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20191112Z_0

2019/11/12
SYSTEM
21:44:27
 様が入室しました。
 
21:44:35
@こんばんは、よろしくお願いいたします。
SYSTEM
21:45:26
 様が入室しました。
 
21:45:38
@よろしくお願いします
 
21:46:03
@とりあえず、おうちで読めばいいですかね…?お手紙
 
21:46:35
そうね、軽く手紙を渡された経緯を説明入れておこう
 
21:46:46
では最初はお任せします。
 
21:46:49
 
21:46:51
 
21:46:52
 
21:49:38
”三刃の魔竜”討伐作戦ならびに逢魔の森の鳥での攻略作戦が成功してから1週間
21:51:01
王都イルスファールに新たな魔剣級冒険者として”慈愛の盾”が名を連ねる前の事
21:51:30
アリエル・エマールは王都へ帰還するや否や、ミリッツァ神殿へと呼び出された。
21:52:51
ミリッツァ神殿に所属するの高位神官である母、レノア・エマールの消息不明の報は既に届いていたのだという。
21:55:32
レノアの行方を捜していた”三刃の魔竜”からの保護の名目で、彼女が行方を眩ます以前に預かっていたものがあるのだという。
21:57:25
母と叔父、そして、姉を一度に失い、自らの出生の秘密を知る事となり失意と呆然の底にあったアリエルに手渡されたもの、それは、母がこの肌身離さず持ち続けてきた結婚指輪と一通の手紙だった。
22:00:30
姉の事、実の父親であろうドレイクの事について、真実を知りたいと思うと同時に、受け止め切れていない自分に気づき、手紙を開けることができずにいたアリエルだったが――
22:00:33
 
22:00:35
 
22:01:28
王都イルスファールの一角、エマール邸。
22:02:22
アリエルが幼少の頃に要塞都市ユディスから越してきて以来、母一人子一人で暮らしてきた家だ。
22:03:16
部屋数も多くはなく、華美なところのない一軒家である。
22:04:39
母の部屋は行方を眩ます――叔父の手で保護される――前から変わらない。
22:06:12
部屋には母が冒険者稼業を再開するようになってから荷物が増えたものの、豪勢というには程遠い。
22:07:08
壁にかけられた若かりし頃の母と父の肖像と、テーブルの上の空の花瓶が物寂しさを覚える。
22:08:08
この部屋には母の匂いが、面影がまだ残っている。  残り過ぎていて、帰って来た直後は近づく事も躊躇われた程だ。
22:09:01
けれど、この手紙を読むとすれば此処が良いだろう。母もきっとこの部屋でこの手紙を綴ったのだろうから。
22:09:02
 
アリエル
22:11:22
母が手紙を綴ったであろう、椅子に腰かけ、丁寧に手紙の封を切る。その手はわずかに震えている。
 
22:11:32
厚みのある封筒には蜜蝋で封がされ、エマールの家紋が押されている。開封された様子はなかった。
アリエル
22:12:56
正直に言おう、真実を知りたいと思う、でも怖い
22:14:47
『悲しいな妹よ。お前はそこまで無知なのか』
22:15:47
私を妹と呼んだドレイク…フレア。私にとって、姉である存在、そして、彼女が語ったのは。
22:16:00
『だが安心しろ、妹よ。私達の父は私が殺してやったぞ』
22:16:33
ずっと人間だと思っていた、それを疑ったことなどなかった。自分はレノア・エマールとオライオン・エマールの娘だと。
22:17:17
彼女の言うことが真実であるのならば、この身にも…彼女と同じ、ドレイクの…バルバロスの血が流れている。
 
22:17:45
手紙の書き出しは母の文字でこう書かれていた。
アリエルへ

こんにちは、アリエル。元気に暮らしている? 怪我や病気はしていない?
この手紙を受け取っているという事は、私はあなたに伝えるべき事を伝える前にあなたを置いていってしまったのね。
アリエル
22:18:21
母の手紙に目を落とし、文字を丁寧になぞる。
22:18:59
母らしい書き出しである、と少し笑みが漏れる。
22:20:17
『………知らなかった相手とか、そもそもわかんなくて当然じゃねーっすか?』
22:21:34
『アリエルちゃん、あの人は……レオンは、あなたが産まれる前に、言ったわ、『誰がなんと言おうとこれは俺達の子だ』って……"これ"は無いでしょって、叩いてあげたのよ』
22:22:05
息を吸い、ゆっくりと吐いて、続きをなぞる。
 
