文字:

20191022X_1

2019/10/22
SYSTEM
18:01:26
様が入室しました。
SYSTEM
18:01:35
 様が入室しました。
18:02:23
こっそり帰ってくるか堂々帰ってくるか
 
18:02:48
好きな方を選べ。
18:02:58
深夜ならば寝ているし、そうでないなら何か部屋でしてよう。
18:03:10
異世界転生ハラグロドウだからドウドウだ
 
18:03:25
いいだろう。
18:04:05
 
18:04:06
 
18:04:08
 
アネット
18:06:31
森の王国、ルスルリアンから届いた手紙を受け取って向かった先での一件を終え、アネットはディニス大鋼国へと戻ってきた。
18:08:33
手紙を受け取った時から予感していた通り、”庭”に深く関わるものだった。だからこそ、出かけるときには内容を伏せて向かった。
18:09:33
決着は苦いものだったが五体満足である。後は叱られに帰るだけ――
18:09:55
時刻は
(朝 , 昼 , 晩 , 深夜) → [昼]
18:11:25
「……」お土産代わりに干した木苺を携え、宿の入り口からそっと中を覗き込むのだ
シグネ
18:13:26
部屋を覗いてみれば、午前中の鍛錬や走り込みを終えて汗を流し終えた後なのか、薄着でベッドに座り、ようやく落ち着いたといった表情だ。
アネット
18:14:57
「……」怒るだろうか呆れるだろうか、それとも悲しむだろうか。そして、遭遇した新たな”根”の事を話したらどう思うだろうか。 珍しく迷っていた。
シグネ
18:16:14
「よし」 昼食をどうするかを決めて立ち上がると、備え付けのクローゼットを開いて着替えを取り出そうと
アネット
18:16:21
「……」 レイフェルも帰りの道中、心ここに非ずという様子だったが、自分も平静ではなかったようだ。
シグネ
18:16:49
したところで、入り口からの視線に気付き、口元に緩く安堵したような笑みを浮かべた。 「おかえり」
アネット
18:17:52
「……」向けられた笑顔にやや俯き加減だった顔を上げ、パチクリと瞬きをして  「…た、ただいま」
シグネ
18:18:35
「何を躊躇っている。早く入ればいいだろう」
アネット
18:19:19
「怒らないの?」
シグネ
18:20:09
「お前の力が必要だと要請があったから出た。それだけだろう」
18:20:57
「私の方も、カティヤに付き合って新兵訓練に出ていたのだし、怒る理由はない」
アネット
18:22:25
「……これでも?」懐から取り出した手紙は自分宛てのものではない。自分に来たのと同じ内容で、あて先はシグネになっている。それを差し出した。
シグネ
18:23:58
「……どれ」 手紙を受け取り、ざっと目を通す。 「成程。これを隠していたから、お前がその様子だった、というわけか」
アネット
18:24:30
「本当は、シグネも呼ばれてたの。森の国からよ」
18:25:08
「また、罠かなって思ったから……ごめんなさい」
シグネ
18:26:21
「確かに、罠だと感じながらも私を置いていこうとしたことは、腹立たしい……というよりは、寂しい、悔しいといった方が適切か。そういった思いはある」
18:27:42
「だが、お前が私を心配しての事だというのも理解している。それを無視して怒るようなことはない」
アネット
18:29:32
「……」予想はしていた事だけれど、冷静な受け答えが返ってくるからこそ、その内容が自分の仕出かしたことを重く感じさせる。
シグネ
18:30:04
「……何だ、いっそ怒ってやった方が気が楽だったか?」
アネット
18:31:06
「あのね……”根”がいたのよ。また、別の奴。 全然本気じゃなかった。その気ならやられてたかも」
シグネ
18:32:08
「“根”か。……先日といい、随分と自己主張が激しいな」
アネット
18:32:48
「また、助けられなかったわ。 たぶん、前の湖の時に一緒だった人……でも、顔も分からなくされてた」
シグネ
18:35:21
「……」 ルスルリアンで“根”が活動し、以前の事件に関わった人物が標的とされているのなら、恐らくは一種の報復や見せしめだったのだろう。犠牲者がどのような扱いを受けたのかは、想像を絶するに違いない。微かに表情を歪めた。
アネット
18:35:27
「あいつ(鋏)の事をよく知ってる奴みたいだった。あいつよりもずっとひどい奴。なんとかなったけど、目をつけられたと思う。」
