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20191201X_0

2019/12/01
SYSTEM
21:18:40
 様が入室しました。
SYSTEM
21:19:07
 様が入室しました。
 
21:21:02
星の標、深夜帯
21:22:17
店内には人はまばらで、静かな時間が流れている
フェル
21:23:02
そんな中、店内でぼーっとしている少女が一人
21:24:13
何をするでもなく、膝に猫を置いたままぽけーっとしている
 
21:25:32
ゆっくりとした時間に たん、たん、たん と階段を降りてくる足音がする
フェル
21:26:11
足音に気付いているのか気付いていないのか、視点は宙をぼんやりと
 
21:27:22
黒髪に銀髪が混じり、それを二つ結びにした少女で 頭に小さなシルクハット、黒いノースリーブのワンピースドレス 黒と白のフリフリとした付けそで 赤革の靴
ニオ
21:29:06
薄い化粧に 朱の口紅 まるで散歩に出かけるような気軽さで、店内に降りてくる
21:30:13
シャワールームへとそのまま進みかけて── 「……」この時間に1人で居る姿に気がつく
フェル
21:30:15
「───」 視界の端に入ればさすがにちょっと目を向け、すぐに外してからもう一回見た
21:30:27
二度見である
ニオ
21:30:39
ひらひら、と手を振って 薄く笑った 「こんばんは」
フェル
21:31:11
「あ、はい。こんばんは」 「何ですかその格好」 思わずぼんやりしてたのが覚醒しちゃったよ
ニオ
21:32:12
「お客さんをとってたの。久しぶりに、ね」 とことこ、と近づいて行って
フェル
21:32:41
「ああ、そうなんですか」 「此処で?」
ニオ
21:32:54
「誘われたから」
21:33:28
「ここじゃないもの。ニオの泊ってる場所」
フェル
21:34:20
「ふむ。なるほど。まあ、別に何処ででも私はいいですが、あまり大っぴらにやるとガルバが怒りますよ」
ニオ
21:34:27
「内緒よ」しーっと 
21:34:47
「これっきりにしておくわ」
フェル
21:35:03
「はい」 しーっ
21:35:31
「見つかったらジユウレンアイという建前にしましょう」
ニオ
21:35:45
「れんあい?」
フェル
21:36:43
「えーと、ほんの一時的に好きだとかなんだとかでそういう行為に及んだのであって、商売ではない、とかいう理屈だとか…?」
ニオ
21:37:24
「ああ、」頷いて 「分かるわ。そういうものがあることは」
フェル
21:38:03
「まあ、良くわからない話です。人っていうのは色々面倒ですからね」
ニオ
21:38:08
「いるのね、そう言う人も」
フェル
21:38:25
「聞いた話、ですけどね」
21:38:41
「座っては?それともシャワー行きます?」
ニオ
21:38:46
「面倒じゃない人間なんて、つまらないわ。きっと、ね」
21:39:00
「少し、時間もらえたら嬉しいわ」 頷いて<しゃわーいく
フェル
21:39:26
「そんなものですか」 「はい。お腹がすいていれば、なにか用意しておきますよ」
ニオ
21:39:42
「ありがとう」薄く笑って見せて
21:40:02
とことこと、シャワー室へと向かった
フェル
21:40:33
その間にフェルは店員にお願いして料理を用意して貰った。味付けはうんと濃く、と注文をつけて
ニオ
21:41:24
黒と銀の長い髪を後ろに一つにまとめて しばらくすると出てくる 宣言通り、香水の香りはこの前あった時よりも強い
21:41:51
ただ違いは、嗅覚が鋭敏なものじゃないとそこまで分からないものだろう
フェル
21:42:09
「おかえりなさい」 既にならんでいた料理を前にうずうずしていた 「この前とは匂いが違いますね」
ニオ
21:42:52
「ユリからバラに変えてみたの」 頷いて 「ニオが泊ってる場所に、沢山植わってるのよ」
21:43:09
濡れた髪の手入れもそこそこに
21:43:18
着席する
21:43:28
流石に着替えは持ってないのか服装はそのままで
21:44:00
「いただくわ」
フェル
21:44:07
「花の匂いは嫌いではありません」
21:45:02
「ええ、どうぞ」 わたしも頂きます。猫をどけて、と
ニオ
21:45:19
「良かったわ、それなら」 頷いて
21:46:10
「……少し、感じるわ」一口食べた感想がそれで
フェル
21:46:35
「濃くして貰いました」 もぐもぐ
ニオ
21:48:08
「覚えていてくれたのね」
フェル
21:48:42
「ええ。食事は私の最大の関心事ですから」もぐ 「しかし、これで少し、というのは、相当ですね」 私は気にせずたべちゃうけど
ニオ
21:49:20
「無いようなものだもの」フェルの半分の半分くらいのスピードでゆっくりと食べて行く
フェル
21:50:07
「満腹感とかは普通にあるんですか」 最近はお野菜もちゃんと食べるの(’X'
ニオ
21:50:14
えらい
フェル
21:50:32
(’X'*
