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20190916Y_0

2019/09/16
SYSTEM
00:25:12
 様が入室しました。
SYSTEM
00:25:43
 様が入室しました。
 
00:26:09
うむ
 
00:26:18
うむ
 
00:26:28
星の標にでもいるわ。
 
00:26:53
私は目的のものが見つかるまで通うからな 遭遇するだろう
 
00:26:59
 
00:27:01
 
00:27:18
〈星の標〉深夜
00:28:00
人も寝静まり、酒盛りをしていた面々もすっかり捌けて、店内は静かな空気に包まれている。
00:28:54
従業員たちが就寝前に明日の準備に勤しむ中、開放されている酒場部分には、ごく少数だが客もいる。
レティシア
00:30:09
その中の一人、銀色の髪の娘は、テーブル席に一冊の本を広げ、丁寧な字で何かを書き記していた。
00:31:31
書いているのは、育った故郷を出てから、妹とその相棒である大狼と共に歩んできた旅程の関わるもの。いわゆる紀行文というやつだ。
00:34:35
使用している本は、2冊ある。1冊はごく普通の、旅行中の出来事や見た風景、伝聞した事のメモや感想などが書き記してある。
00:35:55
もう1冊は、自分の目的に関わることを記したもの。復讐すべき相手についての事や父が行っていた研究についてのことが書かれる――ようになる予定だ。
 
