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20191014Y_0

2019/10/14
SYSTEM
18:40:10
 様が入室しました。
SYSTEM
18:40:14
 様が入室しました。
 
18:40:59
ではさっくり星の標で
グレン
18:41:10
いまくらいの時間帯で良かろう
 
18:41:20
よかでしょう
 
18:41:23
 
18:41:24
 
18:41:26
 
18:42:26
王都イルスファール、星の標。優秀な冒険者を数多く抱える王国でも指折りの冒険者の店である。
18:43:33
持ち込まれる仕事の量も、難度も、成功率も高く、日々にぎわっている。とはいえ、黄昏時を過ぎ、夕飯前という微妙な時間帯には閑散としているのも無理はない。
18:44:33
そんな人もまばらな店に偶々訪れた折、珍しい人物から声をかけられたのは偶然だったのか、それとも――
18:44:35
 
グレン
18:45:51
「やあ、久しぶり」 声をかけてきたのは旅装の男だ。中肉中背でこれといった特徴も無い、だがどことなく油断ならない空気を纏っているように見える
セレスト
18:46:56
――……、ん」 声を掛けられ、視線を手元から声の主に移したのは、針金細工の様に線の細い、柚葉色の髪の、薄紅色の左眼、黄金色の右眼を持つ女性だ。この日は仕事着とは異なり、ゆったりとしたカーディガンに身を包み、黙々と作業を続けていた様だった。
18:47:34
「……グレンか。生きていたようで何より」 ふん、と鼻を鳴らして、縫物をする手を止め、テーブル席の向かいの椅子を示す。 「席、他にもあるだろうに」
グレン
18:49:01
「はは、ここしばらく西の方に足を延ばしていたからね、顔馴染みに里心が湧いてしまうくらいには此処にも思い入れが出来たのかもしれないな」
セレスト
18:49:34
「随分軽い言葉だ。……何か飲むか?」
グレン
18:51:24
「いいのかい? 作業をしている隣で飲んだくれていても」 などと宣いながら、席についてエールとホットワイン、つまみを頼んだ
セレスト
18:52:32
「誰にも関わられたくないのなら、人目に付く場所ではしない。……それに、お前は一々煩い男だが、馬鹿騒ぎをする男ではない事は理解しているつもりだが?」
グレン
18:54:07
「煩いのか煩くないのか判断に悩む評価だね」酷いと言えば酷い評価をサラリと流し
18:56:12
「そちらも変わらない様子で安心したよ。また、どこぞの魔域で無茶でもしていなかと心配していたんだ」
セレスト
18:56:26
「声量だとかは大きくない、という話だ。それ以外に、何か問題がある訳でもないからな」 言いながら、視線を手元に戻――そうとして、硬直。
18:56:56
「……し、してない。あの時が最初で最後だ、いつまで言うつもりだ!」 不服そうにしながら縫物を置き
SYSTEM
18:58:47
 様が入室しました。
 
