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2019/07/02
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TOPIC
13:02:47
《星の標》昼過ぎ by  
 
13:06:40
冒険者の店《星の標》、イルスファール王国に数ある冒険者の店の中でも、その名を知らぬ者は最早少数と言えるだろう。
13:09:29
その理由は、一流と謳われる領域を超え、勇者と称えられる冒険者の頂きに近いランク――魔剣等級まで到達した者を5人も保有していたことに拠るところが大きい。
13:10:02
そして、これより更にその名は広く知れ渡って行くことになるだろう。
13:10:20
《星の標》が保有する魔剣は七振りになったのだから。
13:10:26
 
13:11:36
時刻は昼過ぎ、朝の依頼の貼り出し後の混雑はすっかり引けている。そんな頃合い、一人の女性が店を訪れた。
13:13:54
艶やかな黒髪、額から覗く青白い角、この大陸とは様式の異なる装飾も絢爛な具足を身に着けたその女性こそは、七振りのうちの一つ、”夜叉姫”クガミ・ミカサだ。
13:16:13
周囲の視線に物怖じする事なく向かう先は店主ガルバの控えるカウンターである。
ガルバ
13:18:33
「残念だが仕事なら無いぞ」 開口一番にこれである。無理もない。彼女は大層仕事熱心でこれまでも何度となく仕事を求めにやって来たのだ。周囲の反応などお構いなしに
ミカサ
13:21:05
「まぁ、主様ったら…藪から棒に酷いではありませんか。此度の用向きはそちらではございませぬ」 顔を見るなり仕事はないと言い渡され、きょとんとした表情を浮かべた後、ムムと太眉をしかめて抗議する。と言っても本気で怒っているわけではない。彼女が怒気を露わにしたら、こんなものではない。
ライナス
13:21:51
「……」 ずず、と珈琲をすすりながら読書の合間に。そんな彼女の入店からガルバまでをのんびりと眺めている、取り立てて特徴のない青年が一人。目立たない風貌とは言え、店内を見回していれば知った顔という事もあって気付いていたろうが。
ミカサ
13:24:05
「聞けば、ライカさんとキリーさんが昇進なさったそうではございませんか。こうして祝いの書状を持って参った次第にございます」 懐から袱紗に包んだ書状を二通、カウンターに置いた。
13:26:32
華やかな薔薇の押し花を添えた書状の文面はごく簡潔なものだ
=========================================
拝啓 

盛夏の候、青空のまぶしい日々となってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか。

この度は、魔剣等級へのご昇格の段、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
これもひとえに日々のご研鑽の賜物と思います。
今後の更なるご成功とご健康をお祈りしています。

                             敬具
                             ミカサ・クガミ
=========================================
13:28:10
「ご来店に折で構いませんので、こちらをお二方へお渡しいただけますでしょうか」 楚々とした笑みを浮かべ、店主に頼んだ。
ガルバ
13:30:18
「直接会った時に伝えれば良いだろうに。一々律儀な真似をする」 なんて言いながら、書状を包み直して預かってやった。
ライナス
13:32:14
カップの中身を空にして、ゆっくり立ち上がり。普通にカウンターの方へと歩いていこうか。 「どうやら今日は出番がないらしいね、ガルバ」 空のカップを渡しておかわりを頼む姿勢を見せつつ。
ミカサ
13:32:37
「親しき仲にも礼儀ありと申しますし……もう御一方にもいずれ、ご挨拶に伺いたくございますが、中々どうして縁が無いものにございますれば」 魔剣の一人、ライルとは面識はないが名前は聞き及んでいる。生憎と仕事を共にした事も顔をあわせた事もない。駆け出しの頃と違って早々仕事が回ってこないのだ。
ガルバ
13:33:38
「お前がえり好みをするからだろう」フンと鼻を鳴らし、空のカップにコーヒーを注いでやる
ミカサ
13:35:00