22:24:52
 
私はあなたにずっと隠していた事があるの。
この手紙をあなたが受け取っているという事は、私が弱かった証。
私はあなたを精一杯愛してきたつもりだったけれど、良い母親では無かったわね。
ごめんなさい。
アリエル
22:30:25
確かに、若干子どもに対して過保護なところはあったし、ほんわかとしてても意外に頑固でてこでも動かないときは動かなかったし、おやつも食べすぎてはいけないと言ったのにこっそり買いだめもしていた人だけれど、けれど。
22:31:37
私にとっては、自慢の、誇りに思う母親である。たくさんの愛を、私に注いでくれた…が。
22:32:22
ソレは母を苦しめていたのではないか…?という不安がある。父親の事を知った今となっては。
22:33:13
息を吸い、ゆっくりと吐いて、続きをなぞる。
 
22:39:45
 
あなたが生まれる前、私はお父さんと一緒に冒険者をしていたわ。順調にランクも上げていって、成功していた部類だったわ。
そして3年経ったある日、南の蛮族退治の仕事の最中に敵の罠に嵌まって私は囚われてしまったの。

それから2年間、私は蛮族に慰み者だったわ。
辛くて、悔しくて、何度も死のうと思ったけれど、あの人はきっと助けに来てしまうから、それに、ミリッツァ様に復讐の誓いを立てていたから、
私はどんなことをしてでも生き続ける事にしたの。
アリエル
22:41:10
ぎり……と唇を噛んだ。わかってはいた、察してはいたが…。母が受けた屈辱を思うと、怒りがこみあげてくるのは、必然である。
22:44:25
『アリエル、すまない……。俺は結局、お前たちに何もしてやれなかった。失くしたものを取り戻す事も、守る事もだ』
22:45:33
叔父も…きっと、この事を知ってた…あるいは、察していたのだろう。だから…深い後悔にとらわれていた。
22:46:00
息を吸い、ゆっくりと吐いて、続きをなぞる。
 
22:46:08
 
そんな日々の中、私は憎い敵の子を身籠ってしまったのよ。

アリエル、あなたが最初の子供ではなかったの。
今、生きているか死んでいるか、男の子だったかも女の子だったかも分からないけれど、あなたには兄か姉にあたる子がいたのよ。
アリエル
22:48:56
『あの女は自らの命惜しさにその身を父に差し出した浅ましい女だ』
22:49:01
「…姉さん」
22:49:29
『人族とはそうした浅ましい生き物だ……お前の血も半分はそれだと、言われ続け、惨めに地を舐め続けた』
22:50:05
息を吸い、ゆっくりと吐いて、続きをなぞる。
 
22:51:52
 
あの子がお腹の中にいる間、私には嫌悪と憎しみしかなかったわ。
何度も、堕ろそうと思った。でも、教えがあったから、出来なかった。
酷いでしょう? その時は本当にそんな事ばかり考えていたのよ。

でもね、あの子が生まれた時、産声を耳にした時、私は
アリエル
22:57:07
『あなたの、声を、ずっと、覚えていたわ…忘れ、られない……思いだす、たび、に…苦しくて……』
22:57:25
『ひとりに、して……ごめん、なさい……名前を、つけることも、抱き締める、ことも、出来なくて……』
22:59:22
たとえ、それが、人族にとって敵である蛮族の子であっても、憎悪を抱いていたとしても…我が子を愛するのだ、母は。
 
23:00:01
 
お腹の中から邪魔者が居なくなって清々すると思っていた。
あの男の血を引く子供なんて殺してやろうと考えていたのに。

声を聞いた瞬間に、全部どこかへ行ってしまったの。
この子には私しかいないんだ、って、今も必死に私を呼んでいるんだって、そう思ったの。


でも、あの子は取り上げられてしまった。
どんなに懇願しても行方どころか生きているかさえ、教えて貰えなかったわ。
私はあの子に何も、何一つしてあげられなかったわ。
アリエル
23:00:12
大きな矛盾から成る苦しみは……私では、計り知れないものであることは、わかる。
23:01:44
愛する我が子を取り上げられた母の悲しみは、痛みは…想像すら、できぬほどのものであろう。
23:03:46
息を吸い、ゆっくりと吐いて、続きをなぞる。
 