シグネ
18:36:30
「目を付けられているというのは分かりきっている事だろう。仮にも、私たちは“根”の一人を直接討ったのだ」
アネット
18:37:11
「でも、ちゃんと相談すればよかった。ごめんなさい」
シグネ
18:38:27
「……ん」 二度目の謝罪の言葉を口にしたアネットの頭をわしゃわしゃと撫でる。 「実はな。一度は、遅れてでもそちらに向かおうとは考えたんだ」
アネット
18:39:35
「ん」髪がくしゃくしゃになる、頭皮に触れる指が温かい。好きな感触だ。  「え」
シグネ
18:40:39
ひょいとアネットをお姫様抱っこで持ち上げ、ベッドの端へと座らせて、自分も隣に腰を下ろす。
18:41:13
「アルベルト殿から聞いた。お前たちが緊急の依頼を請けてルスルリアンへ向かったことや、“庭”が絡んでいるだろうことをな」
アネット
18:41:52
急に持ち上げられた事よりも話の内容に目を丸くして、そのまま運搬された
18:42:19
「ゆる…アルベルトから……ばれてた?」
シグネ
18:43:03
「私は焦って、すぐにルスルリアンへ発とうとしたが、アルベルト殿に諭されてな」
アネット
18:43:45
「なんて」
シグネ
18:44:01
「……そもそも、私は彼らを通してお前たちに話があったのだと聞いていたが……。……アルベルト殿が嘘でも交えたのか……?」
18:45:11
「アネットにはアネットの考えがあって私を置いて発った。だから感情に任せて安易に動かず、アネットの信頼に答えられるように行動することが最善ではないか、とな」
アネット
18:45:31
「……シグネの分の手紙、私が届けるって言って、預かった…」
シグネ
18:46:20
ふ、と笑って。 「私たちの考えなど、完全に読まれていたらしいな」
アネット
18:48:25
「んぅ……」眉根を寄せ、少し頬を膨らませたような顔。嫉妬のそれや敵意のこもった怒りとはまた違う、不満げな表情を浮かべた
シグネ
18:49:53
「……っふ、くく……。いいな、その顔は珍しい。すごく可愛い」 アネットとは裏腹に愉しげな様子で、先程とは違い、今度は優しく頭をなでた。
アネット
18:50:24
「ばかみたい。ちゃんとシグネと話して一緒に行けばよかった」
シグネ
18:51:06
「私たちにとっては、それが最善だったのは間違いなかろう」
アネット
18:51:11
「顔、また変?」自分ではよく分からない変化を手で触れて確かめる
シグネ
18:51:31
「変ではない。可愛いと今言ったばかりだろう」
アネット
18:52:17
「シグネは変だから」
シグネ
18:52:33
「む、私の何処が変だというのだ」
アネット
18:53:33
「わらうところ?」
シグネ
18:54:50
「好きな相手の可愛らしい所を見て笑うのは、別におかしなことではないだろう」 アネットの右頬を摘んで軽く引っ張って伸ばす。
アネット
18:56:21
「まふぇに、前に、アンスを助けに行った時、レイフェルとかキリーに歌をきかせたの。笑わなかったわ。シグネはすごい笑ったのに」
シグネ
18:58:07
「まあ、そうだろうな。あいつらは別にお前の可愛らしい所を見ても、私程愉しい気持ちや幸せな気分にはならん」
アネット
18:58:35
「シグネがおかしいのよ。たぶん、その、かわいらしいが」
シグネ
18:59:22
「おかしいのではなく、お前に対して特別な感情を抱いているというだけだ」
18:59:59
「多分、“(やつ)”が歌ってみせれば、レイフェルも笑顔になるだろう」
アネット
19:01:49
「あいつは…」そんなことをするだろうか、しそうだ。
シグネ
19:03:04
「まあ、そういうわけで私はおかしくない。普通だ」
アネット
19:04:16
「でも、私は女よ。それも?」物凄く今更ながら、そんな事を聞いた。
シグネ
19:05:41
「む」 アネットの髪を好き勝手にいじろうと伸ばしていた手を止めた。 「痛い所を突くな。そこに関しては、一般的な感覚とは違うのは否定できんな」
19:06:51
「私自身も、最初は自分がおかしいのではないかと悩みもしていた」
アネット
19:07:15
「そうよ」
シグネ
19:08:37
「ふむ……」
19:09:14
少しの間、何かを考えて。
アネット
19:09:42
