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20190918Y_0

2019/09/18
SYSTEM
22:16:12
 様が入室しました。
SYSTEM
22:18:07
 様が入室しました。
 
22:18:19
お散歩中なの??
 
22:18:57
犬のストレス解消という名目で姉のストレス解消のおさんぽです
 
22:19:06
はい。
22:19:29
じゃあ適当に始めよう。開幕は私がアレをそれします。
22:19:37
 
22:19:38
 
22:20:22
イルスファールの外壁の外に位置する資材置き場という名目の一角。
22:21:18
昔は名前の通り様々な資材を保管するために使われていたようだが、いつしか冒険者の訓練場として使われるようになり、今ではそういう形で利用されるのが主流となっている。
22:22:52
陽が沈み、暗くなってきたその場所へとやってきたのは、巨大な四足の獣と、それに随伴する娘。
22:23:30
王都の市街地ではなかなか自由に散歩させてやることも難しいので、こんな外れにまでやってきたのだ。
レティシア
22:23:56
「良かった。流石にこの時間になるともう此処にも人は居ないみたいね」
22:24:58
空き地内を見回し、人影がない事を確認すると、隣を歩く大狼の首の辺りを軽く撫でた。
ルー
22:26:03
正規の騎手がいる事を示す騎獣の証のついた首輪をつけた大狼は、自身の毛皮に似た銀の髪の娘に撫でられ機嫌よさげに喉を鳴らした。
22:27:12
草している間も、すんすん、と周囲の匂いを嗅ぎ、ピンと立った耳は左右別々に向きを変え、周囲の様子を探っているようだ。
22:28:07
安全を確認した、もう大丈夫。とでもいうように、ワフ、と小さく吠える。
レティシア
22:28:21
「もっと活躍を見せて、貴方の事が周知されれば街中を歩かせても大丈夫……らしいのだけれど」 今はまだこの街に来たばかりだ。いくら騎獣の証がついていても、何も知らない人間は怖がってしまうだろう。
22:29:06
「ふふ、偉いわね。こういう所でもちゃんと警戒を欠かさないなんて。ミルの日頃の躾のおかげかしら」
ルー
22:30:35
ハッハッハッと舌を出し、尻尾を振って喜びを示す。騎獣の証がどうとか難しい事はわからないが、褒められているのだという事は分るのだ。
レティシア
22:33:00
「どうしてこんなに可愛いのかしら……」 大きな身体で喜びを示す仕草に、思わず首筋に腕を回して抱きつく。 「貴方のおかげで、アイツを見つける事も出来たし――」 と、口にしてから、表情を苦々しいものにかえた。
ルー
22:33:42
本当は飛びついて娘の顔を思うままに舐め回して親愛を伝えたいのだけれど、もう少し小さかったころですらそれをやったら転ばせてしまったので我慢する。
レティシア
22:35:14
「……」 ふるふると口に出してしまった事を振り払うように頭を振って。 「ルー、今ならこの空き地の中を自由に走り回っても大丈夫よ」
ルー
22:35:53
首筋に抱き着いた娘の顔は見えない。だが、その感情の昂りを気配か匂いかで感じ取ったのか、耳を後ろに引き、目を細める。彼女を脅かす危険が何処かにあるのかもしれない。
レティシア
22:36:34
「……ああ、ごめんなさい。心配させてしまったかしら。大丈夫、此処は安全よ」
ルー
22:38:55
腰は上げたまま、前肢を伏せ、顔を地面スレスレの高さにまで下げてから娘の顔をじっと仰ぎ見る。
レティシア
22:40:01
「うん? どうしたの?」 きょとんとした顔で、伏せる狼の顔を見つめ返して。 「……ああ、もしかして、乗せてくれるのかしら」
ルー
22:40:47
ウォン、と返事をするように一声啼いて、尻尾を高く上げ、ぶんぶんと振る。
レティシア
22:41:47
来た時と同じように周囲を見回して、誰の姿もない事を確認する。
22:42:11
「……仕方ないわね。少しだけよ?」 苦笑してそう答える声は、言葉に反して楽しげだ。
22:43:51
足をあげて狼の背に跨ると、思わずそのままふかふかの毛並みに上半身を埋めるように倒れ込ませ、その感触を楽しみ始める。
ルー
22:44:05
体が育ちきっていない頃は一人を載せるのが精いっぱいだった。二人載せられるようになって駆けまわるのが大好きだったが、ある時期を境に一緒に遊ぶことが少なくなった。住んでいた場所を離れたのもその後だった
22:46:02
喉の奥から力一杯、歌声(遠吠え)を響かせたい気分だったが、堪える。まずはスキップするように軽やかに歩き出す。
レティシア
22:48:09
妹を連れて遊ぶ事が少なくなったのは、自分を大きく変える事になった事件からだ。妹を守るという考えは変わっていないが、その細かな所は、大きく変化した。それからというもの、妹の前ではあまり情けない所や緩んだ所を見せるわけにはいかないと、こうして共にルーの背に乗る事もなくなったのだ。
ルー
22:49:18
徐々にスピードを上げ、跳ね踊るような動きで駆け始める。背中に乗せた娘がしっかりと掴まっているかは常に意識している。
レティシア
22:49:47
「…………」 歩き始めた狼の背で、ゆっくりと身体を起こす。こうして気を抜いた所を見せられるのは、今は彼女の前だけだ。言葉が伝わらないというのはもどかしい事も多いが、同時に言葉が伝わらなくてよかったとも思う。
22:52:02
やや冷たくなった風が頬を撫ぜ、髪を揺らす。本当ならば果てのない大草原で好きなだけ走り回らせてやりたい。そうさせてあげられないことに心の中で謝罪しながら、振り落とされないようにぎゅっとその背に掴まって身体を預ける。
