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SCP-KE-0005387 絵本シリーズ「カナエ」 - 星の標
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SCP-KE-0005387 絵本シリーズ「カナエ」

分類:魔法生物
知能
命令を聞く
知覚
魔法
反応
命令による
言語
魔法文明語
生息地
遺跡
知名度/弱点値
16/19
弱点
物理ダメージ+2点
先制値
14
移動速度
/10(浮遊)
生命抵抗力
10 (17)
精神抵抗力
11 (18)
攻撃方法(部位) 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP
なし(絵本1巻) 10 (17) 5 75 35
なし(絵本2巻) 10 (17) 5 75 35
なし(絵本3巻) 10 (17) 5 75 35
体当たり(本棚) 11 (18) 2d+12 9 (16) 8 84 17
部位数
41巻2巻3巻本棚
コア部位
絵本(すべて)

特殊能力

●絵本

[主]"カナエ"の意識共有/10(17)/精神抵抗力/消滅

 閲読した相手と、絵本に登場する"カナエ"とが強制的に意識を共有します。
「射程:接触」で「対象:1体」で意識を共有します。対象となったキャラクターは、「年齢10の桁-1」(最低0)のボーナス修正を精神抵抗力判定時に得ます。共有した対象には、以下の効果が適用されます:


①自分の名前が"カナエ"であると誤認します。名前以外の、性格や振る舞いなどには変化はありません。
②習得していない場合でも、魔法文明語でしか会話ができなくなります。(習得していない場合でも会話、読文が可能になります)
③いっさいの移動と動作(主動作、補助動作)を行えなくなります。


 一度共有した後は、対象は自身の手番の開始時に正気に戻れるか判定できます。その場合、この能力と精神抵抗力判定との達成値の比べあいを行い(正気に戻りたい側が受動側です)、達成値で上回る事ができれば意識共有状態を解除できます(そのまま手番を実行可能です)。ただし、失敗した場合、対象は「2d+5」点の呪い属性の魔法ダメージを受けますが、次の達成値の比べ合いに「+2」のボーナスを得られます。このボーナスは、成功するまで重複します。
 この効果は、意識共有中の[部位:絵本]のHPが0以下になるか、共有している対象が死亡するかしたら、自動的に解除されます。
 この能力で他のキャラクターと意識を共有している[部位:絵本]は、この能力を使用できません。
 この能力は、原則として複数部位のキャラクターを対象とすることはできません。
 また、この効果は精神効果属性かつ呪い属性です。

[主]"カナエ"の意志強行

 この能力は「[主]"カナエ"の意識共有」によって、他のキャラクターと意識を共有している場合にのみ使用できます。
意識を共有されているキャラクターは"カナエ"として、以下のように行動します:


①魔物が指定した別のキャラクターに対して、訳もなく強い憎しみを抱きます。
②GMが任意に行動を指定し、その通りに行動します。


 1回の手番に「[主]"カナエ"の意志強行」を行える[部位:絵本]は1つだけです。1つの[部位:絵本]がこれを行ったら、他の[部位:絵本]は行う事ができません。

●本棚

攻撃障害=+4・なし
 大きさが攻撃を妨げます。
 すべての[部位:絵本]は、近接攻撃に対する回避力判定に+4のボーナス修正を得ます。
 [部位:本棚]のHPが0以下となった場合、この効果は失われます。

戦利品

2~10
破られたページ(330G/黒白A)
11~
綺麗な表紙(1,220G/黒白S)

解説

 魔法文明時代の魔術師が作成したとされる絵本の魔法生物です。
子供が読むと重篤な精神疾患を発症することがあります。作者は記載がない為不明です。シリーズ4作目は未発見です。何故このような魔物が作成されたのか経緯も全て不明です。
ルシェンカの大穴から発掘され、キルヒアを騙る宗教団体から寄贈の形で頒布されました。
閲読した子供は、
①自分を"カナエ"であると誤認する。
②母親に憎しみを抱く。
③習得していないはずの魔法文明語で会話するようになる。
等の症状が確認されています。

絵本の内容は至って普通の内容です。
登場人物は"カナエ"と母親のみ。"カナエ"が母親と共に、日常生活を送る上で当たり前のマナーや常識を学んでいくというものになっています。

製作者:Tango

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