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20190929X_0

2019/09/29
SYSTEM
22:43:00
 様が入室しました。
SYSTEM
22:43:02
 様が入室しました。
 
22:43:09
ここがあの女のハウスね。
22:43:27
適当にほししるでgdgdしていたら襲いに行くわ。
 
22:43:35
わかったわ
22:44:03
時間帯とか指定はあるかしら
 
22:44:09
いつでもいいわ。
 
22:44:27
では
22:44:31
 
22:44:32
 
22:44:32
 
22:44:33
 
TOPIC
22:44:46
星の標 夜 by  
 
22:45:12
イルスファール王国、星の標 ここは国内でも有数の冒険者ギルド支店として知られている
22:45:37
多数の冒険者を揃え、依頼の達成率も高く 様々な所から声がかかる
22:46:33
当然、出入りする人も多いのだが、依頼の掲示は早朝で捌ける上に 駆け込み、指名の依頼も昼ごろまでにはだいたい処理が終わり、
22:46:59
昼過ぎから夜にかけては緊急の依頼でもない限りご飯時以外は人もまばらなことが多い
22:47:16
今は丁度、そんな人の少ない時間帯
22:47:55
銀髪に青い瞳の男が 剣を一振り佩びて入店してくる
ウィンター
22:48:45
男は早朝に探し屋と接触しては地図を探し、他の店も回って地図探しをしているという変わった冒険者で 登録名をウィンターと言った
22:49:44
夕飯の時間帯も過ぎた少し遅い時間。つまみと酒を頼むと テーブルの一つに座して手帳を開く
22:50:33
「……今日も収穫はなし、か」全く、ハズレが多いにも程がある
22:51:15
魔動機文明時代の遺跡の紹介は何件かあった。しかし、魔法文明時代の遺跡となるとそもそも買うにもグレードが要求されることが多い
 
22:52:01
男が入店してからしばらくの時間を置いて、閑散とした店内に次の来客がやってきた。
ウィンター
22:52:28
「……」冒険者ランクと言う制度は実にくだらないが、目安としては機能しているようだ 羽ペンでコンコンと手帳を叩いて考え込み
 