ルー
22:53:56
走りながら咬み合わせた牙の隙間から、ルゥゥウウゥゥと遠吠えには至らない唄うような唸り声が漏れる。巨体には手狭な広場だが、こうして小さな妹を載せて駆けるのは嬉しい。
レティシア
22:56:20
「……本当なら、貴方にはミルと一緒に、何処か安全な場所で過ごして欲しいのだけど」 背の上で揺られながら、ぽつりと声を漏らした。
22:56:51
目的の相手も見つかったし、後は自分だけで十分だ。家族に重荷を背負わせるつもりもない。
ルー
23:00:08
ミルという名前に、耳をピクリと傾けて速度を緩めたかと思うと、その場でくるくると回りながら身を伏せた。
23:01:07
そして、首を巡らせて背に載せた娘の脚をペロリと舐めた。
レティシア
23:02:12
「……っ、る、ルー……くすぐったいわ。どうしたの、突然」 止まったのを見て背から降りようとしていた所で脚を舐められ、危うく上ずった声を出しそうになったのを堪えた。
ルー
23:05:36
尻尾をパタパタと横に振ると娘の背中のあたりをハタキにかけるような状態となる。そして、舐めるのもそのまま続ける。二方向からの同時攻撃である。
レティシア
23:06:57
「ちょ、ちょっと……何なのよ……。く、くすぐったいって言っているでしょう……っ」 乱暴に逃がれるわけにもいかず、されるがままに尻尾と舌による攻撃を受け続けて。
ルー
23:08:30
小さな妹たちの鳴き声(ことば)は複雑だ。言っている事の全部を理解できるわけではない。しかし、気持ちはわかる。
レティシア
23:11:39
「……分かっているわよ。置いてけぼりにしてしまったら、ミルも貴方も悲しむ。だからこうして、こんな所まで連れて来たんじゃない」 賢いこの子の事だ。此方の言葉の意味をある程度は理解しているのだろうと、くすぐられながらも答える。
ルー
23:13:18
舐めるのを止めて、鼻先をぐりぐりと擦り付け、そうだ、と言わんばかりにオォンと喉奥で小さく鳴いた。
レティシア
23:14:44
「でもね……復讐を背負うのは私一人で十分。ミルのような優しい子に、誰かを傷つける事はさせられないわ」
ルー
23:18:32
クゥンと巨体に似つかわしくない鼻声を出した。押し当てた鼻先を擦り付ける。甘えているようにも見えるが慰めているようにも見える。
レティシア
23:20:17
「ふふ、私が見ることが出来ない時は、あの子のことをしっかり守ってあげてね」 鼻を擦り付けて来るルーの顔を、目を細めて撫で、くしゃくしゃと耳の裏辺りをくすぐってやる。
ルー
23:25:30
耳裏をくすぐられると、心地よさげに喉を鳴らす。そして応えるようにワン、と鳴いてゆっくりと身を起こした。
レティシア
23:26:21
「さてと……もっとゆっくり運動させてあげたいけれど、そろそろ戻らないとミルが心配してしまうわね」
ルー
23:28:24
ミル、という言葉に再び耳をピクリと傾ける。ここには来なかったもう一人の小さな妹の事を彼女はそう呼ぶ。そう呼ぶのは彼女だけになってしまった。
23:29:19
ミルと2人だけの時に、よく言われる言葉を覚えている。その気持ちもしっかりと理解している。
ミレイユ
23:30:27
(『……ルー、……姉様を、守って……』)
レティシア
23:32:34
「……ルー、どうかしたの? 貴方もお腹が空いているでしょう?」
ルー
23:33:38
このよく似た小さな妹たちを守ってやらなければならない。そう強く思う。ピンと耳と尻尾を立て、顔を持ち上げ、首を反り返らせる。
23:35:31
この場に居ない家族に向けて、声は出さずに、遠吠えを上げる仕草をした。
レティシア
23:36:43
「?」 自分よりもずっとこの子と長い時間一緒にいる妹と、どのような事を話しているかまでは知らない。声のない遠吠えにどのような意図があったのか分からず、首を小さく傾げながら、もう一度頭を撫でた。
ルー
23:38:49
前足を立て、腰を下ろしてお座りの姿勢を取れば、背中に乗せた娘が自然と降りる事になる。楽しいひと時はひとまず終わりだ。
レティシア
23:40:43
「っと……。乗せてくれてありがとう、ルー。今度はミルと一緒に少し遠くまで出掛けましょう。あの子を乗せて、思い切り走れるような所まで、ね」 地面に降り立ち、姿勢良く座る狼の顎下から首を優しい手付きで解すように撫でていって。
23:42:11
「それじゃあ、帰りましょうか」 ぽん、とルーの背中を叩いた。
ルー
23:44:18
任せておけと言わんばかりに、ウォンと応え、尻尾をバタバタと振った。
レティシア
23:45:38
その様子に、他人にはほぼ見せることのない優しい笑みを浮かべて、門の中へと連れ立って歩いていった。
 
23:46:01
 
23:46:03
 
23:46:06
わんわんお!
 
23:46:21
わんわん!
 
23:46:29
もふもふしたい。
 
23:46:43
もふってもいいのわん
 
23:46:52
誰もいないところでもふるわん。
23:47:01
お付き合い感謝だわんUo・ェ・oU
 
23:47:16
🐕
 
23:47:23
お疲れ様だわんUo・ェ・oU
SYSTEM
23:47:28
 様が退室しました。
 
23:47:33
おつかれさまだわん
SYSTEM
23:47:38
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)53回71.6%3424文字90.6%
 21回28.4%356文字9.4%
合計74回3780文字