範囲の大きい魔法を行使する時、対象に魔力を集中することで、魔法に編まれる魔力を底上げします。
「対象：1エリア（半径△△）／Ｘ」の魔法を「対象：1体」であるものとし、魔力を「+2」します。この時、《ルーンマスター》などで同時に宣言することで、《魔法拡大／数》での拡大が可能です。

　範囲の大きい魔法を行使する時、対象への敵意を集中させることで、その威力を底上げします。
《魔法制御》の効果は失いますが、範囲を対象とする魔法や「形状：貫通」の魔法を行使する時に、対象が対象数未満の場合、魔力を「+1」します。「形状：貫通」の場合は、対象数を「5」として扱います（実際に対象数が制限されるわけではありません）。

　複数回の行使で強度を高めた魔法を〈魔晶石〉に込めて投射し、ぶつけることで、相手の抵抗を無視します。
　一度の戦闘中、自身がそれまでの手番に同名の魔法の魔法行使判定をすでに行っている場合に限り、宣言時の魔法行使で、対象に精神抵抗力判定ではなく回避力判定を行わせます。回避力判定に成功されてしまったら、魔法は一切の効果を発揮しません（「抵抗：半減」や「抵抗：短縮」であってもです）。
　また、宣言した魔法行使の際に、消費MPの代替に魔晶石を使用することが出来ません（魔晶石を誘導に利用するためです）。この秘伝は5点の魔晶石を所有してない場合は宣言することが出来ません（6点以上の魔晶石や〈マナチャージクリスタル〉でも代替できますが、余剰分をMPの代替に充てることはできませんし、使用後は必ず失われます）。
《シューティングキャストⅡ》では、更に行使判定に「+3」のボーナス修正を受けます。

【ディスペル・マジック】の技術を応用することで、即効性をもって対象の魔法を弱めます。
　自身以外が自身のソーサラーレベル（ランク）以下の魔法を行使した時、指定した対象1体への達成値に「-2」のペナルティ修正を与えることが出来ます。また、達成値へのペナルティ修正を「-1」に減少する代わりに、その効果を複数の対象に適応させることもできます。
　この時、射程は「2エリア(30m)」として扱います。
　この効果は、いずれか片方を選択して1ラウンドに1回まで使用を宣言することが出来ます。