と口にするのも癪なので帽子を目深に被って黙り込むのだ
16:05:07
「これなら、トマトをふんだんに使ったフルコースでも用意してやれば良かったわ」フン
シン
16:05:53
「それで調子を崩して介抱してもらえるというのなら、それはそれで悪くないかな」
16:06:23
「ほら、エナ」 人の往来が激しい此処では、本名で呼ぶのは避けた方がいいだろう。いつもどおりの名前を呼びながら、手を差し出した。
エナ
16:07:48
「調子…崩れるくらい駄目なの…? こ、この間。大丈夫だった?」自分で煽っておきながら、相手の軽口に不安げになってしまう。
16:08:50
「え、あ…うん」そういう時は決まって殊勝に、素直に従うのだ。差し出された手にそっと手の伸ばし
シン
16:08:58
「流石にそこまでではないさ。単純に味や食感、風味が苦手だというだけだからね」
エナ
16:10:20
「そ、そう…良かった…あれから調べたら、中には合わない食材を口にすると、それだけで体調を崩す人もいるって言うから…」
シン
16:10:28
「俺も異性と”普通”なデートというのはしたことがなくてね。多少の不満には目を瞑ってくれると助かるよ。……ああ、改善すべき所はどんどん口にしてくれて構わないけどね」
16:11:00
差し出された手に手を重ねて、指を絡めるように握った。
16:11:41
「幸い、俺はそこまでではないみたいだ」
エナ
16:13:04
「それって、普通じゃないのは……―――!」言葉尻を捕まえているだけだという自覚はあるが、”普通”という言葉に反応してつい疑いを口にしてしまう。が、そんな疑念も”普通ではない”手の結び方で吹き飛んでしまった。何これ、凄く恥ずかしい、嬉しい
シン
16:15:01
「仕事柄、見せかけのそれをしたことはあってね。周りに居た異性が癖のある人が多いのも相俟って、あまり異性は得意ではなかったんだ」 言外に異性として意識した、好きになった人間はいなかったと告げつつ、手を引いて、並び立つように歩き始める。
エナ
16:17:39
「……」見せかけ、周りに居た異性、なんて気になる言葉はあったが、深く結んだ手を中心に体全体がじんわりと熱を帯びたような心持だ。
16:19:11
「その……迷惑、じゃなかった…? また、突然だったし」
シン
16:20:03
「そんなことはないから心配しなくていいよ。予定があったわけでもない」
16:20:24
「そんな日に君から誘ってもらえるのは、迷惑どころかとても嬉しいよ」
エナ
16:23:50
「この服…ね、レナとマリヤの差し金なの…感謝はしてるんだけど、こう、焚き付けられたっていうか、背中を押して貰ったっていうか…ああ、ええと、そうじゃなくて、わ、私は、機会があればもっと居たいって、思うし、その、ええと、あれ、」何の話だったろうか
シン
16:25:41
「ああ、彼女たちの」 とは言ってみるものの、概ね察してはいたことだ。エナ一人で選んだにしては、やや大胆過ぎる所がある。 「勿論、俺もそう思う。落ち着いたら、もう少し広い部屋を二人で借りてもいいと思っているしね」
エナ
16:27:22
「へ、部屋…そ、それって」ああ、期待しちゃ駄目だ。これじゃあまるで強請っているみたいだ、
シン
16:28:35
「冒険者は稼ぎも悪くないしね。お互いの私室も用意できるような広い所も、問題なく借りられるだろう」
エナ
16:31:08
「そ、そうね、なんなら、こっちで用立てだっていいし。前衛と違って、そこまで出費が酷くないし、お、お金ならあるから」
シン
16:32:01
「そこは折半にさせてくれ。お互いでお互いを背負うという約束だろう?」
エナ
16:33:48
「う、うん…」 そう、今は偶々備えがあるというだけで決して余裕があるわけでもない。何を言っているのか、我ながら
シン
16:34:59
「前衛としては、俺もそこまで金を使う方でもないしね。生活費も捻出出来ないような浪費家だと思われてしまうのも心外だ」 後半は冗談らしく言いつつ、エナの手を引いて歩き、ひとつの屋台の前までやってきた。
エナ
16:36:39
「そういうつもりじゃ……あ」立ち止まったと思えば目の前には一つの屋台。
シン
16:36:46