「まだ、あってないけど、シグネのとうさまは、ふつうなんじゃない?」
シグネ
19:10:48
「それは、な。母様と結婚して、子を成したのだから」
19:11:15
「……しかも、結構頭の固い方だからな……」
アネット
19:11:21
「にいさまはなんかにいさまだから、いいけど」
シグネ
19:11:30
言っていて、気が重くなってきたとベッドに身体を横たえた。
19:12:00
「兄様は子供の頃からアルベルト殿と付き合いがあったからな。彼に感化された部分が大きいのだと思う……」
アネット
19:12:28
「とうさまがふつうなら、私、邪魔なんじゃない?」
シグネ
19:12:56
「アネット、今度は怒るぞ」
19:13:12
ベッドに横たわったまま、咎めるような声を出した。
アネット
19:17:25
「でも」 最近、いろいろなことが分かるようになってきて、今まで気にも留めなかったことが気になるようになってきたのだ。これもその一つ。家族、というものの存在を意識したのはいつからだろうか
シグネ
19:18:47
「でももだからもない」 手を伸ばして、アネットの腕を引っ張って自分の隣に横たえさせる。 「私にとって最も大事なのはお前だ」
19:19:13
「他人に何を言われようと、その気持ちだけは偽るつもりはない」
アネット
19:19:43
「やっぱりシグネは変なのよ」
19:20:44
「私はそんなあなただから愛してるわ。たぶんじゃない」
シグネ
19:21:33
「……ふふ、お前からあまり変だ変だと言われるのは少し傷つくがな。まあ、今の言葉でそれは相殺としておこう」
アネット
19:22:06
「私が変だから丁度いい」
シグネ
19:22:53
「ふふん、私は別にお前が変でなくとも、心変わりする事はないぞ?」
アネット
19:23:29
「もっと変になっても?」
シグネ
19:23:52
「当然だ」
アネット
19:25:51
「そう。良かった……そう」ころりと寝返りをうってシグネに身を寄せ、すんすんと匂いを嗅いだ
19:26:41
「すん……すんすん」時々こうするが今日はいやに念入りだ
シグネ
19:27:20
「……ど、どうした? 汗はきちんと流したから、におったりはしないと思うが……」 あまりに念入りなので少し心配になって、自分でも匂いを嗅いでみた。
アネット
19:28:39
「他の女の匂いがないかと思って」
シグネ
19:29:09
「するはずがないだろう。で、確かめてみた感想は?」
アネット
19:29:37
「ベッドが違うから?せっけん?いつもと少し違う感じ」
シグネ
19:31:04
「まあ、イルスファールに居る時とは違うのは当然だろう。とはいえ、もうディニスでの生活もそれなりに長いし、慣れたものかと思っていたが……」
アネット
19:32:02
「でも、シグネの匂いだわ……これも好き…」猫のようにすり、と身を摺り寄せ 「違うわ、ここは違う。家じゃない」
19:32:21
「こないだ、一度帰って思ったのよ。ああ、ここだって」
シグネ
19:33:30
「……成程」 摺り寄ってくるアネットの身体を腕で抱くようにして。 「お前にとっての故郷は、あちらというわけだな」
アネット
19:35:27
「シグネだけ居ればいいと思ってた。でも、違うみたい。 だんだん、色々ないと、だめに…だめね……」疲れがあったのかまどろみ、眠りに就いたようだ
シグネ
19:37:10
「…………」 言葉が途切れ途切れになっていくアネットを微笑ましく見つめながら、眠るまでの間、しばらく胸に抱いてやって。
19:37:47
寝息が聞こえて来れば、姿勢を整えてやり、毛布を掛けた後に立ち上がる。
19:38:43
「さて、と。アネットにとっては久しぶりの私の料理だ。腕によりをかけて作らねば、な」 身支度を整え、二人分の昼食を作るために、部屋を出ていった。
 
19:38:47
 
19:38:49
 
19:38:51
( ˘ω˘)スヤァ
19:38:58
( ˘ω˘)お付き合い感謝してやる。
SYSTEM
19:39:06
 様が退室しました。
19:49:22
( ˘ω˘)スヤァ
SYSTEM
19:49:30
様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)98回88.3%3888文字97.0%
 7回6.3%71文字1.8%
6回5.4%49文字1.2%
合計111回4008文字