“絶海の大狼”アングルシ
- 知能
- 高い
- 知覚
- 五感
- 反応
- 中立
- 言語
- 妖精語、交易共通語(聞き取り)
- 生息地
- -
- 知名度/弱点値
- 16/20
- 弱点
- 炎属性ダメージ+3点
- 先制値
- 19
- 移動速度
- 24/24(水中)
- 生命抵抗力
- 20 (27)
- 精神抵抗力
- 19 (26)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(頭部) | 16 (23) | 2d6+18 | 15 (22) | 12 | 211 | 120 |
爪(前半身) | 17 (24) | 2d6+16 | 14 (21) | 12 | 184 | 50 |
尻尾(後半身) | 17 (24) | 2d6+20 | 14 (21) | 12 | 184 | 50 |
- 部位数
- 3(頭部/前半身/後半身)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
[常]水・氷無効
[常]炎に弱い
[常]焔の再現
[部位:頭部]のHPが「50」点以上減少した時、弱点が「水・氷ダメージ+3点」に変更され、また「[常]水・氷無効」が「[常]炎無効」に、「[常]炎に弱い」が「[常]水・氷に弱い」に変化し、「[主]限定妖精魔法13レベル」が消滅します。
代わりに、発生させるすべての物理ダメージが「焔属性(炎ではありません)」となり、打撃点が+8されます。
[常]凍てつく炎/25/生命抵抗力/半減
この能力は、「[常]焔の再現」が発動する直前に強制的に発動します。
溢れ出る焔を抑えるために周囲を冷気の魔力で満たし、「射程:自身」「対象:全エリア(半径100m)/すべて」に「2d6+40」点の水・氷属性の魔法ダメージを与えます。
ただし、対象となったキャラクターが「何らかの炎属性の効果もしくはそれに準じるとGMが認めた効果」を継続して受けている場合、対象はその効果の解除を宣言することで、ダメージを「2d6+10」にまで減少させることができます(抵抗に成功した場合はさらにそこから半減します)。
[常]姿勢制御
この魔物が受ける命中力、回避力判定に受けるペナルティは、それぞれ「-1」までしか有効となりません。例えば、回避力判定に対する【パラライズ】とAランクの【パラライズミスト】を頭部に付与したとしても、回避力判定へのペナルティは-1のみとなります。
なお、それ以外の判定に対するペナルティなどは通常通りの処理に準じます(行動判定すべてにペナルティを与えた場合は、命中力、回避力判定のみ上記の制限が掛かります)。
●頭部
[常][宣][主]魔法適性
戦闘特技《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《マルチアクション》《魔法拡大すべて》《鷹の目》《ワードブレイク》を習得しています。
[主]限定妖精魔法13レベル/魔力16(23)
13ランクまでの水・氷属性の妖精魔法を使用することが可能です。
[補]氷柱召喚
自身と同じエリア内に、力を増幅させる氷の柱を召喚します。この氷柱はHPが「50」、防護点が「10」点の構造物として扱い、クリティカルに制限はなく、また「[常]炎に弱い」の能力を持ちます。加えて、このキャラクターの弱点を突破している場合は、「弱点:炎属性ダメージ+3点」も有効となります。
この氷柱が存在する限り、1本につき[部位:前半身、後半身]の命中力が+1、打撃点が+4されます。
この能力は、1回の手番に1回のみ使用可能で、「[常]焔の再現」の発動後は使用できません。
[主]アヴァランチ・ヴィジョン/23/精神抵抗力/半減
条件に関係なく、妖精魔法【アヴァランチ】を行使することが可能です。ただし、この時威力は「50」に低下します。
この能力は連続した手番で使用することは出来ず、また「[常]焔の再現」の発動後は使用できません。
[常]攻撃障害=+2・なし
[部位:頭部]は近接攻撃に対する回避力判定に+2のボーナス修正を得ます。
この能力は、[部位:前半身、後半身]のいずれかのHPが0以下になると失われます。
●頭部(焔の再現発動後)
以下の能力はすべて「[常]焔の再現」の発動後のみ使用可能となります。
[常]荒れ狂う焔/23/生命抵抗力/消滅
[部位:頭部]に近接攻撃を試みた対象は、手番の終了時に生命抵抗力判定を行い、失敗すると「10」点の焔属性魔法ダメージを受けます。
[常]2回行動
[主]フォールン・エンバー/23+n/生命抵抗力/半減
ヘミ・イグニスの焔を再燃させ、周囲を焼き尽くし、「射程:自身」「対象:1エリア(6m)/20」で「2d+10」点の焔属性魔法ダメージを与えます。
この能力は、1回の手番に1回のみ使用可能で、次の手番に使用する時は達成値が+2され、ダメージが+15されます(重複します)。
●前半身
[常]連続攻撃Ⅰ
[宣]氷爪の一撃
この能力を宣言した攻撃は「水・氷属性」となり、また対象の防護点を半減(端数切り上げ)して適用ダメージを算出します。
●後半身
[宣]テイルスイープ
[宣]全力攻撃Ⅱ
解説
アングルシ妃国を永きに渡って守り続けて来た守護妖精です。
過去、〈ヘミ・イグニス〉と呼ばれる魔剣の影響から国を守るために召喚されましたが、その際の傷などが原因で元の世界に還ることが出来なくなりました。
魔女アルギュロスたちの策略により身体の内に燻る焔の力を奪われた結果、彼の手には自由が戻りましたが、彼はアングルシ妃国の民たち、そして巫女の行く末を見届けるため、冒険者たちとの同行を選択しました。
今は〈ヘミ・イグニス〉の焔の力はほぼ失われていますが、“観測者”による試練に際し、一時的に幻としてその力を再現し、冒険者たちの前に試練として立ちはだかります。
元は妖精たちの世界において絶海の氷の孤島に住んでいたとも言われ、“絶海の大狼”という呼称で呼ばれていたようですが、永い間内陸であるアングルシを守り続けていた結果、現代ではそれとは対照的な意味を持つ“絶海を臨む大狼”との呼び名で呼ばれることも多いようです。