“千代の滞留”ブルー・エイジ【ミレニアム・ロックゴーレム】
- 知能
- 命令を聞く
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 命令による
- 言語
- なし
- 生息地
- 蛇頭海
- 知名度/弱点値
- 19/25
- 弱点
- 純エネルギー属性+3点
- 先制値
- 15
- 移動速度
- ごくわずか
- 生命抵抗力
- 24 (31)
- 精神抵抗力
- 21 (28)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
なし(核) | ― | ― | 16 (23) | 0 | 200 | - |
腕(腕) | 20 (27) | 2d+25 | 17 (24) | 15 | 186 | - |
腕(腕) | 20 (27) | 2d+25 | 17 (24) | 15 | 186 | - |
腕(腕) | 20 (27) | 2d+25 | 17 (24) | 15 | 186 | - |
腕(腕) | 20 (27) | 2d+25 | 17 (24) | 15 | 186 | - |
石礫(土台) | 21 (28) | 2d+20 | 16 (23) | 18 | 201 | - |
石礫(土台) | 21 (28) | 2d+20 | 16 (23) | 18 | 201 | - |
- 部位数
- 7(核/腕×4/土台×2)
- コア部位
- 核
特殊能力
●全身
[常]名を冠する者
この魔物にはすでに15個分の〈剣のかけら〉の補正が適用されています。
[常]一部正体露見
コンジャラー技能を有するキャラクターは、技能レベル÷4(端数切り上げ)点だけ、この魔物に対する魔物知識判定にボーナス修正を得ます。
[常]岩の身体
刃武器からクリティカルを受けません。
[常]海蝕
水・氷属性の攻撃によってダメージを受けると、その攻撃を含め、10秒(1ラウンド)の間、「[常]岩の身体」を失います。
[常]水・氷に弱い
水・氷属性の攻撃によってダメージを受ける時、余分に「3」点のダメージを受けます。
●核
[常]完全防護
[部位:核]は他のいずれかの部位のうち、4つ以上のHPが0以下となるまで、あらゆる攻撃や効果を受けません。
[主]熱噴射/25/生命抵抗力/半減
体内から高温の熱気を噴出し、「射程:自身」「対象:全エリア(半径30m)/20」に「2d+23」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。
●腕
[常]小回りが利かない
すべての[部位:腕、土台]は同じ手番において、同一の対象に3回以上近接攻撃や「[主]岩石砲」による攻撃を仕掛けることができません。
[宣]狙い打つ
命中力判定に+2、打撃点に-4をして近接攻撃を行います。
[主]大回転/必中
同じ乱戦エリア内に存在する対象すべてに「(残っている[部位:腕]の数×2)d+10」点の物理ダメージを与えます。
この能力を使用すると、すべての[部位:腕]の主動作が終了します。
●土台
[常]小回りが利かない
すべての[部位:腕、土台]は同じ手番において、同一の対象に3回以上近接攻撃や「[主]岩石砲」による攻撃を仕掛けることができません。
[主]岩石砲/26/生命抵抗力/半減
身体を支える土台部分に開いた穴から岩石を発射し、「射程/形状:2(50m)/射撃」で「対象:1体」に「2d+15」点の土属性の魔法ダメージを与えます。
戦利品
- 自動
- 魔力の凝縮されたゴーレムコア(8,800G/金白S)
- 2~7
- ミスリル(2,600G/金S)
- 8~12
- 千年の魔力を帯びた石(4,000G/金S)
- 13~
- ミスリル(2,600G/金S)×2
解説
魔法文明時代に存在したとある国家の魔術師によって作られたロックゴーレム(『ML』225頁)です。
ある戦の際に海に打ち捨てられてしまい、海底で数千年の時を過ごす最中、周辺の岩石や鉱物、堆積物の吸収と結合、潮流による海蝕によって巨大化と縮小を繰り返した成れの果てです。
気が遠くなる程の長い時は、ただのロックゴーレムを山と見紛う程の巨体へと変化させ、通常のゴーレムとは比べ物にならない程の変化を遂げています。
このゴーレム自体はくすんだ岩石の色ですが、張り付いた海中の植物やところどころに溜まった海水が光を反射し、海の如き青色に見える時があります。
今もなお国家を守るという命令は消えておらず、もはやこの世に存在しないそれを守るために近付く者を攻撃します。
この魔物を討伐すると“大海を取り戻せし者(50点)”の称号を得ます。
GM向け運用指針
この魔物単体で運用します。蛇頭海に島や山のように存在しているため、船で近付いて乗り付け、核を破壊するために表層を削り取っていく、というイメージになるでしょう。
耐久力がそれなりに高い魔物のため、範囲攻撃が出来る魔法使い(特にソーサラーや妖精使い)や、範囲攻撃持ちの前衛にコンジャラーやマギテックの組み合わせなどのPCがいることが望ましいです。
魔物の行動としては、具体的な指示が下されるわけではないため、必ずしも最適な行動を取る魔物ではありません。また、最適な行動を取り続けた場合、PCはあっさりと倒れる危険性があります。
核は基本的に「[主]熱噴射」を連発するため、そのダメージを前提として他の行動を調整していってください。
ちなみに、こんなサイズの魔物が討伐後に海に勢いよく沈んだら近くにいるPCは到底無事では済まないため、核のHPが0になった場合、構成する素材が核の中に収められる、あるいは停止してただの小山と化すなど、周辺に影響が少ない展開にするのが望ましいでしょう(また、識者のPCにはあらかじめそれに気付くように仕向けておくとなおよいと思います)。