【クカレク流専心自衛術】
(地域不明)- 入門条件
- なし(入門時すると50不名誉点を獲得)
クカレクが大好きな言葉は絆、友情、団結。
大切な友人たちはいつだって命を賭してクカレクを守ってくれた。
ありがとう、ありがとう、皆、大好き。
バイバイ、またね。
クカレクは次の友達を探しにいった。
自分の手を汚さず、人に敵意を擦り付け、窮地に陥れば自分だけ逃げ出す……。この身勝手極まりない数々の手法は、いつ、どこの誰が始めたのか定かではありません。ただ、厄介ごとを擦り付けられた者達の間で語り継がれ、時に被害者自らも手を染める形で今日まで伝わってきました。
この秘伝を用いる者達が非難の的になった時、決まり文句の様に持ち出される言い訳が、「俺が考えたんじゃない、あのチキン野郎にやられたんだ」というものでした。
外道の技と蔑まれるこれら秘伝が、本当に信頼し合う者との間で使えば、実に効果的なのは如何なる皮肉でしょうか。
流派アイテム
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秘伝
《借虎威の鶏》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《挑発攻撃Ⅰ》変化型
- 前提
- 《囮攻撃Ⅰ》
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- ダメージ-2、攻撃を強制し、その回避時に選択した味方1名による攻撃を行わせる
- 効果
「良いのかな? 私に手を出せば友人たちが黙ってはいまい」
自らを囮として相手の注意を引きつけることに注力した攻撃を行います。敵に自分への攻撃を強制させつつ、味方にその迎撃を行わせます。
この秘伝は、自身の存在するエリア内に他の味方陣営のキャラクターが存在しなければ宣言できず、複数同時攻撃可能な特技や秘伝と組み合わせて使用することが出来ません。
宣言を行った攻撃では、ダメージが「-2」点されます。命中した対象は、次の自身の手番で行う近接攻撃やそれに準じる能力(「射程:接触」で回避力判定で対抗するもの)の使用を必ず、秘伝使用者に対して行わなければなりません(複数同時に攻撃できる場合には、秘伝使用者を対象に含めれば十分です)。
その攻撃に対して秘伝使用者が回避力判定に達成値で「4」以上上回って成功したなら、秘伝使用者は、自身の存在するエリア内の任意の味方陣営キャラクター1体を指定します。指定された味方は、攻撃者に対し、自身の攻撃が命中したものとして「-2」点でダメージを算出し、与えます(攻撃手段は装備中の任意の武器から選択します)。回避力判定の達成値で「4」以上上回ることができなかった場合、反撃は行えず、通常通り処理します。
この効果は、10秒(1ラウンド)持続しますが、最初に秘伝使用者が該当する回避力判定を行ったら、その成否にかかわらず終了します。
基礎特技と異なり、この秘伝の命中は対象の知力や知能にかかわりなく、近接攻撃を行う場合に秘伝使用者を対象とすることを強制します。しかし、そもそも近接攻撃を行わないという選択を禁じることはできませんし、近接攻撃やそれに準じる攻撃以外には強制効果は及びません。前述の通り、1回で効果が途切れるため、(対象を選択できる)複数回の攻撃を行えるなら、その2回目以降の対象選択も制限されません。
△《供犠利の羊》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《ディフェンススタンス》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- ほとんどの行動判定-4
- 概要
- 攻撃の対象を選択した味方1名に置き換える。
- 効果
「その勝負、受けて立とう! ……と彼が言っている」
この秘伝は、基礎特技同様、何らかの行為判定を行う前に宣言されなければならず、移動の種別も「制限移動」か「通常移動」に限られます。
効果中に、秘伝使用者が、近接攻撃やそれに準じる能力(「射程:接触」で回避力判定で対抗するもの)の対象になった時、その攻撃対象を、自身の存在するエリア内の任意の味方陣営キャラクター1体に変更することが出来ます。
そのことに専心するために、他の行動はおろそかになります。リスクとして、回避力判定を除くあらゆる行動判定に「-4」のペナルティ修正を受けます(秘伝使用者が「種族:コボルド」の場合は、このペナルティ修正を受けなくなります)。
△《茶会の兎》
- 必要名誉点
- なし
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- ―
- 適用
- 効果参照
- リスク
- —
- 概要
- 先制判定失敗時、離脱宣言を行ったものとする
- 効果
「ごめん、用事を思い出した! 皆、またね」
この秘伝は戦闘準備時のみ使用でき、自身の他に1体以上の味方陣営キャラクターが必要です。
秘伝使用者は、味方陣営が先制判定に失敗した際、即座に戦闘から完全に離脱することができます。
一度離脱した戦闘へ再度参戦することは可能ですが、味方陣営の最も遅い手番に自軍後方エリアに通常移動してきたものとみなします(上級戦闘・熟練戦闘においては、味方陣営後方を基準としてGMが決定します)。
再参戦加入なタイミングは、味方陣営が存在している間の任意のラウンドになりますが、撤退から再参戦までの間は自身の手番が存在しないものとして、主動作や補助動作を行うことは出来ません。
戦闘離脱時には、(その後再参戦するしないにかかわらず、)不名誉点を「20」点獲得してしまいます。
なお、戦場が密室内であるなどの、物理的に離脱が不可能なシチュエーションにおいては、GMの判断で、この秘伝を無効として構いません。