「まぁ、わたくしは選り好みだなん、て…」 ガルバがライナスに向けた言葉を自分へのものと勘違いして、そこでようやく近づいて来た者に注意を向け、誰であるかに気付いた
ライナス
13:35:15
「やあ、ミカサ」 元気そうでなにより、などと挨拶の声を掛け。 「彼なら、挨拶に向かえば喜ぶんじゃあないかな」 綺麗な女性は好きみたいだしね、(ライル)は、などと。
ミカサ
13:37:27
「む」 ここ最近、身の回りで起こった諸々に思わず眉を顰めそうになったが、気を取り直す。
ライナス
13:37:30
いつもの(鬼退治)の方のつもりだったんだけれどもね」出番とは。 まあ平和に終わりそうで何よりだ。周囲の人も少なめだしね。
ミカサ
13:38:59
「こんにちは。 (ライルの)為人を存じているのですか? 面識が…?」 訝し気に
ガルバ
13:40:39
「そう何度も起こされてたまるか」憮然と>鬼退治案件(そいつをどこかにつれていけ)
ライナス
13:41:29
「直接の面識はなくてもね。彼くらいの知名度になれば、少し知ろうと思えば人柄くらいはね」 それは君にも当てはまるのだけれど。
ミカサ
13:44:09
「……人の口が語る風評などあてにはなりません。為人は己が目で見て確かめるか、信頼する方を通して判断すべきでしょう」
ガルバ
13:45:44
「………」アルベルトとの相性を思うに、こいつは絶対ウマが合わないやつではなかろうかと思ったが黙秘、黙秘だ。
ライナス
13:45:51
「ここで、女性にナンパしてる姿くらいは見たことはあるよ?」 いや邪魔するのもなんだと思って声は掛けなかったけれども。
ミカサ
13:46:36
「……は?」 声色が一段階冷え込んだ
ガルバ
13:47:20
「おい」 やめろ、ここで角を伸ばさせるな。まだ伸びてはいないが
ライナス
13:48:46
「健全な証拠じゃないか、そんなに目くじらを立てなくても」 どうどう。
ミカサ
13:48:52
「…英雄色好むと申しますし、殿方であれば嗜みの一つにございましょう。ええ、ええ」 気を取り直して
ライナス
13:49:30
「あぁ、そうだ。この後の予定はあるのかな」
13:52:59
「急ぎの予定がなければ、お茶の一杯くらい付き合っていかないかい」 無理にとは言わないが。
ミカサ
13:54:48
「……此処ででしたら、構いませんが」 今までこの流れで相手のペースに乗せられて、着替えさせられたりなんだりと良いようにされたのだ。
ライナス
13:57:53
「ああ、こっちもその方が都合が良いしね。元々そのつもりだったよ」 丁度席も取ってるし、と先程まで本を読んでいた席に視線向け。 「珈琲と紅茶どちらがいいかな。般若湯でも構わないけれど」 選ばないだろう選択肢を載せて小さく笑い。
ミカサ
14:09:22
「昼日中からこのような場所で酒を呑むつもりなどありません。茶を所望します」
ガルバ
14:10:32
「このよう場所ですまんが、うちは酒場だ。茶なら出してやるから面倒事は起こすなよ」
ライナス
14:10:38
「ではそれで」 紅茶をガルバに頼みつつ、席の方へと向かおう。
ミカサ
14:11:19
「も、申し訳ございません、主様…口が過ぎました…」すごすごと席へ退散した
 
14:12:35
 
ミカサ
14:13:46
「……」どうも、あれ以来自制が効かないのだ。箍が外れてしまっている自覚があるが、一度綻んでしまったものは中々直せない。それと云うのも……じっと対面の男を見やった
ライナス
14:16:30
「何か付いてるかな、そんなに見つめたりして」 口元に何かソースでも付けていただろうかと軽く擦り。
ミカサ
14:18:04
この大陸に流れ着いて以来、或いはそれよりもずっと以前から押し込めていた本心を、傲慢で狭量な鬼としての自分を曝け出したのは……白状すると開放感があった。 https://sw.tale.blue/log/20190524Z_1.html
14:19:12
「己の至らなさを痛感していただけにございます」
ライナス
14:21:37
「僕の顔に鏡は付いていないと思うけれどね」
ミカサ
14:25:54
「そのお顔を拝見していると否応なく痛感させられます故」 澄ました顔でそんな事を口にする。これでは取り繕いきれてなどいない、と思いながらも一言物申してやりたいのだ
ライナス
14:28:53
「さて、心当たりがないね」 しれっと言いつつ机の上の本を重ねて寄せた。邪魔にならないようにと。5冊ほどあるけど種類は?