ニオ
21:50:52
「満腹感…というより、」薄い表情を微妙に変えて 「空かないわ。そもそもあまり」
フェル
21:51:15
「それは、羨ましい話です」
21:51:37
「私はどれだけ食べても、少し足りません」
ニオ
21:52:22
「同じくらいなのに、ニオと」 背丈とか
フェル
21:53:23
「あなたの呪いと同じかも知れませんね」
ニオ
21:54:36
「同じなら、‥‥ああ、うん。分かってるわ」 途中で誰かと話すように 視線が動いてぶつぶつと
フェル
21:55:06
「……見えない誰かでもいます?」 視線を宙に
ニオ
21:55:46
「……」きょとんとして
21:56:38
「‥‥ああ」
21:57:14
「1人じゃないの、ニオは」
フェル
21:58:20
「…? 私には一人に見えますけど」 ニオの周囲に目線をやり、探す 「ゴーストの類ではないですね」 そもそも守りの剣の範囲だし
21:58:52
「神官でも無いですし」 神官はそういう声が聞こえちゃったりするらしいが
ニオ
21:59:02
「ニオの中に、別のニオが居る」食事を口に含んで咀嚼して 呑み込む 「分からないけど、何人居るかは」
フェル
22:00:00
「ええと───」 そういう話を、昔聞いたことがあるような、ないような、確か 「多重人格」
ニオ
22:00:18
「そう言うのね」
フェル
22:00:36
「そう、教わった覚えがあります」
22:00:55
「───ああ」
22:01:09
ふと、自分の頬に触れ
22:01:39
両手の指で、無表情な口の端を吊り上げた
22:01:58
「この時、あなたではない?」
ニオ
22:02:23
「…それはきっと、"わたし"、ね」 薄く笑って首肯した
フェル
22:03:07
「ああ、わたし」
22:03:23
「ニオはニオっていいますものね。わたしもニオなんでしょうけど」 こんらんする
ニオ
22:03:37
「そうよ」
フェル
22:04:03
「主にはニオなんでしょうか」
ニオ
22:04:22
「すぐ出て来ようとするの。普段はニオよ」
フェル
22:04:27
この間ももぐもぐしてる
ニオ
22:04:36
「半々くらいだけど、ね」
フェル
22:05:11
「なるほど、戦ってる時はわたしが多そうな感じですね。今思えばではありますけど」
ニオ
22:06:14
「好きなのよ。虐めるのが」
22:06:40
「ニオも嫌いじゃないけど、ね」
フェル
22:06:41
「ああ、そうなんですね」
22:06:50
「(’X'」
ニオ
22:07:10
「虐められる方が好き。ニオは」
フェル
22:07:48
「なるほど」 「私もどちらかというとそうでしょうか」
ニオ
22:08:51
「フェルは、そうね」
22:09:09
「吸われてる時の方が、良さそうな顔をしていたわ」
フェル
22:09:38
「時の方がって、私からあなたには何もしてないと思いますが」
ニオ
22:10:31
「そこまで楽しそうじゃなかったもの。戦ってる時」違う?と色の違う瞳がじ、とフェルを見る
フェル
22:11:00
「ああ、そういう」 「そうですね。別に戦いに楽しみはありませんよ」
22:12:40
「今も昔も、戦いに身を置くのはそれが私の役目で、生きる糧だからです」
ニオ
22:13:12
「残念ね。それは」
22:13:41
「愉しめばいいのに」
フェル
22:14:15
「どうして楽しいのかが、よく分かりません」
ニオ
22:15:30
また一口食べて こくんと喉を鳴らして呑み込んで
22:15:58
「感じられるから、痛みを」
フェル
22:16:28
「痛いのより気持ちいい方がいいですよ。少し痛いのは嫌いじゃないですけど」
ニオ
22:18:27
「そうね。気持ちいい方がいいわ」
フェル
22:18:43
「──ああ、でも、昔は、戦いのその後の事を考えれば、少し楽しみではありましたか」
ニオ
22:19:16
「してもらえた?優しく」
フェル
22:19:47
「それは変わりませんけど」
22:19:56
「いっぱい食べられましたからね」
ニオ
22:20:48
「美味しかった?死ぬと、固くなるはずだけど」
フェル
22:21:59
「意味を分かって聞いてるんですね」 もぐ
ニオ
22:23:08
「覚えてるもの。ニオを美味しそうって言ったのを」 食事の手を止めて、飲み物の入ったグラスの淵を撫でる
フェル
22:23:56
「ええ。正直、一番の好物はそれですから」 飲み物を口に含み
22:25:13
「私が満腹感を得られるのは、それを口にした時だけです」
ニオ
22:25:41
「食べればいいのに」
フェル
22:26:24
「こっちに居られなくなっちゃいますからね。おかげでずっと空腹です」
ニオ
22:27:10
「こっちに居たいの?お腹が空くよりも」
フェル
22:28:38
「ええ、まあ、一度慣れると、便利ですからね」
22:28:55
「居心地は悪くありません」
ニオ
22:29:02
「でも、忘れられないでしょう?」
22:29:09
「そんな美味しいものなら」
22:29:30
「とても、とても分かるわ。気持ちが」