18:59:19
窓閉じ奴……
グレン
18:59:29
「ははは。 ああ、ありがとう」笑って流し、到着した酒とつまみを受け取ると、ホットワインをセレストに押し付けた
19:00:11
「そろそろ冷え込んできそうだ、温かいものでも飲んで落ち着くといい」 落ち着けといいながら、あくまでも酒なのだが…
セレスト
19:00:24
「……全く。以前入った魔域でも、単独で行動した覚えはないよ」 確か。 
19:00:43
――うん? いいのか?」 
グレン
19:01:09
「受け取って貰えるなら、ね」
セレスト
19:01:50
「構わないが。……酒で酔う訳でもないぞ、私は」 酒は好きだから貰うが。
グレン
19:02:40
「一人で飲むのは味気ないじゃないか」
セレスト
19:03:37
「そうかい。……では、頂くよ」 受け取って、低く差し出して乾杯を。
グレン
19:04:32
「再会を祝して」 乾杯の音頭をとり、軽くグラスを合わせてエールを口にした
セレスト
19:05:22
――……」 祝して、には一瞬だけ苦笑したが、頷いて 「乾杯。――西と言っていたが、何か目的が?」
グレン
19:06:49
「ただの物見遊山だよ。シラーに渡ってルスリアンを少し覗いて、ディニスまでね」
セレスト
19:08:04
「羽を伸ばしてきただけ、か。……何か目的が合って動いているものだとばかり思っていたよ」
グレン
19:08:42
「ああ、やはりイルスファールのエールはいい。ディニスのエールは好みに合わなかったんだ」
セレスト
19:09:56
好みに、と聞いて小さく首を傾げつつ、 「良い事だ。折角生きて戻ってきたんだ、存分に呑むといいさ」 
グレン
19:11:36
「沿岸部の集落の井戸水は塩気を含んでいるせいか、水代わりにエールが飲まれていたりするんだが、これが薄いか、香りづけにハーブを使っていてね」
19:13:00
「土地の人にはあれが馴染むんだろうが…」 グラスを傾けもう一口 「俺は此方の方が好みだったようだ」
セレスト
19:13:25
「ああ……私はもう、呑めてしまえば構わないから味はあまり気にしないのだよな……。……少し意外だ。好みなんて、お前にもあったんだな」 はは、と微笑んで
グレン
19:15:23
「一体どんな風に見られていたのやら」 肩をすくめ
セレスト
19:16:15
「そうだな、……機械のふりをしたヒト、かな」 視線を向け
グレン
19:18:06
「栄養カプセルやマナカートリッジで生きていけるようになったら、随分と旅も捗るだろうに」
セレスト
19:18:57
「違いない。……そう思われていたことには、特に何も思わずか?」 再度ワインを煽り
グレン
19:20:23
「俺は旅人だ、どこに行っても基本的に余所者だからね。線引きをするのにもされるのにも慣れているさ」 つまみのチーズを一つとって齧り
19:20:51
「君もそういうところには心当たりがあるんじゃないか?」
19:21:36
「もっとも、俺と違って、君の方がずっと情と懐が深そうだが」
セレスト
19:22:05
「……さあ。私がただの神官で、お前がただの旅人だっただけの事だろう」
19:22:45
「線引きをするのもされるのも、というのは……はぐらかしておこうかな?」 再度ワインを煽り――ふう、とグラスを置いて
グレン
19:23:19
「神官だからと言って献身が必須であるというものでも無いだろうに」
セレスト
19:24:58
「献身……」 「というほど、献身的な人間であるという自覚はないのだがな」 苦笑して
グレン
19:26:24
「…っははは、」 自分の言葉に少し考える素振りをみせて、苦笑しながらの答えに、思わずという笑みをみせた。
19:27:01
「そうでない神官はまず、冒険者になんてならないと思うよ」
19:27:40
「神殿にでも務めていれば、安全で文化的な暮らしが約束されたようなものじゃないのかな」
セレスト
19:28:03
「色々あるのだろう。……それに、自分だけがそんな暮らしを得た所で、ね」
グレン
19:28:33
「そういうところさ」
セレスト
19:28:45
「そんな暮らしに甘んじていたら、大事なものが手から擦り抜けた者もいた、という話だよ」
グレン
19:29:03
「とどのつまり、君がこんな場所で繕い物をしているというのも、そういうことだろう?」
セレスト
19:29:22
「……、む。どういう意味だ?」
グレン
19:30:57
「緊急の依頼が持ち込まれたらいつでも動けるとでも言うんじゃないのかい?」
セレスト
19:31:19