(実用書 , 娯楽書) → [実用書 , 実用書 , 娯楽書 , 実用書 , 実用書]
14:29:16
休憩に読む為の娯楽が1つに後は全部自習用だ……。
ミカサ
14:32:16
「……」 こんなところに本など重ねて何のつもりだ、と書名を確認する。 
ライナス
14:33:39
妖精譚、マギテック基礎理論、ゴーレムと使い魔の類似性と応用、軍師絡みの兵法書に、娯楽書は?
(冒険活劇 , 恋愛物 , コミカル , 悲劇物) → [恋愛物]
14:34:28
お色気指数。
1D100 → 12 = 12
14:34:34
純愛物だ……。
ミカサ
14:34:38
ムム…
(愛読書にございます , 名前は知っている , 知らない) → [知らない]
ライナス
14:35:08
お色気指数高くて愛読書だったら大変なことになっていましたね。
ミカサ
14:35:47
そんなものはもちあるいていません!
14:36:44
「何ですか、その節操のない組み合わせは。それに、ここは勉学の場ではないでしょうに」一つそれらしくないタイトルの本が気になるが
ライナス
14:37:58
「ああ、今日は此処でゆっくりしようと思っていたんでね」 「集中するには向かないけれども、案外こういう場所の方が読書は進むんだ」
14:38:58
「まぁ、1冊は休憩用の娯楽向けだけれども」
14:39:59
タイトルは一発で恋愛物とわかる?
(わかる , わからない , どちらともいえない) → [どちらともいえない]
ミカサ
14:40:51
「書や文の時間は、余人に心乱されず、自由で救われていなくては……孤独であり、静謐であり、それでいて豊かで満たされ……はっ」
ライナス
14:41:35
「最近の流行らしいけれども、なんなら読むかい。僕はもう読み終わった所だから、なんなら貸そうか」
14:42:21
「案外そういうのも嗜むらしいね」 孤独の読書を語る様子にくすり、と笑い。 「集中する時はちゃんと、キルヒア神殿の方へと顔を出して書庫に篭もっているよ。まぁ、そちらはそちらで邪魔が入ったりはするんだが」
ミカサ
14:43:01
思わず自分の読書や文筆の際の心構えを口にしてしまっていた事に気付いて口を噤み
14:45:53
「案外とは何ですか、失礼にございましょう……書き出しを見せていただけますか」
ライナス
14:48:59
「これは失礼」 素直に謝罪しながら、どうぞ、と渡した。
ミカサ
14:51:00
「……」渡された本を前に、すっと姿勢を正して、扉絵を愛でてからそっと序文に視線を走らせる。
14:51:10
むむ、これは……
(いとをかし , つきなみ , をかし , わろし , いとわろし) → [いとわろし]
ライナス
14:51:31
いとわろし。
ミカサ
14:53:40
「何ですか、この低俗な男(おのこ)は……軽薄極まりない……」 何やら序文における主人公の軽薄さが目に付いたようだ
ライナス
14:55:45
なお僕からの個人的評価は。
1D100 → 63 = 63
ミカサ
14:56:27
序文で切り捨てるには惜しい点があると……?
ライナス
14:58:04
「まあ、敢えてそういうタイプに書いているから、というのはあるだろうね」 嫌いそうなタイプだと頷き。 「それが鼻に付くなら、読んでみても良いとは思うけれど。強くオススメする程じゃあない、かな」 ネタバレまではせず先を仄めかしながら、かといって強く推すわけではない態度。
ミカサ
15:02:04
「物語なればこそ、転じて改心する運びとなるのやもしれませんが……このような”ならず者”が……」
15:04:24
「とはいえ、選り好みばかりをしていては視野も広がりません。お借りしても宜しいですか?」
15:04:43
どういう心境の変化か、そんな事を言い始めた。
15:06:38
ちなみに実際に深く読み込んでみたならば…
(♪いとをかし , をかし , つきなみ , わろし , いとわろし!) → [♪いとをかし]
ライナス
15:06:44
「貸そうか、と言ったのはこちらだしね」 どうぞ、と頷き。
ミカサ
15:06:47
なんということでしょう…!!
