魔力を一点に集中させ、次の一撃の威力を最大限に増幅させます。
　この秘伝を使用する術者は、使用時に魔法行使が可能な対象を1体指定します。術者が自身の次の主動作でその対象に魔法行使を行い、ダメージのみを与える魔法である場合、本来の2倍のMP（戦闘特技《魔法拡大の達人》を習得している場合は1.5倍）を消費し、「抵抗：必中」として扱い、合算ダメージが2倍になります。ダメージを与えない魔法、ダメージ以外にも効果が付随する魔法、「時間：一瞬」以外の魔法では、この秘伝の効果は現れません。
　秘伝の使用時、魔法行使の実行時とも、誤射を起こすことなく対象に行使できる状況でなければなりません。秘伝の使用時の移動も、「制限移動」に限られます。また、秘伝の使用後、別の主動作を行ってしまうと、この秘伝の効果は失われます（ラウンドをまたぐことは問題ありません）。
　複数の敵を同時に攻撃しうる魔法の効果をこの秘伝の効果と重複させることはできません。それらを使用する場合には、この秘伝の効果は発生しません。

　消費する多量のマナを凝縮し、魔力を瞬間的に上昇させます。
　この秘伝の習得者が主動作での魔法行使でMPを「15」点以上消費するとき、その魔法行使判定において魔力が+1されます。
　この判断は、実際に秘伝の習得者自身のMPがどれだけ消費されるかによって行われます。戦闘特技《MP軽減／＊＊》の効果や、〈魔晶石〉による代替などでMP消費が軽減された結果、自身の消費が「14」点以下となった場合には、効果は現れません。

　魔力を代償に、受ける攻撃の威力を減衰させます。
　この秘伝は主動作を行う前にのみ宣言でき、あわせて「習得者の最も高い魔力」点を上限とした任意の点数を指定します。
　10秒(1ラウンド)の間に、自身が受けるダメージを、任意の1回だけ、この特技を宣言する際に指定した点数だけ軽減します。この効果は「毒」「病気」「呪い」のいずれかの属性を持つダメージは軽減できません。
　リスクとして、10秒(1ラウンド)の間、宣言時に指定した任意の点数だけ、自身のあらゆる魔力が低下します。このリスクで魔力が0未満になることはありません。