屋台の主と言葉を交わししばらくして、包み紙に挟まれた何かをひとつ、エナへと差し出した。
16:37:27
トルティーヤと呼ばれる薄焼きのパンに、挽肉やチーズ、レタスなどの野菜を挟み込んだ軽食だ。
エナ
16:41:14
「ありがと……こういうのもあるのね。 あ、ちょっと待ってて」差し出されたそれを興味深げに見る。それから気付いて辺りを見回すとすぐ隣に飲み物の屋台を見つけてそちらへ向かった
シン
16:41:57
「ああ。さっき歩いていた人が食べていて気になって――おっと」 手が離れてしまった。
エナ
16:43:59
「ごめん、お待たせ」両手に木製のコップ(あとで返却する)を持って戻って来た。冷たいミルクティーのようだ
16:45:00
折半という言葉が頭にあったので、せめて飲み物くらいは、と思った次第だ
シン
16:45:13
「ああ、ありがとう」 それを受け取り、あたりを見回す。 「あそこのベンチにでも座って食べようか」
エナ
16:46:13
「信じられる?これ一個4ガメルもするのよ。どこの国のお茶か知らないけど、中々強気な商売よね」
シン
16:47:11
「これで、か。……それだけ美味しいのか、貴重な材料でも使っているのかな」 値段を教えられ、しげしげとそれを眺めてみる。 「期待できそうだね」
エナ
16:49:42
「なんだかあまり聞いた事の無い名前がついてたのよね……なんでスプーン…?」木製のコップには柄の長いスプーンが差してあった。かき混ぜて飲めというのだろうか
シン
16:51:32
「君も知らないような飲み物か。最近王都に入ってきたものかな」 怪訝そうにコップとスプーンを見つめるエナを横から微笑ましく眺めながら、ベンチへと先導する。 「ほら、エナ」 特に汚れたりしていないことを確認すると、座るように促す。
エナ
16:53:34
「そっちのパンもちょっと変わってるわね…クレープに似てる…? え?あ、ああ…ありがと」今度はトルティーヤの方に興味を向け、眺めていたが、着席を促され、その自然な確認と誘導に気遣いを感じてまた口元がにやけそうになる
シン
16:55:38
「ああ。こういう時に手軽に食べるにはもってこいだと思ってね」 手も汚れづらいし。エナが座るのを確認したら、此方も隣に腰を掛けて。
エナ
16:56:48
「中にトマトが入っていないかちゃんと確認したの?」帽子を脱いで汚れないように小脇に置いて、悪戯気な笑みを浮かべて覗き込む
シン
16:58:47
「具には入っていないことは確認済みだよ」 目を細めて、口元に笑みを浮かべるエナの表情、恐らくは自分のみが知るだろうそれに、胸が高鳴るのを感じる。そんな気持ちをずっと感じていることが、具以外への確認を怠らせたのかもしれない――
エナ
17:02:20
「ほんとぉ? そんなこと言って、一回やらかしてるんでしょ? 観念して慣れちゃいなさいよ、いっそ」 表面的には現れていない青年の胸の高鳴りに気付かず、トルティーヤに口をつける
17:03:22
「あ、これ…小麦のパンじゃない…? なんだろう、香りからすると…トウモロコシ? それに、このソース……」
シン
17:03:57
「慣れられるならもう慣れているよ」 それが出来ないから苦労しているんだと、やや困った声色で返して、エナに続いて此方も口をつけた。
17:05:25
「…………」 一般的なパンとは異なる香り、中の具を噛み締めた食感。そこまでは問題ない。しかし、噛むのに合わせて口の中へ広がって来るソースの風味……
17:07:10
「………………」 ソースに混ざっているくらいなら、何とか食べられないことはない。ないが、微かに顔を顰めた。
エナ
17:08:44
「………」 味覚には自信がある。これはトマトをベースにニンニクなどを盛り込んだ辛めのソースだ。薄い生地と野菜や肉とよく合っている。だが
17:09:31
「え、ええと、ちょ、ちょっと辛いわね、これ!ほ、ほら、飲み物、飲み物を飲みましょう!」
17:10:37
そう言って木製のコップに入ったミルクティー??をスプーンでかき混ぜる  「…‥‥ん?」
シン
17:10:56
「……あ、ああ、そうだね」 普段ならどうとも思わないが、エナの前だ。大見得を切った手前、泣き言を言うのもどうかと思う。彼女の言葉にうなずくと、木製のコップに口をつけようとして。 「どうした?」
