容姿・経歴・その他メモ

中肉中背。眼鏡をかけた温和そうな青年であり、荒事は苦手と主張している。銀髪を短く刈った髪型に、紫がかった瞳を持つ。
それなりに人当たりの良い表情を常に持つ人格で、基本的には善行を良しとしつつも融通の効く冒険者である。
デーモンルーラーとしての技能を身に着けており、流されて来た際には積極的にイーヴの神殿へと身を寄せ、己の身の罪深さを恥じ、その力を民草の為に用いる事こそが贖罪であると口にしている。

――表層的には。


その実は自己愛と責任転嫁、自己弁護に塗れた破綻者である。

その原風景はこの大陸に“流されてくる”前に遡り、甘言に乗って魔神との契約を行い、その結果として己の故郷を火の海へと変えた責任に押し潰され、己の罪から完全に目を逸らした事にある。
以後、罪に手を染める事があれば仕方のない事だと己を騙し、そうさせる周囲が悪いのだと責任を周りに押し付ける事でしか生きられない小悪党が誕生した。

ゲートインプはナナシ。
形状は紫色の燐光を放つ小妖精――のようであるが、実態を持たない光体。男性格と思われる。
名前を与えることで自己を確立してしまうことを畏れ、敢えて名前を与えていない。
カインの行動、思考、選択のすべてを肯定し、その背を押す悪しき理解者。

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