【九龍柔剛拳・一龍の型】
(ケルディオン大陸 ミール地方 レストリノ王国)- 入門条件
- 50名誉点
レストリノ王国の西部に位置するツィオーレの中にある巨大な廃墟を中心とした流れ者たちの街、“流人街”。その街の中のギャングの勢力である“白龍”の武芸者達が覚える“九龍柔剛拳”の9つあると言われる秘伝のうちの一つです。
力を徹す技、相手を流す技、相手を制する技で構成されており、この流派の入門用として“流人街”の外でも道場が開かれています。技としては冒険者向けではあるのですが、元となる技の出どころがギャングということもあり、入門者もその一味とみなされてしまうことがあります。
流派アイテム
流派アイテムとして〈手甲鈎〉〈三節棍〉〈刃靴〉が伝わっています。これらは流派の装備というよりは“流人街”で流通しているものです。ただ、独自のコミュニティを築いているため、その品質は玉石混交。ちゃんとしたものを買うためには、コネクションの取得が必須でしょう。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈手甲鈎〉 | 10 | 〈格闘〉A | 1,000 +30名誉点 | 防護点+1 |
〈三節棍〉 | 10 | 〈格闘〉S | 5,000 +30名誉点 | |
〈刃靴〉 | 10 | 〈格闘〉S | 3,980 +30名誉点 |
秘伝
《突貫拳》
《突貫真拳》
《突貫神髄拳》
- 必要名誉点
- 20
30
50
- タイプ
- 《鎧貫きⅠ》変化型
《鎧貫きⅡ》変化型
《鎧貫きⅢ》変化型
- 前提
- なし
《突貫拳》
《突貫真拳》
- 限定条件
- 1H拳〈格闘〉
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 1体に対して与えたダメージの半分を別の1体にも確定ダメージとして与える
- 効果
関節同士の組み合わせから生じる力、勁。それを載せて叩きつける発勁を基本とした秘伝です。それによって同軸上の敵や他の身体の部位に対してもダメージを与えます。
宣言を行った攻撃では、対象1体と、追加の対象もう1体を指定します。どちらにも命中した場合、追加の対象には通常のダメージの決定は行わず、最初の対象へのダメージ決定の出目においてクリティカル値以上であれば、そのダメージの半分を確定ダメージとして与えます。
最初の対象へ命中しなかった場合、追加の対象へも命中しなかったものとして扱います。
この宣言を行った攻撃では、ダメージ決定においてクリティカル値が「+1」された上で、クリティカル後の振り足しが発生しません。《突貫真拳》では、クリティカル値の上昇は発生せず、《突貫神髄拳》ではさらに、クリティカル後の振り足しが可能に(通常通りクリティカルするように)なります。
《猫脚》
《虎脚》
- 必要名誉点
- 30
50
- タイプ
- 《インファイトⅠ》変化型
《インファイトⅡ》変化型
- 前提
- なし
《猫脚》
- 限定条件
- なし
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- ダメージ-3
なし
- 概要
- 1体を指定し、その対象からの回避力判定に「+2」/防護点に+2
- 効果
猫が取りうる足を浮かせた姿勢を取ることで、対象との間合いを測り、回避に専念することができます。
宣言時にキャラクター1体を指定しなければなりません。また、既に主動作を行っていた手番には宣言できません。
10秒(1ラウンド)の間、指定したキャラクターからの攻撃に対して、グラップラー技能を用いて行う回避力判定に「+2」のボーナス修正を得ます。
リスクとして、自身の近接攻撃のダメージが「-3」点されます。
《虎脚》では、リスクが消え、指定したキャラクターからの物理ダメージに対してのみ、防護点が「+2」されます。
《四肢返》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 《牙折り》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- なし
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 近接攻撃が命中した部位の命中力と回避力-1
- 効果
対象の攻撃部位にへし曲げる、痛打を与えることで、動きを鈍らせ攻撃や回避を損ないやすくさせます。
宣言を行った攻撃が命中した場合、以降の10秒(1ラウンド)の間、その対象(部位)のあらゆる命中力判定と回避力判定に「-1」のペナルティ修正を与えます。この効果は複数の使い手が重ねることで「-4」まで累積します。また、基礎特技である《牙折り》の効果と重複・累積します。