其の者、白き騎士、今は遥か遠き地より来る、新たなる同盟者の住処となる"蛮都"カストレの解放者
輝く白き鎧に白き剣、少女のあどけなさを持つ顔を凛々しく黄金色の髪を靡かせる
その藤色の瞳は騎士としての矜持で輝き、弱気を助け、邪悪を砕く
其の者、黒き騎士、遥か南、蛮族犇めく場所より来る、獅子の姫
夜色の鎧に、戦士の風貌を形にしたような雄々しさを纏い、新雪の輝きを髪に降ろす
その猛々しき赤い瞳は敵を求め、強きを砕く、剣閃は多くを切り、己が為に敵を討ち、それが結果多くの人々を救う
イルスファールが誇る｜一揃いの剣と盾《ワンセット》、その勲は多くあり、少女達は多くを救った
其を手にするものは誰ぞ――

夜色の髪に、紫水晶の瞳。夜の街の道標
細木のようなしなやかな腕、シーンもかくやと包み込む、慈愛に満ちた微笑み
目を引くような美貌持つ、黒い揚羽を思わせる、月の乙女が此処にあり
シーンの加護もつ彼女には、唯一無二の翼あり
同じ色の黒髪に、星を浮かべるその瞳
鴉の名をもつ魔剣が一振り、剣技と魔術を操れば、彼の隣に立つものはなし
数々の名を挙げ、謳われる、彼の戻る場所は唯一
彼の止まり木たるその淑女、月の乙女が挿話にて、
比翼の翼の鳥と蝶、暗夜を照らすは月の笑み
導かれるその先は、光り輝く星々が、作る光が止まり木となる

暗夜を思わせる黒髪に益荒男が己の勇を恥じらう雄々しき角、言の葉の雄々しさとは裏腹に愛らしさを備えた金色の瞳、
乙女の顔を持ちながら、花よりも武功を求める女丈夫。愛騎と桜の愛槍にて千の敵を討ち果たす。その名を"｜夜叉姫《やしゃひめ》"と謳われる。
黄金の塊を溶かし込み、陽の光で照らしたような髪色、可憐な｜顔《かんばせ》に浮かぶのは、弱きものを守る情熱に満ちた炉を思わせる赤眼。
白い鎧を身に纏い、鋼を思わせる柔肌が、柔弱な刃を折り砕く、人の姿をした要塞、その名は“｜堅楼《インヴァラネラブル》”と謳われる。
麦を焼いた髪色を靡かせ、栗色の瞳を爛々と、三つの刃を操って、その剣筋は岩を斬り、"鋼"を断つ、白き衣を身に纏い、赤きしずくの染み1つ、
彼女につけられるものはなし、剣を咥えしそのものは、己が刃で人を活かす。剣を愛したその獣"｜剣狼《サーブルプス》"と謳われる。
"星の標"で同時期に、認可を受けた"三魔剣"。それぞれ魂に穢れを負えど、その旅路は終わらない。
千を守り、万を絶ち、数多の星を救わんと、煌々と輝く英傑が、今日も星座を作るのだ。

亜麻色の髪にヘイゼルの瞳、柔らかな｜顔《かんばせ》に慈愛の眼差し、
竜の加護持つ甲冑に、輝く剣を携えて、流れし者を導く光たらんとするのは、遠く《帰剣領》が城主の娘。
朗々とした声音は千に響き、万を従え、甘き囁きは、竜すら虜にし、種の垣根を超えて魅了する。
其の者常に先頭に絶ち、益荒男すらも恥じらう勇猛さを自ら示さん。その名を"｜光輝の剣《ルーセントソード》"と伝え聞く。
彼女の差し伸べる手は垣根を超えて、境界線の上に立つ。両手は線堺の上で差し伸べるからあるのだと、彼女自身が示している。
彼女自身が隔てなき光となりて、今日も人々を導かん。