23:13:07
 
あの男の留守を狙ってオライオン達が助けに来てくれたのは、その次の年のこと。
私はようやく人族の街に帰る事が出来たの。あの子を置き去りにして。

帰ってすぐにオライオンから結婚を申し込まれたわ。
捕まる前からお付き合いはしていたのよ、あの人をずっと愛していたから嬉しかった。
でも、断った。その時、私はまた身籠ってしまっていたから。
アリエル
23:14:48
「っ……」
23:15:39
手が震えているのがわかる。ああ、やはり…。
23:15:55
息を吸い、ゆっくりと吐いて、続きをなぞる。
 
23:30:31
 
アリエル、あなたの父親はオライオンではなく、あの男、ドレイクのボルドーという男よ。
私では歯が立たない程、高位のドレイクという事しか分からないわ。

本当はあなたには名前も教えたくはなかった。
これは私が残してきたものの為に出来る、私の復讐だから。
あなたに背負わせたくはなかった。

でも、あなたはミリッツァ様の御声を聞き、オライオンを捜すと誓ってしまった。
頑張り屋で寄り道の出来ないあなただから、いつか辿り着いてしまうかもしれない。
そんな時、何も知らないままでいるなんてあってはいけない事だわ。

ごめんなさい。隠し続けてきた私が言う事ではなかったわ。
アリエル
23:32:12
「っ………あ…あ…」こらえきれずに涙が溢れた。わかっていた、悟っていた、でも…私は。
23:35:39
ぐっと涙をぬぐって、続きを読む。
23:44:45
コレは私が向き合わなければいけないことだ、今であれ、未来であれ。
 
23:46:37
 
私はね、アリエル。
オライオンと一緒になれなくても、あなたを産んで育てる気だったわ。
あの子のように、あなたを一人になんかさせたくなかった。

まるであの子の代わりみたいに思うでしょう?
でも、それだけでは無くなったの。

オライオン。レオン、私の愛するあの人は、生まれてくる子供がなんであろうと構わないと言ってくれたわ。
お前の産む子ならお前ごと愛する、これは俺の子だって。
恥ずかしくてついひっぱたいてしまったけど、すごく嬉しかった。

そうして、私達は夫婦になったの。

アリエル、あなたとレオンは血が繋がっていないわ。
それでも、アリエル、あなたの父親はオライオン・エマールよ。
アリエル
23:47:33
『アリエルちゃん、あの人は……レオンは、あなたが産まれる前に、言ったわ、『誰がなんと言おうとこれは俺達の子だ』って……"これ"は無いでしょって、叩いてあげたのよ』
23:47:48
「お父さん…」
23:48:44
指輪に目を向けた。私は会ったことがない、血がつながっていないけれど、私の父と言ってくれた人。頑固で寡黙で…でも情熱的な人。
23:48:52
母がずっと愛していた人。
 
23:54:42
 
あなたが生まれた日、いつもは仏頂面でだんまりのあの人は泣いて喜んだわ。
名前の通り、ライオンみたいな凄く大きな声でね。
私を助けに来た時だってあんな声出さなかったのに、ちょっと妬けちゃったのよ?
そうしたら、あなたも負けないくらい大きな声で泣き出して、大変だったんだから。

覚えていないかもしれないけれど、あなた、それ以来、オライオンの顔を見る度に大声で泣いていたのよ。
しかめっ面を見せるからよって言ったら、あの人、狐のお面なんて買ってきて、それを付けてあなたと会うようになったの。
馬鹿でしょう? あなたじゃなくてハイジアの方を父親だと思うようになったらどうするのって言ってやめさせたわ。
アリエル
23:55:36
「え」ちょっとまって、ということは、私が最初の頃つけてた、あの狐面って………。
23:56:37
お母さん…あと、ガルバさんも言ってくれたらよかったのに…!
23:58:00
でも、安心した。お父さんは…オライオンも…私の事を、愛してくれていたんだ。
23:58:54
どこかで、私が…お父さんを、お母さんから奪ってしまったんじゃないかって、お父さんがいなくなったのは…ドレイクの娘だった、私が産まれたからじゃないかって、思ってた。
 