22:53:57
入店してきた娘は武装はしておらず、オフショルダーのニットにロングスカートという出で立ちで、一見すると依頼を持ってやってきたようにも見える。
ウィンター
22:54:31
「……」流通している地図の精度も重要だ そもそも、こちらに流れ着いているかどうかはまだ怪しい… そもそも自分がやろうとしていることは、きっと狂人の夢なのだろう
レティシア
22:54:46
しかし、その娘もこの店の冒険者に相違なく、かつかつとヒールの音を響かせながらカウンターまで赴くと、奥に残っている従業員になにか越えをかけた。
ウィンター
22:55:31
いけない、と考えを中断して、ふと顔を上げる 気づかないうちに酒とつまみが置かれていた そして人も一人増えていた
レティシア
22:55:34
少しして、娘の前にトレイに載った軽食が提供された。遅い夕食でも取るつもりなのだろう。
22:56:19
娘はトレイを手に振り返り、席を探して――
22:57:06
店内は空席だらけだというのに、あろうことか彼女が忌み嫌っている男の対面の席にやってきて、無言でトレイを置いて席についた。
ウィンター
22:57:13
「……」極力、顔を合わせないようにしようとしていた相手が居た どうして、良くないことは重なるものだ
22:57:33
「……なぜそこに座る」
レティシア
22:58:02
「何故だと思う?」
22:58:19
いつもの事だが、口調はかなり刺々しい。
ウィンター
22:58:38
「文句でも言いに来たか」
レティシア
22:59:23
「ええ。まだ謝罪も聞いていないわ」
ウィンター
22:59:24
手帳を閉じて、しまう。
22:59:46
「謝罪?」 なんのことだ、と言いたげな表情で眉をあげて
レティシア
23:00:35
「とぼけないで」 パンに伸ばそうとしていた手を止め、視線をあげた。 「この前の仕事の時のことよ」
ウィンター
23:01:07
「ああ」納得が言った 「男が一味ではないかということを指摘しなかったことか?」
レティシア
23:01:44
「違うわ。別にそのくらい、私だって勘付いていたもの」
ウィンター
23:02:42
「薬代を勝手に払ったことか?」別に私の金をどう使おうが勝手だと思ったが、もしかしたら個人的に支払いをしたかったのかもしれない
レティシア
23:03:29
「何でそんなことに怒らなければいけないのよ。どうでもいいわ、貴方のお金なんて」
ウィンター
23:03:59
「他は……」少し考え込んで
23:04:30
「……思い至らんな」何がそんなに問題だったのだろう
レティシア
23:04:59
「……本気でわかっていないのだとしたら、重症ね」
23:05:25
呆れたと口にして、パンを少しちぎって口に含む。
ウィンター
23:06:22
「……」ふむ、ともう一度考え込む 一口サイズに切られたチーズを口に入れて咀嚼する
レティシア
23:06:32
咀嚼してから呑み込み。 「まぁ、貴方にそんなデリカシーがあるとは思っていないけれど」
ウィンター
23:07:37
「お前の採点はいつだって辛いものだからな。どうあがいても評価は人並み以下だろう」そんなものがあったとしても、と
23:07:55
飲み込んだ後にそう語をついで
レティシア
23:08:24
「嫌っている相手に甘くしてあげる程、私はお人好しじゃないわ。……別に嫌っていなくても、他人に甘くするつもりはないけどね」
ウィンター
23:08:55
「それで、」用件を済ませようとばかりに 「何について謝罪が欲しいのか、教えてもらえるか」
レティシア
23:10:04
「……私の口から言わせるつもりなの?」 じと、という擬音が聞こえそうなくらい呆れた目を向けた。
ウィンター
23:10:38
「お互いこうして時間を共有する程、暇じゃなかろう?」さっさと言えよと言いたげだ 「…そんな目をされるほどのことをしたのか?」
レティシア
23:11:35
「そうね。貴方に同意するのは業腹だけれど、割く時間が勿体ないのは確かだわ」
23:11:44
「……したわよ。思いっきり」
ウィンター
23:12:33
「……」もう一度考え直すように瞑目して
23:13:16
「……分からんな」さっぱりだ、と
レティシア
23:14:03
「あの村に着いた後、水を飲んで、酒場に行って、その後私たちはどうしたかは覚えているでしょう?」
ウィンター
23:14:30
「私は自己評価としては謙虚な方だと思っているが、」ふーむ 「他には抑え込まれて攻撃を受けた時だが、あの時はお前もいい様だと──」
23:14:48
「……ああ」