ライナス
15:06:51
評価が一変した……
ミカサ
15:09:10
琴線に触れたのです。ならず者同然の下賤の男が、望まぬ婚姻を控える深層の姫君を攫って行くとか、故郷では無かった類のお話だったのです
ライナス
15:10:32
君の故郷、攫っても向かう先がないからな……。(そうじゃない)
ミカサ
15:11:06
この地では陳腐な展開なのかもしれませんが、わたくしには新鮮だったのです
15:11:52
「では、預かりましょう」 期待はしておりませんが、という表情で
ライナス
15:12:56
「あまり好みでなくても怒らないで欲しいね」 こちらもどこまで気に入るかは怪しんでいるんだ。
ミカサ
15:15:27
「もし、そのように感じたとしても、それは書に向けるべきでしょうし、そも、そのように顔色を窺われるのは好みません」
ライナス
15:17:01
「君が自分で選んで手に取ったのならそうだろうけれど、今回は僕からも勧めた部分はあるんだしね」 そういう意味では怒りを向ける矛先の一つではあるんじゃないか。 「まぁ、そう言うなら。感想は聞かせて貰えるかい、次に何かを勧める際の参考にさせて貰うからね」
ミカサ
15:17:48
ああ、また気難しい面が出てしまっているなと思いつつ、いつの間にか運ばれてきていた紅茶を一口。飲み時を逸していた事に気付いて勿体ない事をしたと思う。
15:17:58
「次…」
ライナス
15:19:40
「読んだ本の感想を言う相手が増えるのは、楽しみだと思ったんだけれど」 そうでもないかい、と。
ミカサ
15:22:36
「それは、確かに……いえ、そのような事を殿方に話すなど」 はしたない、と教わった
ライナス
15:24:49
「そうしたい、と思わないのなら別段無理強いはしないけれども。楽しみだと思えるのなら、してみても良いんじゃあないかな」 珈琲を軽く一口啜り。 「まあ、どうしても()相手が嫌だという事であれば、ユーフォルビア辺りに声を掛けてみるといいよ」 多分喜んで乗ってくれる。
ミカサ
15:25:06
思えばそう、この男は距離感がおかしいのだ。自分に何を求めているのか分からない。只人の少女のように扱ってくるかと思えば、女として扱っているような素振りを見せたり、こうして友のように振舞ってくる、揶揄っているだけなのだろうかと思えばそうとも言い難い部分もあり
15:26:11
「あの方にこのような低俗な書の話など……」 想像してみる。存外、喜んで聞いてくれそうな気がしてしまった
ライナス
15:27:53
「多分大分喜んで聞いてくれると思うよ。人の感想、というものに餓えているらしいからね」 「さっきも言ったろう。キルヒア神殿の書庫で篭もっていても邪魔が入る、と」
ミカサ
15:31:27
「……わたくしが足を運べばそれこそ邪魔になってしまうでしょう」
ライナス
15:34:39
「……なんだ、案外可愛らしい事を気にしているんだね」 く、と笑った。
15:36:30
「邪魔、というけれど。誰にとって邪魔だと思っているんだい」 ちなみに、と尋ねて。
ミカサ
15:38:39
「……神殿や、そこに集う方々です」 この店でそうであるように、神殿でもそうだ。
ライナス
15:39:31
「君は、自分から望んで騒動を起こしに行こうと思っているのかい」 キルヒア神殿に。
ミカサ
15:40:53
「そのような事、考える筈も無いでしょう。ただ、耳目を集めれば騒がしくしてしまいかねません。」
ライナス
15:42:49
「……ふむ」 少し考え。 「実際にキルヒア神殿に顔を出してみた事は?」
15:43:27
「キルヒア神殿の書庫に、わざわざ望んで知識を仕入れに行くような層が、早々騒ぎを起こすとは考えづらいのだけれども」 気にせず読書を続行しそうだ。
ミカサ
15:45:58
「実際に赴いた事は……ありません」 結界の発生源だから避けていた節もあったのだが、それは口にしがたい
ライナス
15:48:41
「なら、今度試してみるといいよ」 さらっと言ってやろう。