23:58:55
壁にかかった肖像は結婚した時の二人の姿が描かれてる。今よりも若く自分と姉によく似た母と、細面の美男子だった弟のハイジアとはあまり似ていない骨太で精悍なオライオンの姿がそこにある。
アリエル
23:59:48
ドレイクの娘であるのは事実であったけれど…お父さんは、それを知っていて…私を、実の娘として認めて、愛してくれていたのだ。
2019/11/13
アリエル
00:02:12
「うえぇ………」涙が溢れて止まらなかった。でも手紙には落とさないように、何度もぬぐった。
00:08:41
叔父様も…あの人は、敏い人だ。今思えば、私が…実の姪ではないということにも、きっと、気づいていたと思う。
00:09:06
それでも、叔父も…父がいなくなってからも、いなくなる前も、私達親子を大切にし、護ってくれた。
00:09:11
「叔父様…」
00:09:45
そう、あの人は…私にとってでもあったのだ。
00:10:22
まだ手紙は終わっていない…続きを、読まなければ。
 
00:22:18
 
00:22:23
 
あの人がいて、あなたがいて、私はとても幸せだったわ。
本当なら、あなたにはそんな幸せな思い出を全部話しておくべきだったのに、

あなたが1歳を迎える前に、あの人が居なくなってしまったから。

作戦中の行方不明、蛮族に襲われた村の救援に向かって、それっきり。
あの人だけが遺体も見つからなかった。

私は目の前が真っ暗になって、随分と長いこと塞ぎこんでいたわ。
平気な風に振舞おうと頑張ったつもりで、全然、出来ていなかったのね。
あなたはとても手のかからない子に育ってしまった。
何か聞きたい事、言いたい事があっても我慢してしまえる強くて優しい子に。
私はそんなあなたに甘えて続けてきたの。
本当にごめんなさい。
アリエル
00:25:12
ああ、本当に…私とお母さんは親子なのだなと思う。お互いがお互いの事を考えすぎて本音もお互いに言えなかった。
00:26:59
こうして、いなくなってから、母という人物がどのような人であったかわかることが、その証である。
00:31:29
本当に…不器用な親子である。
00:36:08
涙で濡れないように、慎重に、続きを指でなぞる。
 
00:45:07
 
あの人は、レオンは、おそらく亡くなっているわ。

彼が居なくなってから少しして、無足の荒野に王国の紋章が入った鎧を着た騎士の亡者が現れたの。
人間には脇目も振らず、蛮族だけを狩り続けては姿を消したそうよ。
それから何年かして、また現れ、消えて。その繰り返し。

私はそれがレオンだと思っているわ。
その騎士が狐の面を被っていたらしいの。
アリエル
00:46:03
「え…?」お母さんは、お父さんが…どうなっていたか、知っていた…?
00:47:10
なら、どうして…私に、お父さんは亡くなった、と話をしなかった…?
00:57:12
続きを、指でなぞる。
 
01:10:41
そこから先は筆が随分と乱れていた。何度か書き出そうとしては躊躇ったような跡が残っている。
アリエル
01:11:57
「…お母さん」
 
01:13:27
 
私はそれでも信じたくなかった。
あの人がもう亡くなっているなんて耐えられない。
あなたが抱いたのと同じ淡い希望を、私も捨てきれなかった。
だから、話せなかった。

あなたの事を考えるなら、話して、やめさせるべきだった。
実の子が殺し合いの訓練を始めたっていうのに、私は、

母親のする事じゃない、

私があの人を還す、あなたをあの人と会わせる訳には行かない。
アリエル
01:15:08
ああ、これは、母として、ではなく…レノア・エマールとしての…言葉なのだろう、そう、思う。
01:17:49
もしかして…母が、突然冒険者として、復帰したのは…このことがあった…から?
01:18:34
亡霊が本当に…お父さん…オライオンかどうか確かめて、還すため…?
01:26:18
『てゆーかレイフェルも似たタイプなんすけどね。相手の荷物は分けてもらうどころかぶん捕ろうとするくせに、自分の荷物は自分だけが抱え込むんすよね』
01:26:54
ユーフォルビアの言葉を思い出しつつ、指で続きをなぞる。
 
01:29:02
かなりの行数を残したまま、その便せんはそこで途切れていて、次の一枚の最初ではまたいつもの字に戻っている。
アリエル
01:32:59
母親としてではなく、レノア・エマールとして綴られたその紙をもう一度見て、次の一枚へ。
 
01:58:54
次の一枚の内容は、想像を絶していて、ある意味、レノア・エマールらしいといえばこれ以上ないくらい、らしい内容だった。
01:59:12
 
ごめんなさい

駄目ね、手紙を書く時は内容を吟味して、伝えたい事を誤解なく伝えられるようにしないとなのに。
書いているうちに気持ちが昂って、何をどう伝えていいのか分からなくなってしまうの。

これじゃあ日記だわ

     ※これは下書きです、いまそうしました

こんな書き方じゃ傷つけてしまうに決まってるでしょ?馬鹿なの?


