【イルスファール近衛魔法剣】
(ケルディオン大陸 リアン地方 イルスファール王国)- 入門条件
- 50名誉点+ソーサラーorコンジャラー技能5レベル以上
“冒険者王”“魔法剣使い”“傭兵王”“軍団《輝ける彼方》の長”──当代の英雄たる“建国王”リチャード・イルスファールが使用していた剣技を、軍団の仲間たちへ伝え、そして今はイルスファール近衛騎士団の正式な武技として知られる流派です。
リチャードは魔法剣士としての極みに到達しており、《魔法剣》と呼ばれる技術を編み出したと言われています。魔力を縦横無尽に活用し、彼の剣にのせられた魔法は、あらゆる防御を突き破ると詠われています。彼の活躍は〈ユスの戦い〉だけでなく、ケルディオン各地にその足跡があり、この武技もまた、源流はケルディオンの何処かにあるのではないかと言われています。
ただし、これらの秘伝はあくまでも「彼以外にも使えるようにしたもの」であり、彼自身が振るう《魔法剣》は、これらとは比較にならないものであろう、と考えられています。
流派アイテム
この流派では、王剣のレプリカとされる〈レオニード・スパーク〉〈レオニード・グリッター〉〈レオニード・ブリリアンス〉が用いられます。SSランク装備である〈レオニード・ノヴァ〉も存在しますが、近衛騎士団に配属されないと下賜されないものとして扱われているため、購入することは出来ません。
また、前述の剣とのセット運用を想定した鎧、〈アフターグロウ・キュイラス〉も用いられています。
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
〈レオニード・スパーク〉 | 5 | 〈ソード〉B | 6,000 +30名誉点 | 【イルスファール近衛魔法剣】の秘伝を使用できる |
〈レオニード・グリッター〉 | 5 | 〈ソード〉A | 13,000 +30名誉点 | 【イルスファール近衛魔法剣】の秘伝を使用できる。ダメージ魔法のダメージ+1 |
〈レオニード・ブリリアンス〉 | 5 | 〈ソード〉S | 28,000 +50名誉点 | 【イルスファール近衛魔法剣】の秘伝を使用できる。ダメージ魔法のダメージ+2 |
〈アフターグロウ・キュイラス〉 | 10 | 〈金属鎧〉S | 28,000 +50名誉点 | 【イルスファール近衛魔法剣】の秘伝と親和性がある |
秘伝
これらの秘伝で用いる魔法と魔力は、真語魔法、操霊魔法、深智魔法のものに限られます。
《ドレイン・セイバー》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《魔力撃》変化型
- 前提
- 《魔力撃》
- 限定条件
- 流派アイテムの〈ソード〉
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 生命・精神抵抗力判定-2
- 概要
- ダメージを与えた時、適用ダメージ分(最大「魔力」点)のHPを回復する
- 効果
武器に纏わせた魔力を通じて、相手が散らした生命力を己のものとします。
宣言を行った攻撃で対象にダメージを与えた時、自身のHPを「適用ダメージ」点、回復します。ただし、このときの回復量は最大で「攻撃者の任意の魔力」点までです。
複数の対象を同時する場合、基礎特技と同様に、命中した中から1体選び、その1体に対しての適用ダメージから回復します。
《オーヴァード・ソード》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《魔力撃》変化型
- 前提
- 《マルチアクション》
- 限定条件
- 流派アイテムの〈ソード〉
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 生命・精神抵抗力判定-3
- 概要
- 近接攻撃のダメージを「+魔力+事前に使用した魔法レベル(最大3)」点
- 効果
行使した魔法のマナを剣に固めて、己の魔力と重ねて更にダメージを底上げします。
この秘伝を宣言するには、この手番か直前の手番に、主動作で魔法を行使していなければなりません。
宣言を行った攻撃が命中した場合、ダメージを「+(攻撃者の任意の魔力)+(事前に使用した魔法レベル)」点します。ただし、「事前に使用した魔法レベル」が3を超える場合、それは「3」として扱います。複数回の魔法行使を行っていた場合は、最後に主動作で行使した魔法のレベルが対象となります。
《マジカル・ブレイド》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《魔力撃》変化型
- 前提
- 《マルチアクション》
- 限定条件
- 流派アイテムの〈ソード〉
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- 生命・精神抵抗力判定-3
- 概要
- 流派アイテムの剣に一時保存がされた魔法を、近接攻撃命中時に必中として対象に与える。連続手番に宣言不可
- 効果
剣に封入した魔法を、斬撃によって直接対象に作用させます。
この秘伝を宣言するには、この手番か直前の手番に、主動作で魔法を行使していなければなりません。
宣言を行った攻撃が命中した場合、流派アイテムの〈ソード〉に封入された魔法を「抵抗:必中」として、攻撃対象に与えることができます。このとき、発動できるのは「対象:1体」「効果時間:一瞬」のダメージのみを与える魔法に限ります。
魔法のダメージの算出は、宣言を行った近接攻撃でダメージを与えたその直後に行います。このとき使用する魔力は、魔法の行使時点での値を用います。近接攻撃の適用ダメージが「0」でも、魔法のダメージは発生します。
この秘伝は1ラウンドに1回しか宣言できず、また連続した手番で宣言できません。
《インペリアル・アーツ》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 流派アイテムの〈ソード〉
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能 or バトルダンサー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃または魔法行使
- リスク
- 魔力-2
- 概要
- 近接攻撃と魔法行使を同時に行う。次に行う【イルスファール近衛魔法剣】の他の秘伝のペナルティを「-1」に緩和する。
- 効果
魔法を行使する際、マナを防御にも回すことで、魔力を用いて打撃力を底上げする秘伝のペナルティを軽減します。
この秘伝は、その基礎特技と同様、主動作で近接攻撃と魔法行使を行うときに宣言し、その1回に有効であり、直後の魔法行使または近接攻撃を可能にします。
さらに、この秘伝を宣言した手番か、その次の手番で宣言する、《ドレイン・セイバー》《オーヴァード・ブレイド》《マジカル・ブレイド》いずれか1回の、リスクとして受けるペナルティ修正を「-1」に減じることができます。
リスクとして、あらゆる魔力が「-2」されます。