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2019/11/09
SYSTEM
09:15:13
 様が入室しました。
 
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その人物を一言で表すならば、盾、である。
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戦場では誰よりも前に立ち、敵の攻撃を受け止め、かつ、味方が攻撃に転じやすいよう位置取りを行う。
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防御力だけで言えば、あの堅楼にも匹敵する性能を持つ。
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戦場以外の場面でも、負傷者が出れば走り、神の奇跡で癒し、治療を施し、兵士たちを励まし鼓舞し、護る。
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見た目はまだ成人したての若く小柄な少女である。若いなりによく動いているその姿は、頑張っている、とも映るだろうが。
09:28:16
少女の最近の状況を知っている者たちからすれば………理想的模範的な盾というより、うすら寒い何かを感じさせる働きぶりであるともいえるだろう。
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実の叔父が凄惨な死を遂げ、実の母親も父親と同じく戦場で行方知れずとなった、その翌日からすでに同じ行動をしているのである
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少女の叔父や父は騎士であり、少女の母も少女と同じく冒険者である。双方とも危険と隣り合わせの職業、行方不明や死亡は決して珍しい話ではない。
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家族は常日頃から心の片隅に帰らぬ覚悟を抱いているだろう、が、悲しみや痛みが全くないことなどありえない話だ。
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ありえない話なのである、が。少女と話した兵士たちは…それを少女から全く感じなかったのである。
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無論、叔父や母の話をそれとなく出せば、悲し気に目を伏せはする。だがすぐに「お気遣いありがとうございます」と元の通りに微笑むのである。
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精神力が強い、気丈にふるまっている、覚悟ができている…そんな次元の話ではない。
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ある兵士はこう語る。確かに前にも同じランクの冒険者を見たことがあった、メリアの神官、変わり者といえば変わり者の様子であった、が。
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まだ人族に見えた、だが、目の前の少女は…本当に人族なのか?
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09:58:40
その日、イルスファール王国、冒険者ランク魔剣位に新たな冒険者が登録された。
10:00:53
同じ宿の冒険者では、紅蓮旋風、堅楼、灰色の魔術師、剣狼、夜叉姫、雲耀の剣、キルヒア神の神官2名…に加え
10:01:42
慈愛の盾 アリエル・エマール が魔剣位として、登録された。
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@おそまつさまでした
SYSTEM
10:01:51
 様が退室しました。
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