00:36:32
店内の静寂を破るように 控えめにからんとドアベルが鳴る
レティシア
00:36:44
あいにく、後者についてはまだ大した情報もなく、大してページも埋まっていない。誰に見せるものでもないのだから、それで構いはしない。
00:37:26
乾いた音に、ぴくんと耳が反応して、背が自然と伸びた。
ウィンター
00:38:02
「……」深夜となると疲れでそのまま部屋に直行するもの等が居るだろうが、 長い銀髪の男はそう言った素振りを見せないまま ゆっくりと店内を見回した
00:38:33
そもそもここは定宿と言う訳でもない。この時間帯にも来る、奇特な探し屋の噂を耳にしたからこそだった
レティシア
00:38:42
入ってきた男の姿を見ると、無意識のうちに目を細める。
ウィンター
00:39:38
「……デマか。はたまた間が悪かったか」そのような者は居なさそうだった 1人呟くと そのまま入店していく
レティシア
00:40:31
「何を探しているのかしら?」 男との距離が詰まってくると、立ち上がり、その行手を阻むように声を投げかけた。
ウィンター
00:41:19
「……」立ち止まり、声の方を見ると 片眉が上がる
レティシア
00:41:59
「御機嫌よう。こんな深夜に来店なんて、ご苦労なことね」
ウィンター
00:42:00
「……なに、お前には関係ないものさ」
00:42:35
「ごきげんよう」整った所作で挨拶を返して見せる 丁寧過ぎて、嫌みなほどに
レティシア
00:43:32
「……」 嫌味に対して嫌味で返され、表情が険しくなる。 「そうね。貴方の探しているものになんて興味はないし、例え知っていたとしても教える事はないわ」
ウィンター
00:44:18
「予め聞く事などないだろうが、教えて貰えて助かるな」
レティシア
00:45:54
「どうせろくでもない目的なのでしょう」
ウィンター
00:47:25
淡々とした口調で返して 準備に忙しい店員にワインを一杯注文する 「……」一瞥だけ向けて 「…お前から見たらそうかもしれんな」
レティシア
00:48:06
「私から見て? 人殺しなんて、誰から見てもろくでもないわ」
ウィンター
00:50:04
「……」ふむ、と その言葉を受け取って 「そうだな。だが私は斬る相手を選ぶよ」
レティシア
00:51:20
「……へぇ?」 ぴくりと片眉が動いた。腕を組み、威圧的な視線を向けながら問う。 「どういう相手ならば斬るというのかしら」
ウィンター
00:51:31
「私の目的のために邪魔が入るのであれば、躊躇なくな」
00:52:44
「だが…手段を目的としたことはない」 注文通りのワインが渡されると 近くの席について ゆっくりと舌で転がすように飲み始める
レティシア
00:52:51
「そう……。その妨害者を排除するためなら、誰とでも手を組むし、罪のない相手だって殺すというわけ」
ウィンター
00:54:08
「……」決めつけるような言葉に ふぅん、と言った様子で 「罪のない相手、か」
レティシア
00:55:05
「ええ。ごく普通の、家族と幸せな生活を送っているような人でも、貴方が邪魔だと判断すれば殺すのでしょう?」
ウィンター
00:55:53
「……どうだろうな。その時にならないと判断はつかんよ」半分ほど飲むと 一息に呷る
00:56:38
「だが……そうだな、報いは受けるだろう。人にしろ国にしろ」
00:57:19
「誰かの犠牲の上で胡坐をかくものは、ろくでもない滅び方をするものだ」
レティシア
00:58:01
「だったら――」 ぐい、と横から襟を掴んで。 「その報いを受けて今死んでくれと言ったら、死んでくれるのかしら」
ウィンター
00:59:34
「──呑んでるのは私だけではなかったか」一瞬息が詰まったがために言葉が出るのは遅かったが、その精神的姿勢を崩す事はなく 「酔っているなら、店員を呼ぶが?」
レティシア
01:00:04
「お生憎様。素面よ」
01:00:58
襟から手を放すことなく、じっと睨むような視線で見つめる。
ウィンター
01:01:06
「酔っていることにするのだったら、酔っ払いの戯言と言う事で許してやろうと思っただけだ」襟元を掴む手の手首を掴んで
レティシア
01:02:21
「許さなければ、どうするつもり?」
ウィンター
01:03:36
冷たい視線を返す 「自衛の為に行動させて貰うだけだが。ヒステリーを起こした女程、始末に負えないものはないのでな」
レティシア
01:04:46
「私は冷静よ。貴方が報いを受けるつもりはあると言ったから、それを受けたらどうだと言っただけ」
ウィンター
01:05:27
「…冷静と言うなら、不文律を考慮すべきだろうな」
レティシア
01:06:07
「……あら、女に襟を掴まれたくらいで暴力を振るわれたとでも言うの?」
ウィンター
01:06:19
「冒険者同士が店内で相争う。店主が出て来ればお互い困るだろう」
01:06:47
「それで済む剣幕ではないように見えるのでな」
01:07:10
「それとも、脅しだけで済ませてくれるお優しい性格をしているのか」
レティシア
01:07:36
「……ふん、人殺しが冒険者の掟だなんて、よく言うわ」
01:08:52
「此処ではこれ以上の手は出さないわ。妹にまで迷惑を掛けるわけにはいかないもの」
ウィンター
01:09:13
「なるほど、冷静だ」
レティシア
01:10:02
「否定もしなければ、何の事だと聞き返したりもしないのね」
ウィンター
01:10:16
「そういう手合いが多いものでな」
01:10:34
「どのことだ、等と問おうにも、私自身が把握していない」
01:10:52
「それに興味もない」
レティシア
01:12:12
――……」 急激に頭に血が上る。襟を掴んだままの手に力が篭もり、危うくそれを男の体ごと持ち上げる所だった。 「……そうね、殺した側からすればそうなんでしょう」
01:13:11
「けれど、殺された側は何があっても忘れないわ。何があっても、一生恨み続けるでしょう」
ウィンター
01:15:28
「……」表情を崩さず 「…そうかもしれんな」
01:16:07
「だがその一生は、」
01:16:55
「きっと他人よりも暗いままだろうよ」
レティシア
01:18:07
「その恨みが晴らされれば明るくなるわ。少なくとも、今よりはずっとね」
ウィンター
01:20:10
「生涯を続けて恨み続けるのだろう?」恨む相手がいなくなったら困るのではないか、と 「──私はそんなのはごめんだがね」
SYSTEM
01:20:44
様が入室しました。
ウィンター
01:20:56
「絶対に目的を果たして…帰る。居るべき場所に」
レティシア
01:22:20
「ッ……この――!」 襟を掴んでいない方の手が振り上げられる。血が滲む程に握りしめたそれを、思い切り振り下ろして――テーブルの上が大きく揺れた。
01:23:19
「だったら、私は絶対に貴方を殺すわ。……そんな場所に貴方を帰らせなんてしない」