・話すべきでは?  × むり こわい
・ボルドーのこと  いわない>   ハイジアがばらすかも  
・レオンのこと   いまさらなんて? きらわれちゃう  あたりまえ
02:00:21
それは途中から手紙の体を為していなかった。書き損じて下書き扱いにした後は、ひどく雑なアイデアノートめいた書き込みへと変わっている。
02:01:21
母はどうやら蜜蝋で封までしておきながら、どうやら入れる手紙を間違えたらしい。
アリエル
02:01:22
「………」一瞬驚き、何してるのお母さんとため息をつき、そして、最後には…母らしい、と笑みがこぼれた。
02:02:56
『でもね、アリエル。あなたはいつだってママの娘だわ。佳い人や孫を連れて来なくたって、恥ずかしい恰好でおいたをしても、傷ついて、何かを失って帰って来ても』
02:03:54
なぜ人にそう言っておきながら…と思いつつも、私も人の事言えない…と顧みて、ああ、やはり親子なのだと、手紙を読んでから何度思ったかわからない。
02:06:51
『いつもそうだったよ。村にいた頃から無暗に行動力があってね、言い出したら聞かないんだ』
02:08:52
目を伏せて、手紙を最初から読み直して…今はそばにいない母を想い
02:09:09
息を吸って…吐いて
02:09:12
「……よし」
02:10:31
『場合によっては、出口から脱出できなくても。 魔域の中に残してきたはずのモノが、外で見付かることもある』
 
02:14:02
@手紙はこんな感じですかね…?
 
02:14:12
@です
 
02:14:17
@了解です
02:14:19
 
02:14:20
 
02:14:20
 
02:15:07
その日、アリエル・エマールは朝早く星の標に来て、そして。
アリエル
02:15:41
「ガルバさん、私、今からわがままを言います、私に…魔域関連の依頼を、優先的に回してください」
 
02:16:51
とのたまった。
02:18:01
死人のような目をしていた少女が回復しつつあることは喜ばしいことであるが、その表情は、その顔は、昔、所属していたある冒険者を思い出させるもので。
02:20:17
親子そろってふりまわされるのかと内心わずかにため息をつきつつ、善処しよう、と少女に返答をした。
02:20:58
尚、この時アリエル・エマールは全く知らなかった。この魔域の依頼を優先的にまわしてほしいというお願いが
02:21:26
彼女と縁が結ばれた、ある魔域へと導くことになろうとは。
02:22:11
 
02:22:11
 
02:22:12
 
02:22:17
@こんな感じでせうかね。
 
02:22:38
@途中途中随分とお待たせして申し訳なく
 
02:22:50
@いえいえ。ママのお手紙が読めてよかったです。
02:23:10
@たぶん、こう、初めて、レノア・エマールと話ができた、そんな気がします、アリエルにとっては。
 
02:23:24
@報告書の類はしっかりかけるけど、たぶん娘への手紙だけはうまく書けない
 
02:24:28
@レノアは出生の負い目から、ありえーるはありえーるでママがパパのことで悲しんでいるという遠慮から
02:24:41
@向き合えて来なかったんでしょうね…本当の意味で。
 
02:25:17
@ちゃんとした母親が出来てはいないのです
 
02:29:03
@ちゃんとした娘が出来てはいないのです。ゆえに、ありえーるはママとお姉ちゃんを探し出し
02:29:20
@今度こそちゃんと向き合おうと決めたのです。たとえそこに困難が待っていようとも。
02:33:37
@とりあえず木曜日にやべー遺跡(魔域?)へいってきますママ。
 
02:35:44
@いってらっしゃい。わたしはちゃんとしたあなたのママにはなれていなかったけれど、あなたをずっとあいしているわ
 
02:36:56
@やべー遺跡をさくっと攻略して、必ず迎えに行くわ、ママ。それまでお姉ちゃんをお願いね。
02:37:07
@では、お疲れさまでした、長時間お付き合い感謝ですー^
 
02:37:56
@おつかれさまー
SYSTEM
02:37:59
 様が退室しました。
SYSTEM
02:38:01
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)74回48.7%2927文字58.6%
 78回51.3%2066文字41.4%
合計152回4993文字