【亜流シャンリーク護刃術】
(ザルツ地方(本家)、ケルディオン大陸各地(亜流))- 入門条件
- 50名誉点
【シャンリーク流護刃術】は、テラスティア大陸ザルツ地方のある国家にて、代々要人警護の任を担っていた血筋の者たちが生み出したものです。
優れた技を多く擁しているこの流派は、近年怒涛の勢いで入門者を増やし、ザルツ地方を越えて、リーンシェンク地方やリーゼン地方にも道場が開かれ始めています。
要人を護るための技術もさることながら、相手を素早く無力化する攻撃の手を極めることによって、結果的に危険から対象を護る技術も考慮されています。
また、この流派のいずれかひとつの技でも極めた者は、“刃狼”の称号を得、同門の士たちからは羨望の眼差しを向けられ、またこの流派に属さない者たちからも一目置かれる存在となります。
魔動機文明時代に生まれた【シャンリーク流護刃術】の門戸は広く開かれており、各種の秘伝は開祖の血筋の者以外が学ぶことが出来ました。
その門下生の一人であり、複数の技を修め、“刃狼”の有力候補だと考えられていた若者が、【亜流シャンリーク護刃術】(以下【亜流】)の開祖とされています。
彼は修行を続けながら、同時に剣術師範として他国に赴くことがあり、同じザルツ地方の国家であるフェンディル王国を訪れた際、ある日こつ然と姿を消してしまいます。
意図的だったのか、それとも事故だったのかは不明ですが、彼が辿り着いたのはケルディオン大陸であり、その後彼は大陸各地を放浪しながら、剣の腕を研鑽し続けました。
その最中、彼に師事を希望する者が幾人か現れ、今でも各地にその技を受け継いだ者たちが存在します。彼は決して自身を本家だと称することはなく、【亜流】であると語りました。
【亜流】と言えどその技は本家と遜色なく、技を極めた者は“刃狼”を名乗って良いとされています。
流派アイテム
流派装備として〈青刀〉〈赤刀〉が存在しています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈青刀〉 | 10 | 〈ソード〉A | 1,500 +20名誉点 | クセがなく、扱いやすい |
〈赤刀〉 | 13 | 〈ソード〉S | 8,000 +50名誉点 | クセは強いが、無類の威力を誇る |
秘伝
《閃刃》
《瞬閃刃》
- 必要名誉点
- 20
30
- タイプ
- 《斬り返しⅠ》変化型
《斬り返しⅡ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 刃武器
- 使用
- ―
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 威力+5/+10
- 効果
武器を素早く切り返して同じ箇所に攻撃を重ねることで威力を高めます。
宣言を行った攻撃では、威力を「+5」(《瞬閃刃》なら「+10」)します。
《護刃》
《堅護刃》
- 必要名誉点
- 30
50
- タイプ
- 《かばうⅠ》変化型
《かばうⅡ》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 刃武器
- 使用
- なし
- 適用
- 10秒(1ラウンド)持続
- リスク
- なし
- 概要
- 味方を庇った際のダメージを軽減する
- 効果
防御に専念することで、護る対象だけでなく、自身へのダメージも最小限に抑えます。
この秘伝は基礎特技と同じ効果を持ちます。
その効果が発揮されて味方の代わりに攻撃を受ける際、装備している刃武器で命中力判定を行えます。攻撃者の命中力判定に対して達成値で上回った場合、命中力判定に使用した武器の「その威力」点、受ける物理ダメージを軽減します。この軽減値の算出時、クリティカルは発生せず、また一切の追加ダメージは有効ではありません。
達成値で上回れなかった場合、算出ダメージの決定において、威力表参照や打撃点決定を行う2dの出目が「12」であったものとされます。これによりクリティカルが発生した場合、その2廻りめ以降は通常の処理を行います。
命中力判定を行わずに、通常通りかばうことを選んでも構いません。
戦闘特技《ガーディアンⅠ/Ⅱ》を習得していたとしても、ダメージ軽減のための命中力判定を行えるのは1ラウンドに1回だけ(対象も1体だけ)です。どのタイミングでダメージ軽減を狙うかは、宣言者が任意に決定できます。
《堅護刃》では、基礎秘伝同様、宣言時に宣言回数としてカウントされません。
《地這刃・烈 Ⅰ》
《地這刃・烈Ⅱ》
《地這刃・破 Ⅰ》
《地這刃・破Ⅱ》
- 必要名誉点
- 30
50
30
50
- タイプ
- 《乱撃Ⅱ》変化型
《乱撃Ⅱ》変化型
《薙ぎ払いⅠ》変化型
《薙ぎ払いⅡ》変化型
- 前提
- なし
《地這刃・烈》
なし
《地這刃・破》
- 限定条件
- 1H刃武器
2H刃武器
- 使用
- なし
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 近接攻撃を「形状:貫通」で行う、《Ⅰ》の場合はダメージ-2
- 効果
重く鋭い斬撃の剣圧で多数の敵を同時に攻撃します。
宣言を行った攻撃を「射程/形状:1エリア(10m)/貫通」に変更させます。通常の「形状:貫通」の処理と異なり、宣言者が存在するエリア内のキャラクター(同じ座標のキャラクター)を目標として定めることも可能です。同じエリア(座標)のキャラクターを目標として選んだ場合、どちらの方向に攻撃が向かっていくかは、宣言者が決定します。
使用する武器のカテゴリの戦闘特技《武器習熟A/**》を習得していれば、任意のキャラクターを対象から外すことが可能です。
複数に命中した場合、ダメージは個別に決定しますが、《Ⅰ》ではすべて「-2」点されます。
《地這刃・烈》では、1ラウンドに複数の宣言特技の宣言が行えるキャラクターであっても、この特技と基礎特技をあわせて1ラウンドに1回しか宣言できません。