01:23:55
「その前に貴方を殺して、貴方の生きた意味をすべて奪ってあげる」
ウィンター
01:25:22
「……生きた、意味ね」自嘲気味に笑って
ミレイユ
01:26:09
そんな険悪な空気が漂う深夜の店内に、もう一人、銀色の髪の少女が現れた。レティシアの妹、ミレイユだ。
ウィンター
01:26:40
「お前に殺されるのであれば、それこそ無意味なものだろうさ」
レティシア
01:27:45
「……それを聞いて安心したわ。貴方にそれだけの苦痛を与えられるのなら、私が殺す意味がある」
ウィンター
01:28:33
「意味を見出して貰えて光栄だ」 「もっとも、その気はないが」
ミレイユ
01:29:06
「!?………っ、………!!」姉には部屋から出ないようにと申しつけられていたが、中々部屋に戻らない姉を心配してやって来て見れば、恐れていた邂逅がまさに起こっていた。咄嗟に声を発する事が出来ず、もどかしさを感じながら駆け出した。
ウィンター
01:29:15
「──先ほども言ったはずだ、邪魔するものは斬る、と」
レティシア
01:30:37
「やって御覧なさい。何度斬られても、何度殺されても、必ず殺すわ」
01:31:23
再び襟を掴んだ手に力を込めて持ち上げようとしたところで、妹が近付いてきたのに遅れて気付いた。
01:31:29
「……ミル……」
ミレイユ
01:31:52
「や……、めて…っ!!」本当は姉に縋りついて止めようと思っていた。が、”斬る”という言葉に悪寒を感じて男の裾を掴んだ。
ウィンター
01:32:56
「……」これはまた、今までにない恨まれ方をしているようだ、と内心で辟易しつつ 「……状況を見て欲しいが」襟の次は裾を掴まれて
01:33:37
「──どうする、このまま手にかけてみるか。二人がかりなら、簡単かもしれんぞ」
ミレイユ
01:34:17
「……、…や、めて、ください……っ」まだ、約束の品は手に入れていない。取引を成立させるには至っていないのだが、それでも懇願せずにはいられなかった
ウィンター
01:34:44
「……分かった」
レティシア
01:34:56
「…………本当に嫌な男」 歯軋りしながら、掴んだ手を放した。
ウィンター
01:35:42
「口が過ぎたようだ。その事は詫びよう」襟元を正しつつ
01:37:18
「…売り言葉に買い言葉となってしまっただけだ。特にどうこうするわけじゃない。だから離すと良い」ミレイユを促して
ミレイユ
01:38:30
「……」一先ずの危機は脱したようで、安堵する。掴んでいた裾を離し、小さな吐息を漏らした。姉の方を振り返るのが怖い。あの冷たい目で今も彼を睨んでいるのだろう。
レティシア
01:39:57
「……大丈夫よ、ミレイユ。此処でこの男を殺したりはしないわ」
01:40:56
手を胸元に寄せて、もう片手で手首を掴む。憤りのあまりまだ手には力が篭もったまま震えている。
ウィンター
01:42:35
「……妹を大事に思うなら」
01:43:12
「私に関わるのではなく、傍に居てやるんだな。お互い、時間の無駄が省けるというものだ」
ミレイユ
01:43:17
「……、……姉様」大丈夫、その言葉に何度も励まさてきたのに、今はちっとも心が安らがない。僅かに振り向いてみれば胸元で硬く握り締めて震える拳が目に入る。
レティシア
01:44:30
「……お前に諭される必要はないわ。今死にたくなければ、さっさと目の前から消えなさい」
ウィンター
01:44:55
「忠告はしたぞ」
01:46:30
それだけ言うと ワインの代金とチップをテーブルの上に置いて 店の外へと向かう
ミレイユ
01:46:42
「……」姉の言葉通り、今は退いてくれないかという気持ちを込め、男を見上げた。言葉にしないのは卑怯だと思いつつも、懇願の言葉を姉の手前、口にするわけにはいかない
レティシア
01:47:04
「……」 去っていく男の背中を睨みつけながら見送って。
01:47:20
「……ミル、どうして下りて来たの」
ウィンター
01:47:21
「……」ミレイユの視線に気づいたか気づかなかったか 振り返る事はなく
ミレイユ
01:49:02
「……はぁ…」今度こそ大きく安堵のため息を吐いてから、 「し……、心配、だったから……」
レティシア
01:50:20
「……心配はいらないわ。こんな所で武器を手にしたりはしないから」
01:51:11
「それより、貴方の方が危ないわ。こんな時間に出歩いたら、何処でどんな奴に絡まれるか分かったものではないわよ」
ミレイユ
01:53:07
「……だ、大丈、夫。 ちゃんと、ルーも、つ、連れてる、から」
レティシア
01:53:46
「屋内じゃいつでも自由にルーを連れて行ったり、呼び出せるわけじゃないのよ」
01:54:17
「……まあいいわ。今はこれ以上はいわない」
01:54:52
「くれぐれも、私の居ない時に知らない人間に付いていったり、変な約束をしたりしては駄目よ」
ミレイユ
01:56:19
「……、……ごめん、なさい」 自分でも苦しい言い訳なのは分かっていたので、素直に謝った。
01:58:12
「……だ、大丈夫。」”変な約束”という言葉に、彼との取引の事を思い起こすが顔に出ないように心に仕舞いこんで、大丈夫と口にした。さっき、姉の”大丈夫”に嘘を感じたのに、自分も同じように嘘に使ってしまった。胸が痛む
レティシア
01:59:32
「…………」 目を細めて、その言葉に頷く。違和感があったのは確かだが、本当に助けが必要ならばもっと分かりやすく出るはずだ。
01:59:51
「それじゃ、戻りましょう。眠らないと、明日に障るわ」
ミレイユ
02:02:21
「…はい」 本当にあの人が仇なのか、と改めて聞いてみたかったが、さっきまでの激情を呼び起こしてしまうかもしれない。ふるふると小さく首を横に振り、姉の言葉に肯いた。
レティシア
02:03:49
頷き返して、妹の背を優しく押して、部屋へ戻るよう促し、自分も一緒に歩いていった。
ミレイユ
02:05:57
「……」背中に触れる手は暖かくて優しい。あの握り締めた拳とは違う。これが姉の手だ。あんな風にさせてはいけない、心新たにそう思いながら部屋へと戻っていった。
 
02:06:12
 
02:06:13
 
02:06:17
お疲れ様でした。
02:06:19
平和だった。
 
02:06:28
お疲れ様ー
02:06:35
まごう事なき平和
 
02:06:46
さあ帰ろう( ˘ω˘ )
SYSTEM
02:06:51
 様が退室しました。
02:07:05
へいわとは・・・(._.)
 
02:07:15
二次遭遇ばっちりって事さ
02:07:18
)))
SYSTEM
02:07:21
 様が退室しました。
02:07:57
(>_<)
SYSTEM
02:08:00
様が退室しました。
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