容姿・経歴・その他メモ

190cmの長身に、黒髪のポニーテール褐色、筋肉質の大柄な女性。

どことなく威圧感はあり、怖そうに見えるが、人当りは良く、年下でも敬称で呼ぶ。
女性とは思えぬ体躯だが本人は気にする様子はなく、寧ろ誇りにすら思っている。
意外と乙女チック。

基本的に口下手で口数も少ない。小心者気質だが、これと決めた芯は絶対に曲げない。

昔は、自分の身体が嫌いだった。
皆より大きいというだけで、人じゃないみたいな扱いだった。
こんなに身体は大きいにのに、世界は窮屈に感じた。

ある日、村に蛮族が襲ってきて。皆逃げて。
けど、足の弱いお母さんは逃げきれなくて。
私は、お母さんを抱いて、必死に耐えた。痛い事よりも、お母さんを見捨てて逃げる事の方が怖かったのだ。
…結局蛮族は、通りかかった冒険者達が退治してくれたけど。
その時の、金髪の無精髭を生やしたおじさんは、こういったのだ。

『おォ。大きいなお嬢さん！そのおっきな身体でお母さんを守ってあげたんだな。…怖かったろうに、よく頑張ったな』

…初めて、私は。自分の大きな身体を誉められて。
自分でも誰かの役に立てると知って。
誰かに認めて貰えると知って。

だったら、それしか能がなくても。
私は、誰かの盾になりたいと、思った。

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