23:15:02
その言葉でようやく思い至ったらしく
レティシア
23:15:07
「……流石にわかった?」
ウィンター
23:16:05
「……」少し笑いを堪える表情になって 「…そうか、そうだな。気にするか」
レティシア
23:16:44
「何を笑ってるのよ……私は真面目に言っているの」
ウィンター
23:17:10
「……いや、失礼。随分と可愛らしいことを気にすると思ってな」
レティシア
23:18:48
「別に……私が気にしているわけじゃないわ」 言い淀むように目を逸らしてから、視線を戻して。 「妹だって見られたんだから」
ウィンター
23:19:14
「なら私が謝るべきは妹の方だろうよ」
23:19:46
「私個人の言い分としてはお互い様なのだから謝る必要を感じない、といったところだ」
レティシア
23:20:36
「気にしているいないに関わらず、成り行きとはいえ、……その、……女性の裸を見たのなら、謝罪すべきでしょう?」
23:20:58
「お互い様って……男と女じゃ全然違うわよ」
ウィンター
23:22:37
「見たことは否定しないのであればやはりお互い様だ」くく、と喉を鳴らして笑い 「何事かと思ったら」
レティシア
23:24:04
「貴方は全然恥ずかしがっていないじゃない!」 語気を荒げて言うと同時に、ばん、と小さくテーブルを叩く。
ウィンター
23:24:57
「恥ずべき肉体ではないと自負しているからな」それがどうした、と言いたげに
SYSTEM
23:26:32
 様が入室しました。
レティシア
23:26:47
「だったら、やっぱり貴方は謝るべきでしょ」
ウィンター
23:27:07
「それで、謝るとしてどう謝ればいい?」からかうような口調で
レティシア
23:27:14
「貴方はどうでもいいものを見られただけで、私たちは見られたくないものを見られたんだから」
23:27:17
「……は?」
ウィンター
23:27:32
「謝罪の言葉で足りるのか?」
レティシア
23:28:05
「……言葉にきちんと謝意が感じられるのなら、それでいいわ」
ウィンター
23:28:42
「ではにはそうしよう」
レティシア
23:29:17
「何でミレイユだけなのよ」
ウィンター
23:29:30
「おや、レーゼにもか。友達想いなことだ」
イルシオン
23:30:03
「おやおや喧噪が聞こえたかと思えばお二方でしたか」 ウィンターの背後から聞き覚えのあるような声だ
レティシア
23:30:08
「全員にしろって言っているのよ」
23:30:25
「……」 む。険しい表情をさらに険しいものにして振り向いた。
ウィンター
23:30:48
「お前の話からすれば、共犯者が来たみたいだぞ」
レティシア
23:31:12
「あいつにだって、今度会った時に謝罪を要求するつもりだったわよ」
イルシオン
23:31:33
「どうもこんばんは。先日以来ですねぇ」 険しい表情を向けられるもにこやかに、珈琲とパンケーキを持った色白肌の真っ黒眼鏡だ
ウィンター
23:31:47
「今度と言わず、今求めたらどうだ。話は早い方がいい」
23:32:17
グラスを掲げて挨拶に応じる
レティシア
23:32:18
「言われなくてもそのつもりよ」 その今度が今やってきたのだ。
23:32:48
「イルシオン、まずは私に謝罪はないのかしら」
イルシオン
23:33:39
「フム?謝罪ですか。あ、とりあえずお隣失礼しますね」 と、二人の間に座り
レティシア
23:34:22
「そう。謝罪」 とんとんとん、と指でテーブルを叩く。
ウィンター
23:34:40
始まった会話を肴に酒を楽しむつもりなのか 楽しげに様子を見てグラスを傾ける
イルシオン
23:34:59
「さて、謝罪するにしろ心当たりがありすぎてどの件から謝れば宜しいので?」
レティシア
23:35:49
「自覚しているなら言動を改めなさいよ……」 呆れつつも若干納得してしまった事に悔しさを覚えた。
23:36:02
「……まあ、その中で一番女性に失礼だと思ったものでいいわ」
23:36:36
「ちょっとそこ、何を他人事みたいな顔をしているの。私が一番問題視しているのは貴方なのよ?」
イルシオン
23:36:42
「ハッハッハ、何しろこういう性格でして。フム…最近の件で言えば、やはり先の依頼の事でしょうか」
レティシア
23:37:02
「そう。その依頼中にあった出来事」
ウィンター
23:37:17
「気にせず続けるといい。私よりも手強いぞ」
レティシア
23:38:28
「貴方に謝罪しろって言ってるのよ……!」
イルシオン