エナ
17:11:27
何だろう、このスプーンにかかる微妙な抵抗は何かが入っている? 氷? 浮いてこないのはおかしい
シン
17:12:24
こちらも同じく、スプーンを手にコップの中をつついてから、それを掬い上げてみる。」
エナ
17:12:45
「え?いや、なんか微妙に…重……」スプーンでかき混ぜていると、濁った茶色の液体の表面に一瞬何か居てはならないものの姿が見えた
シン
17:13:16
「何か入っているようだけど――……エナ?」
エナ
17:15:33
「うえぇ……な、なにこれぇ…」 恐る恐る底からスプーンですくい取ったソレは……小粒で半透明のぷるんとした何かだ……何に一番よく似ているかと云えば……
シン
17:17:11
「……」 何かの卵のようにも見えるが、流石にそれは口に出すまい。
エナ
17:18:00
「み、ミルクティーよね、これ…匂いは…じゃあ、コレは……?」
シン
17:18:34
「どれ、食べてみようか」
17:19:03
ぷるぷると手を震わせて謎の物体を眺めるエナをよそに、掬ったそれを口に放り込んでみた。
エナ
17:19:22
カップに恐る恐る顔を近づけて匂いを嗅げば確かに茶葉とミルクの香りがする。だが、そのナニかからは匂いらしい匂いもしない…
シン
17:19:57
もちもちとした食感に、噛むたびにじんわりと微妙な甘みが出てくる。ミルクティーに浸されていたことで、その風味も舌に広がってくるのは、意外と悪くはない。
17:20:32
「これは……芋か何かか? 分からないが、食べられないことはなさそうだ」
エナ
17:20:59
「だ、大丈夫なの……? 芋…? えぇ……ミルクティーに…?」
シン
17:21:39
「少なくとも、俺はそう嫌いじゃないな」 トマトよりはずっと食べられそうだ。
エナ
17:23:18
「……」ごくりと唾を飲み込む、見た目は完全にアウト寄りだが、考えてみればこの王城前広場で店を構えているのだ。4ガメルもしたのだ。よもや食べられない・食べてはいけないものなど出すまい。そんな風に自分を納得させ
シン
17:23:47
「何なら、俺が掬って食べさせてあげようか」
17:24:06
謎の物体を前に悩むエナの背中を押す(?)ために、冗談とも本気とも取れない様子で言った。
エナ
17:24:36
「い、いいわよ!こ、このくらい自分で食べられるから…っ」 スプーンで掬ったソレを見ないように硬く目を瞑って、震える手で口元に運ぶ
シン
17:25:13
「それは残念だ」
17:26:03
顔に出やすい人間だったなら、今にもそのエナの様子に笑ってしまっていただろう。意を決してそれを口へ運ぶエナの様子を、微笑ましく見守る。
エナ
17:28:41
「……は、む……???」 目を瞑ったまま口の中に放り込んだソレを咀嚼する。見た目通りと云えば見た目通りの感触だが、塩入りした豆だと思っていたものが甘く煮た豆だったかのようなギャップを感じる
17:29:26
「……ええと、食べ…られなく?はないわね…えぇ…」
シン
17:29:51
「ミルクティーに入れる必要があるかと言われると何とも言えないが、そう悪くはないだろう?」
エナ
17:30:52
「そ、そうね…ええ、クリームか何かとなら、合う…のかも…?」
シン
17:31:49
「こういう未知の体験が出来たという意味では、確かに4ガメル分の価値はあったかもしれないな」
17:32:13
そう言って、ミルクティーを口にして、喉を通す。
17:32:43
飲んで、一呼吸を置いてから、トルティーヤを見た。 「……問題は、こっちだな」
エナ
17:33:35
「見た目さえもう少しまともなら、ね……ふ、ふふ」ビックリもしたし、好みかと言われると微妙な線だが、なんというかこう、悪くない。体験としての感想になるが……二人でいる、という前提の
17:33:57
「それ、私…食べようか? 何か別のを買ってくればいいわ」
シン
17:34:08
「見た目がこれだからこそ楽しめたという面もあると思うよ」
17:34:38
「いや、君の分もある以上、押し付けるわけにもいかない。選んだのは俺だしね」
エナ
17:34:52