フェル
22:29:32
「我慢してる人を誘うのはよくないですよ」
ニオ
22:30:58
「……」薄く笑って 「忘れられないわ。覚えた事は」
22:31:15
「それが悦楽なら、なおさら、ね」
フェル
22:32:00
「……ただの好みの問題です」すまし顔
22:32:02
いつもだったわ
22:32:17
「私は、そうですね。例えば、その欲望を満たすためにニオがいなくなってしまうなら、我慢します」
ニオ
22:35:00
「‥…」きょとんとしてから 薄く笑って
22:35:06
「気に入ってくれたの、ね」
フェル
22:35:39
「嫌いじゃありませんよ」
ニオ
22:35:51
「そうないわ。欲望と天秤にされることは」
フェル
22:38:27
「まあ、私みたいのはそうそういないでしょうからね」
ニオ
22:38:35
「自分を優先しちゃうもの。ニオは」
フェル
22:39:17
「血がどうというだけではなさそうですね」
22:39:33
「私も、その点以外は自分を優先してますよ。たぶん」
ニオ
22:40:18
「……分かってるわ」 声にうるさげにするニュアンスが混ざって 「そう」
フェル
22:40:51
「?……ああ」 わたし ね 「ちなみに、何て?」
ニオ
22:41:56
「言えないわ。それは」
フェル
22:42:12
「残念です」
22:43:12
「……ん、というか、別に他人を優先している訳でもなかったですね」
22:43:32
「我慢するのも、自分がそういしたいからで、自分を優先しています」
ニオ
22:43:46
「‥‥そう」
22:44:08
「そこは、理解出来ないわ」
フェル
22:45:08
「私は、これでも長生きなので、色々経験があるんです」 きっと
ニオ
22:46:14
「見た目じゃ、わからないもの、ね」
22:46:31
「ニオも、フェルも」
フェル
22:46:42
「そういえばそうでした」 あなたもでしたね
22:48:30
「さて、そろそろ食事も無くなりますが」 私が大半を空にしたんだけど
22:49:15
「あまり食欲がないって言ってましたけど、足りてます?」 頭を片付けて、首を見せる
ニオ
22:50:45
「……今日はこっちの日」 パックを取り出して見せて 「でも、どっちも飲んじゃいけないって事じゃないわ」
22:51:47
ストローを刺して中身を啜ると 一気に飲みきってくしゃりとつぶした
22:52:06
「行くわ。部屋に行っていいなら」
フェル
22:52:19
「いいですよ。何もないですけど」
ニオ
22:53:41
席から立ち上がって
フェル
22:54:51
お会計をしよう。猫を抱えて
ニオ
22:55:30
求められれば払うけど、ご馳走してもらえそうならそのまま乗っちゃうわ
フェル
22:56:02
私がお誘いしたので。
22:57:04
「そういえば、一晩に二人を相手に」 意味が違う
ニオ
22:57:43
「そうね。そうなっちゃうわ」薄く笑って
フェル
22:59:01
「まあ、疲れるのは私なのですが」 てこてこ
ニオ
22:59:13
「そうね」
22:59:18
「あ」
フェル
22:59:24
「はい?」
ニオ
22:59:28
「だめって、言って欲しいわ」
22:59:38
「じゃないと、加減が分からないから」
フェル
23:00:41
「ああ、なるほど……まあ、出来れば」 
23:01:48
「終わった後、ほうっておかれるのも寂しいので、一緒に寝てくださいね」
ニオ
23:02:21
「それが料金、ね」
フェル
23:03:20
「料金というわけでも無いですけど、まあそれでいいなら」
23:03:47
「あ、服が皺になりますか」
ニオ
23:04:23
「貸してもらえる?脱いでもいいわ」
フェル
23:05:43
「寝間着ってシャツくらいしかないんですけど」
ニオ
23:06:32
「十分よ」
フェル
23:07:38
「ではそんな感じで」
ニオ
23:07:56
「かじっちゃ駄目よ、寝てる間に」 耳元で囁いてみせてから 3歩ほど先を行って 「はやく」
フェル
23:08:27
「ん……甘噛くらいはするかもしれませんよ」
23:08:35
急かされてとことこ
ニオ
23:09:21
フェルに伴われて、また階段を上がっていくのでした
フェル
23:10:08
限界までダメっていいませんでした
ニオ
23:10:31
悪い子だわ
フェル
23:11:19
恍惚
ニオ
23:11:35
お互い利益があるから困らないわね
23:11:44
お付き合い感謝なのよ
フェル
23:11:59
ありがとうございました
ニオ
23:12:10
また遊んでね
フェル
23:12:15
たぶん甘えたと思います
ニオ
23:12:29
料金分は甘やかしたわ
フェル
23:12:50
(’X'
23:12:52
てったい
SYSTEM
23:12:56
 様が退室しました。
ニオ
23:12:58
)))
SYSTEM
23:13:02
 様が退室しました。
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