23:38:46
「おやおやウィンターさんは見学の構えですか羨ましい。出来事――そうですねぇ、アレですか。薬を一杯盛られてアレソレされた辺りでしょうかね?」
レティシア
23:39:04
「そう、その辺り。謝る事があるでしょ?」
イルシオン
23:39:57
「まぁ、私も男ですしその辺りはキチンとしておきましょうか」 珈琲を一口
ウィンター
23:40:02
「二方面作戦は愚策だ。まずは正面の相手に対応したほうが懸命だぞ」 言い終えてから通りかかった店員に追加のワインを注文して
レティシア
23:41:12
「……イルシオンに言わせた後は絶対貴方にも言わせてあげるわ……」
イルシオン
23:41:40
「状況が状況でしたが、卑劣な罠によって、不可抗力で曝け出されたうら若き乙女の肌を見てしまい申し訳ありませんでした」
ウィンター
23:41:41
鷹揚に頷いて見せて つまみをつまんでグラスを傾ける
レティシア
23:42:14
「……何だか言い方に含みがあるけれど、まあいいわ」
イルシオン
23:42:35
「あと出来る事ならバラ鞭が良かったですね――ああ、私の個人的主観は宜しい?失敬、少し欲望が奔りました」
レティシア
23:43:05
「余計な事は言わないでいいわ。竈の中に放り込むわよ」
ウィンター
23:43:30
「その辺りは理解できんな」 グラスを置いて
レティシア
23:43:58
「で……」 グラスに入った水を一口飲んで。 「彼は謝った訳だけれど、貴方は?」
イルシオン
23:44:03
「ははは、煮えたぎる湯の中で溶けるか炭化しそうなので控えておきましょう」
ウィンター
23:44:34
「気にしてない相手に謝るのは却って、礼を失するだろう?」
23:45:12
「先程も言った通りレーゼとミレイユには謝罪をすると約束しよう」
レティシア
23:45:19
「本人が謝罪しろと言っているのだから失礼には当たらないわ」
ウィンター
23:45:45
「はて、酒が回ったかな」
23:46:02
「別に私は気にしていない…とその本人から聞いたのだが」
レティシア
23:46:46
「ぐ……気にしているかどうかの問題じゃないと、さっきも言ったじゃない」
ウィンター
23:46:51
「妹を引き合いに出してまで気にしてないと宣言されたからには、私としては何も言えないが」
レティシア
23:46:59
「現にイルシオンはきちんと要求に応えて謝罪したわ」
イルシオン
23:47:12
「フフフ、ウィンターさん。こういう状況は理屈では切り抜けませんよ。感情は理屈を覆してしまうモノなのです」 自分は謝ったので、今後は此方が愉しむ番だ
ウィンター
23:47:59
「ああ、そのようだな。だが私は見たのはお互い様だとも言ったぞ」
レティシア
23:48:52
「相変わらず、ああ言えばこう言う男ね……」
ウィンター
23:49:10
「折れてやる可愛げを感じたら、折れてやるのだがな」イルシオンにはそう返して
イルシオン
23:49:46
「強情ですねぇ。いやはや見ていえ面白――コホン、楽しいですね」
レティシア
23:50:44
「たとえ本人が気にしていなくても、女性の裸を見てしまったのなら謝罪するのが筋でしょう」
23:51:12
「それとも何? 私のような小娘の貧相な身体は謝罪に値しないとでもいいたいの?」
SYSTEM
23:51:36
 様が入室しました。
ウィンター
23:51:39
「いや、」なんだ、と言いたげに 「美しかったと思うぞ」
イルシオン
23:51:58
「レティシアさん、失礼ですがその発言は周りの女性を敵に回しますよ」
レティシア
23:52:50
「別にそういう意図があったわけじゃ……」 イルシオンに答えた辺りで、ウィンターの言葉が耳に入って。 「……は?」
イルシオン
23:53:03
「おやおや」
ウィンター
23:53:24
「審美眼は腐ってないつもりだが」どうした
レティシア
23:53:51
「いや……私、そういう答えを要求した訳ではないのだけれど……」
ウィンター
23:54:37
「まあ評価は置くとして」
レティシア
23:55:02
「そ、そうよ。重要なのはそこじゃなくて謝罪だわ」
イルシオン
23:55:04
「いやはや、これはこれは。ウィンターさんは落として挙げるのが上手なようで」 くつくつと笑い、パンケーキを一口サイズに切ってもぐもぐ
ウィンター
23:56:15
「……ああ、ありがとう」ワインが丁度来たから受け取り 
23:57:24
「すまなかった。普段の言動とは別に、そうした繊細な所があるということは覚えておこう」
 
