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【ジーラッハ隠形術】 【2025-09-04 03:35】 - 星の標

【ジーラッハ隠形術】

(ケルディオン大陸 リアン地方)
入門条件
50名誉点

 かつて、リアンの地方の闇に潜むと伝えられる、ジーラッハと呼ばれる暗殺集団がいました。
 リアン帝国の暗部であったとも噂され、正確には『ジーラッハ』とはその集団の総称であると同時に、当代でもっともすぐれた暗殺者に与えられる称号でもあったと伝えられます。
 しかし時は流れ、《大破局》によってリアン帝国が崩壊してからはその在り様を変えます。同じ人族同士で足を引きあうのではなく、もっと大局的に動くべきという判断をした当時の長の判断により、陰に潜む暗殺集団から冒険者たちへと、彼らの鍛えて来た“技”を継承し、再び人の世を取り戻すための要素となることを選んだのです。人を殺す為の技を、人を活かす為の技術として。

【ジーラッハ隠形術】は、現在ではリアン地方の各所にあるフェンサー道場などとして活動をしていることもあります。そういった道場で入門をすることで、その技術の一端を学ぶことが可能です。
 加入した際には、まず基本的に《両手利き》の習得訓練から始まり、《手遊び》を学ぶことを第一の目標とされます。
 それを熟した後、左右の手を意識せず別個の生き物のように扱えるようになれば本格的に彼らの技を学んでいくこととなります。

流派アイテム

 流派アイテムは、存在しません。
 正確には、伝えられている武具などは存在しているそうなのですが、その多くが“殺し”の為の道具であり、現在の世に出すべきではないと封じられているのです。

秘伝

《手遊び》

必要名誉点
20
タイプ
独自宣言型
前提
《両手利き》
限定条件
なし
使用
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
なし
概要
《双撃》を習得する
効果

 礎となる技術、その雛形です。
 秘伝使用者は、以降10秒(1ラウンド)の間、《双撃》の戦闘特技を習得しているものとします。

《拍外し》

必要名誉点
20
タイプ
常時型
前提
《双撃》
限定条件
1H武器×2
使用
適用
《双撃》を用いた2回目の武器攻撃
リスク
概要
《双撃》で別の対象を攻撃する時、相手の回避力-2
効果

 自身を攻撃対象でないと油断している相手の隙を突くことで、効果的に対象を捉えます。
《両手利き》による武器攻撃のうち、《双撃》によって2回目の攻撃を別の対象に行う際、その攻撃に対する、対象の回避力判定に「-2」のペナルティを与えます。
 この秘伝の効果は、同一の対象(部位)に対しては、1回の戦闘中に1度しか発揮されません。

《息併せ》

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《双撃》
限定条件
1H武器×2
使用
適用
《双撃》を用いた2回の武器攻撃
リスク
なし
概要
2回の命中力判定の出目を入れ替える
効果

 相手が避けたはずと思った攻撃を命中させます。
《両手利き》により武器攻撃をする際に宣言します。
 宣言を行った攻撃では、先んじて、両手でそれぞれ攻撃する別々の対象を選び、命中力判定を行います。そして、その達成値を確認してから、判定で振った2dの出目を入れ替えることができます。ダメージの算出は、その後、それぞれ行います。

かさね

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《双撃》
限定条件
1H近接攻撃武器×2
使用
適用
1回の近接攻撃
リスク
回避力判定-1
概要
両手の武器の威力を合算する
効果

 2本の武器を重ねて当て、威力を倍増させます。
 この秘伝は、《両手利き》で2回の攻撃を行う場合には宣言できず、また、複数を同時に攻撃する場合にも宣言できません。
 宣言を行った場合、両手のそれぞれの武器を「主たる武器」「従たる武器」として選択し、以下の通りにデータを参照して1回の攻撃を行います。

命中力 主・従のどちらか低い方
威力 主・従の両方を合算(例:威力20+威力10=威力30)
クリティカル値 主・従のどちらか高い方
《武器習熟》 主・従のどちらか効果が高く得られる方
追加ダメージ 主たる武器
刃/打 主たる武器
属性 主たる武器

 この攻撃は1回しか行わないものの、《両手利き》を用いたものとして扱い、それによるペナルティ修正を受けます(《二刀流》があれば、ペナルティ修正はなくなります)。
 武器の効果で、攻撃に伴って発揮されるもの(たとえば、命中した時やダメージを与えた時などを条件とするもの)は、この1回の攻撃で、両方の武器による攻撃が命中しダメージを与え(あるいは回避され)たものとして扱い、その効果の発揮・不発揮を判断してください(ただし、同名のアイテムの効果は累積しません)。

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