白鳥が翼を閃かせるように矢を振るって攻撃します。
　この秘伝の習得者は、〈矢〉が手に保持されているか、装備している〈矢筒〉などに収納されていて取り出せる状態のとき、その〈矢〉を武器として近接攻撃を行うことができます。この秘伝で武器となる〈矢〉は以下のデータを持ち、刃武器として扱います。

　このとき、シューター技能を命中力判定と、追加ダメージ計算に利用します。また、《武器習熟／ボウ》によってダメージが増加します。
　この近接攻撃時には原則として〈矢〉の効果は適用されません。例外として〈銀の矢〉を使用した場合は、銀製の武器として扱われます。また、使用した〈矢〉は失われず、手元に残ります。
　この攻撃は例外的に、カテゴリ〈ボウ〉の武器を装備したまま行うことが出来ます。

　対象の息の根を止める優美な弦音を響かせて、魔力の籠もった矢を飛ばします。
　矢に魔力を込めることで、命中精度と破壊力を向上させます。宣言を行った遠隔攻撃では命中力判定に「＋知力B÷2」のボーナス修正を得、命中した場合、ダメージを「＋魔力÷2」点します。
　リスクとして、あらゆる生命抵抗力判定、精神抵抗力判定に「-2」のペナルティ修正を負います。

　白鳥が湖面で姿勢を保つように、魔法と射撃を同時に優美に熟します。
　遠隔攻撃または魔法行使、どちらかを主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。
　遠隔攻撃時に宣言したならば、その直後に魔法を行使出来ます。逆に、魔法行使時に宣言したならば、その直後に遠隔攻撃が行えます。この時、遠隔攻撃の命中力判定、魔法行使判定に「-2」のペナルティを受けます。キャラクターが1ラウンドに複数の特技宣言が行える能力を持っていても、この追加の魔法行使や遠隔攻撃に更に《スワンフォーム》《マルチアクション》を宣言する事はできません。
　魔法の行使を行うための条件は満たしていなければならず、移動の種別も「制限移動」に限られます。