23:57:55
不毛な言い争い(?)が始まったテーブルを、周りの冒険者はニヤニヤと眺めている。痴話喧嘩の類だとでも思っているのだろう。そんな中、一人の少女が店に姿を現した。銀の髪に青い瞳、顔立ちはレティシアとよく似ているが、より幼く、なにより浮かべている表情が違う。
レティシア
23:59:04
「一言多いわよ……。あんな姿を見られたら、普通は誰だって恥ずかしいわ……」
ミレイユ
23:59:17
「……」陽が落ちてから武装せずに出かけた姉を心配して顔を出したのだ。そう、以前にもこんな風に探しにいってみたら――
ウィンター
23:59:45
「……いい時代になったものだ」呟くように言ってから、グラスを傾けて
2019/09/30
イルシオン
00:00:00
「でしょうねぇ。不幸中の幸いと言っては失礼ですが、それ以上の事が無かったのは良かったですね」
ウィンター
00:00:41
「……」ぺし、とイルシオンの手を叩いて
イルシオン
00:01:09
「アッ痛いです。いえ、他意はありませんよホントに」
ミレイユ
00:01:11
「……!」信じられないものを見たといった表情で固まった。 姉が、仇とつけ狙う彼(ウィンター)と、更にもう一人、何度か冒険を共にした頼りになる魔術師と共にテーブルを囲んでいる。掴みかかったり武器を手にしていたりはしない
レティシア
00:01:13
「……当たり前よ。絶対にあんな奴らをミレイユに触れさせるわけにはいかないわ」
00:02:34
会話に意識がいっていて、ミレイユがやってきた事には気付いていない。
ウィンター
00:02:44
「…だとしたら、もう連れ回すのはよせ」
イルシオン
00:03:19
「それにしても私達目立ってますね。視線がビシバシ感じますよ、ほらこう辺り一面に――おや?」 芝居がかったように片手をあげて上半身を半回転させた所で、妹さんと目があった。
ミレイユ
00:03:33
「……」同時に、そのメンバーは全快の仕事の時のことを思い出させるものだ。ひどく恥ずかしい気持ちになる、あの仕事の事を。 ぎゅっと拳を握り締めてテーブルへと近づいて行く
レティシア
00:04:01
「……ふん、貴方に言われるようなことじゃないわ。私だって、あの子を屋敷に残してこようとも考えたし、冒険者活動だって私に任せておけばいいとは何度も言っているわ」
ウィンター
00:04:08
「それほど大事なものなら、それだけ守っている方がいいだろう」ワイングラスをとん、と机に置いて
レティシア
00:04:22
「視線が集まる程客もいな――……ミレイユ?」
ミレイユ
00:04:47
「……、……」目が合って、一瞬立ち止まりそうになったが、イルシオンに会釈を返してテーブルのところまでやってきた。
ウィンター
00:04:53
「…妹が兄弟のそばにいる時間は、意外と短いものだぞ」警句めいたことを言って 二人の視線が別の場所に集まっている事に気がつく
レティシア
00:04:56
「同じだけ重要な事があるのよ」
イルシオン
00:05:08
「噂をすればなんとやらですねぇ。言葉には力があるという奴ですねコレ」 どうもどうもと片手をふり
レティシア
00:06:02
「家族との時間についてどうこうなんて、貴方には絶対言われたくないわ」
ウィンター
00:06:14
「…だろうな」
00:07:06
「さて、」席を立って ミレイユの傍までやってくる
イルシオン
00:07:16
「家族、家族ですか。懐かしい響きですね…おや」
ウィンター
00:07:36
怖がらせないためだろうか しゃがみ込むように跪いて
ミレイユ
00:08:00
「あ……、……」当然、注目が集まる。言葉にも詰まる。古傷のせいだけではない。どうにか覚悟をかき集めて 「……、こ、こんばんは……。あの、わ、私……この前の、こと…あ、謝りたいと、思ってました…っ」 口を開く。出てきたのは謝罪の言葉だ
ウィンター
00:08:25
「…?謝るのはこちらの方だが」
イルシオン
00:08:29
「(おっとこれは先制攻撃されましたねウィンターさん)」
レティシア
00:08:43
「……」 ウィンターの動きを目で追っていたら、ミレイユの口から意外な言葉が飛び出していた。
00:08:57
「ミル……一体そいつに何を謝罪する必要があるというの?」
ミレイユ
00:09:46
「お……、…お水……わ、私が…用意、してれば……それに、その、お酒も」
ウィンター
00:09:57
「…ああ」
00:10:14
「そうかもしれない。だがそれは謝らなくていい」
00:10:41
「お前が責任を感じることではないよ」
レティシア
00:10:49
「……それは貴方が謝ることじゃないわ。私たち全員が不注意だったの」
ミレイユ
00:10:50
水に薬が仕込まれていたのか、酒に仕込まれていたのか、その両方だったのかは分からない。前者だとすれば自分が水を用意すれば飲まずに済んだ事、後者だとすれば飲まなかった自分が止めるなり後の対処をしていればよかったこと
イルシオン
00:11:41
「あの状況での最適解なんて誰にも解りませんでしたしねぇ」
ウィンター
00:12:02
「そう言うことがあったと、経験にして。次にあった時に活かすなり、遭わぬように心がけるなりすればいい」
ミレイユ
00:12:15
「……」ふるふると首を横に振る。あれは自分の落ち度だ。水はルーが口にしているから大丈夫だと疑う事も無かった。
イルシオン
00:12:31
「仮に私達が喉を潤していれば、水より強烈な酒を無理やり飲まされていたかもしれませんし、ね」
ウィンター
00:13:57
「……出来すぎているよ」ミレイユの肩に手をおいて 「子供で居られる時間は短いものだ。もっと周りを、姉を頼っていい」