ミカサ
15:50:16
「考えておきます…」今なら変装して穢れ除けの護符をつけていけば人目を気にせずに訪ねる事も出来るかもしれない
15:51:47
「連れていくなどと言い出すのではと思いました」
ライナス
15:52:39
「……」 じぃ、と見つめていた。 「一人で行くのが気が引けるようなら、同伴してもいいけれどね。さっき、君が言っていただろう?」
15:53:10
「一人で静かに読みたいと言っていたのに邪魔をするのもとね」
ミカサ
15:54:48
「それは、読み書きをする時の……っ」 反論しようとしたが、これで付いて来いと言っているように聞こえるではないか
ライナス
15:57:09
「そうかい。そういうことなら、まあ。様子見にくらいは付き合わせて貰おうかな」 くすくす、とそんな様子に楽しげに笑いつつ。 「実際、反応次第では一人でゆっくり出来る場所が増えると思えば、君にとっても悪くはないんだろう」 落ち着ける空間自体があることは好ましかろう、と。
ミカサ
15:59:31
「と、供を許すとは言っていません」 憮然と答える。取り繕っているものがまた剥がれているのには気付いていない。
ライナス
16:03:17
「許さない、とも言われてないね」 まだ。 「折角だし、そちらが構わないようなら案内くらいはさせて貰いたいんだけれども、どうだい?」 と改めて誘い直してみた。
ミカサ
16:06:24
「ぐ、むむ……」 ああ、何だと云うのだろう。このへりくだっているようでいて、阿るところもない、不可思議な距離感は。どうしたいのだ。どうする気なのか?
ライナス
16:07:54
「ミカサ?」 なんだか違う部分で悩んでいる様子でどうかしたのか、と。
ミカサ
16:09:26
「分かりました……それで、また今からなのですか。キルヒア神殿に変わりはない、などと言って他の街にでも連れて行こうというのですか」 ほう、とため息を吐いて、やや投げ槍気味に
16:13:23
この男の過去の行いを思えば言葉尻にどんな隠し事を潜ませているか分かったものではない。何かというと言質は取ったが?と言わんばかりに、此方の自尊心に訴えかけてくるのだ。どうせ今回もそうなんだろうと思っての事だ。
ライナス
16:14:57
「いや、折角だからね。君は本を読むのに時間は掛かるほうかい? さっき貸した本の感想でも聞きながら、でどうだろうね」 日付もここ、と指定して貰えれば合わせるよと。
16:15:20
「第一、この街の神殿の様子を確かめようと言っているのに他の街に連れて行っても仕方がないじゃないか」 何を言ってるんだとばかり。
ミカサ
16:17:42
「急かず読み解くならば…ニ、三日というところでしょうか」本の厚みと相談して
ライナス
16:18:43
「なら念のため四日ほど見ておこうか」 それ以後で都合が良い日は?と確認しつつ。
ミカサ
16:20:54
「よくもぬけぬけと…」 確かにその通りだが釈然としない>何を言ってるんだ
16:23:12
「読み返す事も無いでしょうし、そう、多く語る事も無いでしょうが。どうせ…」仕事は早々やって来るまいとは虚しくて言えなかった 
ライナス
16:26:59
「なに。不満なら不満を形にするのも、それはそれで大事だからね。何がどう気に入らないのか、纏めてみれば次を選ぶ時の参考にもなる」 これはさっきも言ったね。
ミカサ
16:33:32
「私の好みなど知ってどうしようというのですか…」
ライナス
16:34:45
「さて、どうしようか」 くつくつ、と。思わせぶりに笑ってみせて。
ミカサ
16:36:08
「そういうところです」 くっ、本性を現したなと身構え
ライナス
16:37:08
「それなりに本は読んでいる方だからね。この辺りの書物に馴染みも薄いだろうし、気に入りそうなのを片端から紹介してあげようか」 どうだ、怖いだろう。
ミカサ
16:40:43
「当たるを幸いに押し付けられても困ります……そも、目利きとしての腕前も怪しいものなのですから。この書を詠んでからしかと考えます」
