片方の手に装備している武器を、反対の手に持ち替え、攻撃を行います。
　この秘伝は、片手に何も装備・保持していないときのみ宣言できます。《両手利き》を習得している場合は、両手にそれぞれ武器を装備していても宣言できます。
　宣言を行った攻撃では命中力判定に「-2」のペナルティ修正を受けますが、命中した場合、ダメージを「+4」点（《～Ⅱ》では「+10」点）します。
　アイテムや種族特徴などによって、武器を持てる3つ目の手が存在する場合、その手も「片手」としてこの秘伝を宣言することができます。ただし、この秘伝に用いることができるのは、2つの手までです。同時に3つ以上の手で武器を持ち替えたりはできません。
　この秘伝は、1ラウンドに1回しか宣言できません。

　ナイフやククリなどを使う時、その鋭さを増すように振るいます。
　自身の筋力の4分の1（端数切り上げ）以下の必要筋力の武器を使用する時、そのC値を「-1」（元々のフェンサー技能によるものと合わせれば「-2」）します。この効果でクリティカル値が7以下になることはありません。
　この効果が適用されるのは「用法：1H」、「用法：1H投」の武器のみです（「用法：1H両」「用法：1H騎」は不可）。

　手先の器用さを活かして味方に素早く道具を手渡します。
　自身が戦闘用アイテムとして「準備」しているアイテムを1つ、自身と同じエリアにいる味方陣営キャラクターに、補助動作で受け渡すことができるようになります。受け渡されたアイテムは、受け取ったキャラクターの戦闘用アイテムとして「準備」されます。このとき、受け取る側のキャラクターの戦闘用アイテムに空きがなくてはいけません。
　戦闘準備においても受け渡しを行えますが、その場合、戦闘開始時の初期配置において、秘伝使用者と受け渡し対象は同じ位置（エリア、座標）に配置しなければいけません。
　この秘伝を用いたアイテムの受け渡しは、10秒（1ラウンド）に1回だけ行えます。

　虚を突いた機先を制する動きをすることで、対象に姿勢を維持したまま肉薄することが出来ます。
　この秘伝の効果を受けるには、「用法：2H」であったり、必要筋力が5を超えている武器（あるいは〈盾〉）を装備していてはなりません。
　秘伝習得者は、自身が先制判定に成功した場合、最初の手番のみ、戦闘特技《足さばき》を習得したものとして移動を行うことが出来ます。
　この効果を受けた（つまり、《足さばき》を前提とした移動を行った）手番では、装備を変更することはできません。