00:14:30
「それより聞いて欲しい事がある」いいか?と
レティシア
00:15:04
「……」 立ち上がり、ウィンターの背後で腕を組みながら二人のやり取りを見下ろす。
ミレイユ
00:15:26
「……」肩に置かれた手が思いの外、優しく温かい事に驚きつつ、聞いて欲しい事という言葉に首を傾げた。
イルシオン
00:15:31
「(レティシアさんとの温度差が激しいですねぇ。いえ彼女がウィンターさんに突っかかっているせいもあるのでしょうが、もっと別の… まぁいいですね今は)」
ウィンター
00:16:15
「すまなかった。恥ずかしい思いをさせていただろう。謝罪させて欲しい」
ミレイユ
00:18:29
「……?」 どうして自分が謝られるのだろうと疑問に思ったが 「!」 恥ずかしい思いと言えば、そう、確かにあった。服を剥ぎ取られ、裸身を晒された。もちろん恥ずかしい出来事だった。責任問題の方に意識がいっている時は気にせずに済んだというのに
イルシオン
00:19:21
「新手の羞恥プレイに見えてきました」
ウィンター
00:19:24
「…私もお前の姉に言われるまでは意識に上らなかった」
00:19:55
「だが、謝意は伝えておこうと思ってな。…かえって申し訳ないことをしたかもしれない」
ミレイユ
00:20:03
「!???!……、……っ」思い出させられた以上、意識せずにはいられない。白い肌を真っ赤に染め、口を開こうとしてやはり言葉にならず、陸に打ち上げられた魚のように口を開けては閉じ
ウィンター
00:20:10
肩から手を離して
00:20:42
「……」困ったな、という表情を見せた
レティシア
00:20:54
「……まったく。本当にデリカシーのない男ね」
ウィンター
00:21:07
「……その点に関して言えば否定しようがないようだ」
イルシオン
00:21:15
「誠実過ぎましたねぇ。フフフ」
ウィンター
00:21:38
「……お前も謝罪はしろ」
00:21:43
イルシオンに言いおいて
レティシア
00:21:57
「……ミレイユ、大丈夫?」 しゃがんで目線の高さをあわせるようにして、ぱくぱくと口を動かしているミレイユの前に。
ミレイユ
00:22:08
「……」そう、此処に居る二人の男性に見られたのだ。そう思うとまともに顔が見れなくて、口元を両手で覆い隠し、姉の背にススと隠れた。先ほどの謝罪に込めた覚悟は何処かへ行ってしまった
ウィンター
00:22:15
場を譲るように自分の席に戻る
イルシオン
00:23:04
「おおっと、そうでした。皆さんの手前、という訳ではありませんが。私からも謝罪を…という状況ですかコレ?」 
ウィンター
00:23:14
「後でもいい」
レティシア
00:23:27
「……」 隠れるミレイユの頭を撫でて。 「これだけの事をしでかして、私に言われるまでふたりとも謝罪がなかったなんて、どれほどありえない事かわかったでしょう」
ウィンター
00:23:38
「……」やれやれ、とんだ道化だ、と頭を冷やすようにワインを傾けて
ミレイユ
00:24:09
「!!」 イルシオンの言葉に慌てて首を横に振った。やめてください、これ以上意識させないでという意思を込めた視線を送る
イルシオン
00:25:02
「そう言われましても、あの件依頼顔を合わせる機会もありませんでしたし、探そうにも出会えませんでしたしね」 肩を竦めつつ、ミレイユの視線に気づいたのか。少し笑って返しただけだ
レティシア
00:25:35
「帰り道でいくらでも気付く暇があったでしょ」
イルシオン
00:26:14
「いえいえ、レティシアさん。よく思い出して下さい。アレ以上の衝撃的な出来事がありましたでしょう」
レティシア
00:26:30
「……何のこと?」
イルシオン
00:27:22
「レーゼさんですよ。柔らかく言いますが、彼女とんでもなかったでしょう」
ミレイユ
00:27:36
「……、ね、姉様。 ぜ、全員が、不注意だった、って……。だ、から……も、もう……」 全員が不注意だったならお互いに謝罪し合う必要はない。罪を不問にするなら罰は必要ない
ウィンター
00:28:05
「……控えめに言って狂戦士だったな」
00:28:29
「自分の意志でそうあろうとしたものは初めて見た」
レティシア
00:28:50
「別に、大した問題じゃないでしょう。その矛先がこちらに向かないのならどうだっていいわ」
00:29:18
「……わかってる。もう彼らに謝罪を要求したりはしないから、ね」
ウィンター
00:29:54
「……」妹のほうがよほど話が分かる
イルシオン
00:30:08
「謝り合戦は不毛ですからねぇ。と言う訳で仲良く飲み食いしましょうか」
ウィンター
00:30:19
「……用件は終わったな」空になったグラスを置いて
ミレイユ
00:30:26
「……」レーゼの鬼気迫る戦いぶりを思い出す。普段はとてもそんな風には見えなかったのに、昏倒するほどの怪我を負いながらも戦いを求めるように立ち上がった。そこに復讐に傾倒する姉の姿を思い浮かべてしまった。
ウィンター
00:30:28
席を立つ
イルシオン
00:30:35
「おや、お帰りで?」
ウィンター
00:30:46
「そもそもそうでないなら同席していない」
レティシア
00:31:00
「言っておくけれど」
00:31:27
「彼と話すために同席していたわけじゃないわ。謝罪さえさせたら、顔だって見たくないくらいなんだから」
ウィンター
00:31:56
「…ということだ」肩を竦めて イルシオンに
00:32:11
「懇親を深めるなりするのなら私抜きですることだ」
レティシア