ライナス
16:41:38
「そうならないように、感想を聞かせて貰いたい、と言ってるんだよ」 目安にさせてもらおう。
ミカサ
16:45:58
「分かりました……読み終えたならば文を届けさせます。住まいは何処でしたか…?」
ライナス
16:48:26
「普通に此処の上に部屋を取ってるよ」 星の標住まいだ、と。
16:49:15
「ああ、それで思い出した。少し待っていてくれるかい」 そもそもそれで呼び止めたのだった、と思い返し。
ミカサ
16:49:35
「わかりました。ではそのように…」と、席を立とうとして
16:49:47
「はい?」
ライナス
16:50:25
「そう時間は取らせないよ、部屋に物を取りに戻るだけだから」 数分程度だ、と言って席を立ち。良いかなと反応を見て。
ミカサ
16:52:22
「構いませんが…」
ライナス
16:52:52
「なら、急いで行って来るとしよう」
16:54:12
言い置いてさっと場を後にして、言葉通り。数分も待たせないうちに手に小さな紙袋を持って戻ってきた。
16:57:30
「待たせたね、帰り際だったに」 言いつつとん、と軽い音を立てる紙袋をミカサの前に置いて席に座り直し。 「以前の仕事で購入することになった品なんだけどね、折角だから君にあげようと思っていたんだ」
ミカサ
16:59:08
「仕事で……? 一体何を…」 物を渡してくる、というところに警戒心を抱くも、仕事で買ったというところがよく分からない
ライナス
17:01:36
「情報料の一環、という形でね。アクセサリーを買うようにと先方に言われたんだ」 苦笑しつつ。 
17:03:13
柘榴石(ガーネット)のチェーンのブレスレットだよ。銀製に見えるけれども白金製だから、()でも大丈夫な筈だし。別に身に付けなくても、お守り代わり程度に思ってくれればいいよ」
ミカサ
17:05:09
「あくせさり……装具を、私に……?」 先日のガオナの一件が思い起こされるのは無理もあるまい
ライナス
17:05:43
「そうだけれども」 思っていたのとはまた違う反応に首を傾げた。
ミカサ
17:06:53
「何故、私なのです……他の誰でも良いではありませんか」
ライナス
17:08:19
「何故、か」 言われてみて、確かになと思う所があったので数秒考え。
17:09:43
「まぁ、折角買うならと誰かに、考えて。最初に浮かんだのが君だったから、じゃあ理由にならないかい」 そのつもりで品も選んだのだが、と。 「その程度には気に入っているつもりだけれども」
ミカサ
17:15:55
「……」 返って来た答えは気楽と云えば気楽、軽々しいといえば軽々しいもの。踏み込まれない事への安堵だか、扱いの軽さへの怒りだか、何やらよく分からない心持ちに言葉を失くし 
ライナス
17:17:04
買うなら誰かに、と考えて ですね(との位置がおかしかった)
ミカサ
17:17:27
「……開けて見ても…?」 紙袋に目をやり
ライナス
17:17:55
「構わないけれども」
17:20:56
開ければ中に簡単にラッピングされた小箱が入っていて、その小箱の中には小さめの石が一つ付いた銀色の鎖の腕飾りが収められている。
ミカサ
17:23:30
「……」 深い赤色の石が目を引くその腕飾りを手に取ってみる。銀色ではあるが銀ではない、手に痺れなどは生じない。そして、秘かに身構えていた嫌悪感もだ
17:27:13
「……目利きは然程ではありませんが、良い品だと思います」 自ら手首に着けてみる、までの事はしないが、手に取って何かを確認するように頷いて
17:29:31
ああ、そう言えば、と思い出す。以前、貸衣装屋で送られた装具類もあれ以来身に着けてはいなかった。しまう場所を考えなおさなければ
ライナス
17:30:24
「ちゃんと触っても、大丈夫そうだね」 触れてみても平気な様子を見て一つ頷き。 「まぁ、さっきも言った通り。お守り、とでも思って置いてくれるといいよ。その石は活力やら生命力やらの象徴とも言われてるらしいからね」 前線に立つなら、意味合いとしては悪くなかろうと。
