この特技を使用するキャラクターは、使用時に魔法攻撃が可能な対象を1体指定します。キャラクターが自身の次の主動作でその対象に魔法行使を行い、ダメージのみを与える魔法である場合、消費するMPを本来の2倍（戦闘特技《魔法拡大の達人》を習得している場合は1.5倍）消費し、「抵抗：必中」として扱い、合算ダメージが2倍になります。ダメージを与えない魔法、ダメージ以外にも効果が付随する魔法、「時間：一瞬」以外の魔法では、この特技の効果は現れません。
　特技の使用時、魔法攻撃の実行時とも、誤射を起こすことなく対象を攻撃できる状況でなければなりません。特技の使用時の移動も、「制限移動」に限られます。また、特技の使用後、別の主動作を行ってしまうと、この特技の効果は失われます（ラウンドをまたぐことは問題ありません）。
　複数の敵を同時に攻撃しうる魔法の効果をこの特技の効果と重複させることはできません。それらを使用する場合には、この特技の効果は発生しません。

　この秘伝の習得者が1度の主動作でMPを15点以上消費した場合、直後に行う魔法行使判定1回において魔力が+1されます。
この時、「1度の主動作後にMPが15点以上消費される」必要があり、本来は15点以上消費されるが、「〈魔晶石〉を始めとしたアイテムや装備品、戦闘特技などによって消費MPが15点未満だった」場合はこの効果は得られません。

　この秘伝は主動作を行う前にのみ宣言でき、あわせて任意の点数を宣言します。
10秒(1ラウンド)の間、自身が受ける呪い属性以外のダメージを、この特技を宣言する際に決定した点数だけ軽減します。
　リスクとして、20秒(2ラウンド)の間、宣言した任意の点数だけ自身のすべての魔力を低下させます。
この時、宣言できる点数の上限は「習得者が所持するうち最も低い魔力点」となります。