00:32:29
「そんなつもりはないわ。誰が相手だろうとね」
イルシオン
00:32:36
「これはまた随分と嫌われているようで。突く気はそれほどありませんが、何かしたんです?」
ウィンター
00:32:46
「さあな」
ミレイユ
00:32:51
「……」やはり、同じ仕事をこなした仲間として席を共にしていたわけでは無かった。分かっていた事だ。僅かばかりに肩を落とす。
レティシア
00:32:53
「……ふん」
ウィンター
00:33:11
「私は覚えていない」 それだけいうと出入り口へと向かう
レティシア
00:33:42
「復讐よ。いつか必ずこの手で殺すわ」
00:34:04
誰への返答か、呟くように言って。
ウィンター
00:34:12
店を出る際 視線だけミレイユに寄越して 目礼するとそのまま夜闇に消えていった
イルシオン
00:34:29
――」 僅かばかり、口端が釣りあがり
レティシア
00:35:01
「部屋に戻るわよ、ミレイユ」
ミレイユ
00:35:21
「……」姉は彼が父の仇の一人だという。父が殺された現場に残されていた品の匂いをルーに追わせて彼に辿り着いた。けれど、彼は覚えていないという。姉の横顔を見上げる、冷たい瞳が彼が出て行った方に向けられていた。
イルシオン
00:35:50
「フフフ、いいですねぇ。これだから冒険者というのは面白い…と、そうでした」 思い出したように、ミレイユの方に視線を向け
ミレイユ
00:36:52
「……」視線に気付いてイルシオンを振り返る。
イルシオン
00:38:03
「ミレイユさん、私の執筆した小説です。以前読みたい――と、おっしゃていたと記憶していたので持ってきました。あ、お代は結構ですよ。オマケで直筆サインもしておきました」 そう言って渡したのは――
(『片翼の少女達』 , 『みにくい蛇の娘』 , 『我ら駆け出し冒険者・愛を取り戻せ!』) → [『片翼の少女達』]
レティシア
00:38:53
「……?」 片眉をあげて訝しむような表情に。 「変な内容じゃないでしょうね」
イルシオン
00:39:32
「失敬な、姉妹愛を描いたモノですよ。私恋愛小説書きですので」
00:39:51
「登場人物は少々特殊ですが」
レティシア
00:40:32
「そういうものを含めて変なものじゃないかと聞いたのよ」
ミレイユ
00:40:40
「あ……、……」 目を丸くして、差し出された本を見つめ  「……あ、ありがとう、ござい…ます…」 たどたどしい言葉に、感謝の笑みを添えて本を受け取り、頭を下げた。
イルシオン
00:41:39
「この信用のなさ、中々ゾクゾクきます。まあ大丈夫ですよ、評判は良いいものでしたし」
レティシア
00:42:17
「……そう。それならいいけれど」
ミレイユ
00:42:52
「か……、感想、を……お手紙、書きます……楽しみ。です」
イルシオン
00:42:53
「感想は手紙にしたためてくれると私が喜びます。いえ、冗談ですが。気に入って頂ければ幸いです」 ミレイユに笑んで返し
00:43:32
「おや本当ですが。では本気で楽しみにしていますね」 よっこらせと立ち上がり
ミレイユ
00:44:12
きっとそうする事で喜んでもらえるだろうと思った事を口にしたら、その通りだった。相手の意を汲んでコミュニケーションが取れると気持ちが良い。
レティシア
00:44:43
「……あまり夜更しはしないようにね」
ミレイユ
00:44:57
「……、はい…」大きく頷いて、本をしっかりと胸に抱いた
イルシオン
00:45:54
「フフフ、良いモノも見れましたし私もこの辺りで失礼します」
レティシア
00:45:55
「それじゃあ、戻りましょう」 ミレイユに片手を差し出した。
00:46:24
「ええ。一応、妹に本をくれたことにお礼は言っておくわ」
イルシオン
00:46:58
「できればレティシアさんも読んでみてくださいね。それではお二方良い夢を、お休みなさいませ」 先に立ち上がり、軽く一礼して二階へ上がっていった。
SYSTEM
00:47:10
 様が退室しました。
SYSTEM
00:47:44
様が入室しました。
レティシア
00:48:13
「生憎、恋愛小説には興味がないのよね」
ミレイユ
00:48:39
「お……、……お休み、なさい……」言葉を紡ぐのはどうしてもワンテンポもツーテンポも遅れてしまう。返した言葉は届かなかったかもしれない。少しもどかしい。
レティシア
00:50:18
「……」 疲労から思わずため息が出た。元々はあの男にさっさと謝罪させるだけさせて部屋に戻るつもりだったというのに、どうしてこうややこしいことになっているのか。
ミレイユ
00:50:38
「……」姉とも気軽に感想を話し合えたらいいのにと思わないでもないが、趣味では無いのは知っているので無理にとは言えない
レティシア
00:51:34
「ミル?」 差し出した手への反応が遅いため、その手を取りながら顔を覗き込んでみた。
ミレイユ
00:51:37
「……」ため息を感じ取ってそっと横顔を覗く。自分が出てきたことでまた困らせてしまっただろうか
00:53:31
少し困った顔、けれど、冷たい殺意に染まったあの瞳ではない。手を取れば、昔からの温かく優しい手だった。 小さく首を横に振り、なんでもないのだと笑顔で応じた。
レティシア
00:56:11
「そう」 微笑みを返して手を握って。 「本を読むのは明日からにしておくのよ。……一応、変な内容ではないか確認するために私も目は通すから、貸して頂戴ね」
ミレイユ
00:57:57
「……、はい」 目を通して、楽しんでもらえたら良い。そんな事を思いながら連れ立って宿へと引き上げるのだった。
 