ミカサ
17:32:26
「……」触れても大丈夫、の意味合いは少しばかり違うのだが、口にすべき事ではない。
17:33:02
「活力に生命力……」 フ、と笑みを漏らした
17:35:33
「鬼馬共々、それが足らぬ、と思われているのですね」 そういうつもりで言った言葉では無かろうと分かっている。冗談だ。
ライナス
17:36:16
「そういう意味なら、ミカサの分だけじゃなく八幡の分も用意すべきだったかな」 これは失敗した、と冗談を返して。
ミカサ
17:37:31
内心で弱者を見下すだけの自分であれば、侮られていると怒り心頭になっていたかもしれない。いや、確かに以前はそう思ったのだ。
17:39:06
「ではこれは八幡の鞍にでも着けておくことにしましょう。私達は鬼馬一体なのですから」
ライナス
17:41:20
「それなら確かに一つで二人分だ」 小さく笑って頷き。 「小さな袋にでも入れて提げておくといいよ」 それこそ御守袋にでも、と。
17:42:02
「ともあれ呼び止めて悪かったね。僕の用事はそれでお終いだ」 受け取ってくれるつもりの様なので一つ頷きながら。
ミカサ
17:43:03
「この礼はいずれ、必ず」 腕飾りを小箱にしまい、袋に入れ直して頷き返し
SYSTEM
17:43:41
様が入室しました。
17:43:49
F5の民。
ミカサ
17:43:57
「……どのような店が良いか、考えておいてください。書評を伝えるまでにです」
 
17:44:07
粗忽者にございますね
ライナス
17:45:44
「……」 ミカサのそんな言葉に。きょとん、とした表情を浮かべた。
ミカサ
17:46:32
ふと思いついての意趣返しのつもりだった。初めて食事に誘われた際にこんな風に持ち掛けられて自分は大いに迷ったのだ
ライナス
17:46:52
「わかった、考えておくよ」 すぐに気を取り直し、小さな笑いに表情を切り替えたけれども。
ミカサ
17:47:54
「決められぬようであれば、此方で決めてしまいましょう。 遅参してきても良いのですよ」なんて過去の自分の恥を話のタネにして
17:50:48
「では、失礼いたします」 ああ、少しだけ、ほんの少しだけだが分かった気がする。先ほどの虚を突かれた表情、小気味よい気分だ。
ライナス
17:50:51
「待ち合わせ場所が此処だと、寝坊をしても叩き起こされるだけなんじゃあないかい」 なんて苦笑して返して。 「ともあれ、何処かしら考えておこうか。希望は――と、こちらの好みを選ぶのが礼儀かな、この場合は」 尋ね掛けたけれども、途中で思い直し。
17:51:19
「ああ、またね」 ひら、と手を振り見送ろうか。
ミカサ
17:53:33
そうして、意気揚々と自分の宿へと凱旋したのです。
ライナス
17:54:08
見送った後は、こちらは予定通り読書というか自習というかに戻って一日を終えるのだ。
ミカサ
17:54:45
あの序文の気に入らない本は思いの外すいすいと読み終えました。
ライナス
17:55:11
読み返しそう……。(評価を思い出しつつ)
ミカサ
17:55:35
読んだ回数
1D3 → 1 = 1
17:56:06
読み返したら時間がかかるではありませんか
17:56:12
??
ライナス
17:56:29
2回目はじっくり読んでしまうの??
17:57:03
よし。夕飯の支度とかもせねばなのでこの辺でお暇させて貰おう。慌ただしくてごめんよ!
17:57:28
おつかれさま!
 
17:57:30
長々とお付き合いありがとうございました
SYSTEM
17:57:31
様が退室しました。
SYSTEM
17:58:34
 様が退室しました。
発言統計
その他(NPC)175回92.6%8917文字95.3%
 12回6.3%437文字4.7%
2回1.1%7文字0.1%
合計189回9361文字