「もう、いっそ、ここの屋台で食事にしちゃいましょう。一度やってみたかったのよね、そういうの」
シン
17:36:12
「そうだね。そうしようか。のんびり食事を摂りながら過ごすというのも、二人なら楽しそうだ」
エナ
17:36:33
「我慢してまで食べるものじゃないでしょ?美味しく食べられる人が食べた方が無駄が無いわ」
17:37:21
「私、この味、好きだわ」と、自分の分を早々に平らげてしまう
シン
17:37:47
「君にも、観念して慣れてしまえと言われたしな。努力くらいはしてみたいんだ」
17:38:01
そう言って、また一口食べ進めて。
17:38:35
やや時間を掛けて咀嚼し、呑み込んでから。 「……代わりに、今日の夜は君の手料理を食べさせてくれ、と言ったら怒るかい」
エナ
17:41:21
「よ、夜…!? えぇ、そんな、いきなり……材料とか、レシピとか用意が…そ、外で何か食べに行く方が良いんじゃ…」 料理は苦手ではないが、入念に準備をして臨むタイプで、応用には欠けるのだ。急に言われて豪華な食事を用意できる自信はない
シン
17:42:23
「そんな身構えて用意して欲しいわけじゃない。君の作り慣れたものがいいかな」
17:42:35
「急な頼みだとは分かっているから、無理にとは言わないよ」
エナ
17:44:52
「……あ、あんまり期待しないで頂戴ね? レパートリー、そんなに多くないん、だから」 結局、答えはイエスだ
SYSTEM
17:46:41
 様が入室しました。
シン
17:46:44
「そこで期待しないというのは、逆に君に対して失礼じゃないか。気負う必要はないけど、ね」 言うと、トルティーヤを食べ進め、すべて平らげてから、口を潤した。
17:47:38
「さて……じゃあ、このままこの辺りの屋台で食事にして、買い物にでも回ろうか。時間があれば、さっき言っていた部屋を軽く探してみるのもいいな」
エナ
17:48:00
「は、ハードルを上げるなって言ってるのよ、もう…」むくれてそっぽを向いて見せた。怒っているわけではない
シン
17:49:32
「そういうところだよ」 それが見たいから、ついついこういう事を言ってしまうんだ。
エナ
17:49:36
「へ、部屋って、ま、まだ早くない…?」 カーッと赤くなり、目を泳がせる。だが、”まだ”なのだ
シン
17:51:23
「条件の良い部屋を探すとなると、時間も掛かるだろうからね。早めに探し始めておいて、損はないさ」 飲み物も飲み干し、中の謎の物体もすべて食べ終えると、片手をエナに差し出した。 「さあ、いこうか」
エナ
17:52:45
「う、うん……」 同じく飲み物と謎の物体をもきゅもきゅと片付け、手を取って
シン
17:53:57
エナを優しく立たせると、その辺りの屋台を見て回り、食事を楽しんでから、日が暮れるまでの間ゆっくりと二人の時間を楽しんだ。
 
17:54:02
 
17:54:03
 
シドー
17:54:53
「… … …」 
17:55:15
見知った久々の顔が二人いたのだ。声をかけようとしたのだ。だが…俺は出来なかった。なぜなら
17:55:31
「…甘っ」   ――だった、からだ。
17:56:07
「…帰るか。にしてもなあ、あの二人かぁ…」 俺は通りすがり。踵を返して歩き出した
 
17:57:06
 
17:57:07
 
17:57:12
( ˘ω˘)お付き合いありがとうございました。
17:57:22
( ˘ω˘)他と違って健全なお付き合いだ。
 
17:57:59
間が悪くてすまなかったな
エナ
17:58:06
(*ノωノ)破廉恥なバーサーカー共が多すぎよ
 
17:58:20
チンピラの出番はまた次さ。
17:58:24
まったくだ。
 
17:58:24
貴方は良い仕事をしたわ
 
17:58:34
ではまた会おう――
SYSTEM
17:58:36
 様が退室しました。
SYSTEM
17:58:39
 様が退室しました。
 
17:58:41
('ω')ノ
SYSTEM
17:58:43
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)132回82.0%7321文字91.8%
 29回18.0%655文字8.2%
合計161回7976文字