00:58:14
 
00:58:15
 
00:58:24
実は宿は最初に私が星の標で2部屋取ってあるのよ。
00:58:39
大きい部屋(ミレイユ&ルー用)と小さい部屋(レティシア用)に。
00:58:42
お疲れ様でした。
ウィンター
00:58:49
お疲れさまでしたー
 
00:58:57
おっと
00:59:01
お疲れ様だった
 
00:59:28
おつかれさまでした
 
00:59:39
結果としてポンコツを晒したのは男ではなかったか
 
00:59:51
ミレイユにはちゃんと謝罪させたからいいの……いいの……
00:59:55
私はポンコツじゃないわ。
01:00:01
)))
SYSTEM
01:00:03
 様が退室しました。
 
01:00:15
可愛い所があるな、とは思ったさ
01:00:20
ではな
01:00:24
)))
SYSTEM
01:00:27
 様が退室しました。
 
01:01:05
今日も私は火消しに奔走するのだった
SYSTEM
01:01:10
 様が退室しました。
01:02:12
 
01:02:14
 
01:38:23
と、このように。以前、ゴウマン兄弟と戦った面々が話していた時間帯から1時間ほど。店内は少しは客はいるものの、殆ど静寂の中にあったのだが──
レーゼ
01:39:06
と、店内、銀髪ツインテールの女性がいた。任務の時とは違い運動に適した装いであるのだが……
01:41:12
「(トレーニング中にくしゃみが出たから、何かわたくしの話がされているのではないかと思ったけれども……気のせいみたいね)」と、呆然と立ち尽くしていた。といっても何となくそう感じてから、行動するまでに時間がたっていた。トレーニングのセットをこなしてからの行動だったので当たり前である。
01:42:15
「難しい話ね」と、独り言ちて。カウンターに座る。せめて何か一杯飲もうと思って──。
01:43:56
「(そういえば、ミレイユさんと会えたらよかったわね。わたくし、前よりも基礎体力を鍛えたから倒れることはないわ。と伝えたったのだけれども)」と、全くズれた謝罪を思い描いていたのだった。そして、ホットミルクを一杯飲みほし立ち上がる。
01:44:12
伝えたかった
01:44:18
「……」
01:46:09
「御馳走様でした」と、店主に頭を下げ。そして、まあ、またどうせ会うような気がするわ? という根拠のない思いを心に抱きながら店の外へ出ていった。
01:46:13
 
01:46:14
 
SYSTEM
01:46:16
様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)260回86.7%10205文字92.9%
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5回1.7%83文字0.8%
合計300回10987文字