特殊能力

●全身

[常]魔動騎士

　本戦闘においては、合算ダメージに定められた係数（これをダメージ倍率と呼びます）を乗算してから適用ダメージを求めます（合算ダメージとは、増加する効果をすべて足し、防護点などを引く直前のダメージのことです）。
　エネミーデータは、「頭部」「上半身」「下半身」の3つの部位を持っています。例外も存在しますが、その場合も下記の「弱点」「通常」「耐性」の部位は必ず存在します。
　各部位がそれぞれ「弱点」「通常」「耐性」状態のいずれかとなり、「弱点」部位へ攻撃すればダメージ倍率は5倍、「通常」部位は3倍、「耐性」部位は1倍となります。「弱点」は、1ラウンド中で受ける最初の攻撃（それが複数回攻撃であった場合はそのすべて）のみに適用され、同じラウンド内ではその後は「通常」部位と同じ倍率になります。いずれの部位が「弱点」となるかは、ラウンドごとに変化します。
　PCが操る機体が受けるダメージ倍率は、基本的に3倍となります。しかし、エネミーは特殊能力で倍率を上昇させて攻撃を行います。

[常]弱点看破／目標値19

　PCたちは、陣営単位で1ラウンドに1回、いずれかのキャラクター2人までが補助動作において「セージ技能レベル＋知力B」を用いて「弱点看破」を行うことが出来ます。
　目標値19のこの判定に成功することで、いずれの部位が現在「弱点」であるのかを見抜きます。
　魔物知識判定において弱点値以上の達成値を出していた場合、この判定に+1のボーナス修正を得ます。

[常]疑似魂気機関：軍勢の戒め

　HPが「500」点減少するごとに、打撃点が+5され、「1000」点減少するごとに命中力判定に+1のボーナス修正を得ます。
　この効果は重複します。

[宣]乱撃Ⅱ

[常]軍隊の足枷

　鎖による攻撃が命中したキャラクターは、10秒（1ラウンド）の間、このキャラクター以外からの攻撃によって回避力判定を行うとき、-1のペナルティ修正を受けます。

●束縛からの解放

　自陣営の戦闘続行可能キャラクターが自分一人となった時、もしくはHPが半分以下となった時、回避力判定に-1のペナルティを受けるとともに、以下のすべての能力を得ます。

[常]2回行動

[常]複数宣言＝2回

[宣]薙ぎ払いⅡ

[宣]ヘリヤ

　1回の近接攻撃におけるすべてのダメージ係数に+1のボーナス修正を得ます。
　この能力を使用すると、自身のHP、MPを「100」点消費し、また回避力判定に-2のボーナス修正を得ます。

[主]ゲイルドリヴル／32／生命抵抗力／特殊

　疑似魂気機関の力を用いて造り出した巨大なエネルギーの槍を投げつけ、「射程／形状：2（50ｍ）／貫通」で対象に「2d+60」点の純エネルギー属性かつ呪い属性の魔法ダメージを与えます。ダメージ倍率は抵抗に成功した場合は「2倍」、失敗した場合は「4倍」となります。
　この能力は連続した手番では使用できず、また1回の手番に1回のみ使用可能です。