「それは、――まあ」
19:31:31
「……無くは、ないが、……」
グレン
19:31:35
「大人しく部屋でやっていれば、酔客に絡まれずに済んだだろうに」
セレスト
19:32:14
「別に、話す事は嫌いじゃない。相手によるがな」 ふん、と拗ねた様に。
グレン
19:34:29
「それは良かった。嫌われていたらどうしようかと思ったよ」 くつくつと喉を鳴らし
セレスト
19:35:36
「心にもない事を……、お前こそ、安全で文化的な暮らしに近づく努力はしないのか?」
グレン
19:37:00
「努力と幸運の結果、安全で快適な旅を満喫しているよ」 首に提げた〈幸運のお守り〉を掲げ
セレスト
19:37:28
「……一人旅が安全なものか。どうしてそこまで旅を?」
グレン
19:37:37
「ひょっとしたら、どこかの奇特で献身的な神官様が安全を祈願してくれているお陰かもしれない」
セレスト
19:38:12
「……、馬鹿言え、誰がそんな事するか」
グレン
19:39:49
「酒場巡りのようなものさ。どこそこの何が美味い不味いと論評するようなあれを街や国単位でやっている」
セレスト
19:41:13
――……いや、流石に見え透いた嘘だろう、それは。そんなに食に興味を持っているようには、いくつか同行した限りでは見えなかったが?」
グレン
19:41:16
「空白の地図を埋めていくというの、存外、やり甲斐があるものさ」
セレスト
19:42:00
「……こちらの聞きたい事は答えてはくれないようだな?」 意図して、意地の悪い顔で。
グレン
19:56:24
「おや、そんなに俺の事を知りたいと思ってくれたいたなんて思わなかったな」 グラスを置いて、少し身を乗り出し、柚葉色の髪の一房に触れるか触れないかの位置で手を伸ばした
セレスト
19:57:48
――、……」 小さく息を呑んで、グレンの眼を覗き込む。 「あくまでも仕事仲間としては、だな。……この手は?」 伸ばされた手に視線を向けて微笑み
グレン
20:02:57
「先の見えない旅路を彷徨う男が救いを求める手……だと言ったら?」 男は笑みを浮かべている。しかし、その瞳はいつも通り、笑ってなどいない。
セレスト
20:05:45
「……お前がもし、嘘であったとしても、救い(それ)を求めているというのなら、私は喜んで手を取るだろうな」 その眼を覗き込み、背筋に薄ら寒い何かを感じ取りながら、そう続けた。
グレン
20:08:32
「すまない、どうやら酔いが回っているようだ。空きっ腹で飲むものじゃないな」伸ばした手を引っ込めつつ、座り直し
セレスト
20:09:55
「……意地の悪い奴だ。私がこう答える事くらい、解っていただろ?」
グレン
20:12:49
「君も一つ、はぐらかしただろう? これでお相子さ」涼しい顔で
セレスト
20:13:32
「全く。……」
20:14:15
「……今はそうでないとしても、いつかそう思う時が来たら、いつでも神殿に言いに来い。お前の為だろうが祈ってやる」 はあ、と肩を竦めて
グレン
20:16:01
「……。 君がその時、赦してくれるならそうさせて貰おうかな」注文した分の代金に相当する銀貨をテーブルに置いて、席を立ち
セレスト
20:17:09
「赦す、ね」 席を立った背中に視線を向けて、一度、二度と口を開いては閉じ
20:17:22
――まあ、せいぜい無事で、な」
グレン
20:17:46
「ありがとう、月の無い夜は気を付けておくよ」
セレスト
20:18:50
「月夜もだ、馬鹿旅人」 苦笑して
グレン
20:20:11
ひらひらと手を振って去って行きました
セレスト
20:21:17
その背を見送って、また縫物を再開しておりました。が、集中が切れたのか暫くワインを煽り続けたそうな。
 
20:22:01
 
20:22:03
 
20:22:06
作業の邪魔をするつもりは無かったのに(^^
 
20:22:14
ぬかせ"(-""-)"
20:22:45
それではありがとうございました……あの旅人許せへん……
 
20:24:46
ありがとうございました
20:24:57
きっと君は許してくれるさ
 
20:25:03
ありがとうございました。
SYSTEM
20:25:05
 様が退室しました。
 
20:25:07
抜かせ!
SYSTEM
20:25:09
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)79回80.6%3649文字92.0%
 19回19.4%318文字